神津島＜天上山・百観音手拭いスタンプ・天気の子プチ巡礼＞

2025/11/20 - 2025/11/23

前回悪天候のため登れなかった天上山に再挑戦と、東海汽船「スーパー島トクきっぷ（２等和室往復6000円！）」でさるびあ丸に乗り神津島へ向かう。強風につきさるびあ丸は多幸湾に着岸したので天上山登山は２日目とし、１日目は神津島百観音手拭い５か所のスタンプ押しとヤマスタのスタンプゲットで赤崎遊歩道、天気の子プチ巡礼で神津島高校・はるか展望台・千両池への道を歩く。２日目は強風も止み、念願の天上山に登れました。民宿・浜の家さんに２泊（お世話になりました）。一人旅。

エリア 神津島・利島・式根島(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今までさるびあ丸で島に向かうときは特２等に乗っていましたが、今回は格安チケットなので２等和室（レディースルーム）。キャンプ用のマット、夏用の寝袋、寝袋用のウォームシーツ、アイマスクを持参し、ぐっすり眠れました。

強風につき神津島の多幸湾に到着。天上山は２日目とし、１日目の予定を組み替える。村営バスで前浜港に向かう。村営バスは小さいので、荷物が大きいと乗り込むときに大変です…（しかし釣り人とキャンパーは容赦ない荷物を持ち込む）。さるびあ丸の到着が遅れたので多幸湾の湧き水は汲めなかった。神津島港のバス停は観光協会を通り抜けた海側の先にあります。

多幸湾 自然・景勝地

観光協会でスタンプ５か所の設置場所を口頭で確認し、よっちゃーれセンターで金目鯛フライサンドイッチをゲット（おいしかったです）。まずはネットで予約した浜の家さんに歩いてチェックイン。荷物を部屋においてから手拭スタンプ５か所を押しにいく。その前に息子が以前竹芝港のショップで購入してくれた神津島のほしぴこと記念写真。浜の家さんはとても良い宿でした。お世話になりました。神津島に行くときは次回もお世話になります。

島宿浜の家＜神津島＞ 宿・ホテル

物忌奈命神社。前回見つけられなかったスタンプ「神」をやっと見つけました。写真は神社の拝殿ですが、その左側の社務所的な建物の横（確か右側）にある妖怪ポスト的な入れ物の中に入っていました！視野を広く取らないと見落としてしまいます。神社は静かでとても良いところです。

物忌奈命神社 寺・神社・教会

写真にはありませんがAILANAでスタンプ「月」を押して（お店の方に場所を聞く必要あり）、スタンプ「百」の庵屋堂に向かい、強風の中歩いて北上。途中で郷土資料館に寄り黒曜石やおたあジュリア直筆の手紙が発見された新聞記事を拝見。庵屋堂への登山口は見落としやすいので注意が必要。登山道は気持ちの良い道ですが、笹が伸びていたりするので手袋を装備するとよいです。

庵屋堂。写真の手前に社務所があり、そこのドアをがらっと開けるとスタンプ「百」があります。社務所の表に妖怪ポスト（？）もありますが、そこにはスタンプがないので注意しましょう。旅行運と縁結びを祈る。

一度観光協会まで戻り、14時のバスに乗って赤崎遊歩道に行き、ヤマスタのチェックイン。赤崎遊歩道は現在工事中で入口の東屋にしか入れません。折り返しのバスに乗って観光協会に戻る。その後「中豊商店」でスタンプ「天」と「松村商店」でスタンプ「遊」をゲットし、ついに神津島百観音手拭いの10のスタンプ押しを達成しました！流人墓地でおたあジュリアの墓に参り、神津島高校へ向かう。

