2004/10/26 - 2004/10/27
105位(同エリア116件中)
リュックさん
第5日10月26日(火)インスブルグからオーバーアマガウ
ドイツローカル線(ミッテンバルド線)で
のんびりミッテンバルドで途中下車。
ムルナウ経由でオーバーアマガウへ。
07:30:Lv. ホテル
08:35:Lv. インスブルグ(RB 5408 #22)
09:37:Av. ミッテンバルド 荷物を預け市内観光
・Bahnnhof Str(バーンホッフ通り)
・Rathaus(市庁舎)
・フレスコ画の家並
・Gelgenbau Museum(バイオリン博物館)
13:37:Lv. ミッテンバルド(RB 5416)
14:29:Av. ムルナウ
14:42:Lv. ムルナウ(RB25895)
15:19:Av. オーバーアマガウ
15:30:Av. Hotel Wittelsbach, 市内散策
・村外れのEttalestr(エッタール 通り)にある
「赤ずきん」{ヘンデルとグレーテル」
七匹の子ヤギ」が描かれた民家を見学
第6日 10月27日 オーバーアマガウからホーエンシュバンガウ
10:38:オーバーアマルガウ発(Bus 9606)
11:58:ホーエンシュバンガウ着
・
-
第5日 ■10月26日(火):オーバーアマガウ
10時35分 :インスブリュック発(RB5408 #22)
12時29分 :ムルナウ着
12時34分 :ムルナウ発
13時10分 :オーバーアマガウ着
今朝は密雲不雨。
インスブルックからムルナウまでローカル線(ミッテンバルド線)で
のんびり南ドイツ・アルペン街道を行きドイツに戻る。
ムルナウで乗り換えオーバアマガウまで各駅停車の列車で旅をする。 -
ホテルで頼んだタクシー.の運転手さんは女性で美人。
重い荷物を積み込むのは男の仕事とばかり、自ら積み込む。
我々の列車はローカル線であるのでインスブルック駅の外れに
隠れるように停車していた。
この列車は一等車が連結され、座席はコンパートメントだった。
駅では曇り空で、周囲の山々が見えなかったが、
出発して間もなく雲に切れ間が出来、
周囲の山並みが覆い被さる様に迫ってきた。 -
列車はカラマツ林の中を進み、トンネルをぬけ、橋を渡るうちに、
列車はかなり高度を上げ、車窓から見える民家ははるか下の方に
小さく見えるようになった。
やがて列車は少しずつ下り始め、
ドイツ領内に入りミッテンバルドに着く。
風景はのどかな牧草地帯になり、やがてムルナウに到着。 -
山あいの村を走り抜ける。
きれいな民家が立ち並ぶ。 -
この頃から天候が悪くなり雨になった。
ムルナウで2両連結となる。
一両目の半分が一等車になっているオーバーアマガウ行きの
ローカル列車に乗り換える。
新型車であろうかシンプルで綺麗だ。 -
オーバーアマガウ駅前
運転室のドアは開けっ放しで、
林間地帯に真っ直ぐ敷かれた線路を列車は40分ほど走り、
終点のオーバーアマガウに到着。駅には人影が全くなし。
駅からホテルまでタクシーをと予定していたが、
タクシーがいない。
タクシー乗り場には電話で呼び出しと表示してあったが、
公衆電話がない。
近くのコーヒーショップのようなレストランがあったので、
ここで電話を借りようと、中に入ってみたが誰も居ない。
大きな声でハローと叫んでみたが全く応答なし。
のんびりしたものだ。
我々は携帯電話を持っていないのでお手上げ。
しばらく駅でボケーッとタクシーを待っていたが来る気配なし。
仕方が無く、小雨の中をスーツケースを
ゴロゴロ引いてホテルまで行く。
市内見学をしている他の観光客は我々の姿を見て
びっくりしている様だ。
やっとホテルに着いた。
ホテルは壁画が描かれた民家が立ち並ぶ街の中心部にあり、
あちこち見学して歩くのには便利な場所にある。 -
Hotel Wittelsbach(HP借用)
やっとホテルに着いた。
ホテルは壁画が描かれた民家が立ち並ぶ街の中心部にあり、
あちこち見学して歩くのには便利な場所にある。
ホテルのフロントはアルバイトだろうか2人の若い女性であった。
我々が入っていってもお互いにおしゃべりをしている。
出された宿泊カードに記入して渡すと
カミサンの生年月日から年齢まで記入するように要求する。
今まで小生のみの記帳でOKだった。
荷物を引き、歩いてヤット辿りついたのに
ウエルカム・メッセージ一つ無く、
仲間とおしゃべりで態度が大柄だったので、
ちょっと意地悪をした。
「カミサンの生年月日、年齢は秘密、記帳したくない」と云ったら、
「奥さんの生年月日が判らないのですか?」とやり返してきた。
「そうじゃない。秘密」。
「では適当な日付けを入れてください」との事。
いい加減だ。
その程度なら記帳を要求しなければ良いのにと思った。
ツインベッドの部屋で広く、シャワーブースも広く使いやすい。
夕食は外で摂り、朝食はホテルで。
荷物を置き市内見学に出る。 -
