中国出張メシはやばいな

2024/11/07 - 2024/11/12

前に中国に出張にいったのはいつだったか。8年前に上海に行ったきり，中国にはご無沙汰だった。今回は，サポートとして出張メンバーに入った。たいしてサポートできそうにないけど。いつも使っている西側のクレジットカードが使えない。中国元を持っていても訳に立たない。だからといって今回限りのためにWeChatをダウンロードするのも億劫。8年前の中国とは劇的に変わっちまった中国に私が行ったって訳に立たないですよと抵抗したものの，中国人スタッフが「私がちゃんとサポートしますから！」とサポートを頼まれた私に親指を立てる。なんだか申し訳ない。
結局，いろいろメシを食べるのも，現地での高速鉄道のチケット購入も，なにからなにまで介護してもらい，英語がよく話せるカウンターパートがでてきたときだけやけに話しが進んだものの，「いい仕事できましたね！」と労われても，なんだか申し訳ない気持ちだけが残った出張となった。
ま，そんな中国出張だったけど，中国出張メシはやばかった。会食ではどれだけ食べたのかわからないぐらい食べ，ビジネス以外でちょっとランチへとか，ちょっとお散歩へと言われて出かけるとやたら食べることになり，さぁ今日の仕事も終わったから晩ご飯食べに行きましょうとか言われるとまた食べる。帰国したら1.5キロ太っていた。やばい。
なんだか豪華な会食もあったし，いろいろ食べ歩いたけど，今回の中国出張メシで記憶に残ったのは３食を紹介したい。
１）广州酒家?津西路店の飲茶
２）上海の蟹黄面（要するに蟹ラーメン）
３）長沙のお魚やキノコのお料理
まずは，广州酒家の飲茶。広州市では有名なところなんですよと現地の方に連れて行ってもらった。点心を食べながらお茶を頂くってのは素敵だが，私としてはビールも頂きたかったが，メニューにはない。それでもいろいろな点心が次々と出てきて，歓待していただいた。とても美味しかった。いろいろ出てきたけど，私がうなったのは，まずは中華粥，毎日食べたい。エッグタルトのようなものもよかった。どれもおいしい。お店の雰囲気もよく，お店の外観も美しい。メニューも一応写真に撮ったのでご覧あそばせ。
次に，上海の蟹黄面（蟹ラーメン）。中国人スタッフが是非食べに行きましょうと誘ってくれて食べに行った。上海蟹の身をお店でほじくり出している従業員。その上海蟹の身や肝がふんだんに入ったソースを博多ラーメンっぽい麺にどっさりかけて混ぜ合わせる。濃厚な蟹ソースがたまらん。いくら蟹だからと言ってもラーメン屋さんなんだからと思っていたけど，お値段は日本円にして3500円ほど。庶民的なお店なのに，蟹が高いからか，それとも日本人が貧乏になっちまったのかと，やや狼狽えつつも，この麺のうまさは想い出に残った。
最後に，長沙のお魚やキノコのお料理。実は，「もう豪華な会食はご勘弁を。私は普段学生や一般市民のみなさんが気軽に行くようなお店の味のほうが休まります。」と言ったら連れて行ってもらったお店。立派なお店に見えるけど，ジャージを着た学生さんたちがモリモリ食べているテーブル席もあり，なんだかとても庶民的。中国で一番うまかった料理が，この庶民的なお店のキノコスープ（きのこ鍋）。魚の鍋も美味しかった。そのスープをご飯にかけて食べるとおいしいんですよって言われて試すと，もう何杯もお代わりしたくなった。お店には，そのキノコのスープに使われた乾燥キノコが売られていて，そうか乾燥キノコだから余計に味が濃かったんだねと納得。とはいえ，その濃厚なキノコ味は日本のきのこ汁では味わったことのない旨みいっぱいのスープでした。食べるのに夢中でキノコ鍋の写真を撮るのを忘れた。残念。スタッフが，こちらで流行なんですよってバブルティーなるものをデリバリーで頼んでいてくれた。これもなかなか。きっといつか日本にも上陸しそうなおいしさだ。
中国出張メシ。太るよね。おいしいもん，いっぱい。でも，出張で行くとカウンターパートは必ず豪華なお店に連れて行ってくれるけど，私はそういうお店の円卓の料理よりも，今回ご紹介したようなお料理のほうがとても心に残った。ごちそうさまでした。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

广州酒家のメニュー表紙

メニュー１

メニュー２

メニュー３，ほんとたくさんのお料理。中国語が読めず，さっぱりわからん。英語メニューないのとスタッフに聞くと，きっとあるけど，どれ選んでいいかわからないだろうから任せてと言われ，ただお料理を待つ。

エッグタルトみたいなやつ。甘い。おいしい！

美味しい。これ何？って着たら，うちのスタッフは，春雨のすっごく太いやつって教えてくれた。ん～，そのニュアンスはあんまり伝わらないが，うまい。

おお，海老だ。うまそうだ。実際にうまい。

あまいやつ。大根餅みたいなやつ。これ何って聞いてもわからないから黙って食べたけど，おいしい。

これは酢豚か！？酢豚ですかと聞いたら失礼になると困るので，だまって食べる。これは，私にはどうでもよかった。

これは最高！我慢できず，これ何？って聞いたら，チョコじゃないですかと言われ，絶対違うと思うと反論。中国人ならなんでも知っているわけじゃないよね。日本食だって，これ何って聞かれても「さぁ～」としか答えられないもの，いっぱいだからね。

中華粥。これこれ。私はこれが一番だった。おいしい。

なんだ，これは！隣のスタッフが，「鳩です」という。むむむ。ま，味はそれなりにおいしいけど，雀食べている感じ。

色合いがビビット！味は覚えていない。

同席した人みんなおいしいね！って唱和。おいしい。

广州酒家の外観。素敵だ。となりは同じ建物でスタバ。

立ち寄った上海の蟹黄面（蟹ラーメン）のお店

上海の蟹黄面。細麺もおいしいし，蟹ソースは絶品。毎日食べたいとは思わないが，上海で食べた会食のごちそうよりも，私の記憶に強く残った一品。

キノコ鍋と魚の鍋を食べた長沙のお店。地元の人が気軽に楽しむお店らしい。

メニューずらり。

下段の乾燥キノコがふんだんに使われたスープ（鍋）を頂いた。これが今回の旅で一番美味しかったお料理。写真忘れて残念。

長沙で流行っているというバブルティー。おいしい。

もうたいぶん平らげたころに，あっ，写真とってないよって同僚と一緒に慌てて写真をとった。この魚のお鍋もスープがとにかく格別においしかった。ご飯にかけて食べると昇天する。