2024/10/03 - 2024/10/03
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kintaさん
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前回の名古屋旅行で、私と娘の同じ大学の先輩が乗船勤務した
南極観測船ふじ(2代目)の見学も出来て、より興味もわいた父娘で
今度は南極観測船しらせ(3代目)の見学に行ってきました。
ふじは、月曜日以外に自由に見学できてチケット代は300円。
https://nagoyaaqua.jp/garden-pier/fuji/
SHIRASE(しらせ)は、見学できるのは週に1~3日とかで
プレミアムコース(ガイドつき)は1300円。
どうにか娘と休みが合う日をみつけられました。
https://shirase.info/
より充実した見学のあとは併設されているといってもいい
サッポロビール千葉ビール園で屋内バーべキュー
https://www.ginzalion.jp/shop/brand/brewery/shop117.html
楽しい一日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
たまたま泊まりに来ていた娘の運転で出かけます
-
10時半からの見学コースだったので
朝の渋滞も覚悟していたけど、そんなことなく到着。
係留されているここ船橋港では
コンビナート岸壁周辺敷地への立ち入りが禁止されています。
また船橋港周辺は駐車禁止区域となっていて、
予約者専用の駐車場が設けられています。
(乗船予約時に要申込み)
左の建物が、見学後に予約している千葉ビール園。 -
駐車場からみた千葉ビール園。
右の建物はサッポロビール 千葉工場。
残念ながら昨年で工場見学は終了です。 -
車を止めて
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撮影スポットに向かいましょう
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係留のロープの上には
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にわか鳥見(笑)
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撮影スポットでお薦め画角
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観測船時代は「しらせ」という船名でしたが
退役艦となってSHIRASEプロジェクトにより
「SHIRASE]となったとか。
ちなみに海上自衛隊の砕氷船として5000番台をつけるそうで
最初は5001の南極観測船ふじ
そして5002はこの初代しらせになります。
現役の「しらせ2代目」は5003になっています。
実はその前には海上保安庁の砕氷船として
初代南極観測船宗谷がありその船番号は PL107です。
また、氷厚約1.5m以上の氷は一旦 船を200-300m後退させた上で、
最大馬力で前進して氷に体当たりするとともに
氷に乗り上げる形で砕氷を行うので船首はこんな状態でした。 -
係留という事で岸壁との間にはゴムだけ。
大学は横須賀だったので、戦艦三笠のように着底して
下甲板より下はワシントン軍縮条約に基づき
コンクリートや土砂で埋められているのとは違うのだと。 -
さあ、それでは乗船します。
名古屋港の「ふじ」はとても見やすいように
乗船時の上下移動もなく、内部も主要なところは
簡単に変更もされているとかでした。
この「しらせ」は最初から脚力が必要です。 -
船内で受付すますと案内されたのは
艦体後部のヘリコプター甲板と格納庫です。
「ICE BREAKER SHIRASE」
砕氷船(さいひょうせん)のしらせですって -
どんなとこ見学できるのかな
-
お約束のこんなものも
-
また開かれた自衛隊というかJKの設定だったかな
ちなみにこの「しらせ」はまだ男性だけでしたが
2代目「しらせ」からは女性も乗船しております。
先日のテレ東
「日本⇔南極35000㎞!南極観測船“しらせ”に乗せてもらいました!」
でも多くの女性隊員の活躍もみれました -
この会の参加者は私たち含め6名でした
まずはこの部屋でオリエンテーション的なもの。
会議などを行う部屋だそうです。 -
見学についてのレクチャーなどみます
-
現役で活躍中が右下の2代目のしらせで
左下の初代しらせがこの船となります。
ちなみに日本人が初めて南極に向かったのは
1910年、白瀬 矗(しらせ のぶ)という方で
その時は漁船を改造した船で18馬力のものだったと説明ありました。 -
建造費は文部省(現・文部科学省)予算により支出されているんですね。
でも設計、契約および運用については防衛庁(現・防衛省)が行っています。
防衛費じゃないんだと少し驚きもありましたが・・。
観測船の主任務は観測隊員および物資の輸送ですけど、
観測機器を搭載し南極での観測活動も行っていたことで、
退役後にウェザーニューズが買い取る理由の1つとなったそうでうね。
次の写真です。 -
このSHIRASEからも幕張テクノガーデンの「ウェザーニュース」の本社がみえました
-
真ん中あたりのビルですね、確か
-
それではガイドさん(元乗組員)についていって見学の始まりです。
まずは厨房。 -
南半球ですから向こうの温かい時期へ到着という事で
年またぎになるので
正月のものとか
毎週金曜日のカレーなどが置いてありました -
