2025/08/29 - 2025/08/29
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ペコちゃんさん
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暑さの中、「上野の森美術館」で開催中の「日本の自然を描く展」を観に出かけましたが、折角なので、目白駅と上野駅および駅周辺のステンドグラスも観てきました。
写真は、東京メトロ銀座線・上野駅の9番出口近くに飾られた縦2.0m × 横8.5mの巨大なステンドグラス「上野今昔物語」の一部・・・もう今は日本にいないパンダ・・・シャンシャンに会いに行ったことが、懐かしく思い出されます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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最初のステンドグラスは、JR山手線・目白駅。
電車を降りて改札口に向かうと、かつて目白周辺で見られた草花をモチーフに描かれた見事なステンドグラスが迎えてくれます。
作者・室賀正彦さんのコンセプトは「ステンドグラスを広めること」で、『目白の四季』と題したこの作品を2003年に目白駅に寄贈しました。 -
トイレの入り口にもステンドグラス・・・今年3月にトイレを改修した際に取り付けられました。
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目白駅は明治18年(1885)に開業し、大正11年(1922)に日本初の橋上駅舎として改築され、現在の駅舎は2000年に改築された3代目です。
外からは、夜にならないとステンドグラスが綺麗に見えませんね。 -
駅の左手に隣り合わせた小さな広場の公衆トイレ・・・ここにも壁面上部にステンドグラスが嵌め込まれています。
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いろいろな花木が咲く中に、右と下に3羽の野鳥が枝にとまっているデザイン・・・野鳥はもちろん、メジロです。
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目白駅のすぐ近にある寛永堂・東京本店。
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京都の地で、和菓子作り一筋に歩んできた寛永堂・・・創業は江戸幕府三代将軍・徳川家光の治世である寛永七年(1630)の老舗ですが、歩道に面した壁にはモダンなステンドグラスが。
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店内に入ってみると、おすすめの黒豆茶など老舗の和菓子がズラリ!
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左奥は、落ち着いた優雅な雰囲気のカフェも併設・・・通りに面したステンドグラスのお陰で人目を気にせずゆっくり過ごすことが出来ます。
お洒落なステンドグラスで目隠しになる配慮が素敵ですね。 -
寛永堂から目白通りを西に進むと、数分で目白聖公会の「聖シプリアン聖堂」へ。
目白通りに馬車が通っていた大正7年(1918)に、当地にあった病院の建物を改造して最初の礼拝を行ったのが当教会の始まりです。 -
昭和4年(1929)に建立された、ロマネスク様式の現在の聖堂・・・戦災からも免れ、32ある東京の聖公会の教会の中で、唯一の戦前からの建物になりました。
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聖堂の内部には、1985年に英国トゥルロー教区にあるエピファニー修道院の老朽化に伴う移転に際し 無償で譲り受けた12枚のステンドグラスが飾られています。
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聖公会は英国教会を母体に世界に広がる教会で、カトリックとプロテスタント両方の要素を兼ねていると言われ、日本には安政6年(1859)に宣教師が渡来して、礎を築きました。
聖堂の内部は、プロテスタント教会を思わせるシンプルな造りですが、柱の上部に装飾がある精巧な漆喰造りです -
中央祭壇。
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右側のの身廊。
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聖堂内部を飾るステンドグラスは、明治22年(1889)にロンドンで制作されたもので、元の修道院では12枚が上下二段で一つの画面を構成していました。
当教会では1階の左右の窓と2階に4枚ずつ設置しています。
聖堂入り口の2階にあるステンドグラスのテーマは「聖家族の神殿奉献物語」・・・幼児イエスを抱いて賛歌を歌うシメオンと聖母マリアを、ヨセフと女預言者アンナが左右から見守っています。 -
①左から、ヨセフ
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②聖母マリア
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③イエスとシメオン
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④アンナ
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1階左側のステンドグラス。
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⑤聖アグネス・・・足元には子羊。
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⑥黄金(冠)
⑥⑦⑩⑪の4枚は、『マタイによる福音書』のクリスマスの顕現物語がテーマ。 -
⑦導きの星
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⑧巻物(1)
「おまえ(ベツレヘムの町)の中から一人の君が出るであろう」と書かれています。 -
右側のステンドグラス。
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⑨ナルドの油壷を持つベタニアのマリア
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⑩没薬(杯)
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⑪乳香(香炉)
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⑫巻物(2)
「私たちはその方(イエス・キリスト)を拝みに来ました」と書かれています。 -
ステンドグラスの窓の間には、キリストにまつわる絵が飾られています。
小さいながらも格式・伝統のある目白聖公会・・・祈りの場を優しく包みこむようなステンドグラスを見ながら、心静かなひとときを過ごしました。 -
