太平洋フェリー『いしかり』仙台～名古屋その2

2024/06/18 - 2024/06/19

仙台港から名古屋へ行く、太平洋フェリー『いしかり』！！21時間40分の船旅。二日目の様子です。


乗船時は、大きな低気圧が北上中でしたが、特に影響はなく、大浴場を満喫、お昼寝、ビュッフェスタイルの夕食、音楽イベントを楽しみ就寝しました。

このあと、天気予報等から海が荒れると予想します。

下船後は名古屋の町を散歩して、新幹線にて帰宅。

エリア 名古屋(愛知)

おはようございます！ただいま4時37分。

私の予想通り、深夜2時過ぎから船は大きく揺れ出しました。ベッドや棚などがギシギシと音を立てて軋み、今もかなり揺れています。
ゆっくり横揺れ震度6くらい。

モニターを見ると、いしかりは現在静岡沖。御前崎に差し掛かるところです。

二度寝します～

ふたたびおはようございます！ただいま6時47分。
天気はどんな様子かなと、外に出てみる。

わ！やっと晴れました！
船の後方、大きな雲が去って行きます。

浜松を過ぎ、遠くに見える陸地は渥美半島だと思われる。

だがしかーし！
「低気圧が過ぎ、陸に近づく午前6時には揺れが収まる」
と予想していたのですが、全く収まりません。

船内は、揺れて真っ直ぐ歩けないし、階段では手すりにつかまらないと危険を感じます。

天気が回復して嬉しくて、たくさん写真を撮りたいところですが、、
この写真も、デッキの手すりにつかまって、体を固定して撮りました。

危ないので船内に戻ります。

揺れが収まらず、気分が優れないので、お風呂に行きました。波のプールと流れるプールを合わせたような感じでした(^_^;)
揺れが酷いと大浴場が閉鎖されるようです。

レストランが朝食営業を始めましたが、食欲もないので、、、

三度寝しまーす！

みたびおはようございます！ただいま8時26分。
伊勢湾に入りました。

やっと揺れが収まりました。船外デッキにお客さんも増えてきて、「たいぶ揺れましたね～」とお話ししました。
空も船も青！

元気が出て来たので何か食べようかと売店に入ったけど、食料は、お土産とツマミとお菓子しかなかった。

ロープワークのランチョンマット（？）を買ってしまった。日本語で何結びかわからない。

ロビーのテレビで他のお客さんと朝の情報番組を鑑賞していると、、

セントレアを通過！船内から飛行機が飛び立つところが良く見えます！

あとは名古屋港に着くのみ。
名古屋が近づくと海がドブ臭くなってきました。
新潟でもそうだったなぁ。

色々な船がたくさん。左下の緑の船『EVERGREEN 』と書いてあるのが目視で確認できます。
あとで調べたら、台湾の運輸会社で、以前乗ったエバー航空も同じ系列だそう。
しかも、この旅行後1週間の間に、EVERGREEN のコンテナを運ぶトラックを2回も近所で見かけました。

防波堤の内側へ。このあたりはもう海ではなく川？とにかくドブ臭い。
陸地は製鉄所、火力発電所などの工場が広がります。

そして、前方に『名港トリトン』と呼ばれる橋が見えて来ました！！


『名港トリトンとは、伊勢湾岸道路にある、3つの斜張橋（名港西大橋、名港中央大橋、名港東大橋）の愛称。最初の着工から17年に及ぶ工事の末、1998年に開通した。』

『3つの大橋は西より赤、白、青のトリコロールカラーで構成されている。「赤」は遠くからでも鮮やかに目立つように、「白」は白鳥の羽ばたきをイメージし、「青」は海と空を表す。』

、、だ、そうです。



この橋をくぐるのが、見ものらしい。

上記のように、橋が3色になっており、どこをくぐるのかなと思っていたら、、

どうやら赤い橋『名港西大橋』をくぐるみたい！！

のちにWikipediaで調べると、、

『桁高さの決定要因は大型船舶の通過に支障が出ないことである。西大橋では名古屋港と苫小牧西港を結ぶカーフェリー「いしかり」（マスト高さ36 m）が最大船舶と想定され、余裕高さ2 mを加えて桁下空間を38 mと決定した』

