2007/08/31 - 2007/08/31
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enyasuさん
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8月31日は長白朝鮮族自治県に向けて出発です。
通化からは12:30発長白行きの長距離バス(所要6時間半)があるのですが、到着が夜になってしまうのとバスでの移動が疲れることを考え、列車でできるだけ長白近くまで行くことにしました。
写真は長白の対岸、北朝鮮恵山。子供達が元気に遊んでいました。
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通化→臨江 07:55発→11:35着予定
6349列車、所要時間3時間40分、自由席9元、122kmの移動です。
ちなみに同時間帯のバスを紹介すると、07:35発があり、所用時間3時間、指定席21元、137kmの移動になります。 -
空席の多い列車内、ゆったりゆっくりと列車の旅を楽しむことができました。
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11:30 臨江駅到着
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駅前にはオンボロの長白行きのバスが停車していました。
しかし、バスターミナルに行けばもう少しまともなバスがあるはずだと思い込み(←後で後悔することに!!)、 -
写真の乗り物に乗り、市内へと向かいました。
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鴨緑江の向こうは北朝鮮。
ゆっくり見学したかったのですが、まずはバスのチケットを確保しなければ困ってしまうと、半分焦る気持ちでバイク三輪車に乗っていました。 -
11:45 臨江口岸バスターミナル着
すぐにバスの発着時刻表を確認。しかし・・・
“え〜、これは困ったぞ!長白に行けないよ〜”
なんと長白行きは早朝の1便しかなかったのでした。
チケット売り場の服務員さんは明日にしたらいいのではないか言ってきたのですが、私はなんとかして今日中に行きたいと主張。すると、服務員さんはそれなら“八道溝”に行けばそこからバスが出てますよ!とアドバイスしてくれました。
その後、バスターミナルの外に出て、すぐ前に停まっていたタクシーの運転手さん八道溝というところにはどういったらいいのかと聞いてみました。
するとたまたますぐそばにいた男性が、私は臨江と八道溝の間を行き来しているタクシー運転手ですと話しかけてきました。話を聞いてみると八道溝までは1時間ほどで100元、そこから+25元で長白まで行けるとのこと。
私は運転手さんの人柄を見て信じ乗用車に乗車しました。 -
乗車中運転手さんは鴨緑江沿いの観光地について紹介してくれました。
この写真の案内標識上部にある“十五道溝 望天鵝風景区”が特に有名な観光地だと話していました。
この時はただ単にへえ〜そんなところがあるんだなあとしか思ってなかったのですが、翌日・・・ -
その他、運転手さんから、臨江から八道溝までは約100km、八道溝から長白までは約150kmと言う話を聞きました。道は写真のようにすべて舗装されているとのこと。今年の4月開通したとか。
ということは臨江から長白までは右手に北朝鮮を見ながら鴨緑江沿いを約250km移動する事になります。
八道溝に行くまでの間に川で遊んだり、洗濯をしたりする北朝鮮の人を多数見かけました。 -
途中北朝鮮の線路を走る列車を確認
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運転手さんは親切な方で、ポイントポイントで停まりながら撮影の時間をつくってくれました。
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中国の人もあの列車に乗れれば楽だろうなあ
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しばらく列車と併走しながら
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国境って不思議だなあ
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早く自由に行き来できればいいのになあなどと思ったりしました。
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北朝鮮の駅
あまりゆっくり走っていると長白への乗り継ぎがうまくいかなくなるので、列車と併走するのはやめ目的地までスピードをあげました。
※臨江から行かれる方は八道溝まで乗用車1台100元が相場だと覚えていれば交渉もしやすく便利でしょう。 -
13:00過ぎ八道溝に到着
本当に小さな町といった感じでした。運転手さんに125元払うと、 -
その中から25元を写真のミニバスの若い運転手に渡しながら、
“もう彼には払わないで下さいね。道中御無事を!”
本当に親切な運転手さんでした。
電話番号 13894033670(中国語のみ可)
私が乗ったミニバスはお客さんが少なかったので結局13:30の出発になったのですが、このバス以外にも同じような形の長白行きのミニバスが数台停車していました。長白に行くなら八道溝が便利なようです。
出発までの間、朝食兼昼食にバナナとお水を買いました。 -
八道溝を出発すると各地でお客さんを乗せながらミニバスは鴨緑江沿いを進みます。
八道溝、九道溝、十〜、十一〜、十二〜(←長白の小江南と言われ、人もよく町も裕福な村)、十三〜・・・十八道溝と十九道溝の間が目的地の長白です。
写真は日本人が建てた橋で長白まで残り20分ほどのところです。橋右下に北朝鮮の人が水浴び、洗濯をしているのが確認できます。←こうした光景は長白朝鮮族自治県では当たり前のことのようです。長白に到着する頃には私もあまり気に留めなくなっていました。 -
16時頃、長白のバスターミナル着
八道溝からの道は完全に舗装されており、とても快適でした。 -
到着後はさっそく次の目的地までの切符を購入することにしました。
ターミナル内のこの時刻表確認時は8月31日(金)夕方です。
■まず絶対避けたかったのは、
9月2日(日)
長白 → 延吉 07:30発 山道10時間
かなり疲れると聞いていたので体力に自身がなく・・・
■そこで考えたのは
9月1日(土)
長白 → 撫松 15:50発 約3時間半
翌日長白を観光した後、午後出発、撫松で1泊という考えでした。しかしこのバスは長春行きのバスで、途中駅までの切符は売ってくれませんでした。
■しかたなく下記切符を購入
9月1日(土)
長白 → 松江河 13:30発 約3時間
松江河は2008年開通予定の長白山空港の建設地。到着後は乗り換えで延吉へ行く計画でした。 -
このあと延吉で知り合った長白出身の友人K君に電話してみたのですが、ちょうど長白滞在中ということで17時半頃から市内を案内してもらえることになりました。ラッキー!
