エジプト親子旅10日間

2024/03/27 - 2024/04/05

春休みに息子くん（中１）と親子旅。遺跡だけではなくビーチも楽しめるようプランしてみました。最近は旅行しても旅行記全然書いていなかったのですが、エジプト旅行、特にラマダン中のことはあまり情報が無かったため、これから計画される方の一助になればと思い、備忘録もかねて作成しました。

ギザ　1泊
↓
ルクソール　3泊
↓
ハルカダ　2泊
↓
カイロ　2泊

エリア エジプト

成田21:50発カタール航空でドーハ乗り換えカイロまで。初めてカタール航空を利用。公式HPから1人14万円でした。機内のイヤホンは自分で持参したものを使う派なのですが、カタール航空は２つ穴の仕様で、付属のイヤホンを使うしかなく(涙。ノイズキャンセル無しで映画観るの辛かったです…。

ドーハ着。シンガポールのチャンギみたいな大きくて素敵な空港でキラキラ感すごい。

息子君、お腹がすいたと言うので、カフェでマフィンとラテを購入。カタールの通貨分からないね～と言いながら後で日本円の明細を見たら、マフィン700円、ラテ1,000円という…。物価高！

カフェでのんびりしてから搭乗口に向かい、カウンターで搭乗券を見せたら、再発行するからと言われて出されたのが、まさかのファーストクラスの搭乗券。こんなウルトララッキー起こっていいのか…。我が家は上級会員でも何でもないただの一見さんなのに…。が、今後ファーストクラスなんて乗れる気がしないので、思いっきり満喫することにしました！

これは朝食のメインでオムレツをチョイス。メインの前の前菜も美味しかったです。私はシャンパンを3回おかわりしてしまいました…(苦笑　息子君はフレッシュジュースの後にモクテルを頼んでました。

夢のようなフライト時間はあっという間に終わりカイロ到着。入国前にビザをカウンターで購入し（1人25ドル:カード可）、入国後にATMで2000ポンド（6,000円位）をキャッシング。我が家はこれで追加キャッシングすること無くちょっと余りが出るくらいでした。町やホテルなどでATMたくさん見かけたので（カイロ•ルクソール•ハルカダ）、両替よりも必要な時にキャッシングが便利で経済的かと思います。USドルも300ドル持っていきましたが、ホテルチップと紅海の国立公園利用料、ウーバー以外のタクシー（ドル払指定）のみで50ドル程度使っただけでした。ローカルスークやローカルレストラン以外ではほぼカード払できる感じです。
ホテルまではトリップアドバイザー経由で空港送迎を手配。初日は疲れてタクシーと交渉する元気がないと思い、ホテルに事前に聞いたら片道90ドルと高額だったので諦め、トリップアドバイザーの評価の高い業者さんに依頼。到着時刻が1時間位遅れても、ちゃんと待っていてくれました。

1時間程でギザのマリオットメナハウスに到着

マリオット メナ ハウス カイロ ホテル

部屋の準備が出来たら知らせるのでクラブラウンジで待っていて、と言うことだったけど、特に眺望がよいわけではないので、ちょっとお茶してからプールへ移動して待つことに。

息子君はパラソルの下でガッツリ昼寝してました～。私も本を読んだりまったりしていたものの、気がついたら1時間も経っている！忘れられていることを確信しレセプションに確認に行ったら、大急ぎで対応してくれ、予約していた部屋より広くてよいお部屋にしておきました！と。大して待ってないのにありがたい結果に。

ピラミッド真正面の部屋、素敵！
ベッドでゴロゴロしててもピラミッドが見えました。この後、ホテル周辺を少し散策し、ガソリンスタンドに併設のコンビニらしきお店へよって夕方遅めランチ。如何せんラマダン中なので、普段朝から開いてるお店も、この時期は14時～夕方位からしか開かないようです。ホテル内のレストランは通常営業だったので困ることはなかったですが。

ホテルのレストラン。
朝食会場もここでした。

グリルチキン&ライスとモロヘイヤスープ

バジルのペンネ（白いのはモッツァレラチーズ）
オリジナルジンジャーエールとフルーツカクテルを入れて全部で31USD（4800円位）でした。かなりいいお値段な気が…。

