2026/02/09 - 2026/02/12
-位(同エリア90件中)
国電さん
■はじめに
今回のプチ移住(10日間程度の短期滞在型旅行)は、宮崎県の延岡市である。キッチン付きのホテルを探していたが良い場所が見つからず、「レンジと冷蔵庫があればどこでもいいか」と切り替え、最初は宮崎市内を考えていたが、結果的には延岡市になってしまった。宮崎県は上下に長く、延岡はかなり北部になってしまうが、高千穂などを中心に周ろうと思っている。
1日目は移動日、2日目は高千穂への観光、3日目は鹿児島県に浮気して食事付き観光列車の旅、4日目は都農や美々津方面への観光である。
*ブログでは、旧旅行記の動画や写真での補足、資産関係などを随時更新しています。以下をご覧ください。
「少しだけFIRE、時々プチ移住、そして鉄旅」
https://tadanokokuden.com/
「鉄旅の動画保存庫」
https://www.youtube.com/channel/UCQ37SlkTE5m8EQbeOnQji9g
X(旧twitter)
https://x.com/TadanoKokuden
- 旅行の満足度
- 4.5
-
■2026.2.9
今日は13時20分発の便で宮崎に飛ぶが、昨日の降雪の影響で羽田空港が少し混乱しており、宮崎空港には30分以上遅延して到着した。15時34分発の列車はもう影も形もなく、次の出発は16時43分である。
JR九州の各駅停車はロングシート化が進んでいるが、入線してきた車両は少し古めで、しかもクロスシート車両であった。これは有難い。
@延岡行 -
定刻に宮崎空港を出発した。すると次の駅で、測定車両であるDEC741と行き違った。JR西日本の車両であるが、運用を調べてみたらちょうどJR九州に出張しているところであった。
@珍しい -
その後は宮崎などを経由して行ったが、帰宅のラッシュも重なり、車内は駅に停まるごとに混んでいった。
しばらくすると、右手に高架が見えて来る。これは以前にはリニアモーターカーの試験線として使われていたもので、今では廃墟(ソーラー施設の土台など)になっている。
@今は昔 -
日も落ちた18時28分、延岡に到着した。安ホテルは、駅から歩いてすぐである。
ホテルに荷物を置いて、すぐ近くにあるスーパーへ向かった。延岡で捕れたサバと割引になっていた刺身を買い、これらが今晩のツマミである(ホテルにキッチンは無いが、レンジ調理機や包丁は持って来ているので、それで簡単に処理して調理するのである)。
@食材 -
■2026.2.10
今日は、SUNQパスの南九州版(3日間使えて8,500円)を使うことにしている。当初は宮崎交通の一日券(2,000円)を使うことも考えたが(3回使っても6,000円で済む)、2月14日に熊本県の南阿蘇鉄道に浮気する予定であり、高千穂から高森までの料金(単純往復で3,000円)を考慮して、SUNQパスにしたのである。
ということで、まずは6時50分発の高千穂バスセンター行からである。
@高千穂行 -
高千穂までは、1時間20分のバス旅である。JR高千穂線は2005年の台風被害によって運休となり、そのまま廃止となってしまっている。このバスはその代替を兼ねているが、谷底近くを走っていた鉄道と違って高台のバイパスを通るため、廃線跡にはほとんど沿わない。
@小さく見える廃線跡 -
定刻より少し遅れた8時13分、高千穂バスセンターに到着した。高千穂には何回か来たことがあるが、高千穂峡は1回しか行ったことがないため、再訪である。
バスセンターから30分ほど歩いて、渓谷に辿り着いた。まだ朝なのに、ボートに乗っている観光客が多数である。
@高千穂峡 -
渓谷を散策してから歩いて駅方面に戻ったが、せっかく高千穂に来ているのであるから、高千穂神社に寄っていった。まだ朝ということもあり、誰もいない神社は新鮮であった。
@人がいない -
バスセンターに戻り、次に乗るべきバスを待った。バスセンターに居付いているらしき猫が猛突進して来たので、その子を相手にしての待ち時間である(正面から写真を撮りたいのだが、カメラを構えると突進してくるため、こんな構図でしか撮れなかった)。
@猫相手中 -
続いて乗るのが、9時36分発の岩戸行バスである。見た目は宮崎交通であるが、高千穂町の「ふれあいバス」として運行されているため、SUNQパスは使用できない(ただし、運賃は100円や200円など、格安である)。
@岩戸行 -
15分ほどバスに乗り、岩戸に到着した。高千穂には何度か来ていると書いたが、岩戸まで来たのは初めてである。
ということで、ド定番の天岩戸神社を参拝である。
@天岩戸神社 -