火器は使用しないという事で
電気や高圧の蒸気での調理器具がズラリ並んでいました -
こちらは隣接の食堂
-
使用しない時の椅子は揺れに備えて
テーブルの下にひっかけておくと教えてもらいました -
また揺れでテーブル上にぶちかましちゃうこともあるので
枠と四隅には掃除しやすさを考えた切り込みが -
食堂は娯楽場もかねていてスクリーンの設置があり
映画など上映していたそうです -
これは就寝のベット
ちなみに乗組員居住区と観測隊員居住区は、厨房をはさんで分離されていました -
こちらは観測隊員ようだったかな
-
ここからは医務室
-
診断や治療用のベットに
-
オペ室
-
歯科室もよくみるユニットが設置されていました
ちなみに、内科と外科が出来るDrとデンチストが乗船するのが基本だそうです
だけど婦人科のDrだった時もあったそうで
その時は?だったそう。
またDr自身が盲腸になった時もあったとか
これで父娘の目的も達成で満足 -
こちらは長い航海ですから理容室
ただし隊員が散髪していたのでタイガーヘアー(虎刈り)との
名称の看板がありました -
こちらは船内の資料館
-
真ん中のカップ麺の容器をみてください
南極ではゴミは基本持ち帰り
なのですこしでも容量を減らすために
海に沈めて水圧で小さくして持ち帰ったものと言っていました -
こちらは観測で使った道具類とか隕石とかでした
-
日本は昭和基地の位置の関係で隕石を沢山みつけているそうです
-
こちらは本物の「南極の氷」
触らせてもらえました
水割りに使うと溶ける時の音がたまらないそうです
呑みた~い -
次は昭和基地の建物についての部屋でした。
現在はミサワホーム㈱が昭和基地の建物を支えています
マイナス50度や風速60メートルのブリザードにも
耐えるようにしなければ
ならないわけで、運搬や現地での在来木造とかでは難しく
木質パネルをつなぐことで箱状になる「モノコック構造」を採用したり
部品点数が少なく建築の専門知識が乏しい観測隊員の方でも
容易に組み立てられるというメリットで考えられたそうです -
イチオシ
ミサワホーム(株)が南極観測に携わって
50年の記念の限定衣装だそうです。
メルカリみたら5万円ほどでありました -
艦の後部にはヘリコプター甲板
-
甲板の階からこの階段で上がっていきます
-
すると艦橋です
左右には30メートル弱
「ここは新幹線の先頭車両の長さと同じぐらい」とガイドさんの説明ありました
ひょっとして「鉄」ちゃんなの!?と思ったり・・ -
船首を望みます
-
「南緯55度通過」とありました
どんな意味があるのかなと思ったら
地球の赤道面より南に地理緯度にして55度の角度を成す緯線で
南緯55度線はその大部分が公海上を走っており、
大西洋、インド洋、太平洋、チリ、アルゼンチンを通過するものだそうです。
つまり後は南極大陸しか無いという事ですね。
ちなみに日本の極地観測手当は
南緯55度以南の区域で活動する職員に対して支給されるとの事です -
「海軍ラッパ」でいいかな
ビューグルという金管楽器ですが
トランペットのように空気量を調整して
音質を変えるバルブもついてなくて
演奏者の呼吸だけで音質、音階を出すそうですね
TVでも練習風景はみたことありましたが
本当に難しそう -
左にある青い席は副長席
-
「副長」という職は軍艦と特務艦にのみ存在するそうで、
副長を置かない艦艇では将校のうち最先任のものが
先任将校として艦長を補佐するそうです -
スクリューは三つ
軸出力30,000馬力を発生させるとの事です
最初に南極に行った白瀬さんの漁船は18馬力ですから
もう全然違います -
この船の操舵艦
揺れに備えて体の周りのガードがすごいです -
ちなみにその上に設置されていたラッパ状のもの
機関室などとの通話とかで使用するためと教えてもらいました
ハイテクの中にまだこういう物を残していることにびっくりでした -
さっきから「揺れ」に備えてとか何回か書いていますが
南極観測船は基本氷海を航行するので通常の艦船にある、
ローリング(横揺れ)を抑制して安定した航走をするための
フィンが装備されていません。
2001年の航海では暴風圏を通過中、
左に53度、右に41度傾いたことを傾斜計が記録した時のメーター。
これは今でも海上自衛隊の動揺記録として残っているそうです -
そして右側の赤い椅子は艦長席ですね
青から赤へという流れ -
これは脱出用ボート
-
100名ほどの定員だそうですが内部はトイレもなく
ギュウギュウ詰め。
そして救助は数日かかるものと思っておくものと説明してもらいました -
船外から見たボートですが
自由降下式(フリーフォール)救命艇と言っていいのかな!?
なんか乗船してからも落ちるのが怖そうです -
ぐるっと説明してもらいながら
楽しい時間でした -
イチオシ
見学後は隣接のサッポロビールの千葉ビール園
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イチオシ
SHIRASEの見学した後はなんと10%引きです
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今まで3度ほど打ち上げでビール園は来ています
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ラムと牛の食べ放題にします
-
ちなみに最寄りの駅から無料送迎バスがあります
サッポロビールの印、「☆」も看板についています -
隣接のビール工場のビール缶をつまんで美味しい時間でした
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