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<br />2025年7月に開催の世界遺産委員会で登録予定の『西夏陵』を見に行くのが最大の目的です。東方のピラミッドとも称される西夏王国の9つの王陵や271基の王族墓を含む壮大な墓地群です。西夏王国はタングート族の李元昊が1038年に建国した王朝で、モンゴル帝国によって滅ぼされた1227年まで続きました。漢字を更に複雑にしたような独特な西夏文字を使用したり、独自の文化を持った国でした。<br /><br /><br />いよいよ今回は、西夏王陵を見てきたブログになります。日本語ではなかなか見つからない、詳しいチケット情報と回り方も記しておきます。世界遺産登録に向けて整備を加速するでしょうし、登録後の観光ルートも変更になる可能性があるので、あくまで2025年3月の情報としてご覧ください。<br /><br />

2025年 世界遺産登録予定『西夏陵』、銀川の旅 ②西夏王陵

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2025/03/30 - 2025/03/30

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2025年7月に開催の世界遺産委員会で登録予定の『西夏陵』を見に行くのが最大の目的です。東方のピラミッドとも称される西夏王国の9つの王陵や271基の王族墓を含む壮大な墓地群です。西夏王国はタングート族の李元昊が1038年に建国した王朝で、モンゴル帝国によって滅ぼされた1227年まで続きました。漢字を更に複雑にしたような独特な西夏文字を使用したり、独自の文化を持った国でした。


いよいよ今回は、西夏王陵を見てきたブログになります。日本語ではなかなか見つからない、詳しいチケット情報と回り方も記しておきます。世界遺産登録に向けて整備を加速するでしょうし、登録後の観光ルートも変更になる可能性があるので、あくまで2025年3月の情報としてご覧ください。

  • (追記)<br />7月11日、世界遺産委員会で世界文化遺産に登録されました!中国60箇所目、寧夏回族自治区では初。おめでとうございます!!

    (追記)
    7月11日、世界遺産委員会で世界文化遺産に登録されました!中国60箇所目、寧夏回族自治区では初。おめでとうございます!!

  • 9つの王陵がありますが、2025年3月29日現在、1号~4号陵まで4つが公開されてます。見る場所により必要なチケットが違うので注意が必要です。   <br /><br /><br /><br /><br />&#9899;︎基本チケット68元  <br />必ず必要なチケットです。一番有名な3号陵のみです。銀川に来たんだから取り敢えず見てみたいという方は、3号陵のみでも良いかもしれません。  <br /><br />&#9899;︎3号陵観光車チケット20元  <br />3号陵までの往復マイクロバス。まずはこれに乗ります。入口からはかなり離れてるので、基本的にバス移動となります。   <br /><br />&#9899;︎双陵(1号陵、2号陵)電動カートチケット20元  <br />3号陵を見た後、さらに観光車(電動カートです)に乗って双陵へ行けます。私としては双陵はオススメです。3号陵だけの方はマイクロバスで再び戻ります。   <br /><br />&#9899;︎4号陵馬車チケット 20元  <br />双陵を見学後、一旦マイクロバスに乗り3号陵まで行き、さらに観光馬車で4号陵まで向かいます。4号陵に行かない方は、そのまま乗り続ければ最初の場所に戻れます。こちらはかなり興味のある方や、観光馬車も乗ってみたい方のみで良いかと思います。<br /><br /><br /><br />チケットセンターでは、いろいろ説明してくれるスタッフがいました。外国人は自動券売機を使えないので、窓口でパスポートを提示して購入します。上記を参考に購入してください。中国語が分からなくても、どこを見たいのか自動翻訳機などで伝えると、適切なチケットを販売してくれると思います。<br /><br />

    9つの王陵がありますが、2025年3月29日現在、1号~4号陵まで4つが公開されてます。見る場所により必要なチケットが違うので注意が必要です。




    ⚫︎基本チケット68元
    必ず必要なチケットです。一番有名な3号陵のみです。銀川に来たんだから取り敢えず見てみたいという方は、3号陵のみでも良いかもしれません。

    ⚫︎3号陵観光車チケット20元
    3号陵までの往復マイクロバス。まずはこれに乗ります。入口からはかなり離れてるので、基本的にバス移動となります。

    ⚫︎双陵(1号陵、2号陵)電動カートチケット20元
    3号陵を見た後、さらに観光車(電動カートです)に乗って双陵へ行けます。私としては双陵はオススメです。3号陵だけの方はマイクロバスで再び戻ります。

