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旅の1日目(2011/5/6)。<br /><br />GWの後半戦。<br />今回は、(あまり大都市ではなくて)山陽路に点在する毛利氏に関連する史跡などを訪ねることを目的に、2泊3日で山口県・広島県を巡ることとしました。<br /><br />1日目は防府市街を毛利氏庭園を中心に散策することに!<br />思っていた以上にいろいろと歴史あるスポットが点在していて、個人的に満足度は高かったです。<br /><br />ちなみにですが、GWなのにあんまり観光客はおらず、十分に観光資源を活用できていないのかなあという印象を持ちました。私的には静かな方がいいので、それはそれで問題ないのですが…。<br /><br />〔1日目の行程〕<br />・博多~防府市内(阿弥陀寺~防府春日神社~太平山~毛利氏庭園・毛利博物館~周防国分寺~防府天満宮~種田山頭火生家跡)~岩国

安芸・周防に残る毛利氏の遺風を訪う【1】~毛利氏庭園が残る防府市街を巡る~

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2011/05/06 - 2011/05/08

58位(同エリア134件中)

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紅い翼

紅い翼さん

旅の1日目(2011/5/6)。

GWの後半戦。
今回は、(あまり大都市ではなくて)山陽路に点在する毛利氏に関連する史跡などを訪ねることを目的に、2泊3日で山口県・広島県を巡ることとしました。

1日目は防府市街を毛利氏庭園を中心に散策することに!
思っていた以上にいろいろと歴史あるスポットが点在していて、個人的に満足度は高かったです。

ちなみにですが、GWなのにあんまり観光客はおらず、十分に観光資源を活用できていないのかなあという印象を持ちました。私的には静かな方がいいので、それはそれで問題ないのですが…。

〔1日目の行程〕
・博多~防府市内(阿弥陀寺~防府春日神社~太平山~毛利氏庭園・毛利博物館~周防国分寺~防府天満宮~種田山頭火生家跡)~岩国

同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 博多駅7:30発の新幹線のぞみ734号で新山口駅まで行き、ここから山陽本線に乗りかえて防府駅に8:41に到着しました。<br /><br />駅のコインロッカーに荷物を預け、さっそく散策を開始!<br />最初の目的地である「阿弥陀寺」へは、防府駅から防長バス(阿弥陀寺行)に乗り込みます。<br /><br />

    博多駅7:30発の新幹線のぞみ734号で新山口駅まで行き、ここから山陽本線に乗りかえて防府駅に8:41に到着しました。

    駅のコインロッカーに荷物を預け、さっそく散策を開始!
    最初の目的地である「阿弥陀寺」へは、防府駅から防長バス(阿弥陀寺行)に乗り込みます。

  • 〔阿弥陀寺〕<br /><br />防府駅から20分ほどで阿弥陀寺前に到着です。<br />(GW中とはいえ一応平日でしたが)ほとんどの区間でお客は私1人でした…。<br />バスを降りる際、運転手さんに「観光?しっかり時刻表を確認しておいた方がいいですよ。なにせ本数があまり…」とのアドバイスが。<br /><br />こういう旅をするものからすれば、地元の路線バスにはがんばっていただきたいものです。

    〔阿弥陀寺〕

    防府駅から20分ほどで阿弥陀寺前に到着です。
    (GW中とはいえ一応平日でしたが)ほとんどの区間でお客は私1人でした…。
    バスを降りる際、運転手さんに「観光?しっかり時刻表を確認しておいた方がいいですよ。なにせ本数があまり…」とのアドバイスが。

    こういう旅をするものからすれば、地元の路線バスにはがんばっていただきたいものです。

  • 阿弥陀寺は後白河天皇の現世安穏を祈願し1187年に創建され、その後の約300年の間の住職は、いずれも勅命をもって拝任されていたという由緒ある名刹だそうです。<br /><br />境内を進んですぐのところに仁王門があります。

    阿弥陀寺は後白河天皇の現世安穏を祈願し1187年に創建され、その後の約300年の間の住職は、いずれも勅命をもって拝任されていたという由緒ある名刹だそうです。

    境内を進んですぐのところに仁王門があります。

  • 仁王門の左右には、邪悪な者が寺域入らないように守護する金剛力士立像(国指定重要文化財)が二体屹立しています。

    仁王門の左右には、邪悪な者が寺域入らないように守護する金剛力士立像(国指定重要文化財)が二体屹立しています。

  • 木々に囲まれた石段を進んでいきます…。

    イチオシ

    木々に囲まれた石段を進んでいきます…。

  • 本堂へ向かう石段の途中にあるあじさい園。<br />こちらはあじさい寺としても有名で、6月には4,000株ものあじさいが咲き誇るのだそうですが、この時期はまだまだでした。

