2009/12/10 - 2009/12/10
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カメちゃんさん
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昨年「日間賀島忘年会の旅」を楽しんだお仲間で、Sさんが大変目出度くも「傘寿!!」をお迎えになられました。
今時、傘寿だけなら珍しくありませんねぇ。 しかし傘寿をお迎えになってなおご壮健でおられて、しかも、世界を旅され、お天気の守り神として頑張り、ノコギリの歯の研ぎ方まで研究されてみえる方はほかにおられません!!
何はともあれ本当に目出度い!!目出度い時には何をするのか??
それはもう、ご先祖様にお尋ねするまでもないことですね。 そうです!!皆さんで集まってイッパイやるに決まっています!! 目出度いことがあったら皆で飲む!!これは人として、社会人としてイロハのイの問題でありまして、高血圧とかなんとか言っていてはイケナイのであります!!
そんなわけで、一番目出度い当のご本人に幹事長さんをやっていただいて(~o~)!(^^)!、補佐役には、あの「日程管理部長」殿が就任されて(部長手当なし!!)、三河湾一周の「祝賀会兼忘年会」を挙行してしまったのであります。
しかしながら、子供じゃないですからね(^O^)(~o~)
まずは、名古屋にある「産業技術記念館」でお勉強をしたのであります。奥様方はノリタケの「ノリタケの森」を散策・ご見学されたのであります。
全てにおいて真面目な??(~o~)我々は、まずは産業技術記念館へと駒を進めたのでありました(^-^)(~o~)
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 私鉄
PR
-
奥さま、きょうはどちらへ??
いえ、ちょっとね・・・
皆さんとおデートです!!(^o^) -
皆様と合流して、「産業技術記念館」へ向かいます。
ここは「名鉄名古屋駅」です。「名鉄名古屋駅」はJR名古屋駅・地下鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅と並んで、広い意味での「名古屋駅」を形成していますよ〜。 -
名鉄名古屋駅から一つ北の「栄生(さこう)」で降りて、産業技術記念館へ向かう途中、名駅周辺の高層ビルが見えました。
名古屋にとっては数少ない高層ビルです。 -
きょうの目的地、トヨタの「産業技術記念館」であります。
産業技術記念館周辺の地図は↓にて。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&msa=0&msid=101016593599736252226.00047b52641a3d30aa61f&brcurrent=3,0x6004bad5499332e7:0xeb5fa65d181541a7,0&ll=35.183073,136.875798&spn=0.002902,0.003691&z=18 -
「産業技術記念館」の案内図です。
敷地面積41,600m2 延床面積27,100m2 展示場面積14,300m2と、ちょっとした中規模会社並みの規模ですよ!! わが家の敷地面積は200?程度ですから、200倍以上ですね。 -
糸を紡ぐ技術と言うことですが、なんだかよく分かりません(-_-;)
-
綿花から引き出した糸を巻き取る「紡車」です。
-
紡車は中国から伝えられてきたんです。
長い歴史の中では、中国は日本の大先輩だったというわけですね。 -
そんな勉強よりも、可愛いお姉さんと記念写真を撮りましょう!!(^-^)
これで、お二人も10年は若返ったと思いますね。(~o~) -
綿花の木です。
綿は、丸い小さな殻の中にあるのです。
綿花の一つ一つは子供の拳ほどの大きさ。この木がもっと成長したとしても、一本の木からとれる綿花の量はほんの僅かでしかないのですね。 -
綿花から取り出した綿の塊を、ほぐす原理を説明して下さいました。
弦をビヨヨ〜ン!と振動させて綿花に接触させると、コレ不思議!!なんと!!綿花がふわふわにほぐされるのですよ〜。
これは、ホントに驚きでした!! -
お姉さんのもっている綿花から一本の糸が引き出され・・
-
紡錘に巻き取られるのですよ。
巻き取られて出来上がったものが、写真の手前の丸い透明ケースに入っています。 -
筒に入っている綿花から糸を創り出す「ガラ紡機」です。
ガラ紡工場は戦後一時期まで、ありましたね。勿論このような簡単なものではないでしょうけど・・。
筒を回しながら振動を与えると、綿花の上端をちょっとつまみ上げるだけで簡単に糸となるんですねぇ。 -
糸を作っている最中に、わざわざ糸を切って再度繋ぐところを見せて下さいました。
実に簡単で、筒の上端の綿花に切れた糸の先端を触れさせるだけですよ!!