御神体の天岩戸は神社の裏手にあるが、30分に1回無料の案内があるという。ちょうど10時であったので、それに参加した(御神体は撮影不可)。
見学を終えてからは遊歩道を歩いて、天安河原へ向かった。賽の河原のように、たくさんの石が積まれていたのが印象的である。
@天安河原 -
その後は東本宮にも行って(こちらは人が皆無)、11時27分のバスに乗って高千穂バスセンターに戻って来た。
続いて乗るのは、同じく「ふれあいバス」である12時05分のバスである。それに乗り、坂の下バス停で下車した。目的は、保存されている高千穂線の車両である。
@たかちほ号 -
この車両は高千穂線で走っていた車両であるが、ただ単に係留されているだけではなくて、中に入ることもできる。運転席もそのままであり、そこも見学ができるようになっている。
@車内 -
たかちほ号の裏手にあるSLも撮影してから、トンネルに向かった。ここには、焼酎が貯蔵されている。
なお、ネットの紹介記事や口コミで「高千穂線の廃線跡」と書いてあるものが多いが、ここを列車が走った記録は無い。正確には「未成線跡」である。
@鉄道が走らなかったトンネル -
あれこれ見学を終えたが、戻りのバスまで40分くらいある。スマホに調べさせると、バスセンターまで歩いても50分くらいなので、歩いて帰ることにした(下り坂であるし)。
バスセンターに戻り、13時30分のバスに乗って、星雲橋バス停で下車した。ここから歩いて数分の場所にあるのが、道の駅星雲橋である。バス停名や道の駅の名にある通り、近くには星雲橋がある。
@星雲橋 -
なぜここに来たのかというと、だいぶ前(15年以上前)に来た際に、確かここでウズラの姿焼きを買ったのである。何か珍しいものがないかと探したが、そういう変わったものは無かったものの、地元の卵を見付け、また地元の柚を使った唐揚げがあったので、それも買うことにした。
@食材など -
バス停に戻り、14時40分のバスに乗り込んだ。延岡から高千穂へのバスにはバイパス経由と旧道経由の2系統あり、こちらは旧道経由である。
バイパスを走り続け、梁崎バス停を過ぎると旧道に向かって下り続け、最初のバス停である槇峰バス停で下車した。目の前にあるのが、重要文化財にも指定されている綱ノ瀬川橋梁である。
@綱ノ瀬川橋梁 -
レールが外されている路盤跡を歩いて行くと、槇峰駅跡である。レールは無いが、ホームや駅舎などはすべてそのまま残っている。
@槇峰駅 -
さて、この後であるが、旧道のバス停で延岡行を待っていたのでは次まで2時間もある。バイパス経由であれば1時間以内に来るが、とてつもない標高差があるので歩きたくはない。そこで、15時49分発の高千穂行に乗って少しだけ逆行して、そしてバイパス経由のバスで延岡行に乗ることにした。こうすれば、あの高所まで歩かなくて済む。
@綱ノ瀬川橋梁と国道バイパスの高低差 -
しかしそのバスに乗るにしても、まだ40分以上ある。まずは川沿いに高千穂方面に歩いて発電所などを見て戻って来たが、まだ時間がある。よって、続いては延岡側に歩いてみた。橋に続く廃線跡も残っており、四国の大歩危程ではないにしても奇麗な渓谷が沿っている。観光要素として充分であるため、廃線は本当に惜しい。
@渓谷に沿う -
件のバスに乗ってバイパスまで登り、対向する延岡駅行のバスに乗って帰路に就いた。
終着までは乗らず、コープ前というバス停があったのでそこで下車してスーパーに向かった。手に入れたのは、まずは地元のメジナである。また、延岡と言えばチキン南蛮で有名である。ということで、それも入手である。
@夜用 -
歩いてホテルに向かおうとすると、なんだか騒がしい。近づいてみると、たくさんの出店が並んでいる。どうやら今日明日と「十日えびす」開催日であり、今日が「本えびす」であるという。まったくの偶然であるが、こういう地元のイベントに出くわすのは、旅の醍醐味である。よって、賑わいを経由してホテルに戻った。
@大賑わい -
■2026.2.11
今日は鹿児島県に少しだけ浮気して、食事付き観光列車である「マグマやきいも電車」に乗るが、その前後の移動だけ記載しておきたい。
使用する切符は、JR九州の株主優待券である。九州全土で利用できるし、特急料金だけを支払えば特急も乗車可能である。例年6月になると値崩れして千円くらいになるが、今はまだ高い。ネットオークションで、4,800円+送料で落札してある。
@株主優待券 -
6時過ぎにホテルを出て、延岡駅にやって来た。改札で株主優待券に日付を入れてもらい、6時18分発の南宮崎行に乗り込んだ。
そのまま宮崎に行っても乗り換え時間が余ってしまうため、1つ手前の宮崎神宮で下車した。目的は、当然の如く宮崎神宮である。
