2026/03/24 - 2026/03/24
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bunbunさん
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南巨摩郡身延町にある日蓮宗総本山:身延山久遠寺には、2017年5月に行きましたが(https://4travel.jp/travelogue/11315412)、境内に随分立派なしだれ桜の木があり、満開の時はさぞかし綺麗だろうなと思っておりました。そんな折、tvのニュースで久遠寺の桜が見頃を迎えたとの報道があり、天気を調べたら翌々日の午前中が快晴とのことでしたのであわててレンタカーで行って来ました。
本報告で用いる桜の名称ですが、生物学の慣例にしたがって学術的な説明の場合はカタカナ表記とし、観光等の説明に使う場合は皆さんが慣れ親しんでいる漢字や平仮名表記とします。但しカタカナ表記が固有名詞になっている場合はどちらもカタカナ表記です。
久遠寺境内には樹齢400年以上されるしだれ桜を含めた何本のも桜があり、また、西の谷には樹齢200~300年の桜が約50本あります。
どうせ行くなら他にもと思って調べたところ、久遠寺から約14 km南下したところに原間のイトザクラがあってここも見頃とのことでしたので、この桜も見学してきました。
ここで「イトザクラ」は平安時代から呼ばれていたサクラの名称で、現在の「シダレザルラ」のことです。このため「シダレザクラ」の学名は「Cerasus itosakura ‘Pendula’」、「Cerasus spadhiana ‘Itosakura’」(https://4travel.jp/travelogue/11232576)等と「itosakura」を含みます。この「シダレザクラ」は「エドヒガン」(https://4travel.jp/travelogue/11477464)の枝が垂れたものです。ちなみに、「ソメイヨシノ」は「エドヒガン」と「オオシマザクラ」の交雑もしくは交配で生まれたものです(https://4travel.jp/travelogue/11232576)。
身延山久遠寺については前報で詳しくご報告しましたので、今回は、上記2ヶ所の桜を中心にご報告しますが、前回見逃した建物等がありましたので、今回追加でご報告いたします。
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久遠寺には10:00頃着きましたが、平日にも拘わらずしだれ桜が見ごろとあって、たくさんの観光客が訪れ、せいしん身延山有料駐車場(収容台数130台)、門前町仲町駐車場(無料、収容台数31台)、門前町総門駐車場(無料、収容台数31台)、久遠寺三門駐車場(無料、収容台数20台)等の常設駐車場は全て満杯で、久遠寺境内から東に道のりにして約1 kmにある、身延山聖園駐車場臨時駐車場への車列に30分程並び、ようやく車を置くことができました。
この写真は帰りに撮影したものですが、アクセスが分かり易いようにここで示します。
この駐車場は久遠寺境内より約20 m高い所にありますが、久遠寺に行くには30 m程下りたあと10 m程上ることになります。
ただほかの無料駐車において、標高差104 m、287段の菩提梯を上ることを考えれば、この方が楽かもしれません。 -
一旦駐車場から久遠寺の方向(西方)に下り、また上りになります。
綺麗なしだれ桜が咲いてますね。
住人のかたには申し訳ありませんが、電線が邪魔ですねえ。これまで欧米を随分回ってきましたが、電線や電柱は殆どありません。国交省は防災面からも無電柱化を進めているようですが。 -
しだれ桜、ズームイン。
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ここで境内のようすが分かるよう、この先にあった身延山久遠寺の案内図を示します。
私達は右下から西に向かい、甘露門に通ずる石段を北東に上って本堂前広場に入ります。 -
甘露門に通ずる石段の上り口に来ました。
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甘露門の手前まで上ってきました。
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甘露門をくぐり、本堂前広場に入りました。
正面の建物は仏殿、その左は樹齢400年以上されるしだれ桜のひとつ:瓔珞(ようらく)桜です。
満開ですね。右は赤松です。 -
石垣超に北に見た瓔珞桜。
左側には別のしだれ桜があります。
手前の看板には
「日蓮聖人の御言葉
受け難き人界の
生をうけ、
値い難き如来の聖教に値い奉り
一眼の亀の浮木の
穴にあへるがごとし
聖愚問答鈔」
と書かれています。
ここで「一眼の亀」は 100年に一度だけ海面に顔を出す盲目の亀のことであり、「浮木の穴 」は 広い海にただ一つ漂う、穴のあいた丸太のことです。
