GR65プチ巡礼(3)

2025/07/01 - 2025/07/08

3泊でエスタンからコンクまで、一般的な時間の倍の時間をかけてGR65を歩きました。1日15キロ位。のんびりして良かったですが、さすがに時間が少々余りました。旅の記録です。

ルート
CDG→電車Le Puy en Velay →バスEstaing→徒歩Massip →徒歩Espeyrac →徒歩Conques →バスLe Puy en Velay →電車Paris Gare de Lyon

エリア コンク(フランス)

Massipの宿は3人部屋を2人で使用しました。部屋の中にトイレとシャワー室があります。ソロの30代くらいのフランス人女性と一緒になりました。
夕食朝食の2食付きで42ユーロ、現金払いです。
この日の宿泊者は11人でした。

食事はダイニングに宿泊者が集まっていただきます。前菜、メイン、デザートのコースでワインも出ました。生野菜がたくさん出て、ありがたかったです。
前菜は小さなお好み焼きのようなもので、焼きたてでパリッとしてました。

メインは牛肉のワイン煮のような煮込み料理でした。柔らかくて美味しい。パスタは付け合わせです。
自分で食べれるだけ取れるので、私にはピッタリでした。
2人で歩いているフランス人の女性が英語を話してくれたのと、イタリア人夫婦がいたおかげで話が盛り上がりました。なんと、イタリア人夫婦はパスタを食べないのです。イタリア人なのに？　とツッコミを入れて皆で笑いました。彼らはフランス人から感心されるくらいフランス語が堪能でした。

デザートはりんごのパイと柑橘類のシロップ付きヨーグルト。

朝食はパンとカフェオレ。6時45分からでした。
私はフランス語初心者です。
同室の女性とはポツポツくらいしか話しませんでしたが、朝、フランス語で
Tu vas prendre le petit déjeuner?
と言われてビックリしたけど、Oui と即答できた自分、エライ(笑)
巡礼宿の特徴だと思いますが、仲間なんですね。
このあとも主語人称代名詞は　ほとんど Tu でした。
Vous から始まるであろう予測は外れて、何言ってるのかわからないことたびたび。巡礼路では
Tu viens d’où? どこの出身ですか？
と、本当によく聞かれました。
これも慣れるまで大変でした。

飲み物はコーヒー、紅茶、各ジュースのほか、冷たいミルクと温めたミルク、両方用意してありました。

宿にお願いしたランチセット。8ユーロでした。
この先、お昼頃に通過する場所にはお店はなさそうなのでお願いしました。レストランで食べるより安いです。

支度をしているとお兄ちゃんが声をかけて来ました。
私は柔道家で、日本語が少し話せます。

20歳前後でしょうか。日本語は漫画で勉強したそうですが、発音も綺麗で、私が話す内容も理解しているのがわかりました。漫画と柔道だけで、ここまで話せるのは素晴らしいですね。フランスの柔道が強いのも理解できます。努力家だ。

私以外はコンクまで(たぶん25キロくらい)歩くので、7時半には宿を出発して行きました。

Golinhacを通過します。

一応、巡礼者なので教会があれば立ち寄ります。
Saint Martin 教会

教会の前にある公衆トイレはとてもきれいに保たれていました。

サンジャック

フランスではよくある本棚。読まなくなった本を持って来たり、読みたい本を持って行ったりするそうです。

Golinhac はここまで
と言う意味らしいです。

とんどん抜かされる。
フランス国内は巡礼というよりハイキングの要素が強いようです。

今回の荷物です。7キロくらい。機内持ち込みにしたのでトレッキングポール無しです。寒い時期だとこれに寝袋と防寒着が加わるので、なんちゃって巡礼者はこの時期を選びます。

日陰を探してお弁当を食べました。

なかなかの番犬でしたよ。
目的地のEspeyrac が近づいてきました。

宿のオーナーから、車のレースがあるので規制があるとのメールがきていました。すごいですね、道路をサーキットにするとは。

Saint Pierre 教会

無事にEspeyrac に着きました。