部屋からの夜の景色。ライトアップされててキレイでした。

翌日、部屋から朝食会場へ向かうところ。ピラミッドみながらの朝食は、やはりエジプト来た実感がわいてよかったです。赤いパラソルのところが朝食会場です。

8時頃、暑くならないうちにピラミッドエリアへ。メナハウスからはメインエントランスを出て右に登り坂を歩いて5分位です。ツーリスト向けの入場料は値上げが頻繁にあるらしく、3月上旬にもエジプトポンドの通貨切下げのニュースが出ていたので、また近いうちにあるかもですね。3月下旬時点では、大人1学生1（大人の半額）でピラミッドエリア+クフ王ピラミッド、7050円でした。13歳（中学生）の息子の場合、国際学生証は不要でパスポートコピーを見せればOKでした。

クフ王のピラミッド入り口付近。エントランスから真正面に見える人が多い所なのですぐに分かります。中は凄く狭くて蒸し暑かったです。

クフ王のピラミッドから坂道を下ってスフィンクスの所へ。目の前に見えているのに近くまで行くには遠回りしなければならず、馬車を利用している人の気持ちが少し分かりました…。とはいえ、気温が30度いかない時期だったので、全然歩ける距離でした。

ラクダもたくさんいました。エジプトは中東ではないので帰国時の検疫も大丈夫なのかも知れませんが、やはりMarsは気になるので私達はパスしました。

昼過ぎにホテルへ戻り、ラウンジでドリンクとデニッシュ等のおやつをいただき、部屋で休憩+パッキングしてから3時半過ぎにホテルをチェックアウト。やはりマリオットのメンバーだと、アーリーチェックインやレイトチェックアウトのリクエストが通りやすいので便利だなと、今回の旅行を通して感じました。マリオットグループに縛られて旅先のホテルをチョイスするのは好きではないのですが、泊まりたいところがあった場合はメリット大きいですよね。
ホテルからUberで空港へ行こうとするも、キャッシュ払へ変更依頼があり、断ると全然車が動かず来てくれないので、ホテルのタクシー乗り場の叔父さんに相談したら、ホテルへ来ていたタクシーに交渉してくれて400ポンドで空港まで送ってくれました。Uberより若干高いけど親切だったしよかったです。
エジプトの空港は荷物チェックが多く、早目に空港へということでしたが、余裕をもって2時間前に着くと、結構待ち時間がありました。ただ、渋滞やセキュリティチェックの混雑は読めないので、ギリギリで焦るよりは早目が安心かと思います。
18:50発エジプト航空でルクソールへ。Trip.comから予約して1人13,000円。

20時頃ルクソール着。Booking.comでホテルを予約していたので、そのまま空港からホテルの送迎も手配。ソネスタセントジョージホテルへ。ホテル内にATM
あってキャッシング可能。

ソネスタ セント ジョージ ホテル ルクソール ホテル

ラマダン中の夜の街は大賑わいでしたが、ホテルから繁華街まで2キロ程離れていたので、夜ごはんはホテルのイタリアンで。ピザとラザニア、レモンジュースとマティーニで1,270ポンド（4,200円）う～ん高い気が…。まぁ仕方ないです。スタッフの方はフレンドリーで素敵でした。

翌日はルクソール西岸観光へ。
ロコタビでルクソール在住の方にアレンジを依頼してみました。セルビスやトゥクトゥクなど、ツーリストが利用しづらいローカル色の強い乗り物の利用と、お土産やさんへの立ち寄りは不要ということでお願いをしました。1日当たり20ドルでした。

ローカルフェリーで東岸から西岸へ移動。その後トゥクトゥクで各所を巡ります。

トゥクトゥクは1日貸し切って800エジプトポンドでした。

王家の谷

ハトシェプスト女王葬祭殿

メディネットハブ

3時頃観光を終え、ロコの方に教えてもらったお勧めレストランへ。ラマダン中も2時半過ぎには営業してました。アイシャとランタンを教えてもらい、こちらはアイシャ。

こちらはランタン。カードも使えるようだったので、今回はこちらに行ってみることに。

息子君はビーフのタジンを注文

私はシシタウーク。イチゴジュースとスパークリングウォーターであわせて595ポンド（1,930円）
美味しくて大満足でした！

夜のルクソールを歩いていたらマクドナルド発見。小腹がすいていたのでバーガーとポテト、スパイシーチキンを購入。全部で1,000円位だったので、地元のレストランよりかなり割高。ラマダン中はお昼の14時頃からの営業になってました。

