御成門、愛宕周辺の史跡、戦跡散策

2024/02/25 - 2024/02/25

今回は、私の出身小学校、中学校の周辺を周りました。

青松寺には、インドネシアのスカルノ大統領が日本語とインドネシア語で揮毫した「故市来・吉住両君の記念碑」があります。
また、裏手の墓地の手前奥には、映画「日本の一番長い日」の宮城事件首謀者達の「国体護持孤忠留魂の碑」、第一次上海事変の「肉弾（爆弾）三勇士三霊」（表紙写真）、「工兵第二十三連隊戦友の碑」などがあります。

エリア 浜松町・竹芝(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

今回のスタートは都営三田線御成門駅です。
東京タワーが見えます。

愛宕の青松寺です。

境内の右手愛宕グリーンヒルズフォレストタワー側に、精進料理 醍醐があります。

醍醐の入口を左に行くと、りっぱな「故市来・吉住両君の記念碑」があります。

インドネシア独立戦争に参加した、アブドルラフマン市来龍夫、アレフ吉住留五郎、に対して 1956年にスカルノ大統領より送られた記念碑（wikipedia）

青松寺の中雀門。先にあるのは本堂です。

本堂の裏に墓地がありますが、この墓地には入らずに、墓地入り口を右奥に行きます。

奥に史跡の石碑群があります。

一番右は「国体護持孤忠留魂の碑」です。

碑の裏側です。
1945年8月15日に、宮城事件を起こした4名の名前が記載されています。
夜中の午前1時に、終戦に反対する畑中少佐（陸軍省軍務局軍務課員）と、上原大尉（陸軍航空士官学校区隊長）が軍刀で、近衛第一師団長森赳陸軍中将を斬殺しました。そして、偽の作戦命令を発令し、近衛兵は皇居の門を封鎖・・・

こちらは「肉弾三勇士三霊」と、銅像（切断され江下武二の像のみ）です。
肉弾（爆弾）三勇士とは、独立工兵第18大隊（久留米）の江下武二（えした たけじ）、北川丞（きたがわ すすむ）、作江伊之助（さくえ いのすけ）の3名の一等兵である。1932年に第一次上海事変で敵陣を突破して自爆し、突撃路を開いた英雄とされる。（wikipedia）

鉄条網の破壊するための破壊筒を持っています。

昭和9年2月22日の日付、説明碑です。肉弾三勇士とあります。

右は「工兵第二十三連隊戦友の碑」
左は「軍馬の碑」など。
工兵第23連隊の所属する第23師団は、悲劇的な師団でした。
創設早々に、1939年のノモンハン事件で壊滅的な損害を受け、その後1944年に満洲からフィリピンに移り、ルソン島でも壊滅的な損害を受けて終戦を迎えました。

工兵第23連隊碑は昭和56年と比較的新しいです。
元々は九州の部隊なので、なぜここに碑があるのかは不明です。

青松寺の山門です。

愛宕グリーンヒルズMORIタワーと東京タワー。

愛宕神社 出世の石段です。
今回は登りませんでした。

ランチは虎ノ門の「東京厨房」で取りました。

東京厨房 虎ノ門三丁目店 グルメ・レストラン

かにクリームコロッケです。

虎ノ門ヒルズ駅が今回の終着でした。