    本堂へ向かう石段の途中にあるあじさい園。
    こちらはあじさい寺としても有名で、6月には4,000株ものあじさいが咲き誇るのだそうですが、この時期はまだまだでした。

  • 石段を登りきり、山門を抜けると本堂が現れます。

    石段を登りきり、山門を抜けると本堂が現れます。

  • こちらは1709年に再建された開山堂です。

    こちらは1709年に再建された開山堂です。

  • 開山堂の奥にある水かけ五大尊です。<br /><br />次の目的地の太平山までは直接の移動手段がないので、3キロほどの道を歩くことに。<br />旅のプランの段階で、ここから1日数便のバスで市街地に戻るのも効率が悪いし、まあタクシーが拾えればそれに乗り、ダメでも歩けばいいか〜と。<br />残念ながらタクシーは拾えませんでした…というかほとんど人と会わなかったです。

    開山堂の奥にある水かけ五大尊です。

    次の目的地の太平山までは直接の移動手段がないので、3キロほどの道を歩くことに。
    旅のプランの段階で、ここから1日数便のバスで市街地に戻るのも効率が悪いし、まあタクシーが拾えればそれに乗り、ダメでも歩けばいいか〜と。
    残念ながらタクシーは拾えませんでした…というかほとんど人と会わなかったです。

  • 〔防府春日神社〕<br /><br />阿弥陀寺は山すその少し小高い場所にあったため、しばらく下り道となっています。<br />前方にちょうど山陽新幹線の線路が見渡せました。

    〔防府春日神社〕

    阿弥陀寺は山すその少し小高い場所にあったため、しばらく下り道となっています。
    前方にちょうど山陽新幹線の線路が見渡せました。

  • 阿弥陀寺から数百メートル下ったところに神社があったので、寄り道してみることに。<br />由来を確認してみると、約800年前に創建された神社だそうです。

    阿弥陀寺から数百メートル下ったところに神社があったので、寄り道してみることに。
    由来を確認してみると、約800年前に創建された神社だそうです。

  • 一面畑の中に神社の森があり、一際存在感を醸し出しています…。

    一面畑の中に神社の森があり、一際存在感を醸し出しています…。

  • 参道の入口にある鳥居です。<br /><br />この鳥居の前の道を東の方向へまっすぐ進んでいきます。<br />2キロくらい歩くと、太平山ロープウェイ山麓駅への案内板が見えてきます。

    参道の入口にある鳥居です。

    この鳥居の前の道を東の方向へまっすぐ進んでいきます。
    2キロくらい歩くと、太平山ロープウェイ山麓駅への案内板が見えてきます。

  • 〔太平山(おおひらやま)〕<br /><br />太平山ロープウェイ山麓駅への案内板までは比較的平坦な道でしたが、残り1キロくらいは(想定外の)けっこう急な坂道が続きました…。<br /><br />やっとの思いでロープウェイ山麓駅へ到着しました。

    〔太平山(おおひらやま)〕

    太平山ロープウェイ山麓駅への案内板までは比較的平坦な道でしたが、残り1キロくらいは(想定外の)けっこう急な坂道が続きました…。

    やっとの思いでロープウェイ山麓駅へ到着しました。

  • ロープウェイの往復券(1,000円)を購入し、さっそく山頂へ。<br />大平山は標高631メートルで防府市最高峰だそうです。

    ロープウェイの往復券(1,000円)を購入し、さっそく山頂へ。
    大平山は標高631メートルで防府市最高峰だそうです。

    大平山 自然・景勝地

  • 山頂には防府市大平山山頂公園が整備されており、つつじの名所でもあるそうです。<br /><br />この日は天気もあまり良くなくて風も強く、けっこう寒かった〜。<br />山麓と山頂では体感温度が全然違いました。<br />

    山頂には防府市大平山山頂公園が整備されており、つつじの名所でもあるそうです。

    この日は天気もあまり良くなくて風も強く、けっこう寒かった〜。
    山麓と山頂では体感温度が全然違いました。

  • 展望台から防府市内を望みます…が。

    展望台から防府市内を望みます…が。

  • こちらは瀬戸内海側です。<br />この日はちょっと雲が多くて残念でした。<br /><br />早々にロープウェイの山頂駅に戻り、ホットコーヒーで少し暖をとっていると、品のある初老の女性の方がおり、いろいろ話をしている中で、次の目的地である毛利氏庭園まで車で送ってもらえることに!

