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今朝は晴れるとの予報で湖に面したホテルのテラスで夜明けを待ちアルプスの朝焼けをめでる。連日の湿気でだろうか、霞がかって鮮明な映像が得られなかった。<br />しかしこのジュラ地方でのワンダーリングはもう終わりだ。ヌシャテルを発って旅の最終地ジュネーブに移る。<br />行程の途中のローザンヌから寄り道してマーティニに行く。今回の旅ではマーティニを3回通ることになった。1回目はツール・ド・モンブラン(モンブラン山系を一周するトレッキング)を始めるためにシャモニーへ行くときに。2回目はツール・ド・モンブランをオーシエールで終えてバスでマーティニに出てシャモニーに戻るときに。<br />それなのに再びここに来たのはここのガリア・ローマ博物館でメトロポリタン美術館コレクションの特別展示をやっているのをポスターで見たからだ。このNYメトは何回見てもいいコレクションだがどれが来ているかな、久しぶりだしと興味深いので。<br /><br />今日は時間に余裕があり、それに遠回りしてもスイスカードで無料だから。

2006年スイスの旅(19)マーティニのメトロポリタン美術館特別展

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2006/08/31 - 2006/08/31

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4nobu

4nobuさん

今朝は晴れるとの予報で湖に面したホテルのテラスで夜明けを待ちアルプスの朝焼けをめでる。連日の湿気でだろうか、霞がかって鮮明な映像が得られなかった。
しかしこのジュラ地方でのワンダーリングはもう終わりだ。ヌシャテルを発って旅の最終地ジュネーブに移る。
行程の途中のローザンヌから寄り道してマーティニに行く。今回の旅ではマーティニを3回通ることになった。1回目はツール・ド・モンブラン(モンブラン山系を一周するトレッキング)を始めるためにシャモニーへ行くときに。2回目はツール・ド・モンブランをオーシエールで終えてバスでマーティニに出てシャモニーに戻るときに。
それなのに再びここに来たのはここのガリア・ローマ博物館でメトロポリタン美術館コレクションの特別展示をやっているのをポスターで見たからだ。このNYメトは何回見てもいいコレクションだがどれが来ているかな、久しぶりだしと興味深いので。

今日は時間に余裕があり、それに遠回りしてもスイスカードで無料だから。

同行者
一人旅
航空会社
JAL

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  • ホテルのテラスからヌシャテルの湖面の向こうに夜明け前のアルプスのパノラマが、右はモンブランから左はゼンティスまで広がる。<br />その中で大きく見えるのが比較的近いベルナーオーバーランドで、この写真では右1/3に白くユングフラウが、続いて中央にメンヒとアイガーのつながりが、更に左1/3にフィッシャーホルンが見える。<br />

    ホテルのテラスからヌシャテルの湖面の向こうに夜明け前のアルプスのパノラマが、右はモンブランから左はゼンティスまで広がる。
    その中で大きく見えるのが比較的近いベルナーオーバーランドで、この写真では右1/3に白くユングフラウが、続いて中央にメンヒとアイガーのつながりが、更に左1/3にフィッシャーホルンが見える。

  • 空が燃え始める。この空の赤いのをモルゲンロートといい、山が赤いのはアルペングリューエンとか、○○(EX.マッターホルン)グリューエンというそうだ。右端がフィンスターアールホルン、次のピークがシュレックホルン、離れた二つのピークがハスリ・ユングフラウ、ミッテルホルン。

    空が燃え始める。この空の赤いのをモルゲンロートといい、山が赤いのはアルペングリューエンとか、○○(EX.マッターホルン)グリューエンというそうだ。右端がフィンスターアールホルン、次のピークがシュレックホルン、離れた二つのピークがハスリ・ユングフラウ、ミッテルホルン。

