2025/04/12 - 2025/04/12
383位(同エリア2327件中)
さるおさん
町中で、ふと見かけたこのポスター、姫路美術館「高田賢三展」。KENZOな。若かりし頃の愛用ブランドの一つ。今は手元に残っていないが、記憶に残っている花柄の赤いシャツ、ボタンの可愛い黄色いブラウス、よく着ていたな。これは、もう行くっきゃないでしょ。開催初日に行ってきたよ。
-
JR姫路駅から「姫路美術館」まで徒歩で。途中の「大手前公園」は桜の名所。
-
散り掛け。先日強い雨も降ったしな。
-
桜の木の下に賢三展のポスター。桜が満開だったら良かったのに。
-
<高田賢三>
パリを拠点に活動したファッションデザイナー。会場を借りてショーを開催した初めてのデザイナーで、今日のパリコレの原型を作った。姫路出身。姫路市名誉市民。2020年コロナにより81歳で死去。 -
美術館に到着すると、ささきつとむ氏のギャラリートークが始まるところだった。ささき氏より高田賢三氏のエピソードなどを聞きながら会場内を観覧。
<ささきつとむ>
KENZOの元クリエィティブディレクター。高田賢三にヘッドハンティングされて渡仏、ある時期は賢三の影武者と呼ばれた。パリ在住。 -
会場内。撮影可(一部を除く)。
-
1970年代の作品。今から50年ぐらい前の作品か。色褪せないね。
-
"色の魔術師"と呼ばれる高田賢三氏。そのルーツは故郷姫路にあると聞いたことがある。賢三氏が生まれ育った吉田町は元遊郭のあった色町。賢三氏の生まれた時代に遊郭があったかどうかは判らないが、そこで暮らす女性達の化粧や着物が子供だった賢三氏にインパクトを与えたという。
-
KENZOの民族調のオリエンタルな雰囲気が好きだった。ささき氏の説明によると、"オリエンタル"への強い執着があったわけではなく、旅で見つけた"面白いもの""好きなもの"を寄せ集めたら、こうなったそうだ。
-
ショールの巻き方など、KENZOらしい作品。
亡くなられる何年か前に、賢三氏のパリの自宅を撮影しているTV番組を見た。賢三氏の拘りに溢れた素敵なご自宅だった(会場には、このご自宅のジオラマも展示されている)。80歳を前にその矍鑠とした動作に感心したものだ。背筋がピンして動きが美しい。美意識が高い人は自身にも厳しいのだなと感じた。比べるのも憚れるが私とは大違い。まだまだお元気そうだったのに、そんな方がまさかコロナで亡くなられるとは・・・。我が家の墓もある姫路市内の霊園に賢三氏のお墓が建立されている。 -
今回の賢三展のポスターで一緒に写っているモデルの山口小夜子氏が着用しているドレス(かな?)。KENZOと言えばどうしても小夜子氏を思い出す。KENZOのオリエンタルなデザインと小夜子氏のミステリアスな雰囲気が相まって独特の世界感を作り上げていた。賢三にとって山口小夜子は何者にも代えがたい唯一無二の存在であったことは想像に難くない。半世紀前、パリという異国の地に戦いを挑んだ二人の日本人。誇りである。
<山口小夜子>
日本の元祖スーパーモデル。パリコレやニューヨークコレクションの常連。世界的ファッション雑誌『VOGUE』にもたびたび登場。切れ長の目と黒髪のおかっぱ髪で登場し、日本人ブームを引き起こした。 -
賢三氏にはお姉さまがいらして、昔、地元でお好み焼き屋を営まれていた。オバチャンがお好み焼きを焼いてくれる関西によくある地元のお好み焼き屋。お姉さんは顔形は賢三氏によく似ていたそうだが、喋り口調は生粋の播州弁で気さくな方だったようで、"世界のケンゾー"のお姉さんらしくないという話を聞いたことがある。そんな話を思い出しながら作品を鑑賞。地元出身のデザイナーは、例え"世界のケンゾー"であったとしても身近に感じるものだ。
-
1994年、姫路城が世界遺産に認定されたことを記念して賢三氏のファッションショーが開催された。その時の出店作品の一部。ジプシーにインスパイアされたドレス。
-
モネの"睡蓮"をテーマにしたチュチュ風ワンピースと、"トゥーランドット"を思わせるミントグリーンのドレス。
-
アテネオリンピック、日本チームの公式ユニフォームをデザイン。名実ともに日本を代表するデザイナー。
