Romania in 2006 vol.1 ～リベンジ～

2006/06/04 - 2006/06/05

行ってきました、今年も。ルーマニアへ。
無性に惹かれる国です。なぜでしょう？？
ヨーロッパ唯一のラテン系民族、とよく言われるルーマニア。
訪れた都市はわずかですが、人々がとてもあたたかいですね。その裏には、多くの紛争を乗り越え、圧力に耐えてきた背景があるのでしょうか、強さも感じられます。

今回の目的はただ一つ。ブコヴィナ地方の「五つの修道院」を訪れることです。去年行けなかったので、リベンジ旅行です。
（詳しくは、旅行記 http://4travel.jp/traveler/babyanan/album/10075998/ をご覧ください！）

目的とする最寄の駅は、Campulung Moldovenesc　とても小さな町です。
何度口に出しても、覚えられません（笑）
Bucharest発Suceava経由で、ほぼ一日かけて列車で向かいます。

写真は、車窓からの風景。のどかですね。。。

エリア その他の都市(ルーマニア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: オーストリア航空

P:Bucharest Nord at 5:45

前日22:55にBucharest Henri Coanda 国際空港到着。
乗り継ぎが比較的良かった為、前回よりもちょっとだけ早めに着きました。
夜遅くの到着で、不法タクシーを避けたい事もあり、空港からホテルへは、事前にタクシーをチャーターしておきました。
どこの国でも、夜の空港着は緊張しますね。


翌日、4:20起床。
旅行中は、睡眠少なくても、なぜか結構元気なのです♪きっと、皆そうなのでは？！
6:00Bucharest Nord発の列車に乗るために、5:30頃にホテルを出ました。前日お世話になったドライバーに話をつけておいたのですが、不覚にも代金の確認をしそびれてしまい、当日確認！それが失敗でした。。。
なんと、車で15分の距離を20ユーロ（！）（涙）
早朝だし、直前手配だし、仕方ない・・・でも！（悔）


すでに空は明るいです。

P:切符

今回の往復切符。
それぞれ各一回乗り換えます。

IC（インターシティ）、R（特急）、A（急行）、P（普通）すべて利用する形となりました。
P以外は座席指定のため、座席番号までしっかりと記載されています。

P:IC for Suceava

6:00Bucharest Nord発のIC。
Suceavaまで約6時間。これでも最速です。

ホームにはほとんど人はいません。

朝ですが、そんなに寒くはなく、清々しいですね♪

P:車内

は、こんな感じです。

ICだからでしょう、きれいです。座席の赤が鮮やかですね。乗り心地も、さほど悪くありません。
がんばって、1等にした甲斐が。。。（嘘）たまたまです。

で、とーっても空いています。これでも座席予約が必要なのかぁ・・・

同じ車両内には、自分を含めて4〜5人でした。

P:朝食?

ホテルで朝食を済ます時間が無かったため、事前にフロントの方に頼んでおきました。何でもよいから用意しておいてほしい、と（笑）
チェックアウトの際に、受け取りました♪

深夜・早朝の移動が多いと、いつどこで（何を）食べれるかわかりません。なので食事には敏感になってしまいます。私だけでしょうか？？（汗）

腹が減っては、戦はできぬ（！）です。

ボリュームのあるサンドウィッチ！
と思いきや、二つが重なっていただけでした。ハムとチーズ☆

P:朝食?

そして、クロワッサン。

他、ミネラルウォーターにヨーグルトに。。
十分ですね。

P:車窓から

このような景色が、続きます。

ガイドや本を読んだり、物思いに耽ったり（笑）
そしてやはり睡魔が↑↑
天気もよく、窓際が気持ちよいのです。

けれど、寝過ごすわけにもいかず、携帯のアラームをセットして、zzz......

P:男の子

もう少しでSuceva。
列車は減速し、駅が見えてきました。
「降りなくては！」
時刻もほぼ合ってるし、「ちょっと早いけど、誤差でしょう。」いそいそと、降りる準備を始めました。

その時、同じ車両にいた男の子（写真）と年配の女性が、しきりに私に話しかけてきたのです。横に首を振りながら･･・それも、ルーマニア語で･･･

「？」
はじめは無視して（ごめんなさいっ）たのですが、ちょっと耳を傾けてみると。。。
決して聞き取れた訳ではありませんが、
「ここは違う？」「降りてはダメ？」･･･「でも、なんで？」

