フィリピン旅①　ミンダナオ島ダバオの５日間その１

2025/03/04 - 2025/03/17

避寒＆避花粉目的で２週間フィリピンに
いたが、そのうち５日間をミンダナオ島
のダバオで過ごした。

ミンダナオ島はかつて、治安の悪いとこ
ろだったが、1988年にロドリゴ・ロア・
ドゥテルテが市長に就任し、殺人犯をそ
の場で射殺するようなえぐい浄化作戦を
強行し、おかげで「フィリピンで最も安
全な場所」という名誉ある枕詞をいただ
くに至った。

エリア ミンダナオ島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 2.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: フィリピン航空 フィリピン・エアアジア
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発前はマニラからボルネオ島に飛ぶ
予定だった。

マニラからロイヤルブルネイ航空でブ
ルネイのバンダルスリブガワン往復だ
と３万円以下で行けるので、予約を試
みたもののフィリピンの携帯番号しか
受け付けないようになっていて挫折。

それではコタキナバル往復だとどうか
とエアアジアで検索したら８万円くら
いになってしまう。

往復で荷物を預け入れ、席を指定した
りしているとどんどんカネが出ていく
のだ。

こりゃマレーシアは無理と諦め、ミン
ダナオ島のダバオへ行くことにした。

マニラにある日系旅行者のねもとトラ
ベルに依頼したら、往復で３万円あま
り。ではこれで発券してくださいと頼
んだものの、ここであちらからのメー
ルが全く来なくなった。なんだこの会
社。いいかげんだなあ。

ということで、マカティにある日系旅
行会社のディスカバリーツアーで買う
ことにした。

しかし、値段がえらく高い。往復で６
万円強である。

なんだこれならボルネオに行っても良
かったじゃないか。

ニノイアキノ空港のターミナル２。

ここはフィリピン航空専用のターミナル。

ここからダバオ行きに搭乗。席はほとん
ど埋まっていた。

約１時間45分でダバオの空港に到着。

客が通るところには武装した兵士と職員
が客を監視していた。

ムスリムの反政府勢力、モロイスラム解
放戦線とフィリピン政府は日本の仲介で
手打ちを行なったが、まだまだ警戒を緩
められないということか。

グラブを呼ぼうかと思ったのだが、
めんどくさくなってタクシーにした。

列の先頭のタクシーに乗ろうとしたら、
１枚の紙を渡された。

「もしタクシー運転手がメーターを使わ
ず、高額な運賃を要求したなら、この用
紙に車番を記載し空港まで持ってきてく
ださい」みたいなことが書かれていた。

なんでもドゥテルテ政権時代、マニラか
らきた新聞記者が空港タクシーでダバオ
市内まで乗ったら法外な料金を請求され
たらしい。それを時のドゥテルテ大統領
に訴えたら、ぼったくり禁止措置がとら
れたという。

