2024年夏 青春18切符　飯田線一泊二日その１

2024/08/19 - 2024/08/20

青春18切符を利用する旅、第二弾です。
前回の房総日帰り旅で自信をつけたので（いえ調子に乗ったので 笑）一泊の旅に出ることにしました。
若い頃は、スキーにキャンプ、桜に紅葉…と長野は結構歩いた気がします。
でも飯田線ってなかなか縁が無く、停車駅の名前をいくつか知っている程度でした。
今回、18切符で行く場所を選ぶ条件として、なるべく往復の路線はダブらないようにしたかったので、時刻表と大分にらめっこしました。
それは、その昔は一筆書きで行って戻って来られた所も、今は18切符の使えない第3セクターが多くなっていたんですね～。（18切符初心者なので、今更感があり過ぎですが）
でもこの飯田線を使うと、私の住む関東から大きな三角形を描いて戻れることがわかりました。
尚且つ、この飯田線は秘境路線と言われ、その距離はローカル線の中では日本一だとか！ これは外せません。(ちなみに距離は217km、時間6時間57分、停車駅数96！)
どんな電車で、どんな景色が見られるんだろ。
期待がふくらみます。
本数の少ない路線、綿密な計画のもと、
出発進行～！

エリア 長野

08：00　高尾駅
中央線快速電車で終点まで。私にとって初の高尾駅です。
今回最初の乗換駅、ここで甲府行に乗り込みます。
残念ながらオールロングシートでしたが、先頭車両、運転席の真後ろの二人がけに座れました。

10：05　甲府発 松本行
オールロングシートの車両で車内は立っている人がかなりいる状態です。

12：29　岡谷発 天竜峡行
このホーム、岡谷駅０番線ホームです。
お待ちかねクロスシートにようやく座れます。
ただ車内は夏休み中なのに学生さんで結構混んでいます。部活かな？

線路は岡谷駅で中央本線方面と飯田線方面に分かれます。
実際の区分では飯田線は辰野から豊橋まで、ですけど。

右側車窓、木曽山脈です。　
反対の左側、南アルプスが望めます。
この両側の山々に挟まれた山間を飯田線は走ります。

飯田駅を過ぎてから見える川は松川です。
この辺りで飯田線が渡る川は、ほとんどが進行方向右から左へ流れ、天龍川に注ぎます。

15：09　天龍峡着
ここでわずかばかりの時間、天龍峡を見てきます。唯一の観光です！
かわいらしい駅舎～。

駅前の道路を越えたら名勝「天龍峡」です。

こちら上流側。
この高さ、カメラを持つ手に力がこもります(笑)

こちらが下流側。
川幅が狭くなります。まさに峡谷、ですね。

ここでのお楽しみは景色だけではありません。
ファーマーズマーケット「あざれあ」に行き、お土産と、欠かすことのできないソフトクリームをお目当に。

お盆休み直後の平日夕方、店内は私一人。
レストランの椅子をお借りしてゆっくりソフトクリームを味わいます。

ん～～～美味しいっ！！
そういえば今日は早朝家で食べたおにぎり以降は、ペットボトルのお茶しか口にしていなかった…！

電車に乗り続けることに不満も苦痛もないのですが、ロングシートに座るしかない時に、やっぱり一人旅はこうなりますね。とても飲食はできません。まして一人旅は車窓からの写真を撮るのも気が引けます。
18切符ユーザーの方はどうされているんでしょう…

あ、ソフトクリームは駒ヶ根高原のすずらん牛乳100%の当然美味しいソフトでした♪

短時間の観光でしたが、初めての場所を歩いて、初めての景色を眺め、満足々々。

天龍峡駅に戻り、ベンチに座ったところで気配がしました…
誰かいる…！
あ、ホームで川下り中のようです…笑

16：46　天竜峡発 豊橋行
朝６時前に家を出てから約10時間。
今日最後の電車で宿泊先のある平岡駅に向かいます。

蛇行する天龍川に沿うように走る飯田線。
人家はポツポツと、駅は無人駅が続きます。
あぁこれが秘境と言われる所以なのね、と納得。
緑深くてキレイと思いながらも、遠くに来たんだなぁと実感しました。

天龍峡駅から約40分後、今日のホテルがある平岡駅到着です。
駅の改札を出たら。。。ホテルのフロント(笑)
こんな楽な移動は生まれて初めてです。
疲れた体にはありがたい～！

荷物を置いて、まずは明日の朝ごはんをゲットしに町へ出ました。といっても一軒しかない天龍村が管理するスーパーです。
比較的最近にできたらしいですが、村民にとってきっとありがたい存在ですよね。
(ホテル前の景色です)

ホテルは泊りだけで予約していたのですが、ホテル内のレストランで泊まり客同様に食べられるとのことで、「信州サーモン丼」をいただきました。
今日最初のちゃんとしたご飯！
脂の乗ったサーモンは美味しいし、ふっくらご飯の美味しさは格別でした♪
一つだけ残念だったのは「ドレッシング風たれ」に早目に気付いてワサビ醤油にしてもらえばよかったなぁ…って。次は絶対そうしようっと。
とにかくお味噌汁含め美味しいご飯でした！

一日、身体を使ってないのに気を張っていたせいか、早々と睡魔に襲われてぐっすり休みました。

2024年夏 青春18切符　飯田線一泊二日②に続きます