初秋の富山　紅白の海の幸＆車椅子の押し活旅行　2024.10

2024/10/12 - 2024/10/14

まだまだ残暑の 2024 初秋、母親の車椅子を押しながら年に１度の母娘旅行の行先は富山県。

インバウンドで大混雑のＪＲ大阪駅その他で車椅子の押し活(？)に苦労しつつ、旅のご褒美は　白エビと紅ズワイガニ (#^.^#)

胃薬を片手に、富山の海の幸を堪能しました。

エリア 富山市(富山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

10月12日（土）１日目

毎年恒例の家族旅行の行先は富山県、旅の目的は「キトキトの魚」。

インバウンドで大混雑する大阪駅---３Ｆ連絡の１番線から１１番線までの距離 100ｍ弱で車椅子を１０回以上も急停車 (>_<) ---から富山県に向かいます。

大阪発 10：42→敦賀着 12：03　特急サンダーバード１７号
敦賀発 12：42→富山着 14：04　新幹線つるぎ２０号

乗り継ぎの敦賀駅で見つけた　駅弁の自動販売機です。

新幹線車内でのランチはサンドイッチで軽く済ませ、今夜の晩ごはんのためにお腹を空かせます。

富山でのお泊りは、ＪＲ富山駅前に新しく出来た ホテルヴィスキオ富山。
車椅子ユーザーの母親が利用しやすいようにと　ユニバーサルツインの部屋で２泊します。

１４時過ぎにチェックイン、お部屋で休憩する母親を置いて路面電車で富山市内を観光します。

前田家が治めた富山藩の居城、富山城は明治時代の廃城令で日本各地の多くの城と同様に取り壊されましたが、昭和になって天守閣が再建されました。

　

天守閣の石垣は、江戸時代の野面積みや布積みを残す興味深いものです。

　

路面電車の車体に映る影とで、２つの富山城～。

富山市ガラス美術館。隈研吾氏の設計による現代建築ですが、現代アートに興味の無い私は外観だけ見てパスです。

池田屋安兵衛商店さんでは、胃腸薬の「反魂丹」をはじめとした昔ながらの生薬を販売しています。

１７時前にホテルに戻り、大浴場のお風呂に入ってスッキリ～。

夕食はホテルがある複合ショッピング施設・マルートの寿司屋「海富山」で頂きます。

まずはビール ♪

白エビのお刺身、上品な美味でおじゃります。

キトキトのお刺身の盛り合わせ、さすが富山　お魚が美味しいよぉ～。

紅ズワイガニのクリームコロッケ、ビールに合います。

メインは紅ズワイガニちゃん。
ズワイガニ漁は１１月から始まるので、いまは紅ズワイガニの季節。
さっきの白エビと紅ズワイガニで　紅白の海の幸を堪能します。

お店のスタッフさんが持ってきてくれた「蟹のさばき方」を参考に、母娘は会話も無く無言のまま ひたすら蟹を頂きます。

晩ご飯の〆は、母は握り寿司、私は　海鮮とやま丼を頂きました。
美味しかった～、ご馳走様でした～。

　

お腹いっぱいになったし、あとは寝るだけ。

ユニバーサルルームの内装はこんな感じで、トイレやバスルームの扉は普通のドアではなく引き戸タイプになっており、車椅子ユーザーも使いやすいように設計されています。

バスルーム。
浴室の椅子が介護用ではなく普通のチェアだったのが、ちょっと残念でした。

トイレは手すり付き、母親も安心してトイレを使えました。
それでは、お休みなさ～い。



１０月１３日（日）　２日目

おはようございます。
ヴィスキオ富山での朝食は、ビュッフェの朝の混雑を避けてお部屋で「ますのすし」を頂きます。
大阪でも駅弁大会等で ますのすしを販売していますが、本場で ますのすしを食べないとねー。

この日も母親をホテルの部屋に残して、１人で富山県観光です。

本日の行先は、雨晴海岸→ひみ番屋街→瑞龍寺→岩瀬浜を巡る弾丸観光。
ドケチな私は「とやま周遊2dayパス」＠1,520円を WEBサイトから購入、前日とこの日の利用でモトを取るべく頑張るのです。（これだから貧乏人は・・・笑）

富山発 07：39→高岡着 07：58　　あいの風 富山鉄道　
高岡発 08：07→雨晴着 08：28　　ＪＲ氷見線

雨晴駅に到着、某漫画「ミステリと〇う勿れ」富山編にも登場する名所です。

　

雨晴駅の広告パネル、「ほれほれ、ウチはこ～んな感じの絶景でっせ～」紹介ですが、こんな絶景が見られるのは１年の間のほんの数日　様々な条件が重なった場合のようです。

駅から５分ほど歩きます。

雨晴海岸のビューポイント 女岩と立山連峰。
初秋の空の下、柔らかに霞んで仄かに見える立山連峰の景色も美しいですね。

「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」と、兼好おじさんも言っております。

能登半島地震の影響でしょうか、雨晴海岸にも廃材等が打ち上げられていまして、ボランティアの方々が清掃作業を行っておられました。
ボランティアの方に目礼した後、雨晴駅に戻ります。