メインストリート
オーバーアマガウには今回の旅で訪れたい町の一つであった。
この町は中世時代イタリアの交易都市ヴェネチアと
ドイツ、アウグスブルグを結ぶルートの中間点として栄えた。
人口わずか5千人のこの小さな町に
シーズン中は多くの人々が訪れる。
そして、キリストの受難劇が有名で、
1633年から10年に一度上演されている。
中世時代に2度にわたるペストが大流行した。
治療法がわからず「神の祟り」と思われていた。
人々は受難劇を演ずることで神の許しを得ようと考え
今日に至っている。
町のどの民家の軒下にも十字架が架けられ、
家の壁面には様々な宗教的フレスコ画が描かれている。 -
-
オオカミと赤ずきんちゃん
家々に描かれたフレスコ画を見ながら、
村外れのエッタール通りにある民家を訪ねた。
ここには「赤頭巾」、「ヘンデルとグレーテル」
「七匹の子山羊」など童話をモチーフにした
フレスコ画が描かれていた。 -
正面から見ると
ドイツグリム童話をモチーフにしたフレスコ画が
民家の壁面に書かれている
煮ているだけでも楽しい -
ヘンデルとグレーテルのフレスコ画
-
メインストリート
-
メインストリート
-
ホテル近くのレストラン
-
夕食をとる場所を探したが、
シーズンオフで何処のレストランも閉まっている。
駅に近いウルフ(狼)という名のホテルのレストランで夕食をとった。
値段の割には余り美味しくなかった。
でもアフタヌーンティーとして昼に入ったケーキ屋さんのケーキは
大きく、甘みを抑えた上品な味で美味しかった。 -
明日はここからローカルバスでホーエンシュバンガウまで行く。
バスの本数が少ないので、乗り過ごさないように、
バス乗り場を確認しておく。
ホテルの受付番をしている若い女性に聞いたが
怪しげだったのでインフォメーション・センターで
確認すべく場所を地図で見たが、方角が判らない。
民家から出てきた中年の夫婦に道順を尋ねた。
綺麗な英国英語で丁寧に教えてくれた。
インフォメーション・センターでバス停の確認をした。
間違いが無かった。
バス停に貼られた時刻表を見ると確かにホーエンシュバンガウに行く。
安心した。
そこにバスが来た。
観光バスのようで立派だ。
ぼろぼろの古いローカルバスをイメージしていたが違っていた。
でもバスは我々が考えていた方向と反対側から来た。
そうだ!ドイツは右側通行だ!
初めて右側通行を実感する。 -
10月27日
他の宿泊客がまだ寝ているのであろうか
誰も居ないホテルの食堂でビュッフェスタイルの朝食を済ませ、
昨日確認しておいたバス停に急ぐ。
昨夜降った雨は上がり、
低く垂れ込めた雲は山々の尾根に沿って上へ上へと上昇し始めた。
天候は回復するだろう。
昨日、これが我々の乗るバスの停留所かと、
とても信用できなかった素朴なバス停で待っていると
やがてバスが来た。
ほぼ定刻。
荷物をバスに積み込み料金を払ってバスは出発。
乗客は地元の人たちであろうか我々を興味深げに見ている。
旅行客は我々のみの様だ。
このバスはガルミッシューパルテンキルヒェンから
オーバーアマガウなどを経由して
ホーエンシュバンガウからフュッセンまで
約2時間強で結ぶローカルバス。
この情報はドイツバーンのホームページで検索した。
トーマスクックの時刻表には記載されていない。
バスは小さな村々を小刻みに立ち寄り、乗客が入れ替わる。
地元の人たちの生活路線バスだ。
観光地と全く縁のない村々の民家は
手入れが行き届き気持ちが良い。
やがてバスはシュタインガーデンにあるヴィーズ教会を通り
シュバンガウの村に入る。
この頃になると、左手前方の山の中腹に
写真で良く見る城が見え出した。
ノイシュバンシュタイン城だ。
目的地のホーエンシュバンガウの村は近い。
やがて急に大勢の人たちが往来する
ホーエンシュバンガウに到着し、
ここで我々はバスを降りた。
さて、どちらに向かって進めばよいのだろうか、
方角が判らない。
同じような建物が多く、我々のホテルが何処にあるのか。
「多分あそこだろう」とガラガラ荷物を引いて行って見ると
そこは学校。
構内にタクシーが止まっていたので、
ドライバーにホテルの場所を尋ねた。
ドライバーは青年で「休暇でここに来ているので、
この辺は不案内」という。
でも「料金は要らないから乗りなさい。
インフォメーション・センターで場所を聞き、
ホテルまで行ってあげる」という。
あまりの親切さに多少警戒したが、
親切そうな青年であったので、タクシーに乗せてもらった。
彼はインフォメーションセンターで場所を調べ、
我々のホテル、リスルまで送ってくれた。
親切のお礼として5ユーロを差し出すと最初は遠慮していたが、
受け取ってくれた。気持ちの良い青年であった。
ホテル・リスルはイメージと全く反対の方角で、
バス停からかなり坂道を登らなければならないことが判った。
タクシーに乗せてもらってよかった。
ホテル・リスル付近は土産物店やホテルが立ち並び
