2024年6月 韓国コレールパスで行く 江原特別自治道・東海 墨湖 江陵をめぐる鉄道の旅（５）東海 湫岩海辺・燭台岩散策、墨湖到着編

2024/06/17 - 2024/06/17

2024年3月に行った江原特別自治道（旧江原道）正東津 江陵 束草をめぐる旅、思い出の旅行となったので、以前から計画していた6月釜山4日間の旅を滞在日数2日延長し江原特別自治道の江陵と東海（トンへ） 墨湖の旅に変更しました。

今回は6月末で期限切れになる株主優待割引券でJR九州のクィーンビートルを予約しまたが、5月31日に船首から浸水事故が起こり6月1日から6月29日まで（暫定）欠航となってしまいました。
ホテルも決まっていたので下関から関釜フェリーに変更して行く事になりました。

第5回は、東海（トンへ）から路線バスで湫岩に到着。燭台岩や湫岩ビーチを観光、その後路線バス、鉄道を利用して墨湖のホテルに到着するまでです。

今回の旅の目的
（１）釜山で虎川村-ホチョンマウルを観光。
（２）釜山でタッパッコル壁画村を観光。
（３）東海（トンへ）で湫岩 燭台岩を観光
（４）墨湖でノンゴルダムギル壁画村とスカイバレー展望台を観光。
（５）江陵でアルテミュージアムと許筠・許蘭雪軒記念公園を観光。
（６）最新型KTX-青龍（チョンリョン）号に初乗車する。

全日程
今回の旅行記は第6日 3月20日です。
第1日 6月15日（土）
下関(21時00分発）→関釜フェリー船内泊

第2日 6月16日（日）　
関釜フェリー→釜山(8時00分着）
釜山観光
虎川村-ホチョンマウル

第3日 6月17日（月）
釜山駅(7時23分発）→KTX12号→ソウル駅(10時16分着）
ソウル駅(11時01分発）→KTX-イウム843号→東海駅(13時29分着）
◎東海 湫岩海辺・燭台岩観光
◎東海駅(17時38分発）→ヌリロ1831号→墨湖駅(17時46分)

第4日 6月18日（火）　
墨湖灯台
墨湖スカイバレー展望台
墨湖駅(13時6分発）→ヌリロ1825号→江陵駅(13時46分着）

第5日 6月19日（水）　
江陵駅(16時40分着）→KTX-イウム818号→清凉里駅(18時18分着）

第6日 6月20日（木）
ソウル駅(8時58分発）→KTXチョンリョン17号→釜山駅(11時15分着）
釜山駅(12時35分発）→KTX-チョンリョン32号→大田駅(13時56分着）
大田市観光
大田駅19時19分頃発）→KTX55→釜山駅(20時54分着）

第7日 6月21日（金）　
釜山市観光
釜山(19時45分発）→関釜フェリー

第8日 6月22日（土）　
関釜フェリー→下関(7時45分着）

写真は、楸岩（チュアム）ビーチの兄弟岩。

エリア 東海(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

第3日 2024年6月17日（月）
東海駅からバスで楸岩（チュアム）という所に来ました。

ここは楸岩海水浴場や奇岩怪石群、湫岩燭台岩などが有名な観光地です。

ここは綾波台（ヌンパデ）という奇岩怪石が集まる所です。

湫岩燭台岩（チュアム・チョッテバウィ）

ここも日の出の名所になっていて燭台岩と朝日のコラボの写真が有りました。

この岩には東海の伝説があるみたい。

楸岩に住む男と2人の女性の話、居なくなった二人の女性を思いながら男が石になったと伝えられているようです。

これが有名な湫岩燭台岩
燭台（ろうそくを立てる台）ににている事から
「チュアム キャンドルステックロック」と言われる。

楸岩（チュアム）海水浴場

このレインボーの門の先に遊歩道が有りました。

遊歩道の入口。

☆兄弟岩
大きな石と小さな石が並んで見えるので兄弟岩と言われているのかな？

美しい湫岩ビーチの海。

☆湫岩吊橋
海の上にかかる72ｍの吊り橋です。

湫岩吊橋を渡ると湫岩燭台岩や奇岩怪石の綾波台の全容が見える。

湫岩（チュアム）駅
KORAILの駅でホームに行くと駅は閉鎖されていました。

この駅は海列車（パタヨルチャ）という観光列車が停車していたのですが、KORAILが昨年RDC気動車を全廃した影響か昨年（2023年12月）をもって海列車も廃止となりました。

現在東海駅から三陟駅までの三陟線は貨物輸送のみ運行との情報から旅客運行は無くなりへ湫岩海岸の入り口湫岩（チュアム）駅も閉鎖状態となってしまったようです。
海列車でこの湫岩ビーチに来る事が出来たと思うと残念でなりません。


東海線考察情報（2024年10月2日追記）
現在、高規格の電化工事で運休中の東海線（トンヘソン）浦項ー盈徳間とその先の盈徳－三陟間の延長工事区間の開通についての考察です。
現在、盈徳から三陟までをGoogieマップ画像で見ると単線ながら全線の工事は完了しているように見えます。画像が粗いので架線設備までは見えませんが、東海線（新慶州－浦項－盈徳－三陟－東海）の全線開通は意外に早いのかもしれません。
以前に東大邱から浦項までKTXサンチョンに乗車した事もあり、東海線が全線開通すればKTXイウム号あたりの列車が釜山駅から東海駅まで直通運転されるのではないかと予測します。
韓国の東海岸（江原特別自治道）に今回を含めて釜山からソウル経由で旅行をして来ましたが、開通すれば釜山から直接 東海駅や江陵駅方面に行く事が出来るので本当に楽しみです。
開通は2025年1月の情報もありますが、いつになるか正確な情報がありません。
もし最新情報があればご教授いただけると嬉しく思います。