コレで繋がってしまうのです。 -
工場に送られてきた綿花です。
綿どころか、石のように固くなっています。
この一つに梱包された綿花を採るのに、どれほどの畑が必要か?と問われた時には想像も出来ませんでしたね。
そして、それらを採取する手間と費用を考えると、どこで作られ誰が採っているのかを考えてしまいます。
その人たちの暮らしは?と思いますと、またまた考えてしまいますね。 -
これは面から糸を作る連続工程の最初の機械です。
機械の中で綿花がどんな風に変化しているのか、もう分かりませんね。 -
綿花から糸への連続した工程を示した図です。
こうなってくると、私の脳ミソはチンプンカンプンになってくるのですよ!! -
こんな風に、綿花たちはたくさんの機械の中を通り抜けながら、切れ目のない一本の糸になっていくんですよ。
私などは、当家においてお食事のあとに、お茶碗洗い→流し台の清掃→お掃除→お風呂のお掃除→マッサージなどと、日々連続した工程?をこなしているわけですよ!!(-_-;) -
最後にはこうやって糸になってしまいます。
-
手織りから自動へ・・
機織りでは、横糸用のシャトル(=杼・梭ともいう)を手で縦糸の隙間へ左右から通していましたが、この機械では手の代わりに縦の棒を左右につけて、この左右の棒(上の↓印で示した棒)でシャトルを勢いよく叩いて糸を通すようにしたのです。叩いた勢いでシャトルが移動しますから、目にもとまらぬ早さです。
織物が人の力に頼ることなく織れるようになったのです。
杼(シャトル・梭〔おさ〕)については、↓を参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:V%C3%A4v,_Skyttlar.jpg
その後、シャトルの交換も自動になり、糸が切れた時の自動停止装置も高度になって、織物の品質も生産量も飛躍的に向上したようです。 -
昔の織物工場の様子とのことです。
私の母も、若い時には紡績工場か織物工場に勤めたことがあったと言ってました。
その頃は長時間労働で、夜勤もあって大変だったようです。 -
横糸通しが人の手からはなれて、自動化がどんどん進みました。
ところが、シャトルが織物の全幅を通り抜けるには作動範囲も長いし時間もかかると言うことになって、織物の両側にシャトルを置いて、織物の幅の真ん中で右からきたシャトルは左からきたシャトルに糸を渡して帰るようにしたのです。
コレによって、シャトルの動きは半分になり、布を織る時間は1/2に縮められたのです。1分間で100往復くらいするようですから、もう目では分かりません。
写真は二つのシャトルが真ん中で出会ったところです。 -
もう少し大きくして見ましょう(拡大してご覧下さい)。
-
ここまでくると、シャトル自体がなくなって、「ウォータージェット方式」に変わり、超高圧で噴射された水に乗って糸が送られるようになりました。
1分間に数百回も噴射していますから、目をこらして見てもサッパリ分かりませんよ〜。 -
「ウォータージェット方式」が「エアジェット方式になって、さらに進化。
1分間に400〜500回ほども糸が通されるようになって、しかも横糸も縦糸も自動で修復されるってんですから、生産のスピードは無茶苦茶速くなりましたね。 -
空気の流れで糸をつなぐ機械です。
もう、本当にあっけにとられるばかりです。 -
糸をつなぐ機械の解説です。
解説を読んで、文字は読めても、動作の内容を理解するのは難しいですね。
こんなに生産のスピードが速くなったのに、人間の「労働」」はラクになったのか??
問題はそこです。生産機器の高性能化と人の知識や社会ルールが噛み合わないと、何か知らんけど変なことになってしまうんですね。ヨーロッパ社会と日本社会の違いは、その辺を示唆していますね。 -
さて、次は自動車です。
コレはトヨタの初期の頃に生産された、「AA型」と呼ばれたスタンダードセダンです。
戦前に制作された乗用車で、結構大きな車です。エンジンの大きい(約3400cc)割には馬力の出ない時代ですね(65馬力)。
エンジンの馬力が少ないことは船のエンジンでも同じで、半世紀以上も前の船のエンジンも大きくて音もうるさい割には馬力は小さかったです。 -
トヨタの未来型コンセプトビークルと言われている、一人乗りの乗り物です。
愛知万博でも展示されましたし、何かのイベントで展示されることもありました。
動力源はバッテリーで、謂わば「電気自動車」ですね。 -
トヨタの歴代の車がずらりと並んでいます。
これらの車を見ると、ついつい外板面の歪みの出具合をチェックしたくなってしまいます。私のこんなクセは、死ぬまでなくならないでしょうね。
以前、どこかのマツダのディーラーを覗いた時、ついつい姿勢を下げてボデーの内外の品質を見てしまったんですよ。そうしたら、エライ人??が飛んできて
「どちらの方でいらっしゃいますか」
なんて言われてしまって、ハッと我に返ったことがありましたね。
どのようなものでも、手を加えればどこかに「歪み」が出ます。それを最小限に抑えるのが、設計の力と「匠の技」なんですね〜(~o~)
人間でも同じです。想いが弱すぎたり強すぎたりしても、また周囲と相互に噛み合わなかったりしても、人の心や人間関係に「歪み」が出ますね〜。 -
車の部品をプレス機で加工する様子です。
このプレスは、「600トン・シングルプレス」です。
私自身もこれと全く同じプレス機を使ってテストしたことが、何度も何度もありましたので本当に懐かしいです。
幾つかの工場の300トンプレスから2500トンくらいまでのプレス機を使って、たくさんのテストをしたものです。
この機械の中に潜って、危うく潰されそうになったこともありましたし、地下に落ちそうになったことも何度かありましたねぇ。
この機械の操作はまだ忘れていないと思いますけど、どうかな??(~o~)(^O^)
このプレス機は、車の外板(ボンネット・ルーフ・ドア・フェンダー・サイドメンバー等々・・・)を加工するプレス機のうち、「中型」のプレス機になります。このようなプレス機が、3〜5台ほど前後に一列に並んで、無人運転で連続加工をしますよ〜。
この写真では、左側のフェンダーを加工する型(2工程目)が取り付けられています。
皆さんも、プレス工場を見学されますと面白いと思いますよ!! -
産業技術記念館のロビーといったところです。
ここで一服していましたら、黒のスーツを着たどこかの会社の人たちが大勢来ていました。一つの団体(グループ?)、そしてまた一つの団体といった具合に・・。
どこかの会社の研修にも使われているのですねぇ。 -
あれっ!!