だって！！！

このいしかりが通過するために、高さが決められたのか！！

余裕がある設計でしょうが、
船から見るとギリギリに感じる。

動画で撮ったけど、4トラベルにどうやってアップするのかわからない。

無事に通過！！
船も橋もとても大きいので、橋を渡るトラックが小さく感じる、、、。

ただいま10時8分。もうすぐ到着！急いで下船準備！！

トリトンをくぐったあとは、部屋に戻ってお着替え、荷物整理、、、、

21時間40分もあったのに、最後は慌ただしく下船です。

フェリーターミナルから最寄りの野跡駅までバス、そこから電車で名古屋へ。

いしかりは、このあと整備され、また19時に仙台へ向けて出発するようです。

さようなら、いしかり。
さっきまであのファンネルの下で海を眺めていたのが嘘みたい。違う世界にいたみたいだ。

名古屋へは、名古屋ウィメンズマラソンで何度も来ましたが、
ご当地グルメのひとつ「カレーうどん」を食べていません。

名古屋の知人に聞いたら、錦にある『めんつるび』がおすすめとのこと。

地下鉄で伏見で降り、徒歩にて。とても暑いです。
昨日は雨の東北で肌寒かったので、温度差にやられそう。

カレーきしめん！！

名古屋のカレーうどんは、カレールーそのものがかかっているみたいだと聞きましたが、、

その通りでした！

私の知っているカレーうどんのつゆは、「カレーライス用のカレーをだし汁でのばし、とろみをつける」
というものですが、こちらは、
つゆが非常にどろっとしていて、だしは感じません。とろみは、片栗粉ではなく、小麦粉のとろみって感じで、「給食で出たカレーシチュー」のようです。
チーズをトッピングできるようで、合うだろうなと思います。

きしめんは、とても幅が広く薄めで、群馬のひもかわうどんみたいです。

具は、豚肉、油揚げ、長ネギ。

うどんのあとは、徒歩で大須を目指します。
既視感のある通り、、、。

若宮大通りの栄三丁目交差点。
名古屋ウィメンズマラソンのコース。ハーフ過ぎたあたりです！

名古屋、何度も来てるから土地勘あると思ってたけど、マラソンコースしか知らなかった(~_~;)

暑い名古屋の街を歩き、どうやら大須に到着したらしい。とても賑わいのある商店街です。

天井があるので、日よけになって助かります。雨の日も傘なしで歩けるので良さそう！

大阪の天神橋筋商店街みたいな感じかな？と思っていたのですが、、

洋服屋さんがとても多いです。
しかも、量販店やブランドではなく、個人店でリメイクやセレクトショップ、、、とても個性豊かな品揃えです。

ここなんて、３軒ならんで洋服屋さんですが取り扱うジャンルが全く違います。

かわいいまねきねこ

どれがメイン通りかわかりません。
どれも賑わっていて、地元の人も観光客も外国人も多いです。

何軒か洋服屋さんを物色してみましたが、個性的でハイレベルな店が多く、購入できませんでした～。

提灯と丸いフォントがかわいい。

からあげや、タピオカ、テイクアウトのお店も多いです。

ちょっと目を惹くお店を発見。
入り口はかがんで入る小さなドアです。
『水曜日のアリス』
という、不思議の国のアリスな店でした。

アクセサリーやお菓子、お茶などがありました。

大須観音に到着。
このときまだ梅雨入りしていないのですが、夏の空です。

お参り。
雰囲気は、かなり小規模な浅草寺って感じです。

どこかでお茶でもしたかったのですが、かなり暑くて疲れてしまったので、早めに帰ることにしました。

予定より、2時間近く早い新幹線に乗ることにします。

そしたら、修学旅行の団体専用車がいました！グリーン車にも生徒が乗っていたけど、席はどうやって決めたのかな？

ホームの売店で、コーヒーと名古屋っぽいおやつを買って帰りました。

今回は太平洋フェリー『いしかり』で21時間40分の旅でした。
二日目はかなり揺れましたが、大事には至らず良かったです！

次はどのお船に乗ろうかな～

いしかりと、作者近影。