2025/08/10 - 2025/08/10
49位(同エリア55件中)
ヌールッディーンさん
- ヌールッディーンさんTOP
- 旅行記161冊
- クチコミ1件
- Q&A回答0件
- 167,167アクセス
- フォロワー1人
2025年8月8日から8月10日までの3日間限定で修復されたカクジュウ佐藤家の建築が公開されていたので、行ってみました。
ちょうど12年前に外観を見たことはありましたが、今回は内部も見学できました。
前回訪問時の記述では明治10~20年に建てられたと記載していますが、今回の解説資料では明治20年頃に着工し、明治23年頃竣工となっていました。
IMG8324
-
この建物は鰊漁場建築ですが、親方とその家族が住む住宅でした。漁夫が住む番屋は隣接して別の建物として建てられていました。
1回の中心には囲炉裏のある「常居(ジョウイ)」という部屋があり、ここから建物内のほとんどの場所の様子を見ることができ、親方はここから家や海の様子を見ていたそうです。
IMG8282 -
常居の部分は天井が吹き抜けになっており、採光用の天窓から光が差し込むようになっています。
IMG8283 -
常居(ジョウイ)の土間側の上部にはガラス窓がついていますが、煤などで曇っていました。
IMG8303 -
土間は結構広くて通路が屈折しているのが特徴的と思いました。(土間の奥の方は非公開だったため屈折しているあたりの写真がうまく撮れませんでした。)
IMG8310 -
立派な屏風や障子などが随所にあり、いかにも名士の家という感じです。
IMG8298 -
上段(ジョウダン)などの格式の高い部屋には、「釘隠し」という装飾が所々に見られます。佐藤家では家紋である源氏車のデザインになっています。(源氏車の紋は男性だけが使用し、女性は別の紋を使っていたとの説明がありました。)
IMG8299 -
上段(ジョウダン)の欄間は様々なデザインのガラスで装飾されていたのが印象的です。(こうしたガラスのデザインは昭和の頃に流行した時期がある気がするので、その頃のものかな、と想像しています。)
IMG8350 -
2階の正面側。3つの部屋が並んでいます。
IMG8313 -
2階の洋風上げ下げ窓はこの建築の大きな特徴の一つ。古いガラスの特徴の歪みが見えるように撮影してみました。ちなみに、窓ガラスが所々外れそうなほどズレているのが気になります。
この上げ下げ窓は窓全体が(2つの部分とも)上に上がり、外から窓枠が見えなくなるのが特徴とのこと。
1階の和風の窓と2階の洋風の窓という組み合わせは函館の建築とも共通するパターンなので、影響関係があるのかが気になりました。
IMG8317
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
9