赤崎遊歩道 名所・史跡

神津島百観音手拭い（中央部分）。２度来島してやっと完遂。

神津島百観音手拭い（左側）。スタンプ「天」の二個目は二日目に天上山の黒島登山口で（昨日行った庵屋堂の上に）押しました。ここのスタンプはわかりやすく箱の中にあります。次回神津島に来たら秩父堂に詣でてスタンプ「百」をもう一つ押そうと思う。観音堂は現在行けないようです。

神津島百観音手拭い（右側）。スタンプ「金目」は失敗して二度押しした（前回）。

百観音手拭いスタンプラリーを無事終了したので、天気の子ぷち巡礼に移行する。今回神津島に来島するにあたり、映画「天気の子」を見て、できればゆかりの場所を見たいと思っていました。のでまずは主人公帆高君の神津島高校。

帆高君が卒業式後に下級生とお話ししていた東屋（はるか展望台）。強風の中、中豊商店で買った黒糖まんじゅうを食べて小休憩。

そこから徒歩で神津島灯台へ向かいます。日没が早く（午後４時半頃）、市街地を抜けると街灯がないので、女一人旅につき若干の不安を抱きつつ道を急ぐ。灯台までは登り坂の車道を黙々と歩きます。観光協会の「はるか展望台と十字架コース」にに準拠。途上にはあちこちに祠的な祈りポイントや古代の人々の遺跡等があり、写真のような絶景（前浜海岸と里）も時々見えます。

ジュリアの十字架（ありま展望台）に到着。

ジュリアの十字架 名所・史跡

さらに坂道を灯台に向かって歩く。千両池への分岐に至るこの道が、「天気の子」で帆高君が自転車で走っていた道ではないかということで、夕景の中を歩いていきます。

千両池にはいかず、夕景の神津島灯台に到着。16:15分ごろ出発し、無事前浜海岸に17:00頃に到着。夕暮れをじっくりと見れました（強風の中）。無事真っ暗になる前に里に戻れてほっとしました。

18：00に予約しておいたヒュウガブリューワリーにておいしい生ビールと岩のりクリームパスタ、スモーク金目鯛などをいただく。季節限定の山ぶどうビールが特においしかったです。昼間に場所を確認しましたが、夜は暗くて少し迷いました。小さい懐中電灯があるとよいです。

ヒュウガ ブルワリー グルメ・レストラン

神津島２日目。浜の家の朝ごはん。朝からとてもおいしい刺身とすきみが出て驚きました。

島宿浜の家＜神津島＞ 宿・ホテル

神津島港9：05のバスに乗って黒島登山口へ。いよいよ天上山に登ります。今日は風も止んでよいお天気。余談ですが黒島登山口に杖はなかったです（白島登山口にたくさんありました）。自分は登山用ポールを持参。

黒島側の登山道からは前浜港と里が良く見えます。今日は天候が良いので前浜港にやってきたさるびあ丸が式根島に向かうのが見えます。

黒島登山口の入り口付近はわりと丈の高い植物がしげっているので長袖長ズボン手袋でいどむとよいです。

裏砂漠を経過して新東京百景展望地へ。式根島、新島、利島、大島がくっきり見える絶景です。南東方面には三宅島と御蔵島も見えました。新島の白ママ断崖がくっきりと見えます。同様の光景は裏砂漠展望地や天空の丘、不動池展望地でも見れます。

新東京百景展望地 名所・史跡

不動池に来た。水は枯れていて、真ん中の島にいるという竜神様は何処へ。。不動尊にも行こうと思ったけどやぶが深くてすぐに断念。天空の丘へ向かう。

天空の丘から不動池展望地へ。映画「君の名は」の宮水神社奥院とカルデラの風景に似ています。不動池に水が少しあればもっと似ているのでしょう。最高地点に向かう。

天上山の山頂は強風。念願の龍を拝見できました。ドラゴンボールを持っています。ヤマップのスタンプチェックインをする。

天上山 自然・景勝地

不入ガ沢の横を通って白島登山道に向かう。昔神々が集って水分け会議をしたという沢を見ながら気持ちよく歩く。

白島登山道（下り）は歩きやすい気持ちのよい登山道でした。途中にある祠でお参りしつつ道を降る。バスが来るまで時間が少しあるのでそのまま里まで下っていきました。結果として、バスが到着する時間より早く宿に帰着できました。念願の天上山に登れて、絶景を見れて、お参りもできて、感無量です。