大勢の観光客が散策していた。
ここに2泊と、ホテルの特別企画参加を予約しておいた。
この企画は「ホーエンシュバンガウ、ノイシュバンシュタイン両城を
他の団体客とは別にプライベートガイド付きで見学し、
夕食はフルコースの特別ディナー付き」である。
ホテルでチェックインし、部屋に案内される。
「特別良い部屋を用意しました」とホテルマンが云うとおり、
2部屋続きの角部屋で、正面にはホーエンシュバンガウ城、
右の窓からノイシュバンシュタイン城が見える
すばらしい部屋だった。
ホテルの受付で、両城の見学は何時にしますかと尋ねられた。
こちらの希望時間で見学が出来ると言う。
ホーエンシュバンガウ城は今日の2時、
ノイシュバンシュタイン城は明日の午前中と希望すると
即「OK!」驚いた。
多くの観光客は村のチケット売り場で
見学の希望時間を申し込んでもなかなか叶わないと聞いていた。 -
Schlosshotel Lisl
10月27日から29日まで2泊する。
・stanndard double room
・朝・夕 2食付き
歓迎特別食ディナー
27日:Bavarian four-course menu
28日:six course-canndle light dinner
・プライベートガイド付き:
ホーエンシュバンガウ、ノイシュバンシュタイン城
・我々はホテル・リスルのスぺシアル企画に参加し、
2つの城をプライベートガイドで見学し、
夜はホテルのダイニングルームで2晩ともフルコースのディナー、
部屋は2つの城が見える角の特別室、
101号室で優雅な2泊をエンジョイした。 -
シュヴァンガウ
・人口わずか4千人足らずの小さな町が世界的に
知られているのは2つの城のおかげである。
一つはバイエルン王国ヴィッテルスバッハ家の
ホーエンシュバンガウ、
もう一つはノイシュバンシュタイン城
・二つとも悲劇の国王ルードヴィヒ2世に深くかかわる
当時ドイツはプロセインが主導権を握り周辺国の
デンマーク、オーストリア、フランスと戦争が続いた。
バイエルン国王は稀代の政治家プロセインの
宰相ビスマルクに振り回されていた。
実権のない国王ルードビッヒは
次第に自分の世界に閉じこもるようになり、
数々の城を築いていった。
「国王は狂気である。
バイエルン王国の国費を浪費している。」と非難され、
その後謎の死を遂げた。
それらの城は高い入場料にも関わらず、
見物客が今も多く訪れ重要な観光資源になっている。 -
我々はホテルで見学のチケットを貰い時間に合わせ、
ぶらぶらとホーエンシュバンガウ城に行く。
時間になったのでゲートをくぐり中に入る。
多くの団体客が一緒になって入城しているのに
われわれの時間には我々二人だけが入城した。
可愛い金髪の美女が城の入り口でニコニコと我々を迎かい入れ、
これから見学のガイドをしてくれると言う。
これがプライベートガイドか。
我々は英語のガイドと日本語のオーディオガイドのチャンポンで
ガイド嬢と色々な雑談をしながら、
時間を掛けて城内をゆっくりそして、楽しく見学が出来た。 -
リビングルーム
-
thronsaal 国王の間
-
dressing room
-
12世紀、当時シュヴァンシュタイン城と呼ばれていた
ホーエンシュバンガウ城。
16世紀まではシュヴァンガウ騎士団が所有し、
その後も何度か所有者が変った。
ナポレオン戦争では、深刻な被害を受け、
1832年、ルートヴィヒ2世の父である
マクシミリアン2世が購入し、ドメニコ・クアリオの指揮の下、
ネオゴシック様式に再建されました。
バイエルン王室は、夏の狩猟の住居として使用していたらしい。
1923年以来、ホーエンシュバンガウ城は
ヴィッテルスバッハ補償基金によって所有。
見学を終え感じたことは
内装は豪華そのもの、ただ、全体的にこじんまりとし、
他所で見るレジデンスと比べると規模は小さい。
国王の別荘としては最高。 -
夕食まで時間があるので村の中をあちこち見て周り、
ウインドウショッピングを楽しんだ。
夕刻になるとたくさんの観光バスが客を乗せ山を下ってゆく。
何時しか、駐車場はガラーンとして人影は疎らになり、
村は急に静かになった。
昼間、馬車を引いて大活躍した馬も背中に布か掛けられ、
今日の仕事を終了し、馬小屋に引き上げていった。
今夜はホテルでリザーブされた席でディナー
メニューは
・クランベリーソースでスモーク鱒
・コンソメスープ
・ビーフステーキ
等 いずれも美味。雰囲気共にgood。
部屋からライトアップされた二つの城を眺め、シャワーを
浴びて、ベッドにもぐりこむ。
今日もいろいろあった。
明日はノイシュバンシュタイン城を訪れる。
あちこちのホテルの窓に明かりが灯り、
屋根の煙突から煙が立ち昇る。
両城はライトアップされ、夜霧に映えてとても幻想的であった。
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