英彦山の鬼杉

2025/11/12 - 2025/11/12

英彦山の山中、鬼杉を見てきました。英彦山の三つの頂、南岳、中岳、北岳を縦走したかったのですが、中岳山頂に鎮座する英彦山神宮上宮改築工事により山頂一帯は通行禁止。それで英彦山神宮下宮/奉幣殿から鬼杉までの山行にしました。奉幣殿→玉屋神社→鬼杉→大南神社→奉幣殿→銅(かね)の鳥居バス停。登山アプリ記録では行動時間4H57M、距離10.1km、登り924m/下り1094m。

エリア 田川・嘉麻(福岡)

• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩

8:00、ホテルで朝食。前日、添田駅からホテル迎えの車で着きました。

ホテルから数分歩いた町バスひこさんホテル入口バス停。ここから国道を下って、交番で左折していくと参道の途中に出られるとのホテル情報。

交番まで行かずに奉幣殿・参道の道標。近道になりそうと左折して進みました。

右手に九州西国第一番札所を見ながら通過

巡礼の道ぽくなり、気分高揚

遠目に見えたときは廃ホテルかなと思った建物は英彦山修験道館でした。人の気配はなくひっそり。神宮の祭事に全国から山伏たちが集うのかも

9:27、奉幣殿。ここから登山アプリ記録開始。軽く体操しつつ、登山口はどこかと見回していたら神職の方が南岳ですかと声掛けしてくれました。

急な石段を上がった先で右折すると南岳方面への道。直進すると中岳山頂の手前、産霊神社(行者堂)までは登れるようです(2025年11月現在)。

9:54、玉屋神社経由と直接、鬼杉を目指す山道との分岐。往路は玉屋神社経由で

9:59、最初の沢を渡渉。この先、尾根に登っては沢まで下っての繰り返し。かつては山伏や信者たちが修行で駆け巡った道なのか

10:24、般若窟(玉屋神社)

ベンチに腰かけてしばらく休憩

11:24、登って下っての繰り返しに疲れて飽きてきた頃、ロープ。慎重に下りました。

11:35、鬼杉に到着。

鬼杉を見上げて。近くに東屋やベンチあり、しばらく休憩。

11:59、鬼杉からひと登りすると、南岳山頂と奉幣殿・大南神社との分岐

12:03、大南窟/大南神社。建物の下をくぐって先に行けるのかと思いましたが行き止まりでした。

12:12、地図看板がありました

12:20、三呼峠。山奥からの「オ～イ」という呼び声に「オ～イ」と応えて、声の方へ進むと遭難するという山の怪談話を思い出しました。

13:17、無事下山。ぼちぼち増えた参拝客に交じって参道を下りました。

13:31、参道から脇道へ30m入った先に旧亀石坊庭園。雪舟ゆかりの庭園だそうです。

13:33、参道途中の立派な石碑、書体が特徴的。ホテルの情報通りに行くとここに出たみたい。

13:34、すぐ下に土産物兼茶店が2軒営業。

店先に登山届用紙と投入箱

銅の鳥居バス停からの発車時刻の調整を兼ねて休憩。店の亭主から英彦山神宮の由来や登山情報が聞けました。この前の冬、雪が積もった中岳の改築中の社殿にアイゼンのまま入り込んで床材を傷つけて行った不届き者がいて、神主さんがカンカンに怒ってそれ以後、立入禁止をより厳重にしたそうです。

14:23、名残を惜しんで振り返り。江戸時代には英彦山三千八百坊と言われ栄え、銅の鳥居まで宿坊が建ち並んでいたそうです。中岳山頂/英彦山神宮上宮まで登れるときにまた訪れたいと思いました。

14:29、銅の鳥居。このすぐ下にバス停。

14:57、町バスでJR彦山駅前。運賃は2百円(車内両替不可、現金のみ)。乗客は豊前坊から乗ったと思われる単独登山者と私だけ。

日田彦山線BRT(Bus Rapid Transit)ひこぼしラインで彦山駅から添田駅まで行きました。日田方面は線路跡を、彦山から添田は一般道を車と一緒に信号待ちもして走ってきました。

BRT運賃はBRT内で完結し、鉄道に乗り継ぐ場合は運転手から証明書をもらい、下車駅で精算をすると鉄道運賃が割引。

添田から乗ったディーゼル列車は田川後藤寺止まり。小倉行のディーゼルに乗換え。かつて炭鉱で栄えた筑豊、青春の門、ヨイトマケと連想

小倉の手前から日豊本線、鹿児島本線を快走する特急電車を眺めつつ、夕暮れの小倉駅に着きました。小倉駅1番、2番ホームの名物うどんが気になりながらも、予約した駅前ホテルへ急ぎました。

ホテルに荷物を置いて、小倉の繁華街へ夕食。駅前はクリスマスの電飾、今年も残り少なくなりました。

関東にも出店して話題の資さんうどんでかしわゴボ天うどん。とろろ昆布と天かすかけ放題

閉店間際のシロヤでオムレット、5個入り320円。5個も要らないと思ったけれども、ホテルの部屋でコーヒーと共にすべてペロリと食べ尽くし。