香川はやっぱりうどん、そして栗林公園でしょ。観光とグルメ、王道で締める最終日

2024/12/04 - 2024/12/07

12月7日（土）、岡山香川の旅は最終日となりました。
うどん県、やっぱり最後は「うどん」と香川が誇る名園「栗林公園」で締めましょう。
「ことでん」にも、一区間だけですが乗車できました！

エリア 香川

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JALグループ

12月7日（土）の朝の高松東急reiホテルです。
向かいのバス停からホテルを撮りました。
これから「朝うどん」を食べに行きます。
バスでも徒歩でも所要時間20分ほどですが、今朝は迷いなくバスで！
連日の歩き疲れが回復せず…。

高松東急REIホテル 宿・ホテル

10分ほどバスに乗り、「中野町」で下車。
栗林公園にわりと近い「松下製麺所」さんへ。
朝7時から営業してる人気店です。

松下製麺所 グルメ・レストラン

うどんひと玉250円だったかな。
こちらも湯煎→出汁かけ→薬味が全てセルフ方式ですが、よそもん（旅行者）には、これが楽しいのです。
こちらの特徴は、コシのある、どちらかというと細麺タイプ。
讃岐うどん=太麺とは限らないのね。

カウンターで立っていただきます。
丼もセルフでお片付け。
サッと食べてサッと片付けて、サッと帰る方式。これぞ地元密着型。

松下製麺所から栗林公園北門まで、徒歩で１０分弱。
裏手になる北門のほうからお邪魔します。

栗林公園 公園・植物園

券売所のかたが、今は南庭の紅葉がきれいですよ、とおっしゃる。
この時点では、こんなにも広大な庭園とは思いもよらずに頷く我ら。

池を眺めながら南の方へ進みます。

空の青とイチョウの黄。
この日、空気が冷たくて寒い日だったのですが、抜けるような青空でした。

北庭から池や梅林を見ながら、南のほうへ移動。

松が多い公園ですが、南国を感じられる「ソテツ」の木もありました。
はて？栗の木は？

栗林公園正面（東門）付近の商工奨励館前の、このりっぱな杉は「ヒマラヤ杉」だったっけ？

（植物に疎くて、しかもこの時から一か月半も経過して旅行記書いてるので、記憶が曖昧。
「鉄は熱いうちに打て」というけれど「旅の記録は思い出熱が冷めないうちに」が鉄則ですね　汗）

皇族の方の「お手植え松」とかおめでたい「鶴亀松」とか、松もいろいろあるのですけど、それらを割愛して、池の鯉。
この鯉がですね、エサの食いつきが凄くて、鯉たちの生存競争の厳しさに恐怖を感じるほどでした。
（エサをあげているのは、ほとんどインバウンドの方たち）

池の鯉にビビリつつも、見上げると紅葉は素晴らしく、波打った気持ちが落ち着きました。

紅葉とお茶室（たぶん日暮亭）が、わびさびの情緒。

栗林公園、大小の池がたくさんあり、池の周りを周遊しながら散策します。
こういう作庭様式を「池泉回遊式」というそうです。
初めて聞くワード、勉強になりますね～。

大きい池は広さが半端ないため、栗林公園では「北湖」「西湖」「南湖」と名付けられていますよ。

モネの「睡蓮」のよう。。

栗林公園の紅葉は品の良さを感じます。
ちゃんとお手入れされているということですね。

南湖の掬月亭（きくげつてい）

いったん通り過ぎましたが、振り返って見ると、あそこからの眺めってすごくいいんじゃない？脚も休みたいと言ってるし。。と、引き返して掬月亭で、しばし休憩することにしました。

