2026/03/04 - 2026/03/05
133位(同エリア347件中)
HITACHI01さん
- HITACHI01さんTOP
- 旅行記99冊
- クチコミ98件
- Q&A回答0件
- 68,151アクセス
- フォロワー37人
NHK大河ドラマ巡礼のたび物語
清須の空は、どこまでも高く澄み渡っていた。朱塗りの橋を渡り、清洲城の天守を見上げると、若き日の豊臣秀長は、兄・秀吉の瞳に宿る熱い野望を思い出す。かつてこの地で、織田信長という巨星に仕え、ただの百姓が天下を目指すという荒唐無稽な夢を共有したあの日。清洲の酒を酌み交わし、未来を語り合った温かな夜の記憶が、今も胸の奥で微かに熱を持っている。
清須を背にし、西へと車(馬のつもりで)を走らせる。かつて桶狭間の風が吹き抜けた地を通り過ぎ、たどり着いたのは墨俣だ。秀吉が、わずか一晩で築き上げたという伝説の城。木曽川のほとりに立つと、兄弟が泥にまみれ、蜂須賀兄弟と死に物狂いで築城に挑んだあの切迫した空気までが、現代の静寂の中に蘇るようだ。ここでは、柿の甘みが疲れた喉を潤す。秋の陽射しを浴びたその果実の橙色は、かつて築城の灯火が夜を染めた時の色と重なって見えた。大垣はその昔、大柿だったという。
さらに西へ。垂井の森を抜けると、ふわりと香ばしい小麦の香りが鼻をくすぐる。かつての戦火の跡地には今、人々の生活を支える柔らかなおしゃれパンが並ぶ。歴史の重みに触れた心に、日常の温かさが染み込んでいく。
そして今、関ケ原の深淵へと足を踏み入れる。天下を二分した決戦の地、そこは今は静かな森に包まれていた。かつて武将たちが命を燃やしたこの地で、精をつけるために食したという猪肉を口にする。脂の強いその力強い味わいは、乱世を生き抜くための生命の記憶そのものだった。
旅の終着点、揖斐川の山並みを見上げれば、そこには幾重にも重なる茶畑が広がっている。天を突くような緑の絨毯。天空に広がるその茶畑で淹れられた揖斐茶は、清廉でいてどこか苦い。天下統一という夢の果てに、兄弟が何を見て、何を思っていたのか。その答えを探すように、最後の一滴を静かに飲み干した。
清洲の酒から始まり、墨俣大垣の柿、垂井のパン、関ケ原の猪、そして揖斐の茶。西へと向かう道すがら、秀長が辿った足跡を追い、この土地の恵みを体内に取り込むことで、ようやく兄弟の見た「天下」の輪郭が、少しだけ掴めたような気がした。
-
春、花の季節に、出発です。
-
正面からの、清洲城、綺麗に整備されてます。
清洲城 名所・史跡
-
豊橋のずっと西です
CAFE DANMARK JR豊橋駅店 グルメ・レストラン
-
天守閣からの眺め、酒造工場かな。
清洲ふるさとのやかた お土産屋・直売所・特産品
-
巨大な建造物が途中にあります、これほど高ければ、秀長も苦労せずです。最近の建築物です。
138タワーパーク 公園・植物園
-
新芽が綺麗な季節です。
-
途中、岐阜城にも、お立ち寄り。
岐阜城 名所・史跡
-
楽市楽座を模した、新しい施設です。岐阜公園。
-
金華山と呼ばれてます。むかしの稲葉城です。
岐阜公園 公園・植物園
-
こちらが、かの有名な、一夜城なり。
墨俣一夜城 美術館・博物館
-
兄、秀吉像が、鎮座しております。
すのまた桜まつり 祭り・イベント
-
隣の町、大垣の水門川です。
-
大垣のお寿司やで、一休み。
-
ショッピングモールで、高校生バンドの生演奏
-
大垣駅そばの喫茶店、閉店なり。
-
不破郡垂井町まで来ました、地元で有名な喫茶店、パンの香りが、すんごいんです。
-
キタキタキタ、関ヶ原駅です。
-
歩道に戦国武将がずらりと並びます。
関ケ原駅 駅
-
揖斐茶を求め、揖斐郡まで足を伸ばしました。
-
揖斐郡大野町、イビデンという半導体メーカーの工場近くです、大垣本社のビックカンパニーです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20