次に向かったのは「上野の森美術館」・・・1879年に設立された日本美術協会が設置する美術館として、1972年にフジサンケイグループが開館した、上野公園内にある唯一の私立美術館です。
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8/14~9/2まで『日本の自然を描く展』を開催中。
本展は、「絵を描くことが好き・楽しい」と思っているプロ・アマの人たちの公募展で、身近な風景や風物・人物・静物をモチーフにした日本画・油絵・水彩画・版画・パステル画・色鉛筆画などの作品を募集し、今年の応募数は2,331点、そのうち入選作品は1,679点でした。 -
撮影は自由なので、目に留まった何点かを紹介します。
この作品は『ミラノ、光と影の間で』・・・以前、訪れたミラノの街角を思い出します。 -
『夏に行きたい上高地』・・・河童橋と梓川で涼しい夏を楽しむ人々がいいですね。
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『慈悲』・・・大日如来でしょうか? 仏の世界に引き込まれるような作品です。
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『秋の夕暮れの漁港』・・・日本のどこにでもあるような風景ですが、心が休まる作品です。
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『新緑』・・・爽やかさを感じます。
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『都会の木洩れ日ーーー冬」・・・ピサロやスーラの点描画を思わせる力作。
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『静寂のプラハ』・・・カレル橋と鉄塔とプラハ旧市街・・・プラハは2回行きました。
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『晴れた日』・・・写真よりも美しい筆タッチには驚きます。
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『舟屋』・・・伊根湾めぐり遊覧船から見た伊根の舟屋を思い出します。
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『HIROSHIMA 80th』・・・今年は原爆投下から、まさに80年目でした。
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数々の素晴らしい作品を鑑賞し、上野駅方面に向かう途中、久し振りに西郷さんと御対面。
明治維新の指導者・西郷隆盛は明治10年の「西南の役」で死亡しますが、明治22年の大日本帝国憲法発布に伴う大赦で復権し、翌年に銅像建立の話が起って募金運動が始まり、明治31年に除幕式が行なわれました。
銅像を作る話が出たのは、隆盛を慕う人がそれほど多かったということで、明治天皇も金一封を出しています。
像の原型は当初、陸軍大将の盛装の姿だったそうでが、名誉回復がなされたとはいえ、一度は明治政府に叛いた逆賊とされた人の像を軍服姿にすることに反対があり、今の姿になったそうです。 -
高村光雲が制作した、和装の着流し姿で愛犬・ツンを伴っている西郷隆盛像・・・近所の散歩をしているようで親しみを感じますが、実は兎狩りに出かけているところで、腰には兎罠を挟んでいます。
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上野駅に向かう途中の「アメ横」は、今日も大勢の人で賑わっています。
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上野駅前の交差点で信号待ち・・・右奥に東京メトロ銀座線・上野駅の地下入り口があります。
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地下1階改札口の9番出口のコンコースに飾られたステンドグラス『上野今昔物語』・・・1927年に浅草~上野間で東洋初の地下鉄が誕生し、地下鉄開通90周年を記念して2017年に設置されました。(原画・監修:宮田亮平)
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江戸時代、上野・寛永寺の寺町として栄えた上野・・・文明開化と共に近代化の波が押し寄せる中、上野の森は人々が楽しみ集う場所となって多くの文化施設も建設され、日本の文化の中心となりました。
横8.5m ×縦2.0mの巨大なステンドグラスに、上野の今昔が描かれています。 -
上野と言えば、何といってもパンダ・・・でも今は見ることが出来ません。、
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そして、西郷さんと国立博物館・・・上野のことがよく分かる、美しいステンドグラスでした。
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JR上野駅中央改札口のコンコースの左側にある朝倉文夫作『翼の像』。
上野駅開設75周年と、東北特急はつかり号の運転を記念して昭和33年に設置され、待ち合わせ場所にもなっています。 -
中央改札口の上部に1951年に描かれた猪熊弦一郎(1902~1993)の壁画『自由』は、現在修復中。
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これは以前撮った写真ですが、幅約27m・高さ約5mにも及ぶこの大壁画に、タイトル通り自由な人々の姿や動物などが柔らかな色調で描かれています。
戦後の上野駅では、家のない浮浪者、身寄のない引揚者、堕落していく子女などが多くみられましたが、混沌とした上野駅が希望に満ちた上野駅に変わるようにという猪熊の願いが込められた作品です。 -
中央改札口の右側には、ステンドグラス『昭和六十年春 ふる里・日本の華』( 原画・監修:平山郁夫)。
1985年に東北・上越新幹線開業が上野まで開通したことを記念して製作された、横18.6m、縦3.7mの大きな作品です。 -
この作品は、最初は上野駅3階の新幹線コンコースに設置されていましたが、2002年に焼きを改修し、現在の中央改札外コンコースに移設されました。
大きな川の流れのように、勢いよく左右に動いていくデザインですが、よく見ると、東北・上越新幹線沿線の各県の県花などが描かれています。 -
右半分は、浅草(アサガオ)・上野(桜)・埼玉(サクラソウ)・栃木(ヤシオツツジ)・群馬(レンゲツツジ)・福島(ネモトシャクナゲ)。
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浅草の雷門と上野・寛永寺の五重塔。
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左半分は、新潟(チューリップ)・宮城(ミヤギノハギ)・山形(べにばな)・岩手(桐)・秋田(ふきのとう)・青森(りんご)。
ステンドグラスと美術展を楽しんだ、夏の終わりの一日でした。
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