2024/07/23 - 2024/07/25
118位(同エリア1075件中)
キートンさん
この旅行記のスケジュール
2024/07/23
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富士宮口五合目
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九合五勺胸突山荘
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富士山頂上久須志神社
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剣ヶ峰
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大砂走り
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富士宮口五合目
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この旅行記スケジュールを元に
2024年11月に計画中の海外旅行は、かつて経験していない標高の地を訪れることになる。
過去訪れた最高地は、記憶する限り2014年のペルー、クスコ~ウルバンバ間をツアーバスで移動中に通った標高約4000m。
宿泊地としては標高約3400mのクスコで、若干の睡眠障害があったものの、それ以外に高山病らしき症状は出なかった。
少なくとも高山病になりやすい体質ではないと感じているものの、その検証とトレーニングを兼ねて、国内最高峰に行ってみることにしました。
国内最高峰といえば、言わずと知れた富士山。
関西から富士登山するには、バスツアーを利用するのが便利そう。
天候、ツアー代、混み具合から考えて、梅雨明け直後の時期が良さそうだ。
というわけで、7月23日発のサンシャインツアー、夜発3日間富士宮ルートフリー登山に参加しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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ツアー費用は28,300円。
往復バス、車中1泊、9合目以上の山小屋1泊、4食、入浴1回、保険料が含まれた料金である。
7月23日新大阪駅21:00発で、途中京都駅と名古屋駅を経由し、翌24日4:00過ぎに富士宮市の富嶽温泉花の湯に到着した。
朝食は5:30からなので、それまでここで休憩・仮眠できる。時之栖 富嶽温泉 花の湯 宿・ホテル
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朝食は、富嶽温泉花の湯内の陽だまりキッチンというレストランでブッフェ方式。
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本日の朝食。
エネルギー補給は必要だが、トイレが限られるので、多ければ良いというわけにはいかない。 -
施設内の売店でポカリスエット900mmを2本購入した。
ここでは1本205円だが、ここを出ると次は標高2400mなので物価が跳ね上がる。 -
7:00に富嶽温泉花の湯を出発。
乗ってきたバスではなく、ここからは吉田口行と富士宮口行に別れる。 -
イチオシ
8:00過ぎに富士宮口五合目(標高2400m)に到着。
高山病予防には、いきなり登り始めるのではなくしばらく滞在して標高に慣らす方が良いらしい。
ここでトイレを済まして、富士山保全協力金1000円を支払い「富士山保全協力者証」という木札をもらう。
富士山保全協力金は義務ではないものの、山梨県側で始まった2000円の通行料がこちらの静岡県側ではまだないので、協力金くらい払っても良いかという気になる。
協力者証の木札も記念になるし。
なんやかんやしてるうちに30分くらい経ち、8:40頃に登山を開始した。 -
五合目から六合目まではそれほど急こう配ではないので、足慣らしに良い。
登山道以外に、山小屋への荷揚げなどに利用するブルドーザー道がある。 -
25分程度で六合目雲海荘(標高2500m)に到着。
ここからは登山道の勾配が急になる。 -
そこに立っていた案内図では、所要時間が手書きで修正してあった。
本日の宿泊は、九合五勺にある胸突山荘。
そこまでの所要時間の合計は250分。
休憩を含めて、ここから5時間くらい。
ただ今9:00過ぎなので、無理のないペースで14:00前後に到着できればまずまず。 -
吉田ルート、富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルート、プリンスルートの主要5ルートのうち、山頂までの所要時間が最も短いのがこの富士宮ルートである。
とはいえ、登山道は最も険しいともいえる。
次の山小屋が見えているのになかなか近づかないのも、心理的につらいところ。 -
途中からの見晴らし。
雲で駿河湾までは見えない。 -
10:00過ぎ、新七合目御来光山荘(標高2800m)に到着。
持参した行動食や飲み物でこまめにエネルギー補給。 -
11:15頃、元祖七合目山口山荘(標高3030m)に到着。
新七合目から元祖七合目まで標高差230m、所要約1時間。
新七合目ってほとんど詐欺やん!
