2023/05/27 - 2023/05/28
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にゃんこ姫さん
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この旅行記スケジュールを元に
PC内の写真を整理していたら、埋もれていた旅行記が(数多く)
見つかりました。
原因はいろいろですが、健康上の理由とか、PCの不具合とか、
その他の諸般の事情から、そのままになっていたようです。
私の旅行記は、自分自身の記録も兼ねているので、未処理
だったものを極力速やかに書き継いで公開していくことに
しました。
資料として古くなったものも含めて、できるだけ漏れなく
記していくつもりです。
もし興味を持たれましたら、覗いてやってくださいませ。
<(__)>
*********************************
このところ、俄か鉄オタになっています。
「乗り鉄」「食べ鉄」「撮り鉄」、どれも好き♪
赤字ローカル線や老朽化した路線の相次ぐ廃止に危機感を
抱いている昨今です。
折りも折り、JR東日本が2014年から運行していた
「SL銀河」が今年6月で運行終了になると知りました。
東日本大震災の被災地 を元気づけようと、釜石線の
花巻と釜石の間で土日限定で運行されてきたものですが、
客車の老朽化のため、今シーズンで運行を終えることになった
のだそうです。
このラストランに乗るという旅行会社のツアーが企画された
ので、これはぜひとも乗らなくては、と。
こういうのは自分で手配するのが難しいし、三陸の応援にも
なるなら、嬉しいし。
でも、同じことを考える人が多いと見えて、
ツアー催行予定日はすべて満員キャンセル待ち!
ともかく全部の出発日にリクエストを入れて、満を持して
待機していました。
このツアーは1人参加限定という条件で、こういう特別の
企画は思い入れの強い人が多いから、期待半分・諦め半分
の気持ちでした。
それが、最後から2番目の出発日に空きが出たとの
旅行会社から連絡があり、超ラッキー!
※この旅行記は、2023年5月のものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
-
1日目:5月27日(土)
2014年の運行開始から約8年。
いよいよラストランとなる「SL銀河」に乗車します。
まずは、東京発07時56分(上野・大宮経由)の
「はやぶさ103号」で新花巻へ。
わくわく♪
(写真を撮りたかったけど、プラットフォームが
撮れなかった。
まあ、帰りもあるから。)
10時36分、新花巻駅に到着。新花巻駅 駅
-
釜石線のホームに移動します。
-
「鉄道むすめ」の顔ハメがお出迎え。
-
「SL銀河」ラストランのノボリ。
「2014.04~2023.06」と「ありがとう」の文字が。 -
写真は、後で撮る機会が幾らでもあるから、とのことで、
ともかくも列車に乗り込みます。JR釜石線 乗り物
-
私たちは「新花巻」からの乗車ですが、列車の
起点は「花巻」です。 -
客車内。
-
発車後、時間予約で短い「プラネタリウム」の
上映がありました。
1回に数人ずつ小さな部屋に入って、投影を
鑑賞します。 -
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をテーマにしたもので、
小説の中の幾つかのシーンが朗読とともに映し
出されます。
当然ながら、撮影は禁止です。
(実際、撮れないし。) -
乗務員室からガラス越しに・・・。
-
SLが(一部)見られました。
-
隣の車両には売店もあります。
-
売店では、「SL銀河」にちなんだグッズや
ビールなどを売っています。
売り子のおねーさんは、コロナ予防のマスクを
着けています。
この方たちは航空会社の元アテンダントで、
大震災の復興応援のために来ているのだそうです。 -
売店で買い物をしたら、こんなメッセージ・カードを
くれました。 -
途中の駅で、何か所か停車します。
ここ「宮守」は、Galaksia Kajo(ガラクシア カーヨ)
「銀河のプラットホーム」との別名が書かれていました。宮守駅 駅