少し休んでから、神津島港15：50のバスで温泉保養センターへ。その前に観光協会でヤマップの神津島缶バッジをゲットする。そしてバスの運転手さんから帰りのバスはないと念を押される。水着着用の露店風呂で夕景をゆっくり眺めてから、真っ暗の中、大量の星を眺めながら懐中電灯を時々点けて、歩いて里に戻る。30分ほど。途中の沢尻湾あたりのフォトポイントにて温泉保養センター方面を撮影。

沢尻湾 自然・景勝地

無事里に帰着し、18:00に予約した居酒屋たつみさんにて、金目鯛のさしみと明日葉と生ビールとたぬきとともに祝杯をあげる。うつぼの唐揚げは噛み応えあり。パッションフルーツサワーと神津島の焼酎「盛若」、とても小さなくさややチーズあげ、焼きナスなど、どれもおいしかったです。土曜の夜で店は島の人々でにぎわい、島人たちの生活話に耳を傾けつつ、のんびりいただく。

神津島３日目。運よく今日のさるびあ丸は前浜港から出港となり、里をぐるっと回って買い物をする時間が出来ました（多幸湾だと１時間出発が早くなる）。スーパーまるはんでお昼の島寿司とビールを買い、娘のおみやげとして丸金商店で塩辛（中辛）を購入（ものすごくおいしいです！キャベツと炒めると最高）し、琴平宮で感謝の祈りをささげる。その後黒潮商店で濃青のギョサンを買い、丸島商店でおみやげや黒曜石のかけらを購入して、浜の家さんで荷物を回収してから港に向かう。前浜の里は坂道ながらもほどよいコンパクトさで回ることができ、お店もきちんと開いていて朝も夜も物資を確実に購入できるし、生活しやすそうな良い里でした。島旅で食料飲料等を購入できる時間と場所があるかどうかはとても重要です（島によっては距離があったり、時間が間に合わなかったり、開いていても店の人がいなかったりといろいろなことが起こるので、ある程度の準備が必要）。

無事さるびあ丸が前浜港から出港しました。天候にめぐまれた良い旅でした（１日目は強風でしたが）。また神津島に来て、秩父堂にお参りしてスタンプ押したり、原付に乗って北の返浜に行ったりしたいです。

さるびあ丸の６階デッキの床ステージ（？）で祝杯。スーパーまるはんの島寿司はとてもおいしいです。ビールはモンベルのアルミカップにいれて祝杯をあげる。息子に託された神津島ほしぴことお守りのたぬき、さるびあ丸乗船スタンプを各種押した国土地理院の地図（ヤマップの地図がありますが、不測の事態に備えて必ず持ってゆく）とともに記念撮影。今日は日曜日なので夕方横浜から東京湾夜景クルーズのお客さんがどっと乗り込んできました（事前に船内放送でレストランを使用したい人は横浜から大変混むので事前にどうぞと案内されるほど）。そしてまさにこの床ステージはDJが夜景を放送する場所となり、普段は閉じられているブースが開いて生ビールやつまみを販売し（初見なので驚きました）、カップル達がわさわさいる空間にさるびあ丸の各階デッキは変貌します。竹芝港に到着すると船を降りる人々で船の出口周辺から長い列が多様に展開し、大地を踏むのに相当の時間を要しました。土日で東京湾夜景クルーズに該当する日にさるびあ丸の上り便に乗る方は、港の到着時刻からさらに時間的余裕をもって帰りの電車の都合などを考えるとよいかと思います（おしまい）。