長野善光寺　７年ぶりの御開帳・長野県立美術館の東山魁夷館へ

2022/06/13 - 2022/06/13

コロナの影響で一年遅れの善光寺の御開帳に行ってきました。

善光寺周辺の御朱印も、たくさんいただきました。

善光寺の隣にある長野県立美術館の東山魁夷館で美しい風景画に魅了されてきました。

エリア 長野市(長野)

長野に向かう途中、善光寺の駐車場を検索すると、周辺の駐車場はすでに満車。
臨時駐車場からシャトルバスに乗ることにして、臨駐最大収容数600台の綿内駅の臨時駐車場に行くことにしました。
9:10　駐車場到着　綿内駅って廃線になった鉄道の駅なんですね。
シャトルバス、待機中です。

9：48　シャトルバスに乗ること20分、バスの乗降所は善光寺まで1ｋｍ以上ある場所でした、混雑緩和理由かな。

参道に続く道をずんずん歩きます。

ながの表参道セントラルスクエア　芸術音楽祭が開催されています。
見てみたい衝動にかられましたが、お寺に進みます。

10：09　やっと善光寺の仁王門に到着です。
シャトルバスの乗降所から、この距離、年寄りは無理だな、なんて思います。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

参道はいつも以上にすごい人です。御開帳ですからね。
前回はコロナ前だったので、もっと多かった。

この時期、まだ年配の方は人の多い場所への外出を控えていました。

10：21　途中の塔頭は後でゆっくり回ることにして、一直線に進みます。
山門、上に昇ってみたいなぁ。前回は行列が長くて、あきらめたんです。

10：36　山門を通って、柱にタッチする行列に並びます。
前回より行列が短い。

手指を消毒して、柱にタッチしてきました。
そして本堂へ、やっぱりまだコロナの影響があるのか、本堂周辺も前回より人が少ないように感じます。

本堂をお参りした後は、御印文頂戴の列に並びました。
通常はお正月だけの行事ですが、御開帳の期間中は毎日受けられるんです。
頭にポンと御印を頂きました。
あ～うれしい！

11：00　善光寺の御朱印は今回も行列です、前回は4時間待ちだったので、あきらめました。
今回も2時間待ちだったでしょうか、そんなに並べないので、端っから、もらう気、無し。

山門の列はそれほど並んでないので、上層に上がってみることに。

11：20　15分ほど待って、上層へ。
やっぱり高いなぁ。参道と仁王門、長野駅方面。人がいっぱい。
高い建物がないって、街がきれいですね、駅前の再開発でタワーマンションができるそうですが、どうなんでしょうねぇ。

大勧進のお堂。後で御朱印もらいに行こう。

そして、高い位置から見る本堂です。

善光寺参拝は何度目だろう、もう、よく覚えていませんが、10回くらいは来てるでしょうか。

11：32　大勧進へ。
善光寺は大勧進の天台宗と、大本願の浄土宗、二人の住職がいます。

善光寺 大勧進 寺・神社・教会

大勧進の護摩堂をお参りして。

御朱印の列に並びました、待ち時間はそれほど長くない。

そんなわけで、ここで頂くのも「善光寺」の本堂の御朱印。
これで全然いいんです、長時間待つのは、辛いのです。

11：49　大本願へ。
こちらは浄土宗。

本誓殿　ご本尊は善光寺一光三尊阿弥陀如来
お参りして、御朱印の列に並びます。

御朱印の種類が、半端じゃなく、行列に並びながら、どれを頂くか悩んでました。

明照殿では絵封筒の展覧会が開かれています。

悩みに悩み、御開帳記念の御朱印の5枚組を頂きました。かわいい桜色です。
五色の散華が付いています。２３００円でございました。
「善光寺」印は善光寺本堂です。

善光寺如来　こちらは大本願の御朱印
大本願のご本尊は一光三尊善光寺如来です。

大本願（浄土宗）のご詠歌。
ふみまよう　心のやみを　てらしませ　わしのみ山に　のぼるつきかげ

大本願の境内にある文殊堂の御朱印　文殊菩薩

ひとにぎり地蔵　掌で握る大きさの陶器製のお地蔵様です。
不安な時、落ち着かないときに、左手で握りしめると心が安らぐそうです。

30分ほど並んだでしょうか、ツレは明照殿の展示や周囲のテントで販売されてるものを見て待っててくれました。

さあ、今度は、お買い物だ！
12：15　八幡屋磯五郎の本店で見つけたのは、七味唐辛子を背負ったトラック！！
かわいいぞ！

根元 八幡屋礒五郎 本店 グルメ・レストラン

カレー屋さんや、イタリアンとコラボした唐辛子もあるのですが、だいたい使いきれないので、今回は御開帳記念の缶に入った七味唐辛子を買いました。紫色なんです。

八幡屋磯五郎の向かい側にある風月堂で　定番のお土産を購入
何度も行ってるので店の写真を撮るのを忘れました。Webからの借り物

長野 風月堂 本店 グルメ・レストラン

玉だれ杏　甘酸っぱい杏の羊羹を求肥で包んだ半生菓子。常温で持ち帰れるのがうれしい。
これは長野の味です。

この後、ランチを食べたのですが、これが、また、ずっかりどこの店に入ったか覚えてない。やれやれ。
記憶に残らないランチってことか？覚えてないほど、どうでもいい料理・・・いやいや（失礼な奴です、すんません）