このあと、ＪＲで氷見駅→市内バスで ひみ番屋街に向かいます。

雨晴発 9：04→氷見着 9：12　　ＪＲ氷見線
氷見駅前発 09：25→ひみ番屋街着 09：37　　氷見市街地周遊バス

　

ひみ番屋街でお土産一式を購入、紅ズワイガニ・のどぐろの一夜干し　その他を購入して自宅への配送手配を済ませます。

　

ランチは１０時にOPENする回転寿司でも～と思っていたのですが、昨夜：お刺身+蟹＋海鮮丼、今朝：ますのすし---のお魚尽くしだったので、方向転換して　氷見うどん＆氷見牛コロッケのお手軽メニューになりました。

そうそう、母親のランチには、昨日マルート内のブーランジェリーでパンを買っておきました。

デザートは氷見プリン、キャラメルソース。
ひみ番屋街を後にして、高岡に向かいます。

路線バス　ひみ番屋街発 11：33→氷見駅着 11：45
ＪＲ　　　氷見駅発 11：50→高岡駅着 12：20

高岡駅から徒歩で　瑞龍寺にお参りします。

瑞龍寺は、加賀藩２代藩主前田利長公の菩提を弔うために建立された曹洞宗の寺院です。
広大な敷地に広がる伽藍の均整の取れた美しさは、前田家・加賀１００万石の持つ力を表しているようですね。

　

回廊から見える法堂。

　

　

山門の仁王像に一礼して瑞龍寺を後にし、高岡駅から富山駅に戻ります。

高岡駅発 13：45→富山駅着 14：03　　あいの風 富山鉄道

富山駅で路面電車に乗り換え、富山港線で岩瀬浜に向かいます。

ここ岩瀬浜は、江戸時代後期から明治時代にかけて北前船の交易で栄えた港町、いまもその面影が残るエリアです。

富山信用金庫、現役で営業しています（この日は日曜でお休み）。

こちらは北陸銀行、旧岩瀬銀行ですね。

　

　

北前船廻船問屋 馬場家。

北前船の交易により廻船業を営んでいた商家は莫大な財を成し、岩瀬に豪華な邸宅兼問屋を構えました。

当時の財力を示すかのような金蔵（金庫）の数々です。

　

敷地内には米蔵、門、船着き場まであり、使用人たちが船の積み荷の上げ下ろしを行う、活気ある建物でした。

馬場家を出て、岩瀬浜駅に向かう途中にある富山港展望台。

岩瀬浜の観光を終えて、路面電車（所要約30分）で富山駅に戻ります。
富山駅構内の駅弁売り場で　翌朝用の駅弁の取り置きをお願いして、これにて富山観光は終了。

ホテルに戻り（徒歩１分）、お風呂に入って荷造りの準備を済ませ、予約していたお店で晩ご飯です。


BAR COMEDOR UNiCO　バル・コメドール・ウニコ（富山駅から徒歩７～８分）

このお店を選んだお目当てが、海の幸のパエリア。

先ずはスペイン産の白ワイン De Muller Chardonnay をボトルで注文。

ブロッコリー＆ひよこ豆のパテを肴に白ワインを ぐびぐびー。

お店のイチオシ、雲丹のプディング。
濃厚な雲丹プリンをちびちびと食べながら、ワインが進みます。

秋刀魚の香味焼き、秋刀魚のワタの仄かな苦みが大人の味ですね。

特大ムール貝のワイン蒸し、プリプリしたムール貝も美味しいが　酒蒸しの出汁がこれまた旨し。

本日のメインメニューは紅ズワイガニのパエリア。
蟹の身やミソを全て吸ったゴハンの濃厚な旨味と食感が、「スペインには無い日本のパエリア」　アルデンテのお米がなんとも美味です～。

母親のデザートはクレマ・カタラーナ（プリン）、私のはバスク風チーズケーキ。
何年か前にバスク（ビルバオ）に行ったけど、その時は何故か現地で食べなかったんですよねぇ・・・。

車椅子を押してホテルに戻り、歯磨きしてお休みなさーい。


１０月１４日（月）

この日は祝日、次の日は出勤日なので朝イチでホテルをチェックアウトして大阪に戻ります。

富山発 07：37→敦賀着 08：59　　新幹線つるぎ９号
敦賀発 09：39→大阪着 11：02 特急サンダーバード１２号

新幹線の車内で駅弁の朝ごはん、これが最後の富山ゴハンです。

大阪駅には １１時過ぎに到着、自宅に戻り洗濯機をフル回転させて家族旅行は終了です。

今夜の晩ごはんは、前日に氷見番屋街から宅配で送った紅ズワイガニちゃん。

去年のズワイガニは諭吉さん３人超えのお値段でしたが、紅ズワイガニはそれよりもお手頃で１杯 ＠3,000～5,000円の価格でした。

下の画像は　紅ズワイガニと一緒に届いたお土産一式、のどぐろの一夜干しは翌日の朝食で美味しく頂きました (#^.^#)

みなさま、旅行記を見て頂いてありがとうございました。