-
プラットフォームに下りて、「SL銀河」の
車体の撮影ができます。 -
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を
イメージした(らしい)デザインが
美しい。
「SL銀河」のロゴも。 -
SLの乗務員さんたち。
-
この車体とも、もうすぐお別れ
ですね。 -
じっくり見る機会って、なかなかありません
ものね。 -
客車によって、デザインが異なります。
-
可愛い鳥たち。
ガンにフクロウに・・・。 -
乗客の皆さんが戻って来ないうちに、
客車内を撮影。 -
「SL銀河」の乗車記念証です。
-
裏面には、停車する駅の駅名が記されています。
-
列車内で、記念スタンプも押せます。
-
約80分で「遠野駅」別名「Folkloroフォルクローロ(民話)」
に着きました。
ここで1時間のフリータイムがあります。遠野駅 駅
-
停車中の「SL銀河」をカメラにおさめて
・・・。 -
プラットフォームでは、遠野の町の皆さんが
待っていてくださいました。
温かい歓迎ありがとうございます。
嬉しいなっ♪ -
遠野駅を出て、街散歩の始まりです。
遠野には、前にも一度来たことがあって、
ガイドさんの案内で民話の舞台となった
家などを見て、とても心惹かれるものが
ありました。
ただ、何分にもかなり昔のことで、具体的な
場所も詳しいお話も、おぼろげにしか憶えて
いなくて・・・。 -
自由時間が1時間しかないので、自ずと行ける所は
限られます。
一か所だけ選ぶということで、ここ「とおの物語の館」
に決めました。
遠野駅から徒歩10分ほどで、距離的にも手ごろです。不思議な世界 by にゃんこ姫さんとおの物語の館 美術館・博物館
-
これも昔に読んだ柳田国男の『遠野物語』を
再読して、一応予習はしてきたのですが・・・。 -
イチオシ
中に入ると、遠野の民話を描いたパネルが
幾つか展示されていて、絵本のようで楽しい。
これは「座敷童子(ざしきわらし)」のお話。
この地方の方言で書かれています。
「こりゃこりゃ この童子ど
おめたづ どこさ行く?
おらたづ 孫左衛門どんから来た
これから隣の村の 誰それどんの家さ行く」 -
「花咲か爺さん」。
-
ミニチュアで表現されているものも。
「ネズミの嫁入り」です。
後ろの板に、物語が書かれています。
館内は照明が暗めで、字が細かいので、
ちょっと読みにくいのが残念。 -
「河童の話」とか・・・。
-
写真では判りにくいのですが、丸い輪の中に
幾つかの小さな物(皿とか小槌とか下駄とか)が
散らばって置いてあります。 -
どれかひとつを選んで指し示すと、その物に
光が当たって、できた影が物語を表しています。
たとえばこれは「ぶんぶく茶釜」でしょうか。 -
「桃太郎」。
-
「鶴女房」かな?
-
広い場所ではありませんが、館内を歩きながら
楽しく見て回れるように見せ方が工夫されていて
飽きません。 -
民話に関する本や、語り部が話す物語の
録音を聞けるコーナーなどもあります。
この地方の方言で語られる民話は臨場感が
あって、聞きごたえ充分です。
時間がもっとあれば、いろいろ聞いてみたかった
なあ~。
ひとつのお話で20分かかるのでは無理無理!
何しろ、停車時間が1時間ですから。 -
街の中はすっかり今風になっていて、
昔の面影はありませんが、ところどころに
古民家ふうのお店などが残されていたり
して・・・。 -
町の方々が、古き良き時代の風物の
保存に尽力されていることをうかがわせます。 -
以前に来た時は、遠野そのものといった感じの
古民家を訪ねて、祀られている「オシラサマ」
等を見た憶えがありますが。
(『遠野物語』の中でも、私は「オシラサマ」のお話が
一番好きです。)
あれは、どこだったのか・・・。 ※
少なくとも、こんな市の中央部ではないですよね。
※あとで検索してみたところ、私が見たのは市内の
「伝承園」だったと思われます。
(下記参照) -
時間が迫っているので、駅に急ぎましょう。
ところが、道を間違えた!?
ほとんど一本道のはずなのに・・・
ここはどこ?? -
なんとか遠野駅にたどりつきました。
あ~、なんて方向音痴!