したがって、分かり易くは、
「人間として生まれること自体がとても難しい。 さらに、その人生の中で仏さまの正しい教えに出会えることは、もっともっと稀なことだ。 それは、一つ目の亀が、広い海にただ一つ浮かんでいる丸太の小さな穴に、偶然首を入れるほどの奇跡である。」
と言った意味になります。
中央やや左の山の上には、前回行った奥の院へのゴンドラの駅が見えます。 -
北西から見た瓔珞桜。
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瓔珞桜、ズームイン。
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東の大客殿南端に移動して北西に見た、左から瓔珞桜、納牌堂、仏殿、松、右端は大客殿です。
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瓔珞桜の北東に近づいて、南西に見た瓔珞桜。
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2012まで仏殿納牌堂で使われていた獅子口瓦。
「仏殿納牌堂 獅子口瓦
この獅子口瓦は、仏殿納牌堂の大棟西側に備えられていた鬼瓦で、昭和6年(1931)日蓮大聖人第650遠忌の報恩事業として仏殿納牌堂が新たに建立されてより、日蓮大聖人御降誕800年の慶讃事業として、平成24年(2012)に屋根瓦を銅版に葺き替えるまでの約80年間、 仏殿納牌堂の屋根を平穏ならしめてきた鬼瓦である。
展示の獅子口瓦とは、京都の寺本甚平衛製瓦にて作成され、大棟両端鬼瓦のところに備えられる駒形箱型の瓦をいい、「経の巻」を頂部に配し、2本の「綾筋」の下に「井桁に橘」紋の意匠が施されている。
足下瓦から獅子口最頂部までの高さは2.8メートル、 足下瓦左右の幅は2.2メートルに及び、これが地上より約21メートルの高さに備え付けられていた。もって身延山三堂のーの威容に相応しいものだったといえよう。
維時 平成25年8月 吉日
身延山久遠寺」
―説明板の説明文より―
漢数字は適宜アラビア数字に変換しております。 -
仏殿南から見た西方。
しだれ桜が3本見えますね。
左は先ほど見た瓔珞桜、その後方にもしだれ桜が見えます。
右側はもう1本の樹齢400年以上のしだれ桜:妙法桜です。 -
1つ上の写真で左後方に見えたしだれ桜。
これも立派ですねえ。 -
開基堂(以下で説明)前の香炉屋。
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開基堂
「このお堂は、身延山開基大檀越(だいだんのつ)南部實長(さねなが)公(法寂院日圓上人)をおまつりしてあります。日蓮聖人は文永11年 (1274)、領主南部貴長(波木井)公のお招きによりこの身延のお山にお入りになられました。實長公は「今生は實長が身に及ばん程は見つぎ奉るべし、後生をば聖人助け給へ」とのお約束どおり、日蓮聖人ご在山の9ヶ年間―族をあげてこ給仕され、身延山を中心とした13里四方を日蓮聖人にご寄付され、子々孫々に亘り身延山を護ることを戒められました。」
-説明板の説明文より-
漢数字は適宜アラビア数字に変換し、ルビは( )内に示しました。 -
開基堂前から見た北方。
左から瓔珞桜、棲神閣祖師堂(せいしんかくそしどう)、妙法桜、新客殿です。 -
近づいて、妙法桜。
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建物の後方、北の山の方にも桜が見えますねえ。
左はしだれ桜か。 -
1つ上の写真のしだれ桜、ズームイン。
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また、妙法桜です。
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妙法桜南の池の錦鯉。
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妙法桜の西(手前)のピンクのしだれ桜。
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ピンクのしだれ桜と報恩閣(総受付)の屋根越しに見えるしだれ桜。
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屋根越しに見えるしだれ桜、ズームイン。
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棲神閣祖師堂前の香炉屋。
「身延山久遠寺祖師堂前香炉屋」の名称で、文化庁から登録有形文化財(建造物)に指定されています。
「祖師堂正面に建つ香炉の覆屋。方一間、宝形造瓦棒銅板葺。禅宗様を基調とし、組物は二手先、軒は二軒扇垂木とする。虹梁形内法貫の中央を湾曲させて花頭枠風とし、獅子鼻や中備の龍彫物も緻密で秀逸。鏡天井に躍動的な龍彫刻を飾る。見応えある意匠の小舎」
