逗子日帰り。岸辺露伴の家に行く

2024/05/30 - 2024/06/30

葉山にある加地邸は、フランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新が設計した洋館。
三井物産のロンドン支店長だった加地利夫の別荘として昭和３年に建てられ、国の登録有形文化財に指定されています。
今は、NHKのドラマ「岸辺露伴は動かない」の露伴の家として有名です。
見学会があったので、行ってまいりました。

エリア 逗子・葉山(神奈川)

• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩

京浜急行で行きました。支線の終点、逗子・葉山駅。ここからJR逗子駅までは目と鼻の先っです。

逗子・葉山駅 駅

JR逗子駅の前にバス乗り場があります。
ここからバスに乗って、旧役場バス停まで行きます。

バスを降りて、キョロキョロ。ああ、あれだ！
見学会に参加する人が登っていくのが見えました。

葉山加地邸 宿・ホテル

坂の途中に目印の看板もあります。

丘の上ですから、眺めがいい。絶景はないですが、目の前が開けた感じで、気持ちがいいです。

加地邸の門の前。一見普通の住宅ですよね。

玄関を入って右手にサロンがあります。
家具も遠藤新の設計です。

以前訪れた、芦屋の旧山邑家住宅（ヨドコウ迎賓館）、明治村にある帝国ホテルのロビーなどとの共通点がたくさんあります。

旧山邑家住宅の旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11505891

素敵な暖炉もあります。

サロンの裏手には、プレイルーム。
別荘時代はビリヤード台が置かれていたそうです。

サロンの奥には、サンルーム。

2階に上がります。眺望室。ここからは海が見えます。
ずっと座っていたくなる椅子と眺め。

2階の主寝室。
加地邸、今はバケーションレンタルになっていて、一棟貸しで宿泊できます。
宿泊費は決して安くないですが、建築関係の人たちがグループで泊まって、ライト建築を堪能して帰るケースも多いとか。

寝室の隣には書斎。

1階に戻ります。サロンの奥には別荘時代は子供部屋として使われていた部屋があります。ここにも泊まれます。もう１部屋シングルのベッドルームがあります。

ここも子供部屋だったと思われるのですが、今は、結婚式の時などに使われるメイクルームになっています。
作り付けの椅子と窓がかっこいいですよね。

トイレのタイルも建てられた当時のもの。

中庭に出てみます。庭はそんなに広くないです。

玄関横のパティオみたいな空間。車寄せ？　でも、車は入れないし…。
でも、爽やかな風が通って、気持ちいいんですよ。落ち着く空間です。

建物などの詳しい説明と「岸辺露伴」の撮影の話なども聞けたし、写真はもっとたくさんあるのですが、この辺で。
約90分の見学を終え、後ろ髪をひかれながら、加地邸を後にします。

バスを降りた時に、気になった洋館に行ってみました。鴫立亭という有名なケーキ屋さんでしたが、定休日でした。

鴫立亭 葉山苑 グルメ・レストラン

もう1件、加地邸から歩くと20分くらいかかるのですが、前から興味があった旧東伏見宮葉山別邸の外観を見に来ました。
今はイエズス孝女会の修道院になっていて、建物の手前には幼稚園があります。
当然、一歩たりとも敷地に入ることはできませんし、手前の幼稚園越しに、建物の写真を撮るには問題が。園庭でキャッキャと遊んでいる子どもの方向にスマホを向けて、怪しい人と思われると大変です。
敷地の外で園児が映り込まない場所を探し（私道にも入れませんし）、写真を撮って、すぐ立ち去りました。

たまに見学会が行われているそうなので、まめにチェックして、次は建物に入りたいです。

旧東伏見邦英伯爵別邸 名所・史跡

再びバスに乗って、逗子駅に戻ります。

帰りは鎌倉に寄りたいので、JR利用。

逗子駅 駅

横須賀方面から来た電車を連結して出発。
連結作業に、鉄ちゃんたちが写真をバシャバシャ撮っていました。

鎌倉で降り、西口の改札近くの、「レガレヴ」へ。フランスで修行したパティシエさんのパンとケーキのお店です。イートインもあります。
サンドイッチとデザートのコースを頼みました。
ローストビーフのサンドイッチが美味です。

レガレヴ グルメ・レストラン

美しいデザート（アシェットデセール）。柑橘のサヴァランです。

素晴らしい建築を見ることができ、美味しいものも食べたので、帰路に着きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。