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イギリス料理の美味しい食べ方 塩味は自分で整えるのが英国流 - ロンドンのクチコミ

yamada423さん 写真

yamada423さん
男性 / ロンドンのクチコミ : 2件
旅行時期 : 2010/10(約14年前)

シンプソンズのロースト・ビーフ

シンプソンズのロースト・ビーフ

  • シンプソンズのロースト・ビーフ
  • アフタヌーン・ティーのムースとケーキ
  • イギリス名物 フィッシュ&チップス
  • ヒースロー空港のシーフード・バーのスモーク・サーモン

イギリスへの旅行経験者による「イギリス料理は美味しくない」という間違った先入観が日本において広く伝わっています。

私が1980から90年代に仕事で付き合いがあったイギリス人から学んだイギリス料理の一般的な食べ方を紹介します。美味しく食べられる方法はきっと役に立つと思います。

イギリス料理は一般的に塩味は食べる人が自分で調整するのだそうです。テーブルには必ず塩・コショウが用意されています。できたばかりの料理は基本的にかなりの薄味で、そのまま食べれば誰でもまずく感じてしまいます。
上記のイギリス人と食事のとき、ステーキに白くなるほど塩をふるので「高血圧は心配ないのか」と聞くと、「塩味はついていないので自分で調整するのだ」という説明でした。

日本において和食、中華、フレンチなどの一流レストランのテーブルには塩・コショウは置いてありません。シェフ(調理人)の面子にかけても置かないでしょう。
イギリスへ行ったらイギリスの伝統食文化に従って遠慮なく自分で塩味を整えましょう。
「郷に入ったら郷に従え」です。
但し英国商務省観光局ではWHO(世界保健機構)に遠慮してかどうか知りませんが、この英国の食文化をPRはしていないようです。

イギリスの一流ホテルでのアフタヌーン・ティーの旅行記で、不満はただ一つ「塩味が足りなかった」との記載を見て、やはりこの味付け方法をご存じなかったと思いました。
池上彰の「そうだったのか」シリーズに載っているかどうかは知りませんが(笑い)、このクチコミが連鎖して広まるといいな、と思います。

添付の写真は代表的なイギリス料理ロースト・ビーフですが、美味しいソースが添えてあり塩は要りませんでした。右端に塩は見えます。(ロンドンのシンプソンズ)
http://www.lib.uk.net/uk_eating/restaurant_review17.html(日本語サイト)

なお、モン・サン・ミッシェルの有名なホイップ(半熟ふわふわ)オムレツも、美味しくないと感じるのは塩味が薄いためでしょう。自分で調整するなり、ケチャップをもらうなりするとよいでしょう。ケチャップ持参の方もいるようですね。

一般的には「人がおいしいと感じる塩分濃度は、人の体液の塩分濃度より少し濃いめの1%」といわれています。
<参考サイト>美味しさを科学する
http://www.nissui.co.jp/academy/taste/02/03.html
    yamada423
追記
2012.8.4 ロンドン・オリンピックの取材から帰国した堀尾正明がロンドン豆知識として「料理の味付けは自分でしろ」を紹介していました。

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