鹿島臨海鉄道に乗って猛暑の鹿島神宮へ

2024/07/07 - 2024/07/07

路線図を見ていると茨城なんてすぐそこだと思ってしまうのだけど、案外時間かかったりするのだなあ。
何となく思いつきで行ってみた鹿島神宮へのお散歩の覚書です。

エリア 鹿島(茨城)

旅から帰ってきて一週間もすると、なんだか最近鉄道に乗ってないなあと感じてしまう。
そんな時はさくっと日帰りで遠足に行こう。
特急ひたち（揺れるし混むからあんまり好きじゃない）に乗ってまずは水戸へ。

ひたちのテーブル裏の車内図。
これ、お手洗いの位置がすぐわかってすごく便利。

あと、もうじき隣の席に誰かが乗ってくるよ、っていうのが頭上のライトでわかるので心構えができてそれも便利。

水戸駅に着いたらもうじきお昼だったので、まずは一度食べてみたかったお蕎麦屋さんへ。

JR水戸駅５・６番線ホームにある「そばうどん水戸」さんへ。
立ち蕎麦屋さんです。
これこれ。とり唐揚げそば。
唐揚げが大きくて美味しかった。

線路の保線の作業の方などが入れ替わりお昼を食べに来たりしていました。
私が入った時は3人しかお客さんいませんでしたが、食べ終わるころには6人くらいどやどやと入店してきて、あっという間に満員。
人気あるのね。

他にも水戸駅には改札前に日本酒飲み比べのできるお店や、改札出て左の駅ビルに広いお土産屋さんがあったり、かなり賑わっていて大きい駅。
納豆と干し芋が名産のようです。
納豆大好きだけど、最高気温30度超えのこんな日に納豆を持ち歩けないので、娘へのお土産は干し芋にしました。
いろんな品種のお芋の干したのがあったのですが、シルクスイートをチョイス。
おうちに帰って私も食べたけど、素朴で自然な甘さでほんとに美味しかった。

なんだかこれも美味しそうなコーヒー屋さんの「サザコーヒー」でアイスコーヒーも購入し、美食三昧。

サザコーヒー つくば駅前店 グルメ・レストラン

鹿島臨海鉄道の乗り場はJRの改札の中にあります。
でもICカード使えないので注意。
1両編成だったので車内は満員で立ち客も。
何とか座れたので、人の隙間から車窓を眺める。

混んでいたので外装の写真は降車時にしよう。
内装は両運転台のロングシート。
気動車であります。
イヤホン外して音を聴こう。

1時間20分ほどで鹿島神宮駅に到着。
車窓の写真はなし。
高架を通るので車窓は広々しており、沿線には北浦が見えたりして、そんなに期待してなかったけど、飽きることなく眺めてしまう。
案外終点まで乗る方も多く、地元の足として使われている様子。

鹿島神宮駅 駅

反対側からも一枚。
こんなラッピングだったのか。

鹿島神宮駅改札内は鹿島神宮モチーフでちょっとお洒落にデコレートされている。
鹿があちこちにいてかわいいです。
動物園の駅みたい。

そういえば、「動物園駅（ツォー駅）の子供たち」という、えげつない薬物中毒映画があったな。
小説の映画化か。
あれを学校とかで子供たちに見せたらいいと思うよ。
絶対クスリにだけは手を出さないでおこうと思わせる映画だよ。
あとDavid　Bowieがかっこいいよ。

なんだか急に全く関係のない凄惨なものを思い出してしまったが、外は快晴の鹿島神宮駅。
到着時刻は13時40分頃。
お日様が真上で暑いことこの上ない。

鹿島神宮まではここから20分ほど登り坂です。
飲み物と日傘を忘れずに。

参道は全然賑わっていなかったが、訪れる人はたくさん。
車で来る人が多いのか、駐車場はあちこちにありました。
目の前に駐車場を作るから参道が寂れちゃうのじゃないかしらん。

鹿島神宮 寺・神社・教会

ちょうど令和の大改修で、今は楼門の工事中（写真右奥）。

拝殿に行く前に、まずはお稲荷様にお参り。
この時点ですでに倒れそうなほど汗かいてます。

茅の輪くぐり。
廻る元気もなく、横の日陰から入ります。

拝殿にてお参り。
勝負事とはあまり縁のない人生を送っているが、きっと私の知らない所で神様たちは助けてくれているのだろうと思うので、お礼参りである。

それにしてもすごい樹高。
このモサモサ感がすごく良い。
常盤の森ですね。

写真で見ると涼し気な高原みたいだが、実際は14時、猛暑の道行きであります。
ずっと汗かいててちょっと怖い。
クーラーの中でデスクワークしている人間はこういう時弱いな。
今はひたすらシャワーを浴びて着替えたい。

あ、神鹿さんたち！
二重柵になっていて、多分ここの横のお土産屋さんで鹿のご飯を買わないと柵の内側には入れないのかな。
でも誰かがご飯を上げていたので可愛らしい顔と鳴き声を堪能できました。
声が本当に可愛いの。
ニーとかミーとか、なんか形容しがたい細くて高い声。
こんな風に鳴くなんて知らなかった。
いいもの聴けた。

ご飯の後はさっさと日陰の泥の中や奥の屋根の中などに行ってじっとしており、スプリンクラーからの水を浴びている子もいました。
暑いよねえ。
頑張ってね。

鹿島神宮境内には、歩いてみたい脇道もたくさんあって、これはやはりもう少し涼しい時に来るんだったなあ。
あと、スズメバチの季節らしく、あちこちに注意看板がありました。
実際、上の写真の道を歩いていたら数歩先の目の前をスズメバチが一匹飛んでいたので、そおっと後ずさりしながらUターン。
驚かせなければ大丈夫。

奥社。
参拝客が行列で、うまく撮影できず。
でも素敵なお社でした。
いつもありがとう。

要石に向かう途中の、木漏れ日が素敵な分岐道。
右の方に向かってしばらく歩く。
何故かこの道はだあれも歩いていなくて、しばらく鶯の声を独り占め。

陽が一本にだけ当たって赤く輝いていた。
かぐや姫の竹みたい。

Y字路から戻って要石。
掘っても掘っても掘り起こせなかった石。
見えている部分はこんなに小さいのにね。

この後、御手洗池にも行ったのだが、売店やお手洗いもあり人が沢山いたため、載せられるような写真が撮れませんでした。
小さい子が数名、暑いからかお腹が空いたのかずっと泣き叫んでおり、親御さんともども、なんだかちょっと気の毒になる。

しかし日当たりのいい森だなあ。
さ、暑さも限界なので帰りましょうか。

あ、もう列車が来て待ってる。

片目の子豚さんみたいな顔。
発車まであと20分位あるのに、冷房の効いた車内を開放してくれており、いつもこうなのかな、本当にありがたい。

私には珍しいことに、行きと同じルートで帰宅です。
暑くて何もかもが嫌になっちゃったんだよな。
日本は暑すぎるよ！
皆さんは春とか秋に来るといいと思うよ！

お読み頂きありがとうございましたm(__)m