鼻血が出るほどフルストレスの職場を4年間耐え抜き、4月の人事異動で鉄道の電気設備を保守する現業部門に返り咲きました。これも試練の時と思って異動を強く希望した訳ではなかったですが、やっぱり鉄道が好きで働いているので鉄道の近くで働きたかったんです。<br />事務所で机に座っていると事業計画や予算ばかりに目がいきがちですが、鉄道を保守する第一線に戻ってきて自分の仕事の先には多くの人を乗せた列車が走っている事を、事務所の前にある本線を走る列車を見て改めて認識しました。<br />移動先の職場は8年ぶり2度目ですが、今回の人事異動に合わせて助役と付く職名を拝命したので、前と同じ気持ちで居られないのも事実です。<br /><br />ところが辞令が出た後になって外野が騒ぎ出しました。今、佳境を迎えている大きな案件があり、その仕事がひと段落する5月中旬まで次の職場に行きながら面倒見る事態に...<br />チッ、気づいちゃったか。私はぶん投げる方だから、後は野となれ山となれなので別にいいんですけど。。だいたい私1人にやらせといて、それで人事異動なんてするから。。<br /><br />ちゃんと考えて辞令を出せよって思ったりもしましたが、これ以上続けていたら数多くの仲間のように散ってましたね。<br /><br />前置き（グチ）が長くなりました。<br />今回は2024年3月に開業した北陸新幹線の金沢～敦賀間と、北大阪急行の千里中央～箕面萱野の乗り鉄へ行ってきます。<br /><br />このページでは、北陸新幹線と北大阪急行の延伸区間に乗車して、東京へと帰ります。<br /><br />3月29日<br />青春18きっぷ <br />日暮里→高山　538.5km　8,910円相当<br /><br />宿<br />スパホテルアルピナ飛騨高山<br />朝食バイキング付きプラン（税込み）10,300円−クーポン515円−楽天ポイント1,000円＝8,785円<br /><br /><br />3月30日<br />青春18きっぷ<br />高山→富山　89.4km 1,690円相当<br />敦賀→新大阪　133.1km 2,310円相当<br />新大阪→大垣　142.6km　2,640円相当<br /><br />北陸新幹線<br />富山→敦賀<br />乗車券　3,410円<br />新幹線自由席特急券　2,640円<br /><br />大阪メトロ&北大阪急行<br />新大阪→箕面船場阪大前　10.2km 410円<br />箕面船場阪大前→箕面萱野　1.1km 160円<br />箕面萱野→新大阪　11.3km 430円<br /><br />宿<br />アパホテル　大垣駅前<br />6,700円（税込み）<br /><br />3月31日<br />青春18きっぷ<br />大垣→新大久保　415.1km 6,930円相当<br />新大久保→日暮里　10km 178円相当

2024春の青春18きっぷの旅　2号車　北陸新幹線&北大阪急行編

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2024/03/29 - 2024/03/31

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敦賀(福井)

1号車編からの続きです。

高山本線に乗って富山駅に到着し、富山駅で北陸新幹線の乗車券と新幹線自由席特急券を購入しました。

青春18きっぷで新高岡まで行く事もできるのですが、特急券の金額区分は変わらず、乗車券分の400円しか変わらないので富山から乗る事にしました。
新幹線ホームへとやってきました。
12時35分、東京方から「つるぎ23号」となる列車がやってきました。
どこからやってきた？って思って調べたら富山駅の東側に留置線があるんですね。
「つるぎ23号」の2号車自由席に乗車します。
車両はJR東日本のE7系F19編成です。
12時41分、定刻通り富山駅を発車します。
12時47分、新高岡駅に停車するために減速しながら庄川橋梁を渡っていきます。
3月9日に来た時は河原に雪がありましたが、すっかり春の景色になりました。
12時49分、新高岡駅に到着です。
13時05分、金沢駅を発車します。
いよいよ新線区間へ入ります。
13時10分、白山総合車両所が見えてきました。
13時12分、全長558mの手取川橋梁を渡っていきます。今回開業した金沢～敦賀間では最長の橋なんだそうです。