空港から市内のマノールホテルまで、15分
くらいかかった。

それでも料金は300ペソまで行かなかった。
マニラとはえらい違いだ。

マノールホテルのシングル部屋。

古さを感じる木造のホテルだが、その古さが
いい味を出している。

荷物を置いて外に出た。

交通量の多い街で、車がひっきりなし走って
いる。ミンダナオ島で一番大きなまちだから
無理もない。

「琥珀ライス」の看板。「琥珀」は通じるの
だろうか。

路駐禁止。

この看板、あちこちで見かけた。

確かにこの看板があるところは路駐が
少なかった。

歩道がほとんどない街だから、路駐車
に塞がれると道路の真ん中を歩くこと
になってしまう。

車の往来が多く、マクドナルド前の交差
点は一日中車が行きかっていた。

市場近くの店舗街。

ペットフードを売る店が何軒も並んで
いた。

ピンクで彩られた学校。

女の子のスカートもピンク。

どうやら医療従事者を養成する学校の
ようだ。

ハローキティが描かれたピンクの４トン車。

ダバオはだだっ広い平野に創られた
街のようで、同じような風景がずっ
と続いていた。こういうところはマ
ニラに似ている。

日本の中古車も頑張っている。

市場の周りにはトライシクルが何台も
停まっていた。

市場で買い物を終えた客を当て込んで
いるのだろう。

道路を渡って市場に入ってみる。

ドリアンも。

暑いところなのになぜかりんごがたく
さん売られていた。

オレンジがよく獲れるのかやたらたくさん
売られていた。

奥は肉売り場になっていた。

ムスリムの女性たちが鶏肉を吟味
している。

腸詰がうまそう。

市場を出たところに食堂があったので、
適当に指をさして頼んだ。

豚の角煮のようなものが出てきた。味
付けはすっぱかった。値段は60ペソ。

やっぱり田舎に来ると安い。

夜、市庁舎の方へ行ってみることにした。

夜でも車の往来は結構多い。

閉店した店の台の上で、ねこがぐったり
していた。

市庁舎前の公園。

こちら市のホール。

ホール前では民族舞踊のコンテストが
行なわれていた。

小学生から高校生くらいの男女がグループ
で出場して、その中から優勝グループを決
めるようだ。

この子たちはたぶん小学生だろう。

この子は高校生くらいか。

素朴な民俗音楽をバックにみんな
上手に踊っていた。

土曜の朝、カテドラル近くのジョビリー
で朝食。

甘いミートソースに鶏肉という定番
メニュー。

カテドラル前のオブジェ。

これがダバオのカテドラル。

入る前に荷物検査があった。

何人かの人たちが熱心に祈っていた。

ここにもあった、黒いイエス像。

フィリピンのどこの教会にもあるようだ。

日曜の朝、カテドラル前の公園へ向かう
女性たちの行進にでくわした。

３月はナショナルウィメンズ月間という
ことらしい。

カメラを向けるとおばちゃんたちから歓
声があがった。

カテドラル前にはいつも銃を持った兵士
が警戒に当たっていた。

２年前にミンダナオ島中部の教会で、日
曜礼拝の最中に教会内で爆弾が爆発し、
死傷者が出るという事件があった。イス
ラム国を名乗る組織が犯行声明を出した。

ここはミンダナオ島で最も大きい教会だ
から、やはり厳重な警備が必要なのだろう。

日曜の朝、ミサを見ようと入ろうとしたら
「荷物がある人は入れない」と拒絶された。

かなり警戒心が強い。

カメラを持ってうろうろしていると、アー
ミーパンツをはいた軍人らしき男がぴった
りとぼくの後ろにつき、しばらくつけられた。

気味の悪い日曜の朝だった。

夜は市のホール前で身なりのいい若者が
コーラスを聞かせていた。

フィリピンはどこにでもねこがたたずん
でいる。

この旅行記へのコメント （2）

• yamayuri2001さん 2025/04/02 09:47:00

  フィリピンの島々・・・

  ハイペリオンさん、こんにちは。
  私もマニラに行ってきたばかりなのですが、
  治安のいい場所と、無法地帯の両方が混在していましたね。
  やっぱり、フィリピンの旅行は、
  行くべき地域を間違えないようにした方が安全ですね。
  黒いイエスは私も見ましたけれど、
  願いが叶うと言うことで、平日なのに、
  たくさんの人が礼拝をしていました。
  フィリピンの島は、セブ島しか行ったことがありませんけれど、
  色々な島には、いろいろな出来事があるんだなと感じながら、
  拝見しました。
  yamayuri2001

  ハイペリオンさん からの返信 2025/04/02 11:12:03

  RE: フィリピンの島々・・・

  おはようございます。コメントありがとうございます。
  
  マニラは確かにいろいろなものが雑多に存在していま
  すよね。ただ中心部の治安は総じて問題ないような気
  がするのですが。
  
  ダバオは食費が安いので助かるのですが、何もなくて
  やることがありませんでした。
  
  これからも避寒場所探しのためにフィリピンの島々を
  訪れたいと思います。
  
  では失礼いたします。