    ⚫︎4号陵馬車チケット 20元
    双陵を見学後、一旦マイクロバスに乗り3号陵まで行き、さらに観光馬車で4号陵まで向かいます。4号陵に行かない方は、そのまま乗り続ければ最初の場所に戻れます。こちらはかなり興味のある方や、観光馬車も乗ってみたい方のみで良いかと思います。



    チケットセンターでは、いろいろ説明してくれるスタッフがいました。外国人は自動券売機を使えないので、窓口でパスポートを提示して購入します。上記を参考に購入してください。中国語が分からなくても、どこを見たいのか自動翻訳機などで伝えると、適切なチケットを販売してくれると思います。

  • まとめ<br /><br />3号陵のみ(基本68+バス20) 88元<br /><br />3号陵と4号陵(基本68+バス20+馬車20)108元<br /><br />1-3号陵(基本68+バス20+電動カート20)108元<br /><br />1-4号陵(基本68+バス20+電動カート20+馬車20)128元<br /><br /><br /><br /><br />チケットセンターで購入後、まずは西夏陵博物館で西夏王国について学びます。非常に立派でなかなか見応えがありました。

    まとめ

    3号陵のみ(基本68+バス20) 88元

    3号陵と4号陵(基本68+バス20+馬車20)108元

    1-3号陵(基本68+バス20+電動カート20)108元

    1-4号陵(基本68+バス20+電動カート20+馬車20)128元




    チケットセンターで購入後、まずは西夏陵博物館で西夏王国について学びます。非常に立派でなかなか見応えがありました。

  • 西夏王国で有名なのは西夏文字ですね。世界史で出てきた気がしますが、実物を間近で見られて感激です。<br />

    西夏王国で有名なのは西夏文字ですね。世界史で出てきた気がしますが、実物を間近で見られて感激です。

  • 漢字っぽいけど、確かに全く違いますね。

    漢字っぽいけど、確かに全く違いますね。

  • 活版印刷も盛んだったようで、実際に西夏王国で印刷されたものも出土してるとのこと。刻字して活字組版に並べている様子。

    活版印刷も盛んだったようで、実際に西夏王国で印刷されたものも出土してるとのこと。刻字して活字組版に並べている様子。

  • そして印刷します。

    そして印刷します。

  • 仏教も信仰されていたようで、仏像もあります。

    仏教も信仰されていたようで、仏像もあります。

  • 美しい壁画。

    美しい壁画。

  • 西夏王国では塩業が盛んでした。『西夏の青き塩』という西夏を舞台にした小説がありますが、まさに西夏の塩は重要な産業だったようです。<br />

    西夏王国では塩業が盛んでした。『西夏の青き塩』という西夏を舞台にした小説がありますが、まさに西夏の塩は重要な産業だったようです。

  • 鉄も作っていたようです。

    鉄も作っていたようです。

  • 大量に出土した陶磁器や工芸品。

    大量に出土した陶磁器や工芸品。

  • 豊富な展示物があり、西夏王国や西夏文字に興味のある方なら必見の場所です。王陵区は幹線道路を挟んで反対側にあるため、地下道を通って王陵区へと向かう流れとなります。<br />

    豊富な展示物があり、西夏王国や西夏文字に興味のある方なら必見の場所です。王陵区は幹線道路を挟んで反対側にあるため、地下道を通って王陵区へと向かう流れとなります。

  • 地下道を通って5分ほどで王陵区へと来ました。賀蘭山脈が見渡せます。山の向こう側は内モンゴル自治区で、広大な砂漠が広がってます。<br />

    地下道を通って5分ほどで王陵区へと来ました。賀蘭山脈が見渡せます。山の向こう側は内モンゴル自治区で、広大な砂漠が広がってます。

  • マイクロバスにのり5分ほどで写真で良く見る3号陵に到着。背景の賀蘭山脈と王陵が、天気が良いこともあり映えます。<br />

    マイクロバスにのり5分ほどで写真で良く見る3号陵に到着。背景の賀蘭山脈と王陵が、天気が良いこともあり映えます。

  • 西夏王国の建国王、李元昊の王陵だと言われています。<br />

    西夏王国の建国王、李元昊の王陵だと言われています。

  • ピラミッドと言えばピラミッドですが、実際は風化しているだけで、このようなピラミッドとは似ても似つかない6重の塔だったようです。<br />

    ピラミッドと言えばピラミッドですが、実際は風化しているだけで、このようなピラミッドとは似ても似つかない6重の塔だったようです。

  • 3号陵を後にします。

    3号陵を後にします。

  • チケットの説明にも書いたように、3号陵だけのチケット購入者はマイクロバスで王陵区の入口へ戻ります。双陵(1号陵、2号陵)も見る方は電動カートで10分くらい移動となります。3月で天気も良く風もほとんどない日でしたが、それでも爆速カートは寒かったので冬季はご注意下さい。<br />