13時13分、小松駅停車の車内放送が流れました。

水田と住宅地が広がる景色は、まるで上越新幹線に乗って越後平野を走っているような感覚です。
JR東のE7なのでチャイムも上越新幹線と同じですし。
13時16分、小松駅に到着です。
13時19分、木場潟をかすめていきます。
この付近は防音壁が低く設定されており、木場潟と後ろに広がる山々を見る事ができます。
13時24分、加賀温泉駅に到着しました。
長岡駅のように通過線があるんですね。
13時27分、石川県と福井県の県境にある全長5,460mの加賀トンネルへと入っていきます。
13時32分、芦原温泉駅に到着です。
13時37分、道路と併用橋である九頭竜川橋梁を渡っていきます。
13時40分、福井駅に到着しました。
隣に見えるのはえちぜん鉄道のホームです。
福井駅を発車して福井の街並みを見ながら加速していきます。
菜の花が咲いていました。

13時49分、越前たけふ駅に到着です。
全長約310mの日野川橋梁を渡って...
すぐに全長約1.5kmの脇本トンネルへと入りました。これを抜けると、次は全長約19.8kmの新北陸トンネル.....かと思ったら、トンネルを抜けません。
あれ？

後から調べたら、脇本トンネルと新北陸トンネルの間の地上区間はスノーシェルターで覆われてるんですね。
北陸トンネルを抜けて敦賀の街へと入っていきます。
14時02分、終点の敦賀駅に到着しました。
名古屋方面の接続列車は14時10分の「しらさぎ58号」で8分接続です。そして本日の「つるぎ23号」の自由席は7割程度の乗車率です。

さて、問題となっている3階新幹線ホームから中間改札を通って1階在来線特急への乗り継ぎ、マニア...間に合うのか？
東京方の自由席からホームを歩いてきました。エスカレーターでコンコースへと降ります。
エスカレーターが混んでます。現在は警備員を貼り付けて、左右に乗るように案内しています。

この時点で時点で到着から1分半経過しました。
多くの駅員や警備員が張り付いていて厳戒態勢のコンコースを進みます。
新幹線改札口は意外にもスムーズに通過。
中間改札を出ると「サンダーバード」と「しらさぎ」の案内に沿って進みます。

そういえば敦賀駅での乗り継ぎに際して動画も作成したそうで、新幹線の車内放送で乗り継ぎが不安な場合は動画で事前学習するように案内されていました。
米原行きの加ぇt...「特急しらさぎ58号」が発車する1分前に在来線特急ホームに到着しました。
事前学習無しの初見でしたが、トイレとか寄らずに普通に歩いてくればギリギリ間に合う感じです。

迷う事は無いんでしょうけど、もし私が北陸地方に住んでいて大阪や名古屋に行くとしたら高速バスだな（笑）

現行の8分乗り継ぎは大阪～福井間の所要時間を3分短縮するための施策で、ここで時間を食うと福井で新幹線整備効果が無くなってしまいます。もっとも、次のダイヤ改正で「接続時間の確保の要望が多い」とか言い訳をするんでしょうけど。。
こうなると大阪～福井間では在来線特急時代と所要時間が変わらなくなる（若しくは延びる）上に、値上げ&乗換えのダブルダメージですね（笑）
「しらさぎ58号」の発車を見届けて敦賀の長城を後にし、在来線普通列車のホームへ向かいます。
下にはサンダバの車両が待機してますが、留置線を設けて特急車両を待機させているんですね。でも、わざわざ新しい施設を設けなくても、敦賀派出があったハズですが。。

誰ですか？敦賀の長城なんて言ってる人は！
（あっ、私か。）

在来線ホームに向かって歩いていきます。
「今こそ福井をかがやかせる時だ。」と福井県のポスターがありました。

いや、こっちは「かがやき」じゃなくて「きらめき」だろ。と、ニカワ鉄は突っ込みを入れてしまいます。
さて、18きっぷの旅を再開します。
網干行きの新快速に乗車します。
14時20分、網干行きの新快速に乗車して敦賀駅を後にします。
下り線を越えて鳩原ループ線へと入っていきます。
ループ線を一回りして敦賀の街並みを見ます。
先ほど分かれた下り線が再び隣に並ぶと新疋田駅に到着です。
近江塩津駅を発車して湖西線へと入りました。北陸本線と分かれていきます。
14時47分、マキノ駅を発車します。
近江今津駅では12分停車して前に8両連結します。
「サンダーバード86号」が通過していきました。
16時23分、新大阪駅に到着しました。

