2/14～18までアントワープの小さなアパートに滞在しながら観光を続けました。<br /><br />このアントワープでの滞在や経験は、良くも悪くもヨーロッパの今を知ることのできる良い機会だった気がします。<br /><br />結局最後の最後まで最低な印象で終わりを告げたアントワープ。<br /><br />今のところ、アントワープはもう2度と足を踏み入れたくない場所No. 1に君臨しております（笑）。<br />

最高、そして最低だったベルギー滞在その3

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2025/02/14 - 2025/02/18

155位(同エリア774件中)

エリア

アントワープ(ベルギー)

アントワープ駅に着いてチェックインまで沢山時間があったので、コインロッカーに荷物を入れて市内観光へ。
コインロッカーは現金が使えないタイプだったので、私はタッチ決済で。最初に支払いを済ませてからロッカーの番号が決まる、とYouTubeで予習したので（笑）割とスムーズに行ったのですが、このコインロッカーにキモイ男性が1人いまして。

英語で何やら話しかけられたのですがどうやら現金しか持っていないっぽい。

クレカもスマホも持たずに旅行するなんて、逆にスゴイ人だと今は思うのですが（笑）、泣きそうな顔をして現金を振り回しながら近づいてこられて恐怖しかなく（笑）女一人旅としてはシカトをかまして逃げました（正解）。

そして駅前はガラが悪そうな怖めの方達がたくさんいらっしゃり、ブリュッセルとはえらい違い！！これは早めに歩こう！！とスタスタ歩きました…。
最初に訪れたのはマイヤー・ファンデンベルグ美術館。
ここら最高でした。
「ここに住める」って思いました（笑）。
レベルの高い聖母子像が多く、広さもそこそこ良くて、とにかくセンスが良い作品をたくさん蒐集しているところが最高でした。
ブリューゲルの「悪女フリード」が最高。
アパートの近くのスーパーで出会ったパトラッシュ（笑）。かわいかった～
次の目的地アントワープに到着。中央駅からメトロに乗り、そこから更に歩いて10分程の場所にアパートを借りていました。

このアパートはbooking .comで手配していたのですが宿泊する2日前までキャンセル無料の物件でした。11日にブリュッセル空港に着くなり「決済ができなかったため12日中に至急支払うようにとの警告メールが来ました。
booking .comは詐欺がとても多く「よくある詐欺メールかしら？」なんて呑気に思っていたのですが、支払いに使っていたクレカの有効期限が激切れしていたことが発覚（笑）。これは詐欺ではなくて本当に払い込めてないんだわ、となりそこから楽天カードで支払おうと思ったところ弾かれる…。楽天カードはすぐにセキュリティが稼働してくれるのでありがたいっちゃありがたいのですがこのシチュエーションはありがたくない…（笑）。
何枚かカードで支払おうとするも弾かれ続けて、最後にルフトハンザマイルを貯めているカードでやっと支払えました。

しかし、この弾かれる行為を何度か繰り返したことが不安要因になり。

何かの間違いで弾かれた回数分全部引き落とされてたらどうしよう…（そんなわけなかった）
ほんとの詐欺だったらどうしよう…（そんなわけない）

などなど考えてしまって、結局この時弾かれたカードを旅行中怖くて使うことができませんでした。

なので支払いは全てApple Payで。
海外でクレカを使わなかったのは今回初めてでしたが何とかなっちゃった感じで結果オーライだったのかな？
念の為ホストに支払いが遅れてしまったことをお詫びわして確認をお願いし、滞在を楽しみにしているとメールするも返信はなし。
その後チェックインの予定時間を伝えるメールをするも返信なし。

ブリュッセルのホテルのオーナーは即リプだったので何だか不安になりましたが

結果この不安は的中しました（笑）。仕方ないのでbooking .comのリクエスト機能を使ってチェックインタイムを伝えたら

私の希望よりも1時間遅い時間で承認がきました。

ま、ここはヨーロッパだから私の思い通りにはならないから気にせずにいよう。
アパート滞在初日、キッチンの設備として書いてあった「回転式乾燥機」「洗濯機」がないことに気がつき愕然。よく見たらお皿も一枚もない…。
今回のアパート探しで1番大事に考えていたのが洗濯と自炊だった私にとってかなりな期待はずれ物件だったことが判明しました。

その後共有スペースが存在し、そこに乾燥機と洗濯機があるにはありましたが、初日に落胆と共に部屋で洗濯物を手洗いした私には何とも遅すぎる発見。

共有スペースもはじめはドアが閉まっておりその存在さえ隠れていたことに加え、ホストから何の説明もなかったじゃん。

そしてお皿が置いてないことも記載なし。自炊はできるにはできるが盛り付けられない…。最低でした。

その後滞在２日目にはトイレの水が流れたまま止まらなくなり慌ててメールするも返信なし。
Whatappにメールするも既読スルー（笑）。

30分くらいして祈るような気持ちでchat GPTに聞いてみたら「もう一度流すボタンを押してみたら止まるかもしれない」旨教えてくれたのでやってみたら止まる（笑）。

ホストよりもchat GPTの方が頼りになるし嘘もつかない、そして差別もされないことを痛感。使い方によってはホント最高AI。
聖母教会にやっと来れました。ネロやパトラッシュにはそんなに興味がないのですが、ルーベンスが観たい！！！
この構図の素晴らしさ…。息を呑みます。
そしてこちらも抱かれるキリスト像としては最高傑作。
マリアさまの被昇天…。これもヤバかったです…。
ブラボーくんは今日も手を投げています。

