2010/12/31 - 2011/01/02
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ぶうちゃんさん
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今年の越年キャンプは大荒れの天候の中とはいえ大きな被害を受けることも無く快適なものでした。
2日目の夕方にやや強めの雨が1時間ほど降るもののその後天気は好転。撤収する頃にはテントは乾いていました。風も実際は結構吹いていたのですがオートキャンプ場は強風が吹き込むことも無く風の被害も免れました。ただ2日目の晩、私がスクリーンの中でグリルに入れた炭を覗き込むようにしてバンバン焚いていたらひどい頭痛に。どうも酸欠になったようでした。とんだヘマを正月早々起こしてしまいました。
3日目1月2日は朝から快晴。テントも乾き無事チェックアウトまでに全ての荷物を片付けて撤収しました。
島内の道は空いているのですが神戸から大阪まではどうせ大渋滞だろうということで島内観光をして帰る事にしました。淡路島の西海岸を北上して淡路ICから高速道路に入る事にしました。
途中、野島断層を保存している北淡震災記念公園、道の駅あわじに寄りました。ここではその様子をUPしました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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野島断層を保存している北淡震災記念公園です。
北淡震災記念館HP
http://www.nojima-danso.co.jp/index.php -
記念館に併設された風車(発電機)です。
この日は風も無く穏やかな天気でした。 -
入場料700円/人で入場。
日本地図に描かれた断層(赤いライン)です。淡路島から神戸方向にかけて断層があるのがわかります。 -
私の家の実家の方はどうだろうと別の地図でみると・・・。
おお!国立から立川、砂川を抜けて武蔵村山から箱根ヶ崎から青梅の北部に至る所にくっりきと断層がありました。 -
自宅の周辺は?と、見ると話で聞く上町断層。こうして地図で見ると結構近いなあ〜。でも大阪周辺のほうが東京周辺より断層が多いのには一寸驚きました。あれだけ地震の多い東京周辺のほうが断層は少ないんですね。
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断層保存館に入ります。このクシャクシャの塊はアスファルト。道路の表層面です。写真左が右側部分に比べ高くなっています。もともとはここは左も右も高さが同じで左部分が地震で隆起したそうです。隆起と同時に写真で言えば上の方、見た感じでは向こうに1.2mずれたそうです。それで道路表層が千切れたような感じになっています。
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これが震災当時の写真になります。
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2段になっています。
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こうしてみると地殻変動でこうなったというのが驚きです。
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これなどが解かりやすいのです。これは畑のあぜ道で写真中のオレンジのマーク同士、青いマーク同士はもともと同じ場所になります。写真上側のマークが上昇し右方向に大きくずれたのが解かると思います。
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ある日突然地面が揺れてみたらこんなにスパッ!と包丁でかまぼこでも切ったかの様に地面が切れてしかも動いていたらどんな気分になるのだろうと・・・。やはり自然のエネルギーは人間には出すことが出来ないと痛感します。
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断層のメカニズムの模型です。地震前。
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地震後。向こう側に段差がついているのが先ほどからの写真という事になります。
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断層のカットモデルです。こういう標本をちゃんと採取して保管しているんだなあと感心してしまいました。
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断層保存館の全景です。
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屋外に出ると「神戸の壁」があります。
震災で倉庫がつぶれ壁だけ残ったのだそうです。それをここに移築したものです。 -
メモリアルハウス。断層近傍にある民家です。
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家自体は何ら普通です。但し写真右側の塀の崩れがポイントになります。
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こちらの家は庭を断層が走っているのです。ですから家は地震で上に持ち上がり写真で言えば左方向に1.2m移動したのです。
それだけの動きをしたのですが鉄筋コンクリート製ということで建物自体は若干の歪みや軋みが出ただけで倒壊などの大きな被害を受けなかったそうです。 -
地震直後を再現したそうです。この家は震災後数年間は持ち主の方が生活をしていたそうです。
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赤いマークが断層のライン。あと少しずれていたら建物の真下に断層が・・・。そうなると建物が宙に浮く事になるので大きく傾くか若しくは建物の自重で切断し倒壊するかという事になるでしょう。紙一重の運命を見た気がしました。
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こういう構造物があると地面のずれが解かるのですが、地面は動かないという固定観念があるだけに壊れた構造物を見ても壊れた理由がわからないだろうなと思いました。
