タウシュベツ川橋梁を見に行く夏の北海道2025ーその１　愛国駅、幸福駅編

2025/07/10 - 2025/07/12

幻の橋、いつまで見られるか分からないと言われる旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋「タウシュベツ川橋梁」を1度見てみたいと思い、ツアーに参加！
2泊3日で帯広、タウシュベツ川橋梁のある糠平湖周辺（上士幌町）、池田町など十勝地方を満喫してきました。

【旅のみどころ】
・タウシュベツ川橋梁をツアーに参加して間近で見学（２日目）
　道中はレンタカーで寄り道しながらのドライブを楽しみます
・「愛の国から幸福へ」で有名な愛国駅、幸福駅を見学
・十勝名物豚丼で夕食
・ワインの町池田町の「ワイン城」を見学

【注意】
・タウシュベツ川橋梁ツアーは予約制です。また、時期により見え方（水位）が変わります。同じ時期でも年により見え方が違う場合があるとのことですので、お気を付けください。

エリア 帯広(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは羽田空港からJAL便で帯広空港へ向かいます。
機種はB737でした。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

帯広空港が近づくと、窓の外には北の大地が見えてきました。
広大かつ形の整った農地が広がる光景は北海道ならでは。

約5分遅れで帯広空港に到着。

帯広空港（とかち帯広空港） 空港

手荷物受け取りレーンでは、ばんえい競馬をイメージした馬のぬいぐるみが回っていました。地方空港だと、地元の名物などを模した物が乗せてられて回っていることがありますね。

十勝バスはSuica等交通系ICカードが使えないため、現金精算となります。
そのため、事前に空港できっぷを買うか、1日乗り放題のビジットとかちパス（１日券2,000円。下車時に見せるだけ）の購入が便利です。今回はビジットとかちパス１日券を購入して移動しました。

帯広空港から、帯広駅方面行きの空港連絡バスに乗り、まずは「愛国入口」へ。
降りたバス停からバスを見送りました。
バス停から見えるY字路は左に行くのが大通り、右手に行くと愛国駅方面となります。
約450ｍ歩いて愛国駅へ向かいます。

最初の目的地は愛国駅。
昭和62年に広尾線が廃線になるまで旧国鉄広尾線の駅として使われていたそうです。
今は愛国交通記念館として、駅舎内には当時の写真やきっぷ、道具などの資料が展示されているのを見ることができます（無料）。

愛国駅(愛国交通記念館) 名所・史跡

ここ愛国駅の２つ先にあったのが幸福駅。
かつてのテレビ番組がきっかけで、「愛の国から幸福へ」という言葉とともにこの２駅が全国に知られるようになり、「愛国発幸福ゆき」の切符は縁起が良いということで爆発的に売れたそうです。
その切符を模した碑がありました。

愛国駅の駅名標。
愛国→大正→幸福・・・と続いていたそうです。

ホームに面した線路にはSL（19671）が保存展示されていました。
9600形（キューロク）と呼ばれる形のSLです。

バスの時間まで余裕があったので、大通り沿いのセイコーマート（愛国駅から約500m）まで歩ってみました。
北海道で知らない人はいないであろうご当地コンビニ。
ホットシェフ、150円前後で買えるパスタ、個性豊かなアイス、お酒などが道外からの観光客にも人気のお店。

愛国駅からバスに乗り約15分（先ほど空港から来た道を戻っています）、「幸福」バス停へで下車。
バスの本数が限られているので、あまり１カ所で長時間の滞在にならないよう考えた結果、１度戻るという行程に。今回は乗り放題のビジットとかちパス使用なので運賃はあまり気にしません。

大通りにある看板の矢印が示す方向へ少し歩いて行きます。

ここ十勝平野はジャガイモの一大産地。
伝染病が入るのを防ぐため立入禁止となっており（そもそも私有地に勝手に入るのはダメな訳ですが）この地域ではよく見かけました。

バス停から少し歩いて、旧幸福駅へ。こちらは幸福交通公園として、愛国駅同様、かつての車両、駅舎、線路が展示されてました（見学は無料）。
自家用車、レンタカーなど車で来る人が多いようで駐車場もしっかり用意されています。

幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡

お土産屋さんでは、愛国→幸福の硬券きっぷや、ポストカード、キーホルダーなど、この縁起きっぷにあやかった商品がずらり。
私も記念に硬券きっぷ（220円）を購入しました。

駅舎にびっしり貼られているのは、お土産屋さんで売られているきっぷを模したポストカード等。思い思いのメッセージや来た記録を書いて貼り付けていく人が多いようです。

板張りのホームと、当時使われていた車両が展示されており、車内も見学できました。

ボックスシートの車内、天井には扇風機、そして床は板張りと、時代を感じます。

鐘を鳴らすと幸福になれる？？
時々観光客が鳴らす鐘の音が公園内に響きます。

木々の緑に車両の朱色が映える。

公園入り口付近にはハート型の鐘のオブジェもありました。
再びバス停に戻り、路線バスで帯広駅へ向かいます。

帯広駅バスターミナルで下車すると、すぐ目の前が帯広駅です。

帯広駅 駅

帯広といえば豚丼ということで、夕飯は豚丼を食べることに。
駅から少し歩いたところにある「ぶた八」さんで、豚丼を購入。
テイクアウトできる（容器代50円かかりますが）ので、注文。
できたてを受け取ってバスに乗り、今夜のホテルへ向かいました。

ぶた八 グルメ・レストラン

テイクアウトした豚丼。
少し苦めのタレでしたが、肉とごはんにしっかりかかっており、おいしく食べました。