新大阪駅の大阪メトロの改札口へとやってきました。
2024年3月23日に開業した北大阪急行区間の千里中央～箕面萱野駅間に乗車します。
箕面萱野行きに乗車します。
お、ヘッドマークが付けられてます。
箕面船場阪大前駅に到着しました。
なんだ、天井にあるファスナーみたいなのは。
天井には不燃性の幕を張ってるようで、点検口の代わりにファスナーで開けて天井内の設備を点検するようです。円形の柱周りは幕を加工した苦労が伺えます。

天井に金属製のスパンドレルを張るとお金かかりますもんね。
真新しいトンネル内を箕面萱野行きの列車が発車していきます。
トンネルの上にあるのはトンネル換気と、列車火災時の排煙を兼ねたトンネル換気の給排気口です。
縦流換気か。
先ほど箕面船場阪大前駅進入時にガシャン、ガシャンと大きな音をたてながら進入しました。

何かと思って音がした所を見に来たら、サードレールの温度変化による膨張・収縮を吸収するエキスパンションジョイントがありました。これの調整が微妙のようで、思いっきり電車のコレクターシューが強く当たってるようです。
前縁分が凹んでますね。
先端を削ったりして整えないと、鋳物で作られたコレクターシューが割れたりするのではないかと、他人事ながら心配してしまいます。

改札口の脇には延伸開業のラッピングが行われています。
箕面船場阪大前駅です。
長いなぁ....東京に住む人の感覚からすると神奈川東部方面線の羽沢横浜国大駅と同じ感じですかね。（笑）
次の箕面萱野へ向かいます。
途中から地上へ出ました。
箕面萱野駅に到着です。
北大阪急行線、完乗しました。
箕面萱野駅は商業施設に直結しています。
なお、混雑してて何も買えずに帰ります。
北大阪急行のポールスターに乗車します。やってきたのは最新の第7編成で、箕面の自然をアピールするラッピングが行われています。

走り出すと永久磁石同期電動機ドライブの磁励音が、通勤時に乗る電車を思い出してテンション下がりました。。
新大阪へと戻ってきました。
今夜の宿である大垣へ向かいます。
新大阪から旅行記の下書きをしてきました。
鉄道総研の風洞技術センターを見ながら米原駅に到着します。
米原駅では大垣行きに乗り換えて、宿を予約している大垣へと向かいました。

おはようございます。旅行3日目、3月31日を迎えました。
青春18きっぷ5回目は大垣駅で入鋏してもらいました。
まずは特別快速に乗車します。
名古屋駅で降りて、朝食のきしめんです。
きしめんを食べた後、再び特別快速へ乗車します。
熱田駅を通過します。
行きの時から気になっていたんですが、奥のホームにブルーシートに包まれて置いてある物、ホームドアですよね。
どこの駅に設置するんでしょう。
まもなく大府駅に到着します。
この区間では、国鉄時代に名古屋貨物ターミナル駅へ直行する南方貨物線と併せた客貨分離の複々線化を計画していた時期があり、それを見据えて電車線を支持するコンクリート柱と金具（ビームって言います）が整備されていました。
一部区間では軌道整備も行われていました。
それも設置から50年近く経過し、貨物線部分は使われないまま更新時期を迎えました。
写真の左下に切断されたコンクリート柱とビームが置かれています。
思いっきり切れちゃいましたが、浜松から熱海行きに乗車します。
長い静岡地区を前にしてテンションが下がっていきます。東京方は元セントラルライナーの8000番台ですが、211系が乗りたくなる年頃なんです。
13時16分、富士山を見ながら富士川を渡っていきます。
14時05分に熱海駅に到着しました。
熱海では4分接続で小金井行きに乗り換えます。

ちょっと行きたいトコがあるので品川で降りました。
品川から山手線外回りに乗車して...
やってきたのは新大久保にある中華料理屋さんです。ここでシンガポールで食べた麻辣香鍋を見つけて食べにきました。
あー。またシンガポール行きてぇ

この後、帰宅して母親に敦賀に行ってきたと言ったら、「あぁ、やっぱりね。」と言われました。
え？何で分かったの。