私が降りるのは、Suceava Nord。近づいているのは･･･Suceava。
はい、違う駅のようです（！）
Bucharestのように「Nord」が付いていても無くとも、同じ駅を指しているようなものと思ってました。
ですが、Suceavaは違うようです。それぞれが存在しました。
実のところ、Suceavaに列車は止まったものの、扉は開きませんでしたが、窓から駅員に尋ねてみると、私が降りる駅は、もう5分ほど先にあるとのこと。


「･････Thank you...」
通じたようです♪

少し冷たい態度をとっていたにもかかわらず、それでも何度も伝えようとしてくれていました。
ちょっと、反省。。
『ごめんなさい。ありがとうね。』

それから駅に着くまでの間、会話になっていたかどうかわかりませんが、それでも会話していました（笑）

P:ひまわりの種

12:03 Suceava Nord着。
ここで2時間潰さなくては...

モルドヴァ地方までやってきました。なかでもSuceavaを中心とした北モルドヴァを、ブコヴィナ地方と呼びます。
標高が高く、肌寒いです。腰に巻いていたナイロンパーカーを羽織りたくなるほど。。

Suceavaは、現在のルーマニアの母体のひとつであったモルドヴァ公国の首都であった時代もあり、文化・行政の中心地として、また交通の要所としても栄えた古都のひとつです。

「五つの修道院」の拠点としては、ここを利用する方のほうが多いかもしれませんね。


時刻表を見ていると、二人のルーマニア人の方に話しかけられ、乗り継ぐ列車について教えてくれました。彼らはBacauへ戻るところ、とのことで、私とは逆方向でしたが、2時間話し相手になってくれました♪
そのとき頂いたのが、ひまわりの種。
ルーマニアでは、「睡眠薬強盗」といって、勧められたお菓子（睡眠薬入り）などを食べた後に意識を失い･･･ということがあるようで注意していたのですが。


食べました（笑）

彼らは普通に親切な方々でしたね。

P:車内

14:06 Suceava Nord発。
ここから1時間40分、西へ向かいます。

ここからは急行を利用しました。急行といっても、このあたりまで来ると他の種類とはそれほど違いは無いかもしれませんね。
車内は6人掛けです。
この部屋は、満席でした。
みな、ルーマニア人。英語がわかる方は一人・少し年配のおじさん。なんと、日本に来たことがあるそうで、「忠犬ハチ公」のことをご存知でした！
この話は実話であることを伝えると、驚いていましたよ。

P:車窓から?

P:車窓から?

P:到着

15:45 Campulung Moldovenescに着きました〜

ちっちゃな駅です。

寒いです。。。


ちなみに、ココCampulung Moldovenescも要注意！
ひとつ前に、〜Estという似たような名前の駅が存在しました。危なく降りてしまうところでした。

P:おじさん達

冒頭にも書きましたが、とても小さな町のようです。「歩き方」はもちろん「ロンプラ」にも地図はありませんでした。ネットでもうまく検索できず。。。

そこで、ホテルまでの道のりを、彼らに尋ねてみたら…
幸い、大きなホテルだったようです。
教えていただきました（ほっ♪）

左が、「ハチ公」のおじさん。

P:馬車

駅を出てまず目に入ってきたのが…

身近なようで身近でない、お馬さん。
働いてる馬は、あまり見ることがありません。貴重に感じ、思わずカメラを構えました。


その後、このような光景は、何度も目にしましたけど。。。

P:Hotel ZIMBRU

駅から歩いて10分くらい。おじさんに言われた通りに歩き、すぐに見つかりました☆
この辺りでは、比較的大きい宿泊施設です。

周りののどかな風景の中、際立って目立っていた（ココでは）近代的な建物。

写真では分かりにくいですが、右奥の建物が客室〜かなりの高さがありましたね。

P:駆付け・一杯？

ホテルに着くや否や、チェックイン前に出てきました。
アルコール…でしょう。
決して嫌いではないので、口にしてみました。
☆ミ☆ミ☆ミ

ウォッカみたい？


口を付けるだけで、精一杯（汗）
口直しに...とは言い難い甘いお菓子を、すぐに口に入れましたが、

余程、変な表情をしてしまったのか、もう一つお菓子を差し出してくれたので、遠慮なくいただきました♪


もしかしたら。。
このお酒は、スモモの蒸留酒・ツイカ（Tuica）だったのかも？
Tuicaとは、ルーマニアを代表するお酒で、アルコール度数約50%の強いお酒。各家庭で手作りしていることもあるようです。
これなら、キツイはずですねっ
注）飲んでいないため、味のコメントは出来ません（笑）

P:街並み?

ホテルの窓から。

P:街並み?

まだ夕方。
ちょっとぶらぶらしてみます。

P:市場?

