レッツゴー江ノ電 and センチメンタルジャーニー

2025/11/25 - 2025/11/27

Kちゃんの初旅は生後10か月の沖縄、マスクと消毒液がマストだった車内や機内、がらんとしたJALラウンジ、まるで罪びとのように人目を避けながら出かけたっけ。あれからそれほど年月が経ったわけじゃないのに、Kちゃんとの旅のあれこれは思い出の一つ一つがまるで昔話のよう。平日にお出かけできるKちゃんとの旅時間もあと少し、来年からピカピカの小学生です。

そこで鐵好きのKちゃんあこがれの江ノ電乗車を計画しました。東北で暮らしていると江ノ電始発の藤沢駅までがちょっとした海外並みに遠いんです。私ってなんて優しいバアバなんだろうと、自画自賛の旅。笑ってください。

コロナ禍、閉じ込められた生活の中での娯楽はテレビ視聴。「沁みる夜汽車」という番組で出会った江ノ電と少年の物語は今も私の心に沁みる。江ノ電の運転士になった少年の物語、江ノ電に乗りながらあてにならない自分の記憶をたどってみた。

エリア お台場(東京)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 新幹線 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

やっと着いたよ新橋駅、東北からだとここまでが十分な旅

ガード下のお店は廃業が目立ち昨年ランチをいただいたお店も見当たらない。駅前通りに面したこちら新橋横丁でお昼をいただくことに

九州沖縄食陣というお店、ざっくりした店名、どんなお料理をいただけるのかしら。食陣という名前から大盛りのお料理が出てきそうですが、ごく普通。こちらの二階にあるタイ料理のお店目当てで入った建物ですが「子供はダメ」なんですと。お料理が大人向けなのか、それともサービスが成人向けなのか。ついついイケない想像をしてしまう大人な私。

ホテルはお台場、新橋からゆりかもめに乗車。その前にATMで現金をおろさなきゃ、お札を受け取る私の手元をじっと見るKちゃん

車窓からの風景に飽きることを知らない６歳児

やたらにいいお天気

ほどほどが好きな私が選ぶホテルはヒルトン東京お台場。こちらに二泊

透き通るような青空が海面に映える旅行日和。日頃の行いがいい私へのプレゼントだと何でも自分に都合がいいように解釈する。自己満足、これこそが幸せの秘訣、だれに遠慮もいりません。4トラにはそういう方々がいっぱいで居心地がいい。

夕方になり日も陰って

お台場は日本のマンハッタンなんだって、ちと違うと思う私

自由の女神がいらっしゃるからかしら。豊洲はチェルシーマーケット？

今回のお部屋はサンセットを鑑賞するには向きがちょっと。すばらしい朝日は拝めそうだけど早起きが苦手なのが私の唯一の欠点、唯一がいっぱい

海というより湖のよう

マンハッタンの夜景を鑑賞しようとニュージャージー側に宿泊したことがあるなと過ぎし日のニューヨーク旅を振り返る

一度は歩いて渡ってみたい橋

こういう夜景とは縁のない街で暮らしています

地方で暮らしていると明かりがついているところイコール人がいる場所なんですが、無駄に明るいのが都会。

クリスマスツリーのお目見えが年々はやくなっていませんか。ヨーロッパは12月8日にお披露目が多いような。その日に合わせて北イタリア旅行を予定していたのにキャンセルになりました。いまだに引きずってる。

しまう手間を考えるとね。我が家のクリスマスツリーは休眠中

こちらの一帯だけクリスマスムード。この様子ではヒルトントレインは走りそうにありません。

お部屋はざっくりこんな感じ、ザ・昭和な雰囲気

飲み物、だれも手を付けず

今回のお部屋、バスルームとお部屋の仕切りがヒルトンあるあるの素通しガラスではなく簡単に開けられる両開きの扉なんです。見逃すKちゃんじゃないので、バスタブにつかりながらいつ奇襲攻撃を食らうかハラハラ。落ち着かないバスタイム。良い子はまねをしちゃだめよ

