ヨーロッパ・落ち穂拾いの旅（４）

2024/08/20 - 2024/09/02

今回はマインツからコブレンツのフルスペックライン川下りを中心に、ドイツ北部周遊の旅を報告させていただきます。
本来であればレンタカーで効率的に周遊出来る都市も多いのですが、自覚的定年制により、国際免許証の取得をしないこととしましたので、公共交通機関を利用しての旅です。

【全行程】
8/20　JAL407便にて成田からフランクフルトへ
　　　　　　　列車でマインツへ　　　　　　　　　　　　 　マインツ泊　　　
/21　ライン川を下り、リューデスハイムへ　　　　 リューデスハイム泊　　　　　　　　　　　　　　　
/22　ライン川を下り、ボッパルト（Boppard）へ　　　　 ボッパルト泊　　　　　　　　　　　　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
/23　ライン川を下り、コブレンツへ　　　　　　　　　　 コブレンツ泊　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
/24　列車とバスにて、コブレンツからエルツ城日帰り観光　　　同上　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
/25　コブレンツから列車でマインツ乗換、カッセルへ　　　 カッセル泊
/26　カッセルから列車でハンミュンデン日帰り観光、後、ツッレへ　　　　
ツッレ泊
/27　列車でツッレからハンブルクへ　　　　　　　　　　 ハンブルク泊
/28　列車でハンブルクからリューベックへ　　　　　　 リューベック泊　　　　　　　　　　　　
/29　列車でリューベックからシュベリーンへ,駅前ホテルにスーツケース
　　　を預け、ビスマルへ日帰り観光 　　　　　　　　　 シュベリーン泊
/30　ＦＬＩＸバスにてシュベリーンからベルリンへ　　　 ベルリン泊　　　　　
/31　ベルリン中央駅から列車でポッダム日帰り観光後、列車でライプツィ　　
　　　ヒへ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ライプツィヒ泊
9/1　列車でライプツィヒからフランクフルト空港へ
　　　　　　　夕刻のJAL408便にて成田へ　　　　　 機中泊　　　　　　　　　　　 　


