![2018年、駐在生活2度目のクリスマスを迎えますが、困ったことに予定無し。しかしせっかくの4連休、無駄にするのも忍びない。<br /><br />日本ではクリスマス何して過ごす?刹那、私の脳裏にあの曲が流れました。<br /><br /><br />【クーリスマスがこっとーしーもやーってくーるー(まりや】<br /><br /><br />そうだ。日本男児たるもの、クリスマスは例の店でアレを買わねばならぬのだ。アメリカ人に「日本人はクリスマスにアレ食うよ」なんて言ったらバカにされるのは確実だが、そんなこと日本男児には関係ないのだ。己のDNAに従うのだ。<br /><br />ということでケンタッキー州まで買い出しに出かけます。<br /><br />※この旅行記は当時を思い返しながら、2024年5月に書いています<br /><br />【DAY1+】https://4travel.jp/travelogue/11903568<br />【DAY2】https://4travel.jp/travelogue/11903936<br />【DAY3】https://4travel.jp/travelogue/11904100](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/90/39/650x_11903936.jpg?updated_at=1717086913)
2018/12/22 - 2019/12/24
59位(同エリア75件中)
tangerine23さん
- tangerine23さんTOP
- 旅行記19冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 2,067アクセス
- フォロワー1人
2018年、駐在生活2度目のクリスマスを迎えますが、困ったことに予定無し。しかしせっかくの4連休、無駄にするのも忍びない。
日本ではクリスマス何して過ごす?刹那、私の脳裏にあの曲が流れました。
【クーリスマスがこっとーしーもやーってくーるー(まりや】
そうだ。日本男児たるもの、クリスマスは例の店でアレを買わねばならぬのだ。アメリカ人に「日本人はクリスマスにアレ食うよ」なんて言ったらバカにされるのは確実だが、そんなこと日本男児には関係ないのだ。己のDNAに従うのだ。
ということでケンタッキー州まで買い出しに出かけます。
※この旅行記は当時を思い返しながら、2024年5月に書いています
【DAY1+】https://4travel.jp/travelogue/11903568
【DAY2】https://4travel.jp/travelogue/11903936
【DAY3】https://4travel.jp/travelogue/11904100
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前日はこちら。
【DAY1+】https://4travel.jp/travelogue/11903568
しとしと雨降るケンタッキー州、本日はチキチキバーボントレイル猛レース、またの名を蒸留所いくつ巡るかチャレンジを開催します。
要は買い出しですので、見学ツアーには一切参加しません。ご当地まで行ってそんなこと有り得ます?有り得るんですバカだから。
そんな訳で各蒸留所の雰囲気だけお伝え致します。すんません参考にならなくて。
1軒目は小川の流れる閑静なロケーション。黒い外観に差し色の赤がおしゃれなこの蒸留所。 -
メーカーズマーク蒸留所。私の大好きな銘柄を1軒目としました。
【Maker's Mark Distillery】
http://www.makersmark.com/distillery
https://maps.app.goo.gl/TzaWvJKLCu5cKf639
ジャックダニエルとか角瓶とかより少しだけお値段高めなので、プチ贅沢したい時に買ってます。
創業者のBill Samuels Sr.がこの蒸留所を買い取ったのが1953年、初めての製品出荷が1958年だそうです。比較的新しめ。
ちなみに看板左下の「S IV」というロゴ、ボトルのラベルにも同じものが印刷されています。調べたら、創業者のBillさんがSamuels家の4代目蒸留職人であったことに由来するそうな。へー -
ここのトレードマークはボトルトップの「赤い封蝋」。
封蝋と言えば、手紙を閉じる時にペタリ、というイメージですが。メーカーズマークでは酒瓶1本1本を手作業で封蝋します。