ちょっとこじんまりしてますが。
イチゴが多かったです。小粒の。

P:市場?

隅っこの、少し光がもれている怪しげなプレハブを覗いてみると。。。

チーズ作ってました！

産地ではないのでしょうが、こんなところで！
いろいろ聞いてみたかったのですが、ここまでくると地元の人はあまり英語が通じません。
（年配の方が多かったこともありますが。）

ルーマニア語、、、だめだぁ。。
まだ一度も開いていない会話集は、ホテルに。。。

P:市場?

Seeds☆

種ばかり。何の種かは？？？
どうやって食べるのかしら？

そのまま？
何かに振りかけて？
調味料のように？
アクセントとして？

P:夕食?

あまりに寒くて、早々にホテルに戻りました。

お腹が空いてきました。
お昼ご飯は、ひまわりの種でしたので（笑）

夕食はホテルのレストランで済ませることに。。
明日の英気を養う為に、しっかりと♪

メニューを見ていると...
日本語を話せるルーマニアの方が！話し掛けてきました。
日本人団体のガイドさんとのこと。納得。
...ということは、日本人が同じホテルに宿泊しているようです。

ココのあたりではキノコが良くとれるので、オススメとの事でした♪

まずは一品目↑
いつもの、チョルバ（スープ）Ciorba de legume（笑）。
今回はベジタブルで。
やはり+サワークリーム付き。
トマト風味が強いのか、ミネストローネを思わせるような味でした。具沢山です。

P:夕食?

もう二品。
マッシュルームのソテー（Ciuperci Sote）
（ガイドさんオススメの一品）と、
手前がミティティ（挽肉を丸めて焼いたもの）（Mititei la gratar）

見た目は特徴も無いですが、ソテーは美味しかった♪
塩加減も程よく、特にパンを必要としない程度の味付けでした。もちろんぜーんぶキノコ。炒めてコレだけのボリュームがあるのですから、かなりの量ですよね！

ミティティは。。軽くスパイスが効いてましたね。
確かに「ひとつ」注文したのですが、こんな感じで一本出てくるものとは…（笑）

ボリュームこそあれ、結構バランスの良い食事でした！？
これで\\\\500超えないくらいだったでしょうか？
リーズナブルですね♪

この日はさすがに疲れていたようで、22:00就寝！（早っ）
翌日は、いよいよ念願の、修道院巡りです。

この旅行記へのコメント （10）

• デコさん 2008/02/23 09:30:59

  空港からのタクシー

  babyananさん、おはようございます。
  
  今日は、ルーマニアのページを拝見させていただいています。
  そこで、babyananさんにお伺いしたいことがあるのですが、
  ブカレスト空港に夜遅く到着しタクシーをチャーターでご利用になったとのことですが、もしよかったら、その連絡先などをお教えいただけないでしょうか。
  私も、この3月末に23：05着の便でブカレスト入りするのですが、
  タクシーしかない時間帯で、一人旅ではやはり不安なもので…
  おわかりになればよろしくお願いします。

  babyananさん からの返信 2008/02/24 14:10:12

  RE: 空港からのタクシー

  デコさん、こんにちは☆
  
  ルーマニア編、ご覧頂きありがとうございます♪
  ３月に行かれるのですね！！！いいな〜
  
  おそらく、同じようなルートでしょうか？私の場合も同じくらいの到着でした。
  私は、そのときはホテル・送迎手配をある会社に依頼したのですが、そのときに担当してくださった方が独立して会社を立ち上げたようです。
  
  下記は、その会社の中の、「ルーマニア」サイトです。
  送迎のみの手配もしてくださるようなので、ぜひ連絡とってみてはいかがでしょうか？
  
  現地で調達した方も知っていますが、個人的にはやはり手配しておくのをお勧めいたします。
  
  よいご旅行を〜旅行記楽しみにしていますね☆
  
  「ファーストブレッシング」
  
  http://www.first-blessing.com/romania-top.html
  
  （リンクできないときは、コピペしてください。）
  
  babyanan

  デコさん からの返信 2008/02/24 17:19:59

  ありがとうございます♪

  babyananさん、お手を煩わせて申し訳ありませんでした。
  
  ご親切にお教えくださって嬉しいです、ありがとうございました♪
  ファーストブレッシングなら、この夏の旅行を問い合わせた時に
  ご丁寧ににメールを下さった会社でした。
  このようなこともお願いできるのですね、ありがたいです。
  ぜひ、連絡をとってみますね(~~)
  
