夏の小旅行　３　通化市と集安市　高句麗遺跡

2007/08/30 - 2007/08/30

８月３０日（木）は集安の高句麗遺跡を見学しました。
写真は高句麗中晩期の王陵・将軍墳です。

集安、桓仁の高句麗遺跡について情報

株式会社アジアトラベル
http://asiatravel.jp/

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス レンタカー タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

通化駅に到着したのは早朝６：１０

すぐに翌日の切符（通化→臨江）を購入し、その後、集安まで行くバスを探しました。

見当たらないので、近くにいたタクシーの運転手に聞くと、バスターミナルはすぐそこにあるけど、３００元で集安の案内をしようか？昨日も韓国人が僕の車に乗ったよ！

少し高いのでお断りしました。

駅から徒歩数分のバスターミナル

通化からの長距離バスのルート

拡大して旅の参考にしてください。

通化→延吉　５５３ｋｍ
　　→長白　３６２ｋｍ
　　
そして次の目的地、集安までの距離を見ると１１６ｋｍでした。

時刻表

７：００発、集安行きのバスに乗ろうとチケット売り場に行ったのですがすでに完売。しかたなく８：４０発のチケットを買いました。所要時間２時間３０分のようです。

約２時間待たなければいけなくなりました。その間駅周辺をぶらぶら散歩。

ちなみに延吉行きは早朝７：１０発（所要１０時間）１便のみ　５２２ｋｍ

北京は所要１３時間で延吉と所要３時間の違いなのですが、１０６２ｋｍの距離。

延吉まで行くのに高速道路もなく、如何に山道が多いのかわかります。１０時間のバスの旅はきつそうだなあ〜

そういえば日本人会参加の為に通化から来られていたＫさん、いつも苦労されていたことを思い出しました。そのＫさんももう延吉に引越しされたので、もう長距離バスに乗ることはないでしょう。

通化　８：４０出発

舗装された山道もあり、バスに酔い途中下車した女の子の家族がいたりしながらも無事に１１時前に集安に到着。

到着後はすぐに１６：００発帰りのバスのチケットを購入し、その後、バスを降りてすぐに声をかけてきた運転手さんに市内を案内してもらうことにしました。
１台６０元〜７０元のようです。

時間がたっぷりある人は市内を走るマイクロ路線バスに乗れば半額ですむかもしれません。

タクシーの運転手さんはだいたい写真のような市内地図を片手に回るところを指差しながらお客さんを勧誘します。

まわり方

バスターミナル（左端）から上へ
■国内城
乗車観光だったので（あっという間に通り過ぎました）この旅行記に写真はありません。

■丸都山城　山城下貴族墓地
入場はしませんでしたが、写真一部あり。

続いて左上から右方向に移動
■禹山貴族墓地
入場観光

■好太王碑　太王陵
入場観光

■将軍墳
入場観光

以上のコース＋国境視察をしてまわりました。

入場料はどこも３０元です。

ということでまずは
■丸都山城　山城下貴族墓地

自然の中に墓が点在しています。

当日はこのあとたくさんの古墳を見学しました。

市内へと戻ります。

■禹山貴族墓地
入場しました。

高句麗王陵禹山２１１０号墓

地下道入り口のようなものが見えますが

五盔墳５号墓のなかにある壁画が見所です。

墓と壁画を説明する石碑

■好太王碑　太王陵
入場

チケット売り場近くにあった看板

高句麗演技広場で毎晩踊りがあるようです。

左　好太王碑
右　太王陵

まずは左へ

おお〜

あれが歴史の教科書、話題になっている

好太王碑だ〜

少し感動しました。　

１９０９年当時

１９２７年修復時

現在

好太王碑は石碑のすぐ前からは撮影できません。
入場料を払った所でカードをもらえるのですが、この場所でそのカードを渡すとこの石碑についての解釈を聞くことが出来ます。

石碑について話してくれた漢族の女性は
“高句麗という中国の少数民族がこの地で・・・これが歴史の証拠となる石碑です！”

石碑の文字

好太王碑は高句麗第２０代長寿王がその父・談徳（好太王）の為に建てた紀功碑です。

好太王碑をあとにして次に向かったのは

太王陵

高句麗第１９代の王・好太王（３７４年〜４１２年）の陵墓です。

緑の中を歩きます。

バッタがぴょんぴょん飛んでいました。子供達と来ていたら虫取りで大喜びしていただろうなあ。

しかし、写真には出ていませんが、集安のどの古墳群にも監視カメラが多数設置されていて、虫かごをもってうろうろしていたらきっと外に追い出されてしまうはずです。

１９３８年、１９８９年当時の太王陵

太王陵から市内を望む　遠くに見える山々は北朝鮮の山

集安は本当にのんびりとした田舎町でした。

古墳群の中に町があると表現した方がいいかもしれません。

この後、この写真遠くに見えるピラミッドのような場所

■将軍墳
入場

ほんの少しだけ上ります。

将軍墳は高句麗中晩期の王陵です。

周囲の長さ３１．５８ｍ、高さ１３．１ｍ、７段になっており、１１個の巨石がまわりに置かれています。

１９３８年、１９９２年当時の将軍墳

５段目でこの写真、外側の景色を撮ったのですが、墓室があり二つの石棺床がありました。

太王陵方面

将軍墳を下りた後、その北側にあった

陪墳と祭台を見ました。

陪墳の説明

集安の古墳群の観光

ピークシーズンを過ぎたの観光客の少ない中ゆっくりと見て回ることができました。

将軍墳果実園

この日８月３０日は朝から何も食べていませんでしたので

どれもとてもおいしそうにみえました。

さてお昼は何を食べようかななどと考えながら

世界遺産・高句麗遺跡を後にしました。

４．通化市と集安市　国境地帯と市内散策へと続きます

この旅行記へのコメント （2）

• xingziさん 2007/09/12 16:19:00

  好太王碑

  好太王碑、何もないところにぽつんとあるのだろうと勝手に思っていたのですが、碑以外にも古墳群があったりして、しっかり観光地になっているんですね！　中国にいる間に行っておけばよかったと旅行記を拝見して思いました。また行きたいなとも…。でもイギリスからは遠い…
  
  それにしても、高句麗という中国の少数民族だったんですね…！　
  
  

  enyasuさん からの返信 2007/09/12 23:45:11

  RE: 好太王碑

  高句麗遺跡、完全に観光地化されてました。でもとても素朴な田舎町でしたよ。いつかぜひ訪問してみて下さい。
  
  わたしも延辺にいる間に行きたいところをどんどんまわりたいです。冬になる前に・・・でも何かと忙しいので無理かもしれません（涙）。