近付いて行くと、何やらイベントの準備中であった。よく考えたら(考えなくても)今日は建国記念日である。大きな神社で、イベントがあるのは不思議ではない。
@リハーサルで君が代が流れていた -
駅に戻り、各駅停車で宮崎に移動した。しばし時間調整をして、次に乗車したのは8時51分発の西都城行である。定刻に出発し、終着の1つ手前である都城で下車した。
奇麗な待合室(コンセントあり)があったのでそこで時間調整して、次に乗るのは10時25分発の鹿児島中央行である。これに乗ってしばらくすると県境を超えるため、プチ移住としての旅行記は一時中断である(鹿児島の様子は「大人鐡」シリーズとして掲載予定)。
@鹿児島に浮気 -
鹿児島市内で「マグマやきいも電車」に乗車して、鹿児島中央発17時33分の列車で宮崎に戻ってきた。終点の宮崎までは乗車せず、その1つ手前の南宮崎で下車。その理由は、ここから特急に乗って延岡に帰るためである。各駅停車より早く帰れることはもちろん、車内で一献して酔っぱらって帰ることもできるため、一石二鳥なのである。
@特急に乗る -
駅近くにあるスーパーで酒と食材を買い、鹿児島市内でも買っておいたツマミを並べて、一献の開始である。各駅停車であるとロングシートの確率が高く、仮にクロスシートであってもテーブルが無い。特急であればリクライニングシートでまったりと呑めるし、テーブルもある。延岡までの所要時間は1時間13分であり、呑む時間としてもちょうど良い。
@こんな感じで -
それにしても、日豊本線の路盤の悪さと来たら。上下の揺れが激しくて、テーブルのツマミが飛んで行きそうであった。
■2026.2.12
今日は、フリー切符系は使用せずに近郊の観光をすることにしている。
駅に向かい990円の切符を買い、8時28分発の各駅停車に乗り込んだ。ホームで待っていたのは、初日にも乗った旧型車両である。新型であるとロングシートになってしまうため、リクライニングシートに改造されているこちらの方が「当たり」車両である。
@再度乗る -
定刻に延岡を出発して、9時23分に到着した都農(つの)で下車した。ここで途中下車するのは、恐らく初めてである。
駅前には、大きな若山牧水の歌碑がある。若山牧水は日向市の山奥出身であり、明日はバス旅でそこまで行く予定である。
@歌碑 -
取り急ぎ観光、ということで、30分ほど歩いて都農神社に向かった。予想していたより大きな神社であった。
参拝を済ませたが、横を見ると「身代わり人形」というものがあった。面白そう、と書いては語弊があるが、珍しいのでやってみることにした。
@身代わりをお願い -
近くに道の駅があったので、地場の品を探して行ってみた。試食のトマトを食べたりして、最終的に購入を決めたのは、地元の落花生と放し飼い鶏の卵である。
@地場産 -
さて、あとは駅に戻るだけである。その途中にスーパーがあったので寄ってみると、刺身が安かったのでつい買ってしまった(都農漁港で捕れたカツオと、ヘーマ鯛)。小さいとは言え、刺身のサクが300円台で買えるのであるから、家の近くに欲しい店舗である。まだ11時台であるが、暑い季節ではないため、保冷の氷をもらっておけば大丈夫であろう。
@安い -
駅に移動して、11時39分発の各駅停車に乗って延岡方面に戻り、11時47分に到着した美々津で下車した。駅から歩いて30分くらいの場所にあるのが、重要伝統的建造物群保存地区である。ここには以前に来たことがあるが、再訪する価値がある場所である。ちょうど、「おひなさん祭り」が開催中で、数えきれないくらいのひな人形が展示中であった。
@ひな祭り -
美々津駅に戻ったのでは面白くないため、橋を渡って北方面へ歩き続けた。辿り着いたのが、道の駅日向である。駐車場には鰻の幟があり、店舗に入ってみると、小ぶりではあるが宮崎産の鰻があまり高くない価格であったので、買ってみることにした(安かった鶏の炭火焼きと共に)。あれこれ買い過ぎてしまったので、卵や鶏は明日以降に持ち越し決定である。
@つい買ってしまう -
さて、あとはもう帰るだけであるが、問題は交通手段である。道の駅の近くにコミュニティバスのバス停があるが、2時間に1本しかなく、つい先ほど出発したばかりである。ということで、最寄りの南日向駅まで歩くだけである。
またしても行脚であるが、2月とは思えないようなぽかぽか陽気であるし、宮崎っぽい景色を見ながら歩けば、苦行ではない。
@暖かい
南日向駅まで歩いて、14時49分発の列車に乗り、延岡には15時22分に到着した。まだ早いが、今日はこれで終了である。
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