仙台～松島・ショートカット気味の半日の旅路【仙台編】

2025/04/17 - 2025/04/18

初めて仙台と松島に旅行してきました。

移動時間が結構かかって、肝心の観光スポットはあまり十分には回れませんでしたが、思い出として記録します。

この旅行記では仙台のみについて記してます。
桜の時季だったので桜多めです。

エリア 仙台(宮城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

初めての宮城は仙台空港に降り立ってからスタート。
電車で仙台駅へ出て、巡回観光バスのるーぷる仙台に乗り込みます。

激混み。

20分間隔ですが一度では乗れず実質倍待ちました。
ただ後から考えても仙台城跡などのスポットを回るには、車と体力無しにはるーぷるが最適解です。昨今の事情を考えると増便も難しそうなので、待ち時間込みで計画したほうがよさげです。

さて最初に訪れたのは瑞鳳殿です。
マップなどでも注意書きがありますがバス停から急坂と階段をけっこう登ります。周りの森林の穏やかさ、静けさに自分の息の荒さが混じるのが申し訳なくなります。

瑞鳳殿到着。へとへと。
入場料を払い、御朱印もいただきました。

復元された桃山時代の彫刻が美しく豪華絢爛。

細やかさというよりは大胆さを感じる華美さですが、下品でなく風格があり、堂々とした佇まいを感じました。

瑞鳳殿は伊達政宗や二代目、三代目の方々の霊屋です。
きらびやかな装飾に惹かれたものの、実際に訪れると、深い森林に囲まれた静けさや、季節柄桜吹雪が舞っていたのもあって、観光スポットというよりも本来の意味で参拝する場所、のように感じました。

はしゃぐよりも手を合わせたくなる、というような。
厳かさを強く感じた場所でした。

帰りの石段も気を付けて降ります。

つづけてまたるーぷるを40分待って、仙台城跡へ向かいました。

ぎゅうぎゅうるーぷるで押し合い圧し合い揺られつつ、どんどん車は山を登っていきます。高台にあるという実感を自然と抱きます。

仙台城跡でバスを下車。
深呼吸してすがすがしい空気を吸います。

フードコートで軽く腹ごしらえをして（なんせ時間がなかった）
宮城縣護國神社で参拝。

桜が満開で嬉しかった！

予約していた時は全然考えてなかったけれど、ちょうど桜の咲きどきで、どこもかしこも桜が咲いていて始終ハッピーでした。

仙台城は、戦災などで跡形もありません。

往時の面影のひとかけらもない。

喪失というものの酷さと、残しつづける現代人の責任をあらためて感じます。

平たい広場を眺め渡して、いろいろと感慨にふけりました。

そして伊達政宗像との対面です。

山ほどメディアで観ていても、自分の目で見ると感慨がまたひとしおです。


桜、咲いていてくれてありがとう。

日当たりの関係でご尊顔ははっきりとは見えなかったけれど、
悔いはありません。

定番スポットでも心に響くものとそうでないものがあり、
こちらはとても心に響きました。

往時の歴史をほぼ喪失した現代においてもなお、
敬い続けられている唯一無二の武将。

逞しくて立派で、とても素敵でした。

見渡す景色も気持ちよい……

さて時間の関係上仙台城跡からは仙台駅、そして宿へと向かうスケジュールです。
次回があれば博物館には寄りたいところ。

仙台城跡から仙台駅へは、乗車時間だけで50分くらいかかるるーぷるではなく、城を大手門北側のほうへ降りて行き国際センター駅へと向かうルートにしました。

駅までは徒歩15分くらいでしょうか。
もちろん坂道なので降りるほうはまだましですが登る方は私は無理です。それでも登ってこられている方も結構おられました。体力が欲しい、旅の選択肢が増えるから…。

石垣を眺めつつ

桜もたくさん愛でつつ坂を下りていきます。

このルート、国際センター駅近くの公園では
桜がやまほど満開で、浴びるほど眺められてしあわせでした。

桜見に来たんか、というほどじっくり見ました。

思う存分愛でたあと国際センター駅から地下鉄へ乗車して、
仙台駅へと戻ります。

そのあとは作並温泉にあるお宿へ泊りました。
この作並へと行く電車が1時間に1本程度で、宿と飛行機抑えたあとでそれを知ったので、なかなかスケジュール組むのが大変でした。

公共交通機関オンリーの旅、特に地方ではこの辺をしっかり調べておくのが大事ですね、と改めて思いました。

2日目は松島へ行きましたが、
長くなったのでまた別に旅行記として記したいと思います。