    チケットの説明にも書いたように、3号陵だけのチケット購入者はマイクロバスで王陵区の入口へ戻ります。双陵(1号陵、2号陵)も見る方は電動カートで10分くらい移動となります。3月で天気も良く風もほとんどない日でしたが、それでも爆速カートは寒かったので冬季はご注意下さい。

  • まずは双陵展示サービスセンター。ここにトイレや休憩スペースもあります。

    まずは双陵展示サービスセンター。ここにトイレや休憩スペースもあります。

  • 私が3号陵だけでなく双陵も見て欲しいのは、王陵や付属する門の跡などが点々として、より王陵区の広大さを実感できるからです。<br />

    私が3号陵だけでなく双陵も見て欲しいのは、王陵や付属する門の跡などが点々として、より王陵区の広大さを実感できるからです。

  • この景色が一番好きです。 2つの王陵が並んでる姿を撮影したいなら双陵へ!

    この景色が一番好きです。 2つの王陵が並んでる姿を撮影したいなら双陵へ!

  • 1号陵へやって来ました。李元昊の祖父である李継遷の墓と言われています。<br />

    1号陵へやって来ました。李元昊の祖父である李継遷の墓と言われています。

  • 1号陵だけを見て戻って行く人が大半でした。私は2号陵も見てから戻ろうと思います。李元昊の父である李徳明の墓と言われています。<br />

    1号陵だけを見て戻って行く人が大半でした。私は2号陵も見てから戻ろうと思います。李元昊の父である李徳明の墓と言われています。

  • 確かに1号と2号は外見や配置もかなり似ています。李元昊が祖父と父の為に、同時に作ったという説も信憑性があります。双陵というだけのことはなるなと、素人ながらに考えました。<br />

    確かに1号と2号は外見や配置もかなり似ています。李元昊が祖父と父の為に、同時に作ったという説も信憑性があります。双陵というだけのことはなるなと、素人ながらに考えました。

  • 双陵を見終わって、5分ほどでマイクロバスが来ました。3号陵経由で王陵区の入口までいけます。私は今回パスしましたが、4号陵を見るかたは3号陵で降りてそこから馬車で向かいます。西夏王陵から銀川市街まで帰りは60元ほどでした。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />週末にも関わらず非常に空いてました。世界遺産登録でどうなるのか気になるところですね。<br />

    双陵を見終わって、5分ほどでマイクロバスが来ました。3号陵経由で王陵区の入口までいけます。私は今回パスしましたが、4号陵を見るかたは3号陵で降りてそこから馬車で向かいます。西夏王陵から銀川市街まで帰りは60元ほどでした。







    週末にも関わらず非常に空いてました。世界遺産登録でどうなるのか気になるところですね。

  • 中心部に戻って、回族の方がやってるレストランで昼食。<br />

    中心部に戻って、回族の方がやってるレストランで昼食。

  • 羊肉泡馍は羊肉と米線、そして馍(パン)が入ってます。羊肉はちょっと臭みがあったけど美味しい!

    羊肉泡馍は羊肉と米線、そして馍(パン)が入ってます。羊肉はちょっと臭みがあったけど美味しい!

  • 肉夹馍(RouJiaMo)。回族自治区なので、もちろん羊肉です。

    肉夹馍(RouJiaMo)。回族自治区なので、もちろん羊肉です。

  • 羊と豚で全然違う。バンズもパイ生地みたいのから、ピザ生地みたいのまで豊富です。しかも、ハズレ無し!!<br /><br /><br />このお店のバンズはちょっと硬めの生地でしたが、羊肉によく合って美味しかったです。

    羊と豚で全然違う。バンズもパイ生地みたいのから、ピザ生地みたいのまで豊富です。しかも、ハズレ無し!!


    このお店のバンズはちょっと硬めの生地でしたが、羊肉によく合って美味しかったです。

  • 街のランドマーク鐘楼から街歩きをスタートしましょう。<br /><br /><br />(つづく)

    街のランドマーク鐘楼から街歩きをスタートしましょう。


    (つづく)

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