1時間ほど時間があったので、それまではまず一人で鴨緑江沿いを見学することにしました。 -
長白の市内案内図
バスターミナルから鴨緑江まではすぐ目と鼻の先のようです。 -
上流から下流(写真右方向)へ向かって歩きます。
この地点から国境橋までは徒歩で30分ほど。中間地点まで歩くことにしました。 -
北朝鮮恵山の街並み
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建物や
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人の姿がよく確認できました。
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長白では川で洗濯しているを人を本当によく見かけました。
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ふと、今は夏だけど、この場所冬はどうなるんだろう?間違いなく川は凍るはずです。そうなると・・・
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冬の長白にも来て見たくなりました。
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記念碑らしきものが見えました。
偉大なる首領 金日成同士
永遠に我々と一緒におられます
その後ろには
偉大なる首領金日成同士の遺訓を徹底的に貫徹しよう! -
さらに下流へ
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車や人の動きもよく見えます。
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自転車二人乗りしている人達は自宅に帰るのでしょうか?
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気になる案内板
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隧道を見たあとはK君との待ち合わせ時間が近づいてきたので集合場所に戻りました。
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K君と合流後はまた先ほどの隧道辺りに戻り散策。
しかしこの後、大変な事態発生!?
この場所はバスターミナル付近の鴨緑江と国境橋までのほぼ中間地点なのですが、対岸に北朝鮮の○人の待機所があり、写真を撮っていると“撮るな!”と身振り手振りで我々を追い払おうとしてきたのでした。
写真はやめて向こうを見ていると、今度は朝鮮語で“あっちに行け!”という怒鳴り声。
それに反応したK君は朝鮮語で“何でだ〜”
しばらくこうしたやり取り(会話?)をしていると、軍○さんは睨みながら銃口をこちらに向け撃つ体制に・・・真似、本気?
友人の話では街中にお隣の人もかなりいて、前日はそのお隣の国の人が河を渡り○国の人が◇われたそうです。“○品を奪う目的のこうした行為よくあるんですよ。最近は・・・”
そんな話を聞きながら、さすがに何かあっては一大事、だんだん暗くなってきたこともあり、身を屈めながらこの場所を去ることにしました。 -
次に向かった先は市内を見下ろす高台にある塔。タクシーで向かいました。
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丘の上には15分ほどで到着。
写真は塔ではありません。革命烈士紀年碑です。 -
そこから数分歩いた所に
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霊光塔という古い塔があります。
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霊光塔は唐代渤海時代(698年〜926年)に建築されました。海抜896mに位置し、塔の高さは約13m、5層からなっています。
この塔は西安興安寺の唐代玄奘塔に似ており、渤海時代の文化と建築を研究をする上で歴史的貴重な建築物です。 -
塔の近くからは長白やその対岸恵山を望むことが出来ます。
写真は市内鴨緑江下流方向です。 -
更に下流
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上流側から下流に向かって撮影 1
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2
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3
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昼間であればもっときれいな景色が見えることでしょう。
右方向税関のある国境橋の対岸、何か塔のある辺りが光っていますが、 -
普天堡戦闘勝利記念塔といいます。
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18:24の写真
空がだんだんと暗くなっていきました。 -
下に下ろうとする時、K君は10年前の記憶をたよりに、確か600段の階段があるのでそこを歩こうということになりました。
その道を歩いてみると、階段がすべて割れており、10cmほどの足の踏み場を確保しながら、恐る恐る下に下っていかなければならない道でした。下手すると石が落石し怪我をするような・・・
あとで地元の人から聞いた話では、すでに通行禁止になった道だったようです。
K君危なかった〜、怖かった〜!下り終えた時にはenyasuの脚はがくがく震えていました。
私は実をいうと階段以上に、K君が言った下記言葉の方が怖かったです。
“夜になるとこの辺りにも、お隣の国の人が潜んでいて襲われる可能性が・・・”
冗談のような話ですが、やはりここは国と国が接する国境の町のようです。 -
下山後は市内で有名な焼肉屋さんで食事
洪哥焼烤店
延吉市内とは少し違った焼肉屋さんということでした。それでは中へ -
炭火についた火、ものすごい火力でした。
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鉄板で炭を均等にします。
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焼きます。ジューシーなお肉、うまい!
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お肉は野菜に包んで食べました。
K君は地元の人が飲む泉陽ビール、私はコカコーラ -
長白ではよく食べるというこのザーサイのような漬け物はおいしかったです。おかわりしてしまいました。
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主食はワンタンのような刀削麺
ご馳走様でした! -
食後はK君が高校生の頃通っていたデザート屋さんでアイスクリーム
ここで翌日の話をしたのですが、延吉方面には戻らず、望天鵝という有名な観光地に行くことに決めました。 -
このあとホテルを探すのに苦労したのですが、写真の現在長白で一番いい高級ホテル(写真)・・・ではなく、その向かい側にある120元のホテルに泊まりました。
K君案内ありがとうございました。明日も宜しくお願いします。
夏の小旅行 6 長白朝鮮族自治県 望天鵝風景区に続きます。
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