六合五勺が妥当やろ。 -
イチオシ
標高3000mを越えて、標高2693mの宝永山を眼下に見下ろす。
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12:20頃、八合目池田館(標高3250m)に到着。
高山病の兆しや息苦しさはないものの、体力的になかなか厳しい。
重ね着して十分休憩を取る。 -
八合目池田館を過ぎると、鳥居と地蔵があった。
これより上の雲行きが怪しい。 -
13:20頃、九合目万年雪荘(標高3410m)に到着。
ここで休憩していると、にわか雨と強風が吹き始めた。
急いでレインウェアを着用。
気温も下がってきたので、レインジャケットを着るのは体温調整には良いかもしれない。 -
14:00過ぎ、本日の宿泊地である九合五勺胸突山荘(標高3540m)に到着。
風雨は小康状態になっていたが、見通しは悪かった。 -
九合五勺胸突山荘にチェックインすると、2階に案内された。
この部屋ではまだ2~3人しか到着していないようだった。 -
寝床は狭く、敷布団と寝袋が用意されていた。
両側が白い布で仕切られているので、多少のプライバシーは確保できている。
明日の朝食として、パン2個と紙パックの飲み物が支給された。 -
トイレは一旦外に出た別棟にあった。
宿泊者は使用無料、それ以外は使用料300円(だったと思う)。 -
体調と天候が許せばこれから山頂まで往復するつもりだったが、体調はともかく天候が不安定のようなので、無理せずここでくつろぐことにした。
ここで、宿に無事到着したことを自宅に報告した。
スマホの電波状況を試す意味もあったが、全く問題なかった。 -
胸突山荘のメニュー。
いかにも標高3000m超の価格といった感じ。
この後夕食までの間に30分程度昼寝をしたが、起きた時に軽い頭痛がする気がした。
後に知ったことだが、睡眠は呼吸が浅くなるので高度に慣れるまでは寝ない方が良いらしい。
高山病予防薬としてダイアモックスを持参していたが、頭痛は気のせいかもしれないほどわずかなので、服用せずに様子をみることにした。 -
夕食は16:00から用意できるということだったが、17:00からにしてもらった。
夕食はカレーライスが定番なのかも。
ボリュームは少なめ。
個人的にはこれくらいで良いのだが。 -
夕食後外に出てみると、天候は比較的穏やかだった。
部屋は思ったより寒く、寝袋にくるまっても足先が冷えた。
持参した使い捨てカイロで足先を温めながら寝た。 -
翌25日は3:10頃に起床して、朝食のパンをひとつ食べて、3:30過ぎに宿を出た。
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山頂までの登山道は渋滞することも多々あったが、体力を温存するには悪くないペースだった。
振り返って見た遠くの街の灯は沼津市か。
だとすると暗い部分が駿河湾なのかもしれない。 -
山頂へと続く渋滞の灯。
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本日の山頂付近の日の出時刻は4:37頃。
ただ今4:15。
すでに東北東の空が赤くなりつつある。 -
4:30を過ぎ、かなり明るくなってきた。
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4:35頃、山頂付近の鳥居をくぐる。
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その先には富士山頂上浅間大社奥宮がある。
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浅間大社奥宮付近は、この時期は日の出の死角になるので、お鉢巡りを反時計回りに進む。
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山中湖の方向から日が昇るようだが、雲が厚くて太陽は見えない。
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4:50頃、雲の切れ目から太陽が顔を出した。
不完全燃焼の御来光だった。 -
引き続き反時計回りにお鉢巡り。
山頂付近はガスっている。 -
5:10頃、吉田ルートを登り詰めたところにある頂上山口屋本店前に到着。
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ここで胸突山荘で支給された朝食をいただく。
パンは胸突山荘を出る前に食べていたので、残り1個だった。 -
吉田ルートから続々と登って来る。
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富士山頂上久須志神社で、お土産に富士山頂上限定のお守りを購入。
ここまで登って来ないと購入できないものなので、交通機関で行ける観光地の土産より少しは付加価値があろう。 -
富士山が世界文化遺産に登録された名称は、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」である。
信仰の対象となっているだけに、神社とともに鳥居もよく見かける。 -
金明水付近からは、噴火口の豪快な景観を見ることができる。
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イチオシ