  • ヌシャテルの聖堂にも光が当り始める。

    ヌシャテルの聖堂にも光が当り始める。

  • ヌシャテルの町の朝

    ヌシャテルの町の朝

  • ローマ街道がグランサンベルナール峠を越えて平野に出て最初の町がマーティニで、別にシンプロン峠の道ともここで出会い、スイス、フランス、ドイツ、イギリスに道が通じるローマ時代からの交通の要衝だった。したがってここにローマ時代の遺跡があるのは不思議でない。<br />その遺跡の寺院跡の上に建て、ローマ時代の発掘遺物を展示する博物館がこのピエール・ジャナッダ財団のガリア・ローマ博物館だ。<br />しかしここはそれだけでなく優れた企画展をするのでも有名で、スイスに行く機会ごとに注目しており、これまでもピカソ展、マネ展を見ている。今回はメトロポリタンのジャックとナターシャ・ゲルマンコレクション展だ。そして来年はピカソ展とシャガール展の予定。<br />今回驚いたのはこれまでに来た時に比べて観客が多いことで、団体で来てもいた。名品の多量里帰りで見る楽しみがいつもより高かったからだろう。<br /><br />日本での特別展は名品は数点だけで他は数だけ揃えたのが多いのに対して欧米のは名品を揃えており見応えがある。学芸員の質なのか、観客の質なのか、自分のところの所蔵品の質なのか(お互いに貸し借りをするので)。

    ローマ街道がグランサンベルナール峠を越えて平野に出て最初の町がマーティニで、別にシンプロン峠の道ともここで出会い、スイス、フランス、ドイツ、イギリスに道が通じるローマ時代からの交通の要衝だった。したがってここにローマ時代の遺跡があるのは不思議でない。
    その遺跡の寺院跡の上に建て、ローマ時代の発掘遺物を展示する博物館がこのピエール・ジャナッダ財団のガリア・ローマ博物館だ。
    しかしここはそれだけでなく優れた企画展をするのでも有名で、スイスに行く機会ごとに注目しており、これまでもピカソ展、マネ展を見ている。今回はメトロポリタンのジャックとナターシャ・ゲルマンコレクション展だ。そして来年はピカソ展とシャガール展の予定。
    今回驚いたのはこれまでに来た時に比べて観客が多いことで、団体で来てもいた。名品の多量里帰りで見る楽しみがいつもより高かったからだろう。

    日本での特別展は名品は数点だけで他は数だけ揃えたのが多いのに対して欧米のは名品を揃えており見応えがある。学芸員の質なのか、観客の質なのか、自分のところの所蔵品の質なのか(お互いに貸し借りをするので)。

  • この博物館の構造はユニーク。<br />博物館に入るとそこは2階の回廊となっている。この回廊に発掘遺物が展示され。外の地表面より低い1階中央にはローマ寺院の床面があり、そのモザイクが見える。その周囲の回廊が展示場の回廊になっている。<br />今回の展示は超一流はなかったけれど印象派が主でゴッホに珍しいのが。<br />その他ルノアール、レンブラント、エルグレコ、プーサン、ティエポロなど。<br />

    この博物館の構造はユニーク。
    博物館に入るとそこは2階の回廊となっている。この回廊に発掘遺物が展示され。外の地表面より低い1階中央にはローマ寺院の床面があり、そのモザイクが見える。その周囲の回廊が展示場の回廊になっている。
    今回の展示は超一流はなかったけれど印象派が主でゴッホに珍しいのが。
    その他ルノアール、レンブラント、エルグレコ、プーサン、ティエポロなど。

  • 1階回廊。左に展示の絵画が見える。中央椅子の左のこれでは隠れてる所に寺院の床面がある。

    1階回廊。左に展示の絵画が見える。中央椅子の左のこれでは隠れてる所に寺院の床面がある。

  • 博物館の庭。彫刻が展示されており、また散策と憩いのカフェがある。向こうの山際に古代ローマ円形劇場跡がある。

    博物館の庭。彫刻が展示されており、また散策と憩いのカフェがある。向こうの山際に古代ローマ円形劇場跡がある。

  • マーティニの名所:町のはずれの山際にある13世紀の城址にあるバティアズの塔。(2001年に泊ったときの夜景)

    マーティニの名所:町のはずれの山際にある13世紀の城址にあるバティアズの塔。(2001年に泊ったときの夜景)

  • マーティニの名所:町外れにあるシュルフト(流れの速い峡谷)。かっては流量が多くて名所でもあったが今はほとんど流れがない。奇しくもすぐ横に事務所があるエモッソン電力会社の発電に上流で取れられたのだろう。

    マーティニの名所:町外れにあるシュルフト(流れの速い峡谷)。かっては流量が多くて名所でもあったが今はほとんど流れがない。奇しくもすぐ横に事務所があるエモッソン電力会社の発電に上流で取れられたのだろう。

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