お手洗いにドアがない。洗面と一緒。温水シャワーの温度が高くて火傷しそう。温度調節見つからず。

Kちゃんのお世話はバアバに丸投げ。タイの仏像状態のママ

私は自分だけの写真を撮り一人旅のつもりになる。ある種の逃避行動

Kちゃんとママはレゴランドへお出かけ、私はお散歩というかいつもの徘徊

理由もなく賢そうに見えてしまう、バアバ目線。

やはりお笑いの道に進むのかしら。お笑い界の激しい競争に生き残れるでしょうか。相方が見つからずバアバ、コンビを組もうとか誘われそうでコワい

なぜか兄弟のように見える。Kちゃん、お兄ちゃんだよ

パーツひとつ間違えたらこのキリンさんは完成しないのね。緻密さに言葉もありません

私の徘徊ロード、枯れ葉散る秋の終わり、ほぼ冬

あのお国の偉いお方から日本への渡航を避けるようにというお達しが出たのでホテルはガラガラだと思っていましたが、ヒルトンはそれなりの混雑。ラウンジは一時間制

白ワインを峰子飲み

ざっくりとつまんでいたら、なんということでしょう。お腹がいっぱい。最近食事の量が少なくなり別腹もなし。ある年代を過ぎると二極化するようです。横に広がる方。鶴のようにほっそりする方。病んだ時強いのはしっかり脂肪を蓄えている方のようですが、体重の負荷で股関節やひざにダメージが来るようです。どっちを選ぶか究極の選択。

スパークリングワインも飲まなきゃ。案外一時間って長い。

Kちゃんにポップコーンを取ってとお願いされる。この程度のお願いならいつでもいいよ。

旅先だと夜が長いの。お出かけするわよ

日航ホテル側はきらきらと豪華です。

ヒルトン泊なのに日航前ではしゃぐ

クリスマスツリーの色が変わるんです。グランドニッコー、気合が入っています。気合を入れて孫を押さえつける高齢者。力の逆転はもうすぐ

お台場に来たらガンダムにご挨拶

閃光のハサウェイ、私が知っているガンダムがどんどん遠くなる。「燃え上れ～燃え上れ～燃え上れ～ガンダム♪」
英国ドラマ好きなのでハサウェイというと「ルイス警部」のローレンス・フォックス演じるハサウェイ部長刑事しか思いつかない

どこぞのYOUも来ています。控えなくていいのかい。

ラブラブな二人、私は邪魔をしません

朝食は２階のレストランシースケープでビュッフェ。ここぞとたっぷりスモークドサーモン

この旅のメイン江ノ電に乗るため熱海行きで藤沢まで。鐵児の掟その１、履き物を脱ぎ正座で座るべし。その２、車両基地を見逃すな。後ろ姿が子犬っぽい

車両基地を見つけると叫んで教えてくれるんです。このまま熱海まで行っちゃおうかと聞いても無視される。心はすでに江ノ電

藤沢駅で購入した切符は「のりおりくん」パンチの穴がなぜかうれしい

鐵児の掟その３、静かに入線を待つべし

コロナ禍のさなか、沁みる夜汽車という番組で取り上げられた拡張型心筋症を患うT君の江ノ電物語「運転士になりたい」、放送から何年もたつのに忘れられないストーリー

Kちゃん、江ノ電だよ

母親を同じ病気で亡くし余命を宣告された１６歳の高校生T君。お父さんとボランティアの方々は運転士になりたいというT君の夢をかなえてあげたいと協力してくれる鉄道会社を探す。が、旅客の安全が第一、鉄道法や様々なルールですべての鉄道会社からNOを突き付けられる。もはや夢はかなわないのか

あこがれの江ノ電を前に言葉がないKちゃん

そんな中、江ノ電は独自に可能な道を探していた。それは引き込み線での運転なら規約に反していないのではというもの。当日医師と看護師に付き添われ車いすに乗ったT君が登場する。闘病中とは信じられないような輝く笑顔。長い間の夢が叶う日