    こちらは瀬戸内海側です。
    この日はちょっと雲が多くて残念でした。

    早々にロープウェイの山頂駅に戻り、ホットコーヒーで少し暖をとっていると、品のある初老の女性の方がおり、いろいろ話をしている中で、次の目的地である毛利氏庭園まで車で送ってもらえることに!

    毛利博物館【旧毛利家本邸】 公園・植物園

    25,000坪の敷地内に、樹木が四季折々の美しさを醸し出す池泉回遊式庭園 by 紅い翼さん
  • 〔毛利氏庭園(国指定名勝)・毛利博物館〕<br /><br />毛利邸は、明治時代に井上馨が旧藩主毛利家の邸宅として建設を進め、1916年に完成したもので、現在は邸宅を博物館として開放するとともに、庭園の散策もできるようになっています。

    〔毛利氏庭園(国指定名勝)・毛利博物館〕

    毛利邸は、明治時代に井上馨が旧藩主毛利家の邸宅として建設を進め、1916年に完成したもので、現在は邸宅を博物館として開放するとともに、庭園の散策もできるようになっています。

    毛利博物館【旧毛利家本邸】 公園・植物園

    25,000坪の敷地内に、樹木が四季折々の美しさを醸し出す池泉回遊式庭園 by 紅い翼さん
  • 庭園・博物館の共通入場券(1,000円)を購入し、まずはお庭の方から。

    庭園・博物館の共通入場券(1,000円)を購入し、まずはお庭の方から。

  • 回遊式の庭園には大きめのひょうたん池が配され、その周りを色とりどりの花が囲んでいます。

    回遊式の庭園には大きめのひょうたん池が配され、その周りを色とりどりの花が囲んでいます。

  • お庭と邸宅に風格が感じられます…。

    イチオシ

    お庭と邸宅に風格が感じられます…。

  • 藤の花もちょうど見頃でした。

    藤の花もちょうど見頃でした。

  • 次に邸宅内へ入っていきます。

    次に邸宅内へ入っていきます。

  • こちらが78畳もある大広間です。

    こちらが78畳もある大広間です。

  • 掛け軸はやはり「百万一心」でした。<br />毛利家の原点ですから!

    イチオシ

    掛け軸はやはり「百万一心」でした。
    毛利家の原点ですから!

  • こちらの居間には、大正天皇や昭和天皇もお泊まりになったことがあるのだそうです。<br />当然に一般人は立入禁止で、ここからのぞき見るだけでした。

    こちらの居間には、大正天皇や昭和天皇もお泊まりになったことがあるのだそうです。
    当然に一般人は立入禁止で、ここからのぞき見るだけでした。

  • 邸宅の2階からの庭園を眺めることもできます。<br /><br />この先には展示室があり、毛利家伝来のお宝が陳列されていました。

    邸宅の2階からの庭園を眺めることもできます。

    この先には展示室があり、毛利家伝来のお宝が陳列されていました。

  • 〔周防国分寺〕<br /><br />毛利邸から徒歩10分くらいの場所に「周防国分寺」があります。<br />いうまでもなく、国分寺とは741年に聖武天皇の勅願によって諸国に建立された官立のお寺です。<br /><br />こちらの仁王門は、1596年に毛利輝元公が再建したそうです。

    〔周防国分寺〕

    毛利邸から徒歩10分くらいの場所に「周防国分寺」があります。
    いうまでもなく、国分寺とは741年に聖武天皇の勅願によって諸国に建立された官立のお寺です。

    こちらの仁王門は、1596年に毛利輝元公が再建したそうです。

  • 仁王門をくぐった先の境内は、当時から時間が止まったかのような静寂があたりを包んでいます…。

    仁王門をくぐった先の境内は、当時から時間が止まったかのような静寂があたりを包んでいます…。

  • 国の重要文化財に指定されている金堂です。<br />1200年以上前もこのような偉容を示していたのでしょうか。

    国の重要文化財に指定されている金堂です。
    1200年以上前もこのような偉容を示していたのでしょうか。

  • 推定樹齢1000年をといわれている槇(まき)の木と金堂のコントラスト。<br /><br />今も1000年以上前と同じ場所に残っていることがとても不思議な感じがします。