/2　午後、成田着

今回の旅のポイント（皆様のご参考になれば幸いです）
　①ライン川下りはマインツ（又はリューデスハイム）からサンクトゴア迄
がメインの観光となっています。
　　故に、リューデスハイムからのＫＤラインはサンクトゴアでＵターンし
て戻る船が多いです。
　　時刻表では直行するように見えますのでご注意を！
　　私たちはサンクトゴアで1時間程待ち(この間サンクトゴアの街を多少体
　　感出来ましたので無駄な時間ではありませんでした）、別の船でポッパ
　　ルトに着きました。
　　サンクトゴアからコブレンツ間はマルクスブルク城を船上から見上げる
ハイライトとコブレンツのドイチェス・エックへの入港が大きな魅力で
す。
　②ドイツの三大美城（ノイシュバンシュタイン城、ホーエンツォレルン
　　城、エルツ城）の一つとされるエルツ城はコブレンツを朝早めに出れ
　　ば、列車と路線バスを利用し、半日で可能です。ノイシュバンシュタイ
　　ン城の美しさ、ホーエンツォレルン城の壮大さとは比べるべくも有りま
　　せんが小型の綺麗なお城です。
　　最寄りの駅はモーゼルケルンという駅ですが此処からは原則、ハイキン
　　グになります（1～2時間）。一つ手前のハッツェンポルトという小さ
　　な駅で降り、線路をくぐった街の中心みたいな処から1時間に3本（季
　　節による変動在り）路線バス（2.5?だったと思います）が有ります。
　③リューデスハイムのホテルはなるべく線路から離れた場所にとるのが賢
　　明だと思います。つぐみ横丁で有名なこの街はワイン一色のかわいい街
　　です。ライン川に沿って鉄道が走り、その横を幹線道路が走ります。そ
　　の道路沿いにホテル、レストラン　等が繋がりこれと直角にツグミ横丁
　　が山側に伸びます。ホテルは小型の古いものが多く、夫々に趣のある外　
　　観でいい感じです。但し、問題は夜中の貨物列車の走行音です。真夜中
　　も長い貨物列車が頻繁に走ります。エアコン設備の無いホテルが多いよ　
　　うです。たとえ窓を閉めても一晩中眠れない方も少なく無いでしょう！
　④カッセルの「水の芸術」を見るために日曜日に合わせてこの街を訪れま　
　　した。殆どの観光客が同じ目的だと思います。ガイドブックに記されて
　　いるように日、水、祝の２：３０分から開催されます。３＃の市電に載
　　って終点で降りるとバスが頻繁に出ています。これに載って頂上のヘラ
　　クレス像の元まで行けました。市電は1回２、５?ですがバスにも使え
　　るマルチパス、7、５?/1日が便利です。街のセンターを含め他に見る
　　べきものは何も有りません。（少なくとも私たちには）是非開催日
　　に！！
　⑤シュベリーン城は綺麗な湖に囲まれた地帯に建つ綺麗なお城です。旅の
　　計画を立てている時に見つけ、急遽追加して大正解でした。小さな街な
　　ので日程の無い方は半日でも十分です。リューベックから1回乗換えで
　　1時間少しで行かれます。但し、電車でシュベリーン駅からベルリンに
　　行くのは乗換えが多く、時間もコストもかかります。FLIXバスが中央
　　駅前の判りやすい場所から出ていますのでお勧めです。2.5時間で格安
　　です。但し、中央バスセンターに到着しますので鉄道駅、又は街の中心
　　から離れた位置です。タクシー乗り場が無いので偶然到着するタクシー
　　を捕まえるのに多少時間が掛かります。
　
　

エリア ライン川流域周辺(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

マインツの駅前広場の様子です。後ろが駅舎です。

多くのクルーズ船が行き来します。ホテルの部屋からの写真です。

マインツの中心地です。

ライン川下りの船上雰囲気。8月末はドイツでは観光シーズンの終わりですので混雑は有りませんでした。

初日に利用したヒルトン・マインツH．の裏側全景が出航して直ぐ左に見えます。建物が多少古いせいか、ヒルトンにしては格安です。朝食も豪華でした。すぐ裏がライン下りの起点ですので大変便利なホテルです。

リューデスハイムの守り神でしょうか？ゴンドラで上がった山頂に在り葡萄畑を見下ろしています。

山頂から見る対岸の街、ビンゲンとライン川、葡萄畑です。

隣のアスマンスハウゼンの街に下るリフトです。日本のスキー場のリフト同じです。私たちはアスマンスハウゼンから列車でリューデスハイムに戻りましたが、上がってくる人も沢山いました。

アスマンスハウゼンのレストランです。

ブレムザー城です。ワイン博物館になっているようですが内部見学は省略しました。

ツグミ横丁の賑わい

今回２日目に利用したリューデスハイムの、メインロードとライン川に面したホテルです。エアコンはありません。扇風機が有りました。

ライン下りの一つのハイライト、ローレライの岩場です。

ＫＤラインへの乗船桟橋の一つです。

ボッパルトの街はずれからリフトで登った山頂から眺めるライン川の大蛇行-1
圧巻です。

ボッパルトの街はずれからリフトで登った山頂から眺めるライン川の大蛇行-2

下りのリフトから眺めるボッパルトの街

ボッパルトでは一番評判の良いと云われるホテルの様です。外観も内装も歴史ある綺麗な物ですし、スタッフの対応も洗練されていました。家内は初めてドイツのサウナを経験し、感動していました。プールも併設。