記録はスマホで撮影した一皿だけ。
たぶんなのですが、ぱてぃお大門のイタリアン「カンパネッラ」ではないかと・・・ああ、うっすらと店内の記憶があるだけ。間違ってるかも（笑）　
でも画像見ると、美味しそうですよね。きっとおいしかったんだ！（言い切る！）

14：10　笠原十兵衛薬局へ。
友達へのお土産に伝説の目薬を買いに店舗に入ると、お店のマダムが女性二人に、説明していらっしゃる。
そういえば、最初に訪問した時、説明をしてもらいました。

今回は説明はパスして、その時一緒に説明を聞いた友人たちにお土産として購入。

先に説明を受けていた女性が「それ、効くんですか？」と聞いてきたので「目がすっきりするんですよ！」とセールストーク。
彼女たちもお買い上げになったようです。営業力、高し！自画自賛
毎度ありがとうございます！

ただし・・・ツレは「これ、俺には合わない」そうです、ご注意ください。

主要なお買い物は済んだので、御朱印巡りしましょ。
14：34　堂明坊　宿坊の歴史は千年以上なんだそうですよ。

ご本尊は弁財天像　

白蓮坊　こちらも永代宿坊　　ご本尊は浄土八祖　浄土の教えを奉じた八人の高僧。
ここは「むじな地蔵」のお話が伝わります。

その昔、下総に一匹の「むじな」が住んでいました。生きるために殺生をする自分を恥じ、善光寺参りをして、燈籠を寄進したいと思っていました。

白蓮坊 グルメ・レストラン

むじな地蔵尊　参道に面してあるので、目印になりますね。

下総のむじなは善光寺参りの人に交じって、この白蓮坊にやってきます。無事に着いた安堵からか、風呂の中でむじなの姿に戻ったところを見つかってしまい、逃げ去ってしまいました。

左側が参道のむじな地蔵の御朱印　可愛い。
右側は本堂にあるむじな地蔵の御朱印

姿を消したむじなを不憫に思った住職は、一基の燈籠を建てました。
その燈籠は現在も境内に残っています。

14：37　正智坊　本尊　阿弥陀如来像
こちらは通常は御朱印の対応無しですが、御開帳の時だけでしょうか、御朱印が置いてありました。

阿弥陀如来　ご本尊の御朱印です。

御開帳と一緒に訪問したかったのは、善光寺の隣にある美術館です。
そろそろ移動しないと、中でゆっくり絵を見れない。

14：50　長野県立美術館の東山魁夷館へ。
2016年にこの先の神社に参拝したことがあるのですが、こんなに広々とした空間ではなく、木立に囲まれていたような記憶があるのです。

長野県立美術館 美術館・博物館

こちらは本館　1966年に開館した本館を改築し2021年にリニューアル。
1990年に併設された東山魁夷館は改装して2019年にリニューアルしたんだそうです。
だから記憶にない。

建築関係の賞をを受賞した建物です。階段の光と影がリズミカルに続き、無機質な石と草木の緑のバランスが、なぜか清々しく爽やかさを感じます。

こちらは東山魁夷館
美術館のHPに寄せられた東山魁夷本人のコメントによれば、学生時代に旅に出て自然に触れたことに大きな影響を受け、長野の自然を描くことが多くなり、そんな経緯で、お子さんがいなかったため、所有していた作品を長野県に寄贈したんだそうです。

長野県立美術館 東山魁夷館 美術館・博物館

この建物の設計は東山魁夷の友人で建築家の谷口吉郎氏の息子の谷口吉生氏によるものです。

東山魁夷の作品は日本画でありながら、現代的で独創的な作風なので、建築も現代の日本を表現してるとのこと。

東山魁夷の画風は好きで、唐招提寺を訪れたときは、御影堂が改修工事中だったため、襖絵を見ることが出来ず、いつか再訪したいと思っているのです。（東京での公開は見逃してしまった・・・）

今回の展示では、その唐招提寺の襖絵を描くための下絵がありました。
これは唐招提寺に行かなければ。

ツレは有名な「緑響く」が展示されていなかったので、再訪を決意したようです。
湖に映る緑の木々と白馬の絵は、春に展示されるんだそうです。

ミュージアムショップで、その「緑響く」のほか、ポストカードを数枚購入しました。持って帰れるうれしさ、目の保養です。

16：02　シャトルバス乗り場へ戻ります。
復路もバスに20分ゆられて駐車場に戻り、インター近くで給油してから帰路につきました。

今回のお土産　ペヤングソース焼きそばの善光寺御開帳記念の蕎麦バージョン
いや、マジ蕎麦だったわ。

参道にあるメロンパン屋さんの「おいしい」という謳い文句のメロンパン。
ツレが買いました。　
私はそれほどメロンパンは好きじゃない。小さいころのメロンパンは中に何も入ってなくて、そのがっかり感がトラウマなのです。大げさ。

八幡屋磯五郎の七味唐辛子ビール、ちょっとピリリとするそうで。

20：26　夕食はツレ御推奨の自宅近くのラーメン屋、お腹が減ってたから美味しかっ！

そして今回も、日帰り長野善光寺でした。と・・・泊まりたい。