-
"冒険心が私の人生と創造の原動力" 、最後は賢三氏のメッセージで。
-
賢三氏の実家もお城からそう遠くない。姫路で誇れるもの、国宝姫路城と高田賢三。
-
美術館からの帰り路も「大手前公園」を通り桜を楽しみながら。
-
曇ってきた。明日は雨の予想。今年の桜を楽しめるのは多分今日までか。
-
姫路には"アーモンドトースト"や"姫路おでん"など人気のB級グルメがいくつかあるが、まねきさんの「えきそば」もその一つ。
-
「えきそば」
終戦後、何もない混乱期に統制品であった小麦粉の替わりにこんにゃく粉とそば粉をまぜたそばを販売、その後試行錯誤の結果、現在の中華麺に和風だしというミスマッチの商品が誕生。「えきそば」と名付けられ姫路駅ホーム上の売店で販売。いつの間にか有名になって、今じゃカップ麺まで販売されている。昔から知っている地元民には不思議な感じ。 -
<オマケ>
一週間ほど前に姫路城のお堀で映した桜。9割近く花開いた感じ? -
今年は満開直前に雨が降ったりで桜にはアンラッキーな年でした。
-
それでも、やっぱり桜は美しい。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- yuriさん 2025/04/25 19:49:59
- 姫路旅
- さるおさん
こんばんは。
いつも私の日記に いいね! を押していただきましてありがとうございます。
このGW、私は姫路城を目指します。
姫路市内は気軽なグルメが多いイメージなので、訪問時は気の向くままに訪れようと思っているのですが、「えきそば」は地元の方のソウルフードなのですね。これは絶対に食べないといけないと思いました(^^)
姫路城&桜の構図はいつか見てみたいと思いつつ
今年もその時期に訪れることはできませんでしたが
さるおさんの日記でその光景を堪能させていただきました。
- さるおさん からの返信 2025/04/27 11:02:38
- RE: 姫路旅
yuriさん、いつも楽しく旅行記拝見しています。コメント、ありがとうございます!
GWは姫路に来られるとか。
姫路はお城以外は、あまり観光スポットの無い街ですが、姫路城は見応えがあります。手前味噌ながら美しい城です。
書写山の円教寺も、今の季節、新緑が美しくお勧めです。
駅そばは、話のタネ程度の期待で食べてみてください(笑)。
地元民にとってソウルフードは、美味しい、美味しくないは別問題ですから。
姫路は穴子も有名ですので、よろしければお試しを。
姫路の旅が思い出に残る良い旅になりますように。地元民として願っております。
さるお
-
- お黙り!さん 2025/04/21 07:41:00
- えっ、知らんかった!
- さるおさん、こんにちは。
ケンゾーさんのコレクション、地元でしてるなんて。それも、桜満開の時期から。それは絶対行かねば。「1994年、姫路城が世界遺産に認定されたことを記念」この時のファッションショーも見ました。記念パーティーでは、ケンゾーさんともお話しすることが出来とてもハッピーでした。コロナ禍で他界された時は、志村けんさんの次にショックをうけたものです。あれから、もう5年が過ぎましたね。しかしながら、ケンゾーさんのような、唯一無二のデザイナーが日本から現れませんね。最近はファストファッションだの、アパレル業界が疲弊していて・・・・・残念です。私も開催中に是非見に行きます。貴重な情報をありがとうございました。マリー
- さるおさん からの返信 2025/04/25 19:13:23
- RE: えっ、知らんかった!
マリーさん、こんばんは。
1994年のファッションショー、行かれたんですね。しかも、ケンゾーとお話したってか。あらまあ羨ましい。
そのショーの様子も展示会場で流れていましたよ。きっと、懐かしく思い出される筈。是非、姫路美術館に足を運んでください。
姫路美術館も、たまに面白い展示やりますよね、たまにですけど(笑)。
さるお
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
24