ライン川沿いに延々と繋がるワイン畑。非常に丁寧に手入れがされていてビックリです！！

終着のコブレンツから２０分位手前の山頂にそびえるマルクスブルク城です！！

コブレンツの最終船着場で私たちを迎えてくれる騎士団のモニュメント。左側が父なるライン川、右側が母なるモーゼル川です。川の上を渡るケーブルカー、対岸の崖の上に聳える要塞跡　等と相まって、感動の入港でした。

この旅行記の表紙に使わせていただいたエルツ城の内部です。

エルツ城の側面です。正面から見るよりだいぶ規模が大きいですね。

今回２泊したメルキュール・コブレンツです。ドイチェス・エックから徒歩５分の位置ですが今回は橋の下が工事中。スーツケースを引いての大廻の移動は大変でした！駅からは１０分程度歩くのでスーツケースを持っての時はタクシー利用が賢明かと！
すぐ横に老舗のワインレストラン、ワインドルフが在ります。大変賑わっていました。ビールもワインも雰囲気も最高でした。

「ヴィルヘルムスヘーエ」という長い名前の広大な公園全景です。カッセル中央駅もこの名前になっている事が物語るように、この公園以外に見るものは何もないと云うのが私の実感でした。

「水の芸術」の開始を待ち侘びる人々。

長大な水路を水が流れ下ります。頂上のモニュメントがヘラクレス像です。

圧巻です。-1

圧巻です。-2

滝の下で水の到着を待つ人々

カッセル中央駅（ヴィルヘルムスヘーエ駅）。新しく綺麗な駅です。但し、周辺にはまともなドイツ料理の夕食を楽しめるレストランは見つけられませんでした。

駅を出たすぐ右に在るインターシティーＨ．駅近がとても便利です。

ハンミュンデンの街

伝説の名医「鉄ひげ」が住んでいた家だそうです。

ツェレの木組みの家です。凝った造りの大きな家が多いです。

今回利用したハンブルク駅前の綺麗なホテルです。ロビーの内装がとても素晴らしい物でした。

ハンブルクの中央駅は大きな駅です。

街の中心に在る、内アルスター湖の夕方景観綺麗な街並みです。

市内にはこんな綺麗な建物が沢山在ります。4０年くらい前に訪れた時から随分ハンブルクのイメージが変わりました。又来たい街の一つになりました。
ニベアの発祥の地がこの街なんですね。

リューッベクの旧市街入り口のモニュメントです。

綺麗な街ですね。

ビスマル旧港の風情-1

ビスマル旧港の風情-2

ビスマル旧港の風情-3

ハンザ同盟の趣を残す町並み-1

ハンザ同盟の趣を残す町並み-2

ハンザ同盟の趣を残す町並み-3

ハンザ同盟の趣を残す町並み-4

シュベリーン城全景。確かにロワールのシャンポール城に似ていますね！！

城の裏側からです。

シュベリーン湖を見下ろせる位置に尖塔が在ります。

綺麗なシュベリーン湖です。

綺麗なシュベリーン湖です-2

ベルリンの象徴

ベルリンの壁の一部です。

ベルリンの壁活用美術館？

大聖堂

何年ぶりかのブランデンブルク門

ポッダムのスーシ公園内の古い水車

スーシ宮殿の正面です。バスを降りてからの道のりが長過ぎます

ライプツィヒの中心、旧市庁舎広場です。

旧市庁舎うらの目立たない位置に在るゲーテ像

歴史あるモールビルの地下に在る名物レストラン。ワイン樽に乗るのは常連だったゲーテと森鷗外らしい！

この旅行記へのコメント （1）

• beruさん 2025/07/08 08:56:09

  憧れのライン川

  この夏、リューデスハイムからコブレンツまでKDラインを利用してのライン川下りを計画しています。ずっと憧れていたライン川です。
  らっきょうさんのお写真で、美しい景色と可愛い建物を一足早く楽しませていただきました。
  今度は自分の目で見て、夏の風を体感してこようとテンションが上がっています。
  ホテル情報も嬉しいです。