50代リーマンパッカーの初フィリピン紀行　《③　念願だったコルディリェーラ棚田群を満喫(*^^)v》

2024/02/27 - 2024/03/05

気が付けば小生も５０代に差し掛かり、周りを見ると親の介護や子供の進学、更に自身の健康状態等に頭を悩ませている世代。
そんな中今だに２０代の頃同様バックパック担いで旅しているkotetsupatapataでございます。　いいのか？それで
今回はフィリピンを旅しましたが、以前TBSの番組「世界遺産」でコルディリェーラ棚田群を特集したのを視て、是非いつかは行ってみたいと熱望していました。
今回念願叶っての初めてのフィリピンでしたが、あまり日本人が訪れることの少ないルソン島北部を回ったせいか滞在中一人も日本人と遭遇しませんでした。

その③　いよいよ今回の旅のハイライトであるコルディリェーラ棚田群の見学です　メインのバタッド村と翌日は温泉が湧き出ているフンドアン地区のハパオ村へ行きました
あまりにも圧巻な光景が広がり、陳腐な感想しか浮かびませんでした。
この景色を見るがために日々働いていたのであります。

=行程=　★印が今回の旅行記
☆2/27(火)　信州→セントレア→マニラ　GK95便
☆2/28(水)　マニラ→ラワグ→パオアイ教会→ビガン　泊)ビガン
☆2/29(木)　ビガン→バギオ→バナウェ　夜行バス
☆3/1(金)　バナウェ→サガダ→バナウェ　泊)バナウェ
★3/2(土)　バナウェ→バダット村トレッキング　泊)バダット村
★3/3(日)　ハパオ村ライステラス散策→マニラ　夜行バス
☆3/4(月)　マニラ市内観光　泊)マニラ
☆3/5(火)　マニラ→セントレア　5J5038便　信州へ

エリア ルソン島(フィリピン)

その②より続く　https://4travel.jp/travelogue/11889807

フィリピン5日目　3月2日(土)
フィリピンというと南の島で常夏のイメージでしたが、ここバナウェは標高が高く朝晩は長袖シャツで無いと寒くて震えそうでした。
それなのにシャワーはお湯が出ませんでした(*´艸｀*)

宿のテラスからの眺め
朝日がさしてきました。
この景色見ただけでも遥々来たかいがあったものです。

絶景を愛でながらの朝食
うん何て贅沢なひと時(*^_^*)　

朝食代　170ペソ（約400円）

チェックアウトして街の中心にあるツーリズムセンターへ向かい情報収集します。

バナウェ観光センター 散歩・街歩き

トライシクルの料金表
バダット村まで片道800ペソ(約2000円)と決められています。
なのでこれ以上の金額は少なくとも取られないという事です。

バナウェ観光