  今回のルーマニア行きは、ブカレスト1泊、シナイア1泊、ブラショフ3泊、ブカレスト1泊で帰ってこなければならない日程なので、きっと、又いつか2回目のルーマニアを計画して、スチャヴァ方面へ続けたいなと思っています。
  
  また、babyananさんのページで勉強させていただきたいと思っていますので
  よろしくお願いしますね☆
  

  babyananさん からの返信 2008/02/24 22:40:59

  RE: 空港からのタクシー

  デコさん、こんばんは☆
  
  ファーストブレッシング、ご存知だったのですね！とても親切な担当者でしたので、お勧めできます。2年連続でお世話になりましたから（笑）
  ぜひ、コンタクトとってみてくださいね。
  
  
  3月はまだ寒い時期かもしれませんが、私が行った6月でもブラショフは寒かったです。標高も高く、冬季はスキーへのアクセス拠点にもなってるとか？？
  寒さ対策、念入りにされた方がよいかもしれません。
  
  
  今は準備で忙しく、けど楽しい時期でしょうね！！
  
  少し早いですが、お気をつけて！！
  
  
  babyanan
  

  デコさん からの返信 2008/02/25 07:44:24

  RE: RE: 空港からのタクシー

  ありがとうございます。
  そうですよね、すっかり日本の春を想像してしまっていました。
  防寒対策、念入りにしたいと思います。
  では、しばらく準備を楽しませていただきますね。

• shinesuniさん 2006/08/25 00:28:08

  私はクッキーで...

  babyananさん書き込み有難うございましたm(_ _)m
  私は96年にブルガリアのソフィアでクッキーに仕込まれましたｗｗ
  食べてから効くまでに4分くらいでしょうか...
  記憶が急に消えて...
  起きたら病院のベットでしたｗｗ
  くれぐれもお気をつけを＾＾;
  
  とはいえ良い御旅行をされて羨ましい限りです。
  私も早く海外に行きたいです(涙)
  

  babyananさん からの返信 2006/08/27 13:48:23

  RE: 私はクッキーで...

  shinesuniさん、こんにちわ。
  
  書き込みありがとうございます。
  shinesuniさんは、実際にクッキーで体験されたのですね（驚）
  数分で意識がなくなってしまったようで、お体の方は大丈夫だったのですか？
  病院で目が覚めたようですが。。。親切な方に運ばれたのでしょうか？
  
  幸い、今のところ危険な目に遭わずに済んでいますが、人に親切にされたりすると結構弱いので、気をつけないと！とあらためて思いました..
  でも、ホントに親切な人も多いですよね。その点が難しいです。。。
  
  

  shinesuniさん からの返信 2006/08/31 13:06:33

  RE: 私はクッキーで...

  起きたら病院のベッドだったので覚えていませんが、
  トラムも走る大通りで倒れたのでそのまま担がれたそうです。
  救急車と病院の代金はなんと外務省が負担してくれましたｗｗ(苦笑)
  財布の中のお金と貴重品袋にあった4万円はとられましたが
  それ以外での被害はなかったです。
  そうそうタリンとプロブディフの絵の計2枚盗まれました。
  それとイスタンブールのブルーモスクのTシャツ＆オペラグラス...
  殆どのお金はバックパックの中に入れていてしかも持っていった地球の歩き方12冊の間に挟んで一番底に配置し、さらにファスナーに南京鍵をかけていたので開けられずに助かりました(笑)
  もしあの50万円が盗まれていたら外務省の領事さんのお薦めどおり
  飛行機で帰っていたと思います...
  危うく91日が20日で終わる所でしたｗｗ

  babyananさん からの返信 2006/09/07 21:39:47

  RE: 私はクッキーで...

  shinesuniさん
  
  本当に、大変だったのですね。
  取られてしまった物も多かったようですし。。
  
  ＞もしあの50万円が盗まれていたら外務省の領事さんのお薦めどおり
  ＞飛行機で帰っていたと思います...
  ＞危うく91日が20日で終わる所でしたｗｗ
  
  ということは。
  帰国するように勧められたけど、しなかったということかしら？(笑）
  
  
  ・・・
  私も、しないかな？
  
  安全第一ですからね。やはり。
  何事も無いのが続くと気が緩みがちですから、気をつけないと！！
  （↑自分に対してです。。。）
  

  shinesuniさん からの返信 2006/09/07 21:44:03

  本当に気をつけないと...

  >何事も無いのが続くと気が緩みがちですから、気をつけないと！！
  （↑自分に対してです。。。）
  
  ★同感です。私もこれからはこのような事が無い様にしないと...