乗り遅れたら、どうなることか。
駅前の郵便ポストにも河童が鎮座。遠野駅 駅
-
そばには、こんな貼り紙が。
いわく:
「カッパを探しています
1974年7月中旬頃、遠野市附馬牛町の〇ヶ石川付近で ※
目撃されて以降、遠野市ではカッパが目撃されていません。
カッパの目撃情報を求めております。
カッパの目撃情報は伝承園までお越しください
岩手・遠野 伝承園
遠野市土淵町土淵6-5-1
http://densyoen.jp/ 」
とのことです。
とっても具体的な内容ですね。
どなたか、見かけた方は連絡してあげて
ください。
※〇:画像が不鮮明で、この部分の漢字が読み取れません。遠野駅 駅
-
駅構内のいたる所に、民話にちなんだイラストや
歓迎のご挨拶が。 -
「SL銀河」に再乗車。
煙を吐いています。 -
イチオシ
ヘッド・マークも、かっこいい!
列車はさらに終点の「釜石」を目指して走ります。
ここから約90分。
-
「SL銀河」の売店で買った、遠野市の地ビール
「ゆきちから」。
おつまみには、ちょっと珍しいところで「ほや」
の干物を。
文字通り「珍味」でした。 -
車窓からの風景。
若葉の緑がきれいです。 -
田んぼには水が張られています。
まもなく田植えかな。 -
幾つかの駅は通過です。
-
この列車を撮影している方々も。
-
「上有住(かみありす)」、「陸中大橋」に
停車。 -
ここでも、列車撮影のチャンスがありま
した。 -
駅員さんたち。
-
線路脇の河原でも、大勢の人たちが
こちらを見ています。 -
手を振ってくれている方たちも。
旗らしいものを持っているところを
見ると、ガイドさんでしょうか? -
この方は、撮り鉄?
やはり、いい被写体になるでしょうね。
しかも「ラストラン」だし。 -
終点「釜石」到着です。
釜石駅 駅
-
向かい側のプラットフォームに、
何かいるようです。 -
郷土芸能なのでしょうか。
乗客の私たちを歓迎してくださって
いるのね。 (^_^) -
獅子舞のような踊りです。
-
「SL銀河」見納めです。
「さようなら!」そして「ありがとう!」 -
「こんにちは、釜石。」
釜石駅 駅
-
星空をイメージしたような天井。
青い光で彩られた通路を歩いて駅の
外へ。 -
釜石は、鉄の町。
「新日鉄釜石」は、ラグビーで名高い。 -
今宵の宿「フォルクローロ三陸釜石」は、
釜石駅の目の前です。JR釜石駅に隣接 by にゃんこ姫さんホテル フォルクローロ三陸釜石 宿・ホテル
-
シングルの客室は、こじんまり。
寝るためだけに特化した、最低限に
必要十分なお部屋です。 -
わりと早い時間にチェックインしたので、
近くをお散歩したかったのですが、
少しお疲れめなので、明日に備えてお風呂に
入って休息することに。 -
夕食は、ホテルのレストラン「カマイシテラス」で。
三陸産のホタテや岩手県産の和牛など
季節の食材を使った和食膳を。
全体に派手ではないけれど、
地元らしい料理で、こういうのも
いいかな。 -
メニューです。
-
レストランは窓が大きくとってあり、明るくて
いい雰囲気です。
(コロナ流行時とあって、各テーブルは透明な
パネルで仕切られていますが。)
旅先では、その土地の食べ物や飲み物を
味わってみることにしています。
岩手の地酒「本醸造・浜千鳥」。
ビン詰直前に加熱処理した冷酒用
「生貯蔵酒」です。
飲みやすい。 -
デザートは、「ミルクレープ」。
これ、好きなんです♪
日が暮れてから、
「今夜、このホテル上空をISS
(国際宇宙ステーション)が通過しますよ。」
と添乗員さんに誘われて、
有志何人かで、ホテルの玄関前で待機
したのですが、雲が出てきてしまって
見られず。
めったにない機会だったのに、残念!
明日は、「三陸鉄道リアス線」に
乗車します。
ーつづくー
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旅行記グループ 「SL銀河」ラストランと「三陸鉄道リアス線」の旅2日間
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