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わかりずらい写真ですが震度7を体験できるコーナーです。
私も体験しました。実際の地鳴りの音なんかも再生して震災をい再現しています。ただ来るのが解かっていて固定した椅子に座って居るので正直実際の震災の揺れとはだいぶ違うものになって感じたろうと思いました。もちろん本当に再現してけが人でも出たら大変な事になりますので展示物としては仕方が有りませんが。 -
かなり見ごたえのある震災記念館でした。
お腹も空いたので併設されているレストランで昼食。たこ天丼です。やっぱり明石海峡といえば蛸ですね。併設されたレストランで取り敢えず食事出していますと言った感じでは無く本格的でした。 -
妻は海鮮丼。「本日限定」と書いてあり決めていました。
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記念館からみた明石海峡です。
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餅つき大会をしていました。お餅のおすそ分けもしていました。
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震災被害者の方の慰霊碑です。
平成7年1月、あれから16年。平成7年は私が大阪に転勤した年で私は震災体験はしていません。ただその年の夏に神戸に行ったとき街の至る所に空き地が目立ったのは覚えています。
私の父が災害支援で神戸に出動し帰ってきた時に写真を見せてくれて一言「まったく、東京の焼け野原と同じものをまた見るとは思わなかったよ・・・」と。父親はこれが最後の災害出動だったのですが一番の大仕事になったようです。
父親が出動してしばらくしてから今度は弟と音信不通になり「どこに行ったのだろうねえ〜」と母親と話していて春先にふらっと弟が帰省。震災の災害援助に行っていたそうです。帰省してしばらくはずっと寝ていたのが印象に残っています。
みんな関西に行くなあと思っていて、その数ヵ月後に自分が転勤するとは思ってもいませんでした。 -
北淡震災記念館をあとにして車を進めいよいよ明石海峡大橋が見えてきました。
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海峡を挟んだ対岸は高砂辺りでしょうか。
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道の駅「あわじ」から見た明石海峡大橋です。
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真下から見たところです。
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巨大な橋台です。
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巨大な錘です。使用方法は次の写真を見てください。
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こちらは海底調査に使用した潜水艇です。
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午前中は快晴だったのですが午後に入り一寸天気が悪くなってきました。
その後大阪に向かって帰ったのですが激しい交通渋滞に巻き込まれ4時間程掛かりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- おかかさん 2011/01/14 02:24:35
- 恐ろしい震災
- ぶうちゃんさん、こんばんは。
身の引き締まるお正月を過ごされたんですね。
北淡震災記念館、震災の恐ろしさが甦りますね。
もともと平らだった道があんなにでこぼこになってしまうんですね、恐ろしいです。
街中は今は地震の面影がだいぶなくなっていそうですが、
その施設に行くと震災がどんなに恐ろしいものだったのかが良く分かりますね。
メモリアルハウスというのがまたすごいですね。
家を買う時は、断層の有無を確認しないといけませんね。
断層の位置の僅かな差が生死の分かれ道になったんですね。
元家主の方は庭に走っている断層を見てぞっとしたでしょうね。
お父様は立派なお仕事をされているんですね。
弟さんもご立派ですね。
- ぶうちゃんさん からの返信 2011/01/16 12:03:18
- RE: 恐ろしい震災
- こんにちは
返信遅くなりすいません。
冬キャンプと言っても思ったより快適なものです。
ただ気をつけないといけないのは寝るときなのですが、寝始めはやはり寝ていて寒いのがいやなと、寒いと寝付けないので、暖かくして寝ると夜中に暑くなり汗をかいたところで手とかを出していて体を冷やしてしまうのが怖いですね。
> 北淡震災記念館、震災の恐ろしさが甦りますね。
> もともと平らだった道があんなにでこぼこになってしまうんですね、恐ろしいです。
> 街中は今は地震の面影がだいぶなくなっていそうですが、
> その施設に行くと震災がどんなに恐ろしいものだったのかが良く分かりますね。
本当に仰るとおりですね。
地面は動かないというのが前提ですから、ある日突然あんなふうになると思うと怖いですよね。
> メモリアルハウスというのがまたすごいですね。
> 家を買う時は、断層の有無を確認しないといけませんね。
> 断層の位置の僅かな差が生死の分かれ道になったんですね。
> 元家主の方は庭に走っている断層を見てぞっとしたでしょうね。
そうですね。ですけどおそらく直後は「???」って感じでしょうね。
恐ろしさはその後にじわじわと来たでしょうね。
あの断層は動いた地面は家のほうですので、家がどんな揺れ方をしたのかと思うと本当に怖いですよね。
> お父様は立派なお仕事をされているんですね。
> 弟さんもご立派ですね。
そうですね。立派だと尊敬する反面身内としてはいささか心配な面もありますよね。父はもうリタイヤして今では「俺は毎日が日曜日だ。」などと言って好きなことをしながら人生をおくっています。
弟はあまりことのときの事は喋りたがらないですね。たまに聞く話は正直ろくな話でないので私も震災の話は弟にはもう聞くことはないですね。
ただ大事ななのはそれ以上に、被災された方々のご苦労は筆舌に表現しがたいものがあると言うことでしょうね。
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