2025/07/24 - 2025/07/24
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マキタン2さん
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豊島美術館は豊島・唐櫃岡の棚田の一角にある美術館。
建築家・西沢立衛が設計した建物に、アーティスト・内藤礼の作品「母型」が恒久展示されている。水滴のような形をした建物は広さ約40×60m、最高高さ約4.5m、躯体の厚さ約25㎝のコンクリート・シェル構造 で、屋根には二つの開口部が設けられている。
※シェル構造:貝殻のような曲面状の薄い板を用いた建築構造のこと。
豊島美術館の構想は、福武總一郎の「建築・アート・環境が一体化した美術館をつくりたい」という思いから始まった。西沢は福武の思いを受けて、建物が周囲の環境や地形と調和することを第一に考え、「人工的なオブジェクトでありながら、同時に丘のような自然さがあるもの」を目指した。
西沢の考えるものを実現するためには、シェル構造の屋根を低くすること、屋根のコンクリートを薄くすることなど、様々な要件があった。屋根の継ぎ目をなくすこともその一つ。コンクリートは打設作業を中断すると打ち継ぎ目地ができてしまうので、豊島美術館の屋根のコンクリートは一度に打設することになった。作業は2010年3月11日の朝から始まり、翌12日の昼頃まで連続で行われた。
現場には150人以上の作業員が配置されました。屋根に必要なコンクリート量は約600立米です。これに対して、2台のポンプ車を使って1時間に20~30立米を目安に打ち進めていきました。コンクリートを打ち終わったところから順に、左官工が手作業で表面を滑らかに仕上げる。すべての作業が完了すると、現場からは自然に拍手が沸いたという。
このようにして、豊島美術館の継ぎ目のない滑らかな屋根がつくられた。建物は存在感を放ちながらも周辺環境に調和し、「建築・アート・環境が一体化した美術館」が実現されている。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 自転車 JALグループ 私鉄
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