翌日の朝ごはん用にスーパーでパンとチーズを購入。他に大ミネラルウォーターやスプライト、ハイビスカスティー（20個入パック）を買って86ポンド（280円）ローカルスークはキャッシュオンリーですが、スーパーはカード払い可能でした。

今日は14時半にロコさんと待ち合わせだったので、それまでにネフェルティティホテルのルーフトップレストランでランチ。ラマダン中でも営業してくれててありがたい。

Nefertiti Hotel Luxor ホテル

野菜のタジン

ハイビスカスティーとフルーツカクテル。息子君はエジプトでハイビスカスティーにはまりました。ドリンクと野菜のタジンで830円也。良心的。

ロコさんと合流してセルビスでカルナック神殿へ。ここだけ唯一パスポートコピーを見せても学生料金不可と言われました。12歳までしかダメと…。係の人によるのかも知れませんね。チップを払えば学生料金にすると言われましたが、大人料金を払った方が安かったので大人2人で払いました（苦笑）

柱が印象深かったです

その後またセルビスでルクソール神殿へ。因みにルクソールはウーバーがほぼ使えず、ロコさん曰くインドライブというアプリが使えるそうです。セルビスは1人2.5エジプトポンド（約8円）

中を見ながら夕暮れを待ちます

夕暮れ

日没後のライトアップもキレイでした

2日間お世話になったロコさんとはここでお別れし、ナイル川沿いのレストランで晩ごはん。前菜のフムスやサラダ。生野菜は控え目にしておきました。念のため。

コフタなどのミックスグリル、前菜、トマトスープ、ドリンクで2,020円でした。

欧米人の方はビールお好きな方が多いのか、レストランでアルコールが無いことに残念がっていました。お隣の方々は結局ファンタを注文されてましたね…。お酒好きな方のエジプト旅行はドリンクメニューの下調べ必須です。

翌日はルクソールから紅海沿いのリゾート、ハルカダへ移動。当初Go Busで行こうと思っていたけど（安いので）、到着時間遅れの口コミがかなり多かったので、悩んだけどプライベート送迎へ切り替え。トリップアドバイザー経由で予約し、出発時間も好きな時間を指定できたので、早朝に出発、道が空いているうちにハルカダ着（トイレ休憩も不要だったのでスキップしてもらった）所要時間は3時間15分位だったかな。ルクソールからエナまで緑豊かなナイル川沿いを北上し、エナからハルカダまでは砂漠やら岩山の中を東へ横断するという、私にとってはとても素晴らしい心に残る景色を堪能できました。息子君は寝てましたが…。

ハルカダのマリオットビーチホテル。一番安いお部屋でしたがシービューでした。リゾート来た感あっていいですね。

ハルガダ マリオット ビーチ リゾート ホテル

プライベートビーチは少し狭いです

夕方16:00-17:00は中庭でスナックタイムがあり、軽食とソフトドリンクがありました。クラブラウンジはありませんでした。朝食は海側のレストランが会場でした。

スナックタイムの後、ホテルからちょっと離れた（2キロ位?）海の側のレストランへ。ハルカダはウーバー普通に使えるので便利です。ストローが竹は初めてでした。

タコス（息子君が何故か食べたかったらしい）

ペンネアラビアータ。エジプトはイタリアンのお店一杯ありますね。食事とドリンクで3,170円。

翌日はプライベートボートで野生のイルカに会いに。そしてついでにシュノーケルも。これもトリップアドバイザーで見つけて予約しておきました。

自分達しかいないので、船長が船をちょっと運転させてくれたり、

疲れたら昼寝してみたり…

海から砂漠の景色が見えるというのも素敵ですね

沖で砂浜が隆起している場所にも上陸してみました

そして午後はホテルに戻って、近くのビーチにあったレストランで遅めランチ。リゾート地はほとんどラマダンの影響なかったですね。

ドリンクメニューにカクテルはありますが、大部分のレストランでアルコールの入っていないモクテルでした。ドリンクにクリスピーチキン、カレーで2,840円

のんびりリゾートして、翌日ハルカダ空港からカイロへ戻りました。Trip.comでエジプト航空1人11,000円。ハルカダの空港（国内線ターミナル）は小さいので、セキュリティチェックの回数は多いとは言え、そんなに早目に行かなくてもよかったかなと個人的には思いました。