火口の構造は国土地理院によると、最深部の標高が3538.7m、火口の深さは237m、山頂火口の直径は780m、火口底の直径は130mだという。
地形としては火口湖があってもよさそうだが、しみ込みやすい地質や地中の水みちがあって抜けていくのだろう。
富士山に水が流れる目立った川がなく、しみ込んだ水が伏流水となって白糸の滝や忍野八海などで湧き出しているようだ。 -
引き続き反時計回りにお鉢巡り、最高点の剣ヶ峰を目指す。
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剣ヶ峰へと続く上りは結構きつい。
実はこちらからの方が勾配は緩く、富士宮ルートから剣ヶ峰を目指す方が勾配がきついのだった。
おそらく、お鉢巡りは時計回りより反時計回りの方がイージーだと思われる。 -
6:30過ぎ、日本最高峰富士山剣ヶ峰(標高3776m)に到達。
その石碑で記念写真を撮ろうとすると30分近く列に並ばないといけないので、それはあきらめた。 -
富士山の三角点。
職業柄これは撮っておかないと。
ほとんどリタイヤ状態だけど・・・ -
二等三角点「富士山」
この標石は「三角点」といい、地球上の位置が正確に求められています。
三角点は、地図作りやいろいろな測量の基準として利用され、大変重要な役割を果たしています。
などと記されている。 -
6:50頃、お鉢を一周し終えて富士山頂上浅間大社奥宮に戻ってきた。
途中、朝食や買い物などしていたのでお鉢一周に2時間以上かかった。 -
11:30に富士宮口五合目からバスが出るのでそれまでに下山しなければいけない。
それまで4時間40分ほどの時間がある。
富士宮ルートであれば3時間少々で下山できるが、上りとはルートを変えて、御殿場ルートを途中まで下りてプリンスルートに入って下山することにした。 -
下山当初はしばらくガスっていて展望がきかなかった。
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7:40頃、山小屋らしき建物の残骸にたどり着いた。
下りだからまだ良いが、御殿場ルートの上りは最後の山小屋から山頂まで約2時間まともな休憩所がなく、厳しい。
半面、登山者が少なく、渋滞のストレスとは無縁である。 -
ガスがなくなり、行く手に再び山中湖が見えてきた。
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眼下には宝永山が見える、ダイナミックな景観。
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ブルドーザー道を横切る。
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8:10頃、赤岩八号館(標高3300m)に到着。
御殿場ルートを登る場合、ここが最後の山小屋となる。 -
2年前に富士山を見ながら自転車で走った山中湖が見える。
2年後に富士山に登るとは夢にも思っていなかった。 -
8:50頃、砂走館(標高3110m)に到着。
ここではトイレ休憩。
トイレ使用料は300円。 -
砂走館付近から山頂を見上げると、雲はあるもののかなりクリアになっていた。
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イチオシ
9:00過ぎ、御殿場ルート名物、大砂走りに突入した。
とは言っても、高齢者は慎重に下った方が身のためだ。 -
集団大砂走りの図。
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9:20過ぎ、流れる雲の中に入ったタイミングでプリンスルートへ入る分岐点に到着。
この分岐に気付かずそのまま下ってしまうと、体力と時間のロスは尋常でなくなる。 -
雲はほどなく去り、馬の背を宝永山目指して歩く。
プリンスルートは、天皇陛下がまだ皇太子であった2008年に登ったルートである。
天皇陛下になったからといってエンペラールートになるわけではないらしい。 -
振り返って見た富士山頂方向。
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宝永火口の斜面を駆け上る雲。
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9:35頃、宝永山山頂(標高2693m)に到着。
宝永山は、江戸時代の宝永4年(1707年)に起こった宝永大噴火によって隆起してできた山である。宝永山 自然・景勝地
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宝永山から宝永火口へダイレクトに下りて行くルートを下る。
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体力的には上りがきついが、足へのダメージは下りの方が負担が大きいことを後に痛感することになる。
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10:20頃、火口底に到着。
ここにはベンチやテーブルが設置してあり、ちょっとした休憩に良いところ。 -
そこから第一火口縁に向けては最後の上りとなる。
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斜面の向こうには飛行機雲。
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火口底から10分弱で第一火口縁に到着。