尚、三陟駅が終点で盲腸線となっている東海－三陟駅間の三陟線は盈徳駅から開通すれば接続駅となるため東海線と名称が変更になるかもしれません。

現在の三陟線は海列車（観光列車）の廃止と同時に旅客運行が無くなったのですが東海線全線開通すれば、三陟線区間も再び旅客運行が復活する可能性も有るので再運行となったらまた湫岩海辺・燭台岩に訪れたいと思います。

バス停にバスが停車していたので行き先不明のまま飛び乗りました。

東海駅には行かない事を運転手に確認し（行先不明）、東海駅までの道筋が外れたら下車しようと思いました。

東海駅に到着。

やはりバスは東海駅から外れた道筋となってしまったので、途中で降りました。
それでも東海駅まで20分ぐらい歩いて辿り着きました。

墨湖駅まではヌリロ号に乗車します。

東海駅17時38分発、墨湖駅17時46分着
乗車は本日使用できるKorailパスを使用するのでチケットは購入しません。

入線して来たのが、このカラフルな色のヌリロ号。

この列車、定期運行列車ですが、嶺東線で使用される観光列車「東海サンタ号」という車両でした。

定期運行のヌリロ号なので特別料金は必要ありません。少し得した気分。

観光列車の車両なので車内を散策します。
BOX席の車両。普通のヌリロ号にはテーブル付きのBOX席はありません。

半個室の車内

内装はサンタの装飾やシートの色が変更となっていましたが、当時のO-トレインとそれほど変わっていないみたいです。
このヌリロ号は自由席なのでどこに座ってもいいのですが、当時のO-トレインは特室（グリーン車）扱いだったので少し得した気分！

カフェカー、以前乗車した O-トレインの時、トンネルなどの暗い所を通過するとルーフがスタンドグラス仕様になってとても綺麗でした。

嶺東線の車窓から
寒島（ハンサム）海水浴場

観光列車の車内を歩き回っている内に墨湖（ムッコ）駅に到着しました。

短い区間の乗車でしたが、楽しい時間でした。

どうみても「東海サンタ」号ですよね。

ちなみに東海サンタ号は、江陵から汾川（プンチョン）まで運行している観光列車で前身はO-トレインと言う観光列車だったと思います。
東海サンタ号となったのは、サンタクロースの村として観光地化したサンタやトナカイなどのオブジェが有る汾川駅に行く列車だからだと思います。

ちなみに汾川駅を観光したO-トレインとV-トレインの旅行記はこちら↓
2015年GW O-トレイン V-トレインで行く韓国鉄道の旅（3）V-train O-train乗り鉄編　https://4travel.jp/travelogue/11013242

いろいろな色にラッピングされた観光列車仕様のヌリロ号を見送ります。

墨湖駅に到着。
ホテルまで少し遠いのですが、途中いろいろ見る所が有るのでタクシーは使わずホテルまで歩いて行きました。

墨湖の街並み。

星の王子さまの階段

王子様の階段のようです。
かなり急な階段なので上に上がる気はありません。
展望台があるようです。

ホテルまでいろいろと見どころが多いのでホテルまで歩いて正解だった。

墨湖港のお魚市場がありました。

道路に平行しているので覗いてみましょう。

墨湖港活魚売りセンター
通路の両側に小売りのお魚屋さんが並んでます。

蟹が積み上げられている、いくらなんだろう？

魚市場が終わった所で道路に戻ります。

次に見えてみたのは墨湖魚港のとなりにある東海市水峡水産物流通センター
上の方は展望台になっているみたい。

墨湖の海岸がすぐ見える通りに来ました。
この通りの先に本日宿泊するホテルが有ります。

その先に、海に面したスカイウォークが見えてきました。

「ヘアン展望台」と出ていました。
海に飛び出た海上スカイウォークは韓国に多くありますね！

入場無料の展望台なので行ってみましょう！

ヘアン（海岸）展望台の入口

入口の写真を見るとヘラン展望台のライトアップが綺麗な感じなので、夕食の時にまた来たいと思います。

今日は天気があまり良くなかったけれど、明日以降は天気も回復し墨湖の美しい海岸を見る事が出来そうです。

ヘラン展望台から海の反対側を見ると、すごい形の展望台が有ります。
これは墨湖のトッチェビゴルスカイバレー展望台。

この展望台に入場するため墨湖に来ました。
今日入場の予定でしたが、時間も遅くなったのと天気もすぐれないので、明日に変更しました。

ヘラン展望台から更に先を見ると遠くに今日宿泊するホテルが見えました。

途中には蛸が・・・

駅からだいぶ歩きましたが、今日宿泊するホテルが見えて来ました。

東海ビーチホテル
海が見えるこのホテルに宿泊します。

前日釜山で宿泊したホテルが酷かったのでこの部屋を見てすごい安心感が。

韓国の東海岸に来たら日の出が見たいので海が見えるホテルにしました。

明日は晴れ予報、この部屋から綺麗な日の出を見る事が出来そうです。


2024年9月23日 投稿　

2024年6月 韓国コレールパスで行く 江原特別自治道・東海 墨湖 江陵をめぐる鉄道の旅（６）墨湖港の夕焼けと朝日は本当に綺麗だった編に続きます。

https://4travel.jp/travelogue/11912415