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2025年8月8日から8月10日までの3日間限定で修復されたカクジュウ佐藤家の建築が公開されていたので、行ってみました。<br /><br />ちょうど12年前に外観を見たことはありましたが、今回は内部も見学できました。<br /><br />前回訪問時の記述では明治10~20年に建てられたと記載していますが、今回の解説資料では明治20年頃に着工し、明治23年頃竣工となっていました。<br /><br /><br />IMG8324

カクジュウ佐藤家 再訪

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2025/08/10 - 2025/08/10

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ヌールッディーンさん

2025年8月8日から8月10日までの3日間限定で修復されたカクジュウ佐藤家の建築が公開されていたので、行ってみました。

ちょうど12年前に外観を見たことはありましたが、今回は内部も見学できました。

前回訪問時の記述では明治10~20年に建てられたと記載していますが、今回の解説資料では明治20年頃に着工し、明治23年頃竣工となっていました。


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  • この建物は鰊漁場建築ですが、親方とその家族が住む住宅でした。漁夫が住む番屋は隣接して別の建物として建てられていました。<br /><br />1回の中心には囲炉裏のある「常居(ジョウイ)」という部屋があり、ここから建物内のほとんどの場所の様子を見ることができ、親方はここから家や海の様子を見ていたそうです。<br /><br /><br />IMG8282

    この建物は鰊漁場建築ですが、親方とその家族が住む住宅でした。漁夫が住む番屋は隣接して別の建物として建てられていました。

    1回の中心には囲炉裏のある「常居(ジョウイ)」という部屋があり、ここから建物内のほとんどの場所の様子を見ることができ、親方はここから家や海の様子を見ていたそうです。


    IMG8282

  • 常居の部分は天井が吹き抜けになっており、採光用の天窓から光が差し込むようになっています。<br /><br /><br />IMG8283

    常居の部分は天井が吹き抜けになっており、採光用の天窓から光が差し込むようになっています。


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  • 常居(ジョウイ)の土間側の上部にはガラス窓がついていますが、煤などで曇っていました。<br /><br /><br />IMG8303

    常居(ジョウイ)の土間側の上部にはガラス窓がついていますが、煤などで曇っていました。


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  • 土間は結構広くて通路が屈折しているのが特徴的と思いました。(土間の奥の方は非公開だったため屈折しているあたりの写真がうまく撮れませんでした。)<br /><br /><br />IMG8310

    土間は結構広くて通路が屈折しているのが特徴的と思いました。(土間の奥の方は非公開だったため屈折しているあたりの写真がうまく撮れませんでした。)


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  • 立派な屏風や障子などが随所にあり、いかにも名士の家という感じです。<br /><br /><br />IMG8298

    立派な屏風や障子などが随所にあり、いかにも名士の家という感じです。


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  • 上段(ジョウダン)などの格式の高い部屋には、「釘隠し」という装飾が所々に見られます。佐藤家では家紋である源氏車のデザインになっています。(源氏車の紋は男性だけが使用し、女性は別の紋を使っていたとの説明がありました。)<br /><br /><br />IMG8299

    上段(ジョウダン)などの格式の高い部屋には、「釘隠し」という装飾が所々に見られます。佐藤家では家紋である源氏車のデザインになっています。(源氏車の紋は男性だけが使用し、女性は別の紋を使っていたとの説明がありました。)


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  • 上段(ジョウダン)の欄間は様々なデザインのガラスで装飾されていたのが印象的です。(こうしたガラスのデザインは昭和の頃に流行した時期がある気がするので、その頃のものかな、と想像しています。)<br /><br />IMG8350

    上段(ジョウダン)の欄間は様々なデザインのガラスで装飾されていたのが印象的です。(こうしたガラスのデザインは昭和の頃に流行した時期がある気がするので、その頃のものかな、と想像しています。)

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  • 2階の正面側。3つの部屋が並んでいます。<br /><br />IMG8313

    2階の正面側。3つの部屋が並んでいます。

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  • 2階の洋風上げ下げ窓はこの建築の大きな特徴の一つ。古いガラスの特徴の歪みが見えるように撮影してみました。ちなみに、窓ガラスが所々外れそうなほどズレているのが気になります。<br /><br />この上げ下げ窓は窓全体が(2つの部分とも)上に上がり、外から窓枠が見えなくなるのが特徴とのこと。<br /><br />1階の和風の窓と2階の洋風の窓という組み合わせは函館の建築とも共通するパターンなので、影響関係があるのかが気になりました。<br /><br /><br />IMG8317

    2階の洋風上げ下げ窓はこの建築の大きな特徴の一つ。古いガラスの特徴の歪みが見えるように撮影してみました。ちなみに、窓ガラスが所々外れそうなほどズレているのが気になります。

    この上げ下げ窓は窓全体が(2つの部分とも)上に上がり、外から窓枠が見えなくなるのが特徴とのこと。

    1階の和風の窓と2階の洋風の窓という組み合わせは函館の建築とも共通するパターンなので、影響関係があるのかが気になりました。


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