ちなみにこの蝋封は創業者の奥さん、Margieさんのアイディアだそうです。他にも瓶とラベルのデザイン、「メーカーズマーク」の名付け親もMargieさん。多才。
ギフトショップには封蝋体験コーナーもある様でした。残念ながら私達はケツカッチンなのでスキップ。 -
全体的に小洒落てる。絵画もある。
バーボンには普通、コーンの他にライ麦を加えるのですが、メーカーズマークでは代わりに赤冬小麦(Red Winter Wheat)を加えます。
創業者のBillさんは材料の配合を変えながらパンを焼き、どれが一番美味しいかでレシピを決めたそうです。 -
コラボボトルがたくさん飾ってありました。これはキーンランド(Keeneland)っていう競馬場とのコラボで、優勝馬がデザインされているらしい。
-
なにやら可愛らしい消防車。酒樽燃えたら大変ですから。
封蠟体験もできるメーカーズマーク、意外と女子ウケを狙ってるのかもしれません。 -
2軒目はバーボン熟成庫が団地の様に立ち並ぶエリア。
-
ヘブンヒル蒸留所です。
【Heaven Hill Distillery】
https://heavenhilldistillery.com/heaven-hill-bourbon-experience.php
https://maps.app.goo.gl/okVdjZZYyozHiuBY8
1933年、禁酒法撤廃直後に、Shapira兄弟によって創業されました。1935年に最初のウィスキーが樽に詰められましたが、もちろん熟成するまで売ることは出来ず、我慢の4年間。
創業時にお金を出した投資家は我慢できず、Shapira兄弟に事業の買い取りを要請。以降家族経営となり、アメリカ最大級の規模まで成長したそうです。 -
歴代のMaster Distiller(日本語では杜氏ですかね)はかの有名なBeam家出身。お酒飲まない人でもジム・ビームは聞き覚えがあるのではないでしょうか。
バーボン業界、割と横のつながりあるんですね。 -
ちょっとしたビジターセンターがあります。発酵タンクの模型。
この蒸留所ですが、1996年に大火災が発生。約9万バレル、1400万リットルものアルコールが燃え、「炎の川」が流れたとかなんとか。地獄。
幸い死者・怪我人はおらず、1935年から使われている酵母も焼けた建屋から救出できたそう。 -
火災の後、先述のジム・ビーム蒸留所などに助けてもらいながら生産を続けたそう。やはり横のつながりが強い。
その後、1999年にルイビルのバーンハイム蒸留所を購入。改修を経て、今ではむしろ火災前より生産キャパがあるのだとか。
この模型はたぶん改修前のバーンハイム蒸留所? -
ということで次の蒸留所は…(ちょっとロゴ見えてますが)
-
先述のジムビーム蒸留所。言わずもがなの超有名ブランドです。
【James B. Beam Distilling Co.】
http://www.beamdistilling.com/
https://maps.app.goo.gl/aE35ZsVdYuWNWaAB6
Beam家は今や8代に渡りウィスキー作りに携わっているとのこと。初代Jacob Beamはドイツからの移民で、アメリカ独立直後の1780年にケンタッキーに移住したそうです。
最初のウィスキー販売は1795年頃。歴史のふかみがつよい。 -
ちなみにこの画像のおじさんは4代目James B. Beamです。初代じゃないんかーい
というのも、禁酒法の時代、それまで4代続いた蒸留業も廃業せざるを得ませんでした。禁酒法撤廃後、事業を再開させたのが4代目、通称「Jim Beam」という訳です。 -
蒸留所の模型。こういうごちゃっとしたジオラマ、たまりませんな。
-
ジムビームって意外と色んなブランドつくってんだなー
画像右上のブッカーズ(Booker's)は、7代目Booker Noe(Jim Beamの孫)によりジム・ビーム初の樽直出しプレミアムバーボンとして販売されました。
とてもおいしいです(小並感 -
ラッピングされたバスもいい感じ。ツアー参加しないんで乗れませんが。残念。
余談ですが、ジムビームも2003年、2019年と火災が発生したとか。蒸留所結構燃えてんな。 -
相変わらず微妙な天気ですが、こちらが4軒目。
-
引き続き超メジャーどころ、ワイルドターキー蒸留所。
【Wild Turkey Distillery】
http://www.wildturkeybourbon.com/