ネロとパトラッシュの像の周りは人気スポットとして人だかりができていました。
夜に雪が降っていたようです。
今回の旅行は初日のみ雨降りでしたが他は全て曇りと晴れ。
私は旅行で雨に降られたことがないので今回も大丈夫だろうなとは思っていましたがラッキーでした。
2月にベルギーで雨が降らないのはとても珍しいとのこと。
アパート近くのギャラリー。
ヨーロッパっぽいファサード。
アントワープは小さくてかわいめなSHOPがたくさんありました。
本屋さん。
レコードSHOP。
アパートから結構近かったMAS。中には入りませんでした。
イエズス会の大きめな教会でルーベンスの絵を拝観。
受付で「60歳以上ですか？」と聞かれて笑顔で否定（笑）。

シニアチケットが安いので思いやりで言ってくれたのだろうけれど、流石に60歳はドイヒー。
ルーベンスの聖なる家族の帰還」。最高でした。段々と名画馴れしてきてありがたみが湧かなくなってきましたが、良い絵でした。
最後の日にブランドSHOPエリアのある方に歩いてみよう、とドリスの本店に来てみました。この周りは古着屋さんやオシャレメガネSHOPなが立ち並んでおります。

ここで、後ろから歩いてきた小学生たちにからかわれました。

きっとオランダ語で（多分汚い言葉で）話している内容に私が無反応だったことで外国人だ、と思われたのだと思います。

おそらく「邪魔だよ」「どけよ」とか言ってたんだろうな。

すごく嫌な表情で、人をバカにした笑いを浮かべながら

「ハロー」と言い、私を一瞥して抜かしていきました。

一度ニュルンベルクで嫌な目にあったことがあるのですが、子供ってホント容赦ないな、と思いすごく怒りが湧いて来て、無視してやり過ごすことができないマインドになってしまった。

その子達が歩みを止めたのですれ違いざまにちょっと毒を吐いて通り過ぎて来ました（笑）。ここでは書きませんが。

この出来事とアパートのホストの冷たすぎる対応によって私は本当にアントワープが嫌になりました。
アパートから見えた風景。

どんなに素敵な景色に出会っても素敵な美術館があったとしても

やはり人の印象が1番心に残るものだなぁとしみじみ。

なんか何もやる気が起きず最終日の午後はアパートを最後に掃除して残りの時間を過ごしました。
色々な思いを抱えながら帰国日を迎え、最後に最寄りの近くのゴミ箱にゴミを捨てて、バスでアントワープ中央駅に向かおうと思ったのにバス停にバスが来ない。
7時22分のバスに乗って余裕を持って11時過ぎのフライトで帰国しようと思っていたはずなのに。

20分近く待ってるのに来ない。しばらくしてトルコ人女性が一緒に待っていましたが、次の32分のバスが来ない時点で歩き始めました（笑）。

えっ。ここはバスが来ないと諦めるシステムなの…？

前の日に何回かGoogleマップを確認して調べたはずなのに、朝バス停で見たらその経路が出てこない。そんなことってあるんだ…（笑）。

慌てて徒歩30分かけてアントワープ中央駅まで地獄の小走り。

気温マイナス3℃の中「凍傷か？」ってくらい耳が痛くなりましたが何とか駅に到着。

しかしここで空港行きの電車が運休～（笑）。

それ以外に行き方ってあるのか？とGoogleマップで調べるも１時間後の空港行きの電車しか出てこない！！

そこで思い出したのがブリュッセル北駅です。

初日に何度も通ったあの駅が空港駅の隣の駅のため、北駅行きの電車に乗れば空港に行ける！！と思って、北駅まで行く電車に乗りました（これも10分遅延）。

Googleマップが全く役に立たないこの日。

アントワープは結局最後まで最低な印象でした。
週末に駅まで行った時は無事に来たのによりにもよって重要な日に来ないバス。時刻表の何を信じれば良いのか…
ブリュッセル空港に着いてからはそれはそれはスムーズにことが運び、20分ほどラウンジに行く時間があったため、ステラ・アルトワを飲みました。

バスが来ない焦り、電車運休。そして遅延に遅延を重ねた濃厚な3時間ほどの出来事を思い出して飲んだこのビールが、私には人生最高のビールに感じました（笑）。
11時20分、無事にブリュッセルを離れシンガポールへ。
ベルギー風ビーフシチューが機内で食べられたのですが、最高でした。
チーズの盛り合わせも最高！！
チャンギ空港に到着してまたしてもMRTで市内パトロールしてきました（笑）。
これこれ。シンガポールの朝の空気は最高（8時30分くらい）。
サルタンモスクとアラブストリートをフラフラしてきました。
開店前のアラブストリートのSHOP。ちょっと怖い…（笑）。
やはりシンガポールは最高。電車も正確に来るし、大きな犯罪もない。
ローカルな場所も濃厚で面白い。
14時ごろの便で無事に帰国。ラストサテーが沁みました…。

今回初めて旅したベルギーは最高であり、最低でした。でも今は個人旅行はどんな旅行も最高で最低なのかもしれないなと感じています。

そしてchat GPTがどこでも大活躍。先ほども書きましたが正確な情報で教えてくれるのでこれからも旅行時わからない時は多用しようと思います。

今回の教訓。
「ここはヨーロッパ。私の思い通りにはならない」

おわり