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第一火口縁から見た富士山頂方向。
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さらに10分ほどで六合目雲海荘(標高2500m)に到着し、富士宮ルートに合流。
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そして11:10前、富士宮口五合目(標高2400m)に到着。
プリンスルートは宝永山山頂及び火口を経由するダイナミックな景観のルートで、下山にこのルートを取ったことは良い選択だった。
起終点を富士宮口五合目とした場合、上り富士宮ルート、下りプリンスルートの組み合わせはお勧めです。 -
出発の11:30まで時間があったので、着替えや荷物を整理する余裕があった。
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12:30頃、昨日仮眠と朝食を摂った富嶽温泉花の湯に到着した。
ここで約2時間の滞在。 -
ツアーは温泉入浴付きなので、さっぱりして帰途に着ける。
時之栖 富嶽温泉 花の湯 宿・ホテル
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この日の昼食もツアーに含まれる。
ここもビュッフェスタイル。 -
本日の昼食。
帰りのバスは名古屋を経由したものの京都はスルーして新大阪に20:30頃に帰着した。
今回の登山で高山病の耐性はある程度確認できたし、高度に慣れるまで睡眠はとらない方が良いこともわかった。
帰着の翌日から4日間はひどい足の筋肉痛に襲われたので、11月の旅への課題は高山病より筋肉痛対策の方が切実に感じられた。
ちなみに、9月中旬に行った献血の検査データで、ヘモグロビン濃度が前回まで14.0前後だったのが14.6に上がっていたのも、高度順応に多少効果があったのかな?と気休めになった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- akikoさん 2024/12/11 21:46:31
- 壮大なアドベンチャーにワクワク
- キートンさん、こんばんは~
少しばかりご無沙汰している間に、キートンさんのページを拝見すると、なんと「エベレスト街道 トレッキング」の旅行記がたくさん上がっていてびっくり!キートンさん、11月にエベレストに行かれてたんですね!!!すご~い!しかも高い山に慣れるために富士山や御嶽山に登られたとか。なんという壮大なアドベンチャーなんでしょう。
私の最高到達地点は、標高3883m(マッターホルン・グレイシャーパラダイス)ですが、ご存知の通り、ゴンドラなどを乗り継いで行っただけで自力で登ったわけではありません。でも展望台から見た山々はこれ以上ない絶景で、感動という言葉では言い表せないほどでした。
エベレストのトレッキングなんて考えたこともありませんが、タイトルを見ただけでワクワクします。トレッキングでどんなことが起きるんでしょう!これから順を追って見せていただきますね。
富士山登頂の話に戻りますが、私もトライしてみたいなってずっと思っていましたが、まだ実現していません。よくテレビで富士山登頂が紹介されていますが、キートンさんの旅行記を拝見して、関西から夜に出発して3日間で富士山に登るスケジュールが初めて身近なものとして捉えることができました。
山頂まで行かれた時、山中湖の方から、雲の切れ目から太陽が顔を出した光景がとても感動的で、挑戦してみたいなと心が動きますが、やはり無理なような気も...。苦労して山頂まで行けた時はさぞ感動したのでしょうね~!
とにかく、キートンさんのチャレンジ精神と目的に向かってスケジュールを組み準備をする姿は本当に素晴らしくて、私には真似はできませんが、大いなる勇気を与えてもらった気がします。「目指せ、キートン師匠」を胸に刻み、ちょっとばかしまた海外旅行を頑張ってみようと思います。
akiko
- キートンさん からの返信 2024/12/11 22:52:50
- Re: 壮大なアドベンチャーにワクワク
- こんばんは、akikoさん。
書き込みありがとうございます。
「エベレストをトレッキング」したわけではなく、エベレストが見えるところもトレッキングしましたということなので、言うほど大したことはないです。
エベレスト街道は登山道というより村と村を結ぶ生活道のようなものなので、富士山の登山道の方がひたすら急こう配で、登るのが大変です。
ただ9日間連続でのトレッキングだったので、それなりの体力は必要ですが。
私もそれまで標高4000mを超えたことはなかったので、世界の屋根を見ながら初めて体験する標高を歩いたのはそれなりに意義がありました。
関西から富士山のバスツアーは、比較的リーズナブルで利用価値は高かったと思います。
登山用具もいろいろレンタルできて、事前に一式そろえる必要もないので、参加しやすいです。
ただ、午前中に下山するスケジュールは、少しあわただしかった印象もあります。
できれば山小屋で2泊するコースの方が、現地で焦ることもないかなと思いました。
ところで、近々海外旅行の予定があるのでしょうか?
また、楽しみにしてます。
キートン
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