https://maps.app.goo.gl/gbXQGj7BjPGD7PZcA
歴史は1869年、Ripy兄弟が家族経営の蒸留所をオープンしたところから。
1893年のシカゴ万博にて、オースティン・ニコルズ社により「ケンタッキーを代表するバーボン」と紹介されたことで有名に。 -
他の蒸留所と比べるとかなりモダンで洗練された外観と思いました。シュッとしててかっこいい。かなり観光客意識してると思われる。
ちなみに名前の由来ですが。1940年、オースティン・ニコルズ社の幹部が、あるバーボンを持参して七面鳥ハンティングに出かけました。
仲間にそれを振る舞ったところめっちゃ好評で、「またあの例の七面鳥(Wild Turkey)をくれ!」とめっちゃ言われたのが始まり。だそうです。 -
ちなみに、ワイルドターキーのレシピは、コーンの割合を出来るだけ低くして、ライ麦・大麦麦芽の割合を高くしてるんですって。へー
あとここも2000年に燃えてる。お前もかーい -
5軒目。そろそろ閉店時間が気になる時間帯。
-
黄色い建屋が小洒落てるフォアローゼズ蒸留所。
【Four Roses Distillery】
http://fourrosesbourbon.com/
https://maps.app.goo.gl/GhXy2nFNNpJUyFy18
アラモ砦とか、エルパソにある古い教会とかを彷彿とさせる外観です。今回行った蒸留所で一番ファンシー。 -
黄色ラベルのフォアローゼズには大変お世話になりました。安くて美味い。1ヶ月に1本は飲んでた。
画像はブランコ。雨で濡れてるから乗れない。 -
2018年時点で130周年を迎えたとのこと。
創業者のPaul Jones Jr.がこの「Four Roses」ブランドを商標登録したのが1888年だったそうです。名前の由来については諸説あるみたいですが、公式ページでも明言しておらず不明。 -
禁酒法時代、薬としてウィスキーを生産することを許された数少ない蒸留所の一つだそうです。
日本ではかなり売れてると思われるこのブランドですが、1950年代終わりから2002年まで、欧州・アジアにひたすら輸出されてたとのこと。その間アメリカ国内での販売は無し。
当時の親会社シーグラムの方針だそうですがなんか不憫。 -
6軒目。ふつーの蒸留所は17時には閉まるのでここが最後です。
-
バッファロートレース蒸留所に辿り着きました。
【Buffalo Trace Distillery】
http://www.buffalotracedistillery.com/
https://maps.app.goo.gl/AmNDbn15CbnCUdyFA
この蒸留所、「アメリカで最も古い蒸留所」を自称しており、1775年にこの地で蒸留を始めたとかなんとか。とはいえ、この「バッファロートレース」という名前でバーボンを販売し始めたのは1999年とのこと。 -
確かに風格のある建屋に感じます。気のせい?
この蒸留所もフォアローゼズと同じく、薬用ウィスキーの生産許可を受けたお陰で生きながらえました。当時の名前は「ジョージ T. スタッグ蒸留所」。 -
「バッファロートレース」という名前は、この蒸留所の隣を流れるケンタッキー川を、古代より渡っていたバッファローにあやかっているそうな。
ちなみにこの蒸留所も1882年に燃えてるそうです。やっぱ蒸留所って燃えるんやな。 -
バッファロートレースギター。いい匂いしそう。
-
ということでチキチキバーボントレイル猛レース、記録は6軒でした。結構頑張ったんじゃないだろうか。
健闘を祝し、レキシントンのどこかで山盛りムール貝。 -
乾杯。ウィスキーじゃないんかーい
-
本日の戦利品です。そこら辺の酒屋で買えそうって言うな。
とはいえ一番左のメーカーズマークだけは結構レアでは?封蝋が赤+緑のクリスマスツートンカラー仕様。
クリスマスの買い出しという目的は完璧に達成されたと言って良いでしょう。 -
という訳で忙しかったDAY2も終了。
本日の走行距離は約200マイル(320km)でした。
次回に続く。
【DAY3】https://4travel.jp/travelogue/11904100
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アメリカ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2018年12月 ケンタッキー州2泊3日の旅
0
35