青春18きっぷで東海道本線の旅

2024/03/17 - 2024/03/19

大学で仲の良かった仲間たちが、久しぶりに集まろうということになり、3月16日新幹線で広島から上京しました。全国から集まった8人が大学構内や学生街を懐かしみながら巡り、夜は酒を酌み交わして昔話に花を咲かせ楽しい時を過ごしました。

しかし、せっかく広島から東京に出てきて1泊だけでは物足らないので、大阪から出てきた友人と青春18きっぷを使って東海道本線をゆっくり帰ろうという話がまとまりました。二人でほぼ中間地点の豊橋に宿をとり一緒に２日かけて大阪まで帰る、私は友人宅に泊めてもらって翌日一人で広島に帰るという計画です。

思い立ったところで観光をしながら旨いものを巡り、夜は夜で旨い酒を求めて彷徨うという、まるで学生に戻ったかのような鉄道旅を味わってきました。積もる話をいっぱいし、思い出深い旅となりました。18きっぷにありがちな一日中列車に乗り続ける修行僧のような鉄道旅ではなく、適度に観光しながら途中の食事に重きを置く旅です。

なお、表紙写真は行きの富士川橋梁を通過する新幹線から見えた富士山ですが、あまりにきれいだったため帰りは富士見の旅とする計画です。

エリア 豊橋(愛知)

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

同窓会明けの朝です。昨夜は少し飲みすぎました。
さあいよいよ青春18きっぷの旅の始まりです。前日宿泊したホテルの最寄り駅である市ヶ谷駅からスタートします。天気は快晴、前日同様富士山がきれいに見えるに違いないと期待に胸が膨らみます。

市ヶ谷駅 (JR) 駅

東京駅からは東海道本線、普通グリーン席で熱海駅に向かいます。長い旅ですからロングシートは辛い。グリーン料金はかかりますが、進行方向に座るクロスシート、更に2階席だと眺めもいいし、旅行気分が盛り上がります。

熱海駅 駅

二人で話した今日の計画は静岡・日本平で富士山を見るというものでした。しかし途中、三島駅、沼津駅に着いても富士山は見えない。さらに最も富士山に近い富士駅でも空は晴れているのに、富士山だけは雲がかかっている状況でした。
取り敢えず静岡駅で降りてはみたものの、日本平に行く意味がないため呆然としていると、この「模型の世界首都・静岡」が目に留まりました。

静岡駅 駅

そうだ世界的プラモデルメーカーのタミヤ本社には歴史館とショールームがあって、いつかは行ってみたいと思っていたが、今日は日曜日でやっていない。
そこで静岡駅前にある静岡ホビースクエアに行ってみました。ここでは静岡に本社のあるタミヤ、バンダイ（ガンプラ）他ハセガワ等のプラモデルが展示、ショップもあり興味のある人にはたまらない場所でした。

静岡ホビースクエア 名所・史跡

午後1時も過ぎたところで食事場所を探してみると、静岡ホビースクエアの近くに、まぐろ丼が評判の「清水港みなみ」がヒットしました。行ってみると長蛇の列でお昼営業時間の14時までに入れるかどうか、というところでしたが、なんとか滑り込み「天然南まぐろ丼」にありつけました。味、量、値段とも申し分なし、最高でした。

清水港 みなみ グルメ・レストラン

静岡を出発した我々は島田駅で乗り換え、掛川駅、浜松駅を通過して今夜の宿がある豊橋駅に到着しました。

島田駅 駅

今夜はコンフォートホテル豊橋に宿泊します。豊橋駅にも近く新しいホテルで快適に過ごすことができました。まあ寝るだけですけど。朝食もついてお得です。

コンフォートホテル豊橋 宿・ホテル

昨日の夜は中華、今日の昼はまぐろ丼ときたので、今夜は洋食ということで、ホテル近くの「ビストロバル×肉酒場ESPRIT（エスプリ）」とういう店に行ってみました。ここではローストビーフ、蟹サラダ、ペパロニピザ等を注文。

エスプリ グルメ・レストラン

どれも美味しくワインが進みます。特にこのじゃがいもと明太子のアヒージョは絶品でした。

翌日はこの豊橋駅からスタートです。この日も快晴ですが昨日とは打って変わって冬型の気圧配置となり、気温が下がったばかりか、強風が吹き荒れ電車も遅れ気味となっていました。

豊橋駅 駅

電車は蒲郡、岡崎、安城と三河地方を進みます。新幹線では見慣れた風景もゆっくり進むと、いつもとは違った印象を受けます。

名古屋まであと少しですが、我々は熱田神宮へ向かうため、ここ金山駅で名鉄に乗り換えます。

金山駅 (愛知県) 駅

熱田神宮では寒い日ではあったもの、早咲きの桜も咲き始めていました。

熱田神宮 寺・神社・教会

お昼には少し早いけど「ひつまぶし」を食べようと蓬莱軒へ。開店前のこの行列に恐れをなした我々はすごすごと退散するのでした。

あつた蓬莱軒 神宮店 グルメ・レストラン

その後、名古屋駅で昼食と思って下車したものの、ちょうどお昼時とあって駅ビルの飲食店街はどこもいっぱい。旨いものは喰いたいが並んでまでは…という我々は岐阜駅まで流れていきました。

岐阜駅 駅

1時過ぎてもうなんでもいい気持ちとなっていた我々は、岐阜駅ビルの中に赤い鳥という岐阜の郷土料理店をみつけたのでした。そこで奥美濃古地鶏　ふわとろ黄金の親子丼を注文。やっと昼食にありつけたのですが、ひつまぶしに比べてグッと時間と財布に優しい食事となりました。

赤い鳥 アスティ岐阜店 グルメ・レストラン

大垣駅で乗り換えの電車を待つうち、歴史好きの友人の提案で関ケ原古戦場記念館に行ってみようということになりました。しかし関ヶ原駅到着直前に月曜日休館が分かり、そのまま通過。

大垣駅 駅

やっと米原駅に到着。新快速を待つホームの気温は5度でした。明後日は春分の日なのに寒すぎる。途中で見た伊吹山は雪を被っていました。
米原駅に直結する米原市役所で休憩させてもらいました。なんでも市役所は令和3年に完成したばかりでピカピカでした。
写真は市役所から米原駅を写したもの。

米原駅 駅

米原から乗った新快速は早い早い。あっという間に京都を過ぎて大阪駅に到着。そこで大阪環状線を使って天王寺駅へ。さらに阪堺電気軌道上町線で阿倍野区にある友人宅へ無事到着したのでした。

天王寺駅前停留場 駅

その日の夜は西成区玉出の「はし本」で、天麩羅と寿司で熱燗をいきます。ネタが新鮮、仕事が丁寧でどれを食べても美味しく、友人と最後の食事ということもあり酒が止まりません。

はし本 グルメ・レストラン

翌日は友人宅から天王寺を目指します。今日は最後の青春18きっぷを使って天王寺から広島まで一気に帰ります。一人なので一度も改札を出ることも無く、天王寺から約6時間で帰りました。

東天下茶屋停留場 駅