カイロ空港からザナイル•リッツカールトンへ。タクシーのふっかけ度合いは相当でした…。適正価格はウーバーなので、それで交渉するのがよいかと思います。私が乗ったタクシーのドライバーは、最初1人25ドル（つまり2人で50ドル）から始まり、最終的には2人で15ドルにしてもらい（それでもウーバーより全然高いですが）、暫く走ったところで空港使用料と市税で追加で10ドル必要と言われたので、ホテルに着いて確認してから払うと伝え、ホテル到着後スタッフに空港使用料等の確認をしようとしたところ、やっぱり要らないと言って去っていきました。使用料等は必要なのかも知れませんが、そんなには高くないのだと思います。何はともあれ無事ホテルにチェックイン。ナイル川とカイロタワーが見えるバルコニー付きのお部屋でした。

The Nile Ritz-Carlton, Cairo ホテル

バルコニーからの眺め

夜バージョン

部屋でまったりしていると、フルーツやらスイーツやらナッツやら持ってきてくれ…。こんなに食べきれない！

ホテルの横にある国立博物館へ。ツタンカーメンの黄金のマスクと対面。まだギザの大博物館へは移動されていないようです。

博物館の後は地下鉄でオールドカイロへ。乗車券は窓口に並んで現金で購入。窓口の数も多く回転が早いのですぐに買えました。少し大きめの紙幣しか無かったのですが、お釣りはきちんと帰って来ましたよ。

コプト教会

こちらも教会
私は教会好きなので、もっと早目の時間に来ればよかったとちょっと後悔。夕方4時には閉館を確認しておきべきでした（涙）

オールドカイロから戻って、ナイル川沿いで夕食。ここもカクテルメニューだけどモクテル。食事代3,850円。私達はアラカルトにしましたが、夕方はビュッフェもありました。食後はザマレク方面を少し散策。カイロはとにかく車が凄いので（運転とか排気ガスとか）、先月行ったホー・チ・ミンのバイク集団の方がまだ可愛く思える、と息子もしみじみ語っておりました…。

翌朝、エジプト最終日。朝食なしのプランで予約していたので、当日利用だと1人35ドルらしい。高い…。どうしようか悩んでいたら、ホテルから2人分の朝食をプレゼントします、と。なんて太っ腹！スタッフの方もみんな親切でしたし、とても素晴らしいホテルでした。リッツカールトン、またカイロに行ったら泊まりたい！

朝食後はムハンマドアリーモスクへ

小高い丘の上にあるのでカイロの街が一望できます。車の排気ガスと砂でもやっとしてます。

地球の歩き方に「野菜スーク」とかかれていた通り。ズウェーラ門に続いてます。ローカル色強く、ここは歩いていて楽しかったです。

ガーマアズハル。このモスクは入場の際に女性はヒジャブとスカートを身に付けるよう言われました（入り口で無料で貸してくれます）

最後にハンハリーリへよって小さなラクダの置物と姉弟でお揃いのポーチを買ってホテルへ戻ります。

午後3時頃リッツカールトンをチェックアウトして、空港第3ターミナル直結のルメリディアンホテルへ。深夜1時過ぎのフライトなので、23時にはチェックアウト。私達が利用する第2ターミナルへは無料のシャトルバスが1時間に2本30分毎（00と30）に出ていると説明がありましたが、チェックアウト時にシャトルバス利用したいと伝えると、すぐに乗せて貰えました。その時の状況によるのかも知れません。

ル メリディアン カイロ エアポート ホテル

ホテルにはプールもあり、結構賑わってましたが我々は利用せず。クラブラウンジと部屋でのんびり過ごしました。

夜のカクテルタイム。スナックタイムより少しフードが追加され、アルコールもありました。18:00～20:00だったかな。チェックインの時は説明されなかったのですが、この時間は未成年は利用できないようです。日中と同じように息子と一緒に来ていたら、暫くしてスタッフから説明があったので息子だけ先に部屋に戻ろうとしていたところ、「今回は利用OKです」と言われ結局使わせてもらったのですが…。

エジプトから無事出国し、ドーハ経由で日本へ帰国。あっという間の10日間でした。エジプトはテロへの警戒はありますが、治安自体はいいし、チップの要求や金額のふっかけ方は相当ですが(苦笑)、そういうものだと思ってイエスノーをきちんと伝えれば問題ありませんでした。街の人は基本的に親切で優しいですし、私は大好きになりました！また行きたい！エジプト情報あまり多くないので、これから旅行計画されてる方の一助になれば幸いです。