奥様方はなにを見ていらっしゃるんですかぁ??
産業技術記念館ではなかったのですか・・(-_-;)
(「ノリタケの森」のお話は、カミさんの話を元に私が書いたものです) -
奥様方はあっちの方へ行ってしまうよ〜〜(T_T)
お〜い!!おかあさ〜〜ん!!オレをおいていってはダメだよ〜〜(;_;)(T_T)
母子別れの地でもあるまいに、どうして別れ別れに・・(T_T)
オッと、間違えた!!母子じゃないんだ!
ワシは亭主だぞ!!(^O^) -
「ノリタケの森」は結構広くて、広い公園と言ってもいいくらいです。
ここは「リラクゼ−ションエリア」といわれている広場です。散歩にはもってこいですね!!
中央の高いものは煙突です。煙突の上にちょっと見えるのはサンタ・クロースですよ!!
クリスマスに向けて、イルミネーションもやっているようですね。
このような煙突は6本あって、ほぼ一直線に並んでいます。ノリタケのシンボルとして残されているんですね。
煙突の向こうの茶色の建物は、「モリタケの森」の中の施設「森村・大倉記念館」です。
「ノリタケの森」は、↓を参照されて下さい。
http://www.noritake.co.jp/mori/index.html
地図は↓をご覧下さい。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&msa=0&msid=101016593599736252226.00047b52641a3d30aa61f&brcurrent=3,0x6004bad5499332e7:0xeb5fa65d181541a7,0&ll=35.179285,136.880379&spn=0.005805,0.007381&z=17 -
子供たちが遠足に来ていましたね。
小学校2〜3年生くらいでしょうか。
それにしても、こんなところで座り込んだりして何をしているんでしょうかね?? -
コレより、「WELCOME CENTER」に入ってみます。
どんなことで「WELCOME」してくれるでしょうかね??(^o^) -
入館料は500円です。
65歳以上の方は「無料」なんですよ!!
皆さん!! 早いところ、65歳になりましょう!!(~o~)!(^^)! -
ディスプレイで所蔵品を紹介していました。
これは、「飾り壺」です。明治24年〜36年頃ですから、日清戦争から日露戦争直前の頃の作品ですね。
ところで、ノリタケとはどういう会社なのか?私は知りませんでした。
ノリタケですから「海苔竹」と勝手に漢字化し「海苔」に関係あると思っていました。
ところが、昔の「日本陶器」という会社だったんです。「ノリタケ・・」という社名は会社の所在地名を付けたのですね。素直な会社だと思います。
そこへ行くと、会社名を自治体名に押し頂いたてところもあります。それは豊田市です。
その当時、そうした行動を冷ややかにみた人も少なくなかったようです。
「ノリタケ」は日本で最初に洋食器を作った会社で(当時の社名は今と違います)、今では洋食器のほかに研削砥石や研削工具、ガラス、セラミック関連の各種製品を出しているようです。 名古屋地域では優秀な技術を持った老舗の企業ですね。
詳しくは↓をご覧下さい。
http://www.noritake.co.jp/company/products/index.html -
絵付け体験コーナーで作られたものを、展示していました。
ノリタケの森では、常滑の「INAXライブミュージアム」のように、いろいろな体験も出来るようです。
これもやってみるといいですね(^o^) -
ノリタケ製品の展示とショッピングのところへやってきました。
食器類を中心とした展示で、とても上等なものが並んでいますよ〜。 -
これらを見ていると、あれもいい、コレもいいなんて感じになってきます。
-
ご覧の通り、「ブリザードブーケ」です。
-
「アウトレットショップボックス」をでて、一服の皆さんです。
つい一週間ほど前の「INAXライブミュージアム」そしてきょうの「産業技術記念館」と「ノリタケの森」は、産業技術の発展と暮らしとのつながりを人々に分かりやすく紹介するもので、文化施設としてもとてもいい地域活動ですね。
名古屋圏では、このような取り組みを「産業観光」などとも言っています。 -
「産業技術記念館」に戻って、お昼をいただきました。
このお肉は美味しかったです!!(^_^)
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