―文化庁解説より― -
大鐘と五重の塔
「大鐘
大鐘は寛永元年(1624)、二十一世日乾(にちけん)上人の代に鋳造されたことが鐘銘にあり、初め修行僧道順が梵鐘寄進を発願し、諸国を行脚して浄財勧募に努めましたが、その中途に未だ志を果さずして逝去したことを聞き、徳川家康の側室養珠院(お万の方)がいたく道順を哀れんで、自らの浄資を寄進して道順の誓願を成就するために鋳造されたものです。毎朝夏は5時、冬は5時半、タ方は5時ないし4時半に撞かれますが、その他は除夜の鐘と身延山に緊急のことが起こった時以外は撞かないことになっています。なお鐘楼は明治15年(1883)山梨県の南条講題目結社の丹精によって建立されました。」
―説明板の説明文より― -
大鐘(右)の南側の桜。
後方は手水舎と五重の塔です。 -
灯篭、五重の塔とその西(左)の桜。
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上から見た、標高差104 m、287段の菩提梯。
これは今の私じゃ上れませんな。 -
五重の塔の西側の桜。
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北東から見た五重の塔の西側の桜。
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この後、西の谷の桜を見に行きます。
途中、本堂南西の角の西側にあった、第九十世日勇上人の教え(お言葉)。
トランプに読ませてやりたい。 -
本堂西側から見た西の谷の桜。
寄棟屋根の建物は宿坊です。 -
少し北に進んで望遠見た、西の谷の桜。
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さらに北に少し進んで、斜行エレベーター乗場付近からみた西の谷の桜。
右下はせいしん身延山有料駐車場です。ここに車を置いて斜行エレベーターでここまで上ってくることができます。 -
しだれ桜、ズームイン。
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棲神閣祖師堂と報恩閣の間にあるエレベーターで二階に上がり、東に進みます。
幅の狭い格子窓から見た、建物北側の庭園。
松と桜と石がいいねえ。
右にその一部が見える白い建物は御真骨堂です。 -
少し東に進んで、松と桜。
左の建物は報恩閣です。 -
1つ上の場所を広角撮影。
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また少し東に進んで、松と桜。
格子窓のお陰で写真は撮りにくいのですが、スマホのレンズは小さいので、狭い隙間から何とか写真が撮れるのはありがたい。 -
本堂で御参りをして外に出て来ました。
天気予報通り雲が出てきましたね。
線状の雲は飛行機雲ですか。
拝殿の階段に上って見た南西方向。 -
久遠寺の桜見物をこのくらいにして駐車場に向かいます。
最後にまた妙法桜。 -
妙法桜。
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妙法桜。
雲のある青空も味がある。 -
瓔珞桜。
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時鐘
「明治10年(1877)山梨県の南条講題目結社の建立によるも、昭和27年(1952)焼失し、永田雅一氏が再建しました。梵鐘は四国松山城主久松家の祖定頼の正室養仙院殿の 寄進で、延宝8年(1680)に鋳造され、三十一世日脱上人の鐘銘があります。」
―説明板の説明文より―
漢数字は適宜アラビア数字に書き換えてあります。 -
駐車場に戻ってきました。。
この後国道52号線を通って、約14 km南の原間のイトザクラに向かいます。 -
国道52号線から外れ、南部町本郷の民家の間を走る路地を、ナビはしっかり案内してくれて、身延山久遠寺から30分程で原間のイトザクラにたどり着きました。
旧法眼寺境内にある樹齢150年~200年と言われているしだれ桜です。
バックは青空ですが、ここから見る太陽は雲に隠れています。
それでも、町の天然記念物に指定されているだけあって、見事なもんですねえ。
境内には普通車10台ほどが停められる無料駐車場がありますが、それほど混んでおらず、すんなり停めることができました。 -
帰ろうとしたら、雲の切れ目から太陽が出てきたので、見る方向を変えて原間のイトザクラの写真をもう一枚。
1つ上の写真の桜と若干色が変わっていますが、これは白色の太陽光が直接桜に当たることにより、相対的に空の青色が減少し、補色である橙色が増えたためと考えられます。 -
駐車場の北側の桜も見頃です。
これで今回の桜見学は終わりです。
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