これらの池は「吹上」と呼ばれる水源地から豊富な地下水が湧き出していて、そこから潤沢に供給されていて、枯れたことはないとのこと。
なんか贅沢～。

掬月亭 グルメ・レストラン

掬月亭の入場料は７００円でお抹茶とお菓子付き。

ここでゆっくり、、とはいかないのです。
開け放れた室内は外を通る人には丸見えなので、いただいたらさっさと池を見渡せる、見晴らしのいい「掬月の間」に移動します。

お殿様の大茶屋だけあって広いのはもちろんですが、風通しがいい造りになっているので、より広さを感じます。

お殿様が南湖の景観を楽しめるよう、柱や壁をを極力減らして設計したということ。
ここでは、誰もがお殿様気分。

床も低く作られていて、南湖周遊和船と目線は変わらず。

長閑ですね～。
風流ですね～。

ずっと、眺めていたい景色ですが、そろそろ重い腰を上げましょうか。

掬月亭を少し離れたところから。

南湖に浮かぶ赤く染まった大きな岩は、タカオカエデが多く植えられ、「楓嶼」（ふうしょ）と呼ばれるところ。

春夏秋冬、それぞれ魅力がありそうですが、紅葉が映えるこの季節が、彩り豊かでいいですよね。

南湖にかかる弓なりの橋は偃月橋（えんげつきょう）は眺めてよし、渡って良しの美しい太鼓橋。
（栗林公園、見所ポイントの漢字の読みがヒジョーにムズカシイです　汗）

鯉の大群がここにも。

飛来峰という高台から見渡すと、池の奥の紫雲山を自然の借景として作られた、広大な大名庭園というのが一目瞭然です。

いやぁ、、素晴らしい庭園でした。
しかし、東京度ドーム３.5個ぶんという広さの栗林公園、ここでも目いっぱい歩いたわ。
「一歩一景」の魅力といわれる公園だけあります。

栗林公園を出ると、ちょうどお昼時。
ここから徒歩１０分ほどの、「讃岐うどん上原屋本店」へ行ってみます。

しかし、ちょうどお昼ジャストということですごい行列。お店の全体像は、待ってる人がどうしても写り込むので止めました。

のれんだけ写してもねぇ。。

讃岐うどん 上原屋本店 グルメ・レストラン

看板だけ写してもねぇ。。

すごい行列ですが意外と早く入店できました。
「食べたら出る」がみなさん身についていて、スピード感ある店内です。

揚げ物の種類が多く、スタッフも多く活気溢れる店内は、朝うどんの松下製麵所とはお商売の方向性が違う感じ。
お店の個性いろいろで、うどん巡りする「よそもん」には嬉しいですが。。

釜揚げうどんにしてみました。
コシがあって讃岐うどんの王道っていう感じ。

揚げ物の種類が多くて迷ったけれど、後が閊えているので考えてる猶予ないの。
インスピレーションで高野豆腐とかぼちゃの天ぷらをチョイス。
「高野豆腐のてんぷら」は当たり！でした。

最後の最後、心残りがないよう、「ことでん」に乗ります。
上原屋本店から徒歩１０分のことでん栗林公園駅へ。

栗林公園駅 駅

栗林公園駅から二駅の片原町駅までの短い区間ですが、「乗れた」だけでも嬉しい思い出になりますから。

ことでん琴平線の電車カラーは黄色。
琴平線は金毘羅さん参拝用に走らせた線路なので、金毘羅さんのお守りの色に合わせた黄色なんですよ。

「ことでん」の正式名称は「高松琴平電気鉄道」。
香川県に三路線走らせ、開業１００年越えの実力の持ち主です。

片平町駅で下車。
短い区間だったけど、「ことでん」ありがとう。

ホテルで預けていた荷物を受け取り、高松空港へ。

いきなりですが、高松空港行きリムジンバスを下車したところ。

バスに「さぁ行こう。高松から香港へ」と書いてありますが、去年１１から毎日一往復のデイリー運航になったそうです。
高松にアジア系のインバウンド、かなり多かったのは、そのせいかな。
（栗林公園は八割がたインバウンドでした）

高松空港 空港

「また来てね」と云われると「もちろん！」と答えるのが旅の流儀（笑）

羽田経由で新千歳へ。
新千歳空港着は１９：５５の予定で、確か遅延はなかったはず。

日没間近の高松空港。

香川県、小さい県ですが、旨みも見どころもぎゅっと詰まっていて魅力的な県でした。
さよーなら、またいつか！
（って、米津玄師かいっ　笑）

～おわり～