    イチオシ

    推定樹齢1000年をといわれている槇(まき)の木と金堂のコントラスト。

    今も1000年以上前と同じ場所に残っていることがとても不思議な感じがします。

  • 〔防府天満宮〕<br /><br />周防国分寺からさらに進み、防府天満宮までやってきました。<br />こちらの石大鳥居は、1629年に長州藩初代藩主毛利秀就公の寄進により建立したものだそうです。

    〔防府天満宮〕

    周防国分寺からさらに進み、防府天満宮までやってきました。
    こちらの石大鳥居は、1629年に長州藩初代藩主毛利秀就公の寄進により建立したものだそうです。

  • 天満宮の表参道の石段を進んでいきます。

    天満宮の表参道の石段を進んでいきます。

  • お昼はとっくに過ぎていてお腹も減ってきたころだったので、お参りする前に境内にあった食事処にちょっと寄り道を。<br /><br />菅原道真公をイメージしたという菅公膳を注文しました。

    お昼はとっくに過ぎていてお腹も減ってきたころだったので、お参りする前に境内にあった食事処にちょっと寄り道を。

    菅原道真公をイメージしたという菅公膳を注文しました。

  • 境内には、1822年に10代藩主毛利斎煕公が五重塔の建立を発願したものの完成を見ず、明治時代の1873年に現在の春風楼として完成した建物も残っています。

    境内には、1822年に10代藩主毛利斎煕公が五重塔の建立を発願したものの完成を見ず、明治時代の1873年に現在の春風楼として完成した建物も残っています。

  • 春風楼から防府市内を望みます…。<br />この日は春の風にしては少し冷たかったですが。

    春風楼から防府市内を望みます…。
    この日は春の風にしては少し冷たかったですが。

  • 防府天満宮は、菅原道真公が亡くなった翌年の904年に創建されたことから、「日本で最初に創建された天神様」といわれているそうです。<br /><br />こちらは朱色が一際美しい重曹楼門です。

    防府天満宮は、菅原道真公が亡くなった翌年の904年に創建されたことから、「日本で最初に創建された天神様」といわれているそうです。

    こちらは朱色が一際美しい重曹楼門です。

    防府天満宮 寺・神社・教会

  • 社号扁額も金色に輝いてますね〜。

    イチオシ

    社号扁額も金色に輝いてますね〜。

  • こちらが本殿です。

    こちらが本殿です。

  • 本殿からさらに右奥に進むと梅林が。

    本殿からさらに右奥に進むと梅林が。

  • 綺麗な望楼を眺めながら、防府天満宮を後にします。

    綺麗な望楼を眺めながら、防府天満宮を後にします。

    防府天満宮 寺・神社・教会

  • 〔種田山頭火生家跡〕<br /><br />防府天満宮の前の道である萩往還を進み、防府での最後の目的地である「種田山頭火生家跡」をめざします。

    〔種田山頭火生家跡〕

    防府天満宮の前の道である萩往還を進み、防府での最後の目的地である「種田山頭火生家跡」をめざします。

    防府天満宮 寺・神社・教会

  • 防府天満宮から萩往還を徒歩で10分程度進んだ後左折し、住宅街を少し進んだところに漂泊の俳人種田山頭火生家跡があります。<br />場所がちょっと分かりづらいかも。

    防府天満宮から萩往還を徒歩で10分程度進んだ後左折し、住宅街を少し進んだところに漂泊の俳人種田山頭火生家跡があります。
    場所がちょっと分かりづらいかも。

    防府天満宮 寺・神社・教会

  • 記念碑に日本酒「山頭火」。粋な人がいるんでしょうね…。<br /><br />これで防府の町歩きも終了です。ここから防府駅に歩いて戻ります。

    記念碑に日本酒「山頭火」。粋な人がいるんでしょうね…。

    これで防府の町歩きも終了です。ここから防府駅に歩いて戻ります。

    防府駅

  • 防府駅15:27発の山陽本線に乗り込み、今日の宿泊先である岩国へ向かいます。<br /><br />岩国までは約1時間半と、ゆったりした普通列車の旅です。<br />こういう時間の使い方もいいものです。

    防府駅15:27発の山陽本線に乗り込み、今日の宿泊先である岩国へ向かいます。

    岩国までは約1時間半と、ゆったりした普通列車の旅です。
    こういう時間の使い方もいいものです。

    防府駅

  • 今日の宿である岩国国際観光ホテルで地酒に舌鼓を打ちながら、今日も夜が更けていきます…。

    今日の宿である岩国国際観光ホテルで地酒に舌鼓を打ちながら、今日も夜が更けていきます…。

    錦帯橋温泉 岩国国際観光ホテル 宿・ホテル

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