電車とボクの写真

藤沢駅を発車した江ノ電はT君が待つ極楽寺駅で停まる。この日のために江ノ電が用意してくれた制服に身を包んだT君が運転席に座る。周りの人たちが見守る中、検車区間の引き込み線を操縦するT君、江ノ電はゆったりと進む。長い間の夢をかなえた四日後、T君はお母さんの元へ旅立った。

あこがれの江ノ電の運転士さんに話しかける。ちょっと緊張。目線を合わせてくれる優しい運転士さん、ありがとうございます。

このT君の物語が心に沁みるのはこれで終わりじゃないから。
T君が亡くなり何年もたち、生きていれば社会人として活躍しているだろうなと思われるその時、江ノ電から辞令が届く「運転士を命ずる」と。

せっかくだから江ノ島へ。降りてブラブラしただけです。観光なし。

T君のお父さんは毎年江ノ電に乗るという。11月11日、T君が運転士になった日だ。決まって運転席の後ろに立ち毎年変化していく景色をT君に報告する。息子が天国で江ノ電を運転するとき困らないようにと。

海の色が残念とか言っちゃだめよ。こういう色の海こそ豊穣の幸をもたらす

たくさん歩くの嫌いな僕とママ。近場でパチリ

南国っぽい景色、それなりに観光気分

お蕎麦屋さんでランチ

江ノ島で生シラスを外すわけにはいかない。一関なら餅料理。大阪はタコ焼き、東京はなぜか支那そば、私の連想ゲーム

盛りの量がちょうどよくて、ごちそうさまでした

そばとボク

江ノ電と言えばあの踏切「君が好き～だと伝えたい」
「左手は添えるだけ」と安西先生

観光客が結構押し寄せていて交通整理の方が出張ってます。皆さん江ノ電とのシャッターチャンスを狙って待っているから増える一方。

地元の方にとっては生活道路、私たちはさっさと退散

帰りも東海道本線、知らなかった都会のJRあるある、ホームの自販機でグリーン券が買えるのね。お手軽だからお席が結構混んでいる。座りたい人はお早めに。

江ノ島駅で買わされた江ノ電のプラレール。大事にしてるかな、Kちゃん。もう一度言いたい、買わされたんです。

この旅行記へのコメント （6）

• yae☆八重さん 2025/12/05 23:21:31

  自己満足だらけです☆

  ちいちゃんさん、こんばんは♪
  
  ＞自己満足、これこそが幸せの秘訣・・・
  4トラにはそういう方々がいっぱい・・・
  はい、私もその一人です（笑
  
  「沁みる夜汽車」知らなかったので調べました。
  NHKのドラマなのですね。
  江ノ電といえば「最後から２番目の恋」が浮かんでいましたが
  このドラマも良さそうです！
  観てみたくなりましたが今は配信されていないようですね(>_<)
  
  Kちゃん、来年は一年生なのですね！
  ランドセルは決まりましたか？
  今はいろいろな種類があるので、選ぶのも楽しそうです♪
  
  八重
  
  
  

  ちいちゃんさん からの返信 2025/12/06 09:53:28

  Re: 自己満足だらけです☆

  八重さんおはようございます。昨日の雪が所々残って冬の渡り鳥の胸の羽毛を連想していたところです。お庭のクリスマスローズも元気、と毎日自己満の生活です。
  
  ランドセルはいただけるようで私が出る幕はなさそう。黒とブルーのコンビらしいですが、来週見せてもらう予定です。
  
  ドラマはたぶんほかの局じゃないかしら、「沁みる電車」はほぼナレーションで物語が進みます。婚約者に合うために振袖を着て旅をするんですが大雪のため十時間以上かかってたどり着いたとか、鉄道にまつわるあんな話こんな話がいっぱいでした。
  
  今季で引退の坂本花織選手、ショートは残念でしたがフリーで巻き返すと信じて今夜もテレビ画面の前で応援します。かおちゃんが１７歳の時から楽しませていただきました。楽しんだ八年間、何かお礼ができないものかとサポートしているシスメックスの株主になりました。損得を考えずに初めて買った株です。我ながらユニークなファンやなあとこれもまた自己満しています。
  
  ちいちゃん

• HAPPINさん 2025/12/05 17:34:40

  沁みる夜汽車

  ちいちゃんさん、こんばんは
  
  おじさんたちの聖地新橋でランチ♪
  
  ゆりかもめの先頭展望にかぶりつくKちゃん。鉄組確定ですね　笑
  
  お台場のあのホテル、ホテル日航東京時代に2度ほど泊ったことあります。
  眺めのいい立地が最大のウリですよね。
  自分へのごほうび、どんどんなさってください。大事です！
  
  ビューバス、日航時代の名残ですね。
  バスタブにつかりながらライトアップされたレインボーブリッジを眺める・・・
  こともできますが、不自然な姿勢でバスタブにつからないと・・でした　笑
  でも、あれはあれでテンション上がりますね。
  グランドニッコーにもお出かけ。こちらは元京急系の「ホテル グランパシフィック」とややこしいですね。
  
  神奈川へようこそ。江ノ電大好きなんですが、インバウンドの侵襲で最近は辟易するm場面も(T_T)
  
  「沁みる夜汽車」江ノ電編。覚えてますよ～
  毎年楽しみに見てるんですが、なぜか2025年版にお目にかかってないような？
  
  東海道線の2階建てグリーン車。これもまた関東ならではの乗り物ですね。
  Kちゃん楽しまれましたか？
  
  鉄分多めの旅行記ありがとうございました
  Happin

  ちいちゃんさん からの返信 2025/12/05 18:13:54

  Re: 沁みる夜汽車

  HAPPINさん、ご返事早くてごめんなさい( ´∀｀ )。どこかで聞いたことがあるようなセリフ、はてどこでしょう。
  
  HAPPINさんも「沁みる夜汽車」見ていましたか。しみじみとした良い番組です。ドラマ仕立てになると、泣かせようという魂胆が見え見えになるんですがあっさりと展開するのが好きです。お父さんの「うちは泣かないことになっている」という言葉も胸に響きました。
  
  江ノ電は桜木花道が登場する前はもっと落ち着いた電車だったような気がします。きっと多くの読者が江ノ電に「あれから」の自分のストーリーを重ねながら訪れるんでしょうか。沿線で暮らす方を思うと気の毒な気もしますが。Kちゃんはますます江ノ電愛が強くなったようです。
  
  ちいちゃん

• ぽぽさん 2025/12/05 16:36:08

  江ノ電

  ちいちゃんさん
  
  こんにちは(^^)
  
  イオンのフードコートで旅行記作成しました。投稿しようかとおもったら、豊作なので読み専になってます笑
  
  買わされ？
  ちいちゃんさん、間違ってます。
  プレゼントしたい♡ですよね！
  江ノ電のプラレールあるんですね。
  
  江ノ電乗って長谷寺、鶴岡八幡宮行ったのがつい最近とおもったら2016年のことでした。
  江ノ電に乗って学校に行く高校生が輝いてる見えました(^^)
  
  ぽぽ

  ちいちゃんさん からの返信 2025/12/05 17:53:38

  Re: 江ノ電

  ぽぽさん、寒くなりましたね。私はまだまだ余裕、東京の何日も雨が降らない冬を思い起こすと岩手は過ごしやすい。あれっ、私すっかり岩手人していますね。
  
  ヤツはATMでお金をおろすときもしっかり見ていて、ねだってくるから油断がなりません。そういえばフェラーリと何回も言っていたので、買うのは簡単でもそのあとの税金や維持費、タイヤ一つの値段だって違うんだからとしっかり教えてあげましたよ。「バアバは年金生活者」というのを合言葉にします。
  
  フードコートで仕上げた旅行記、ぜひ投稿お願いします。私がフォローしているトラベラーさんは数人以外断筆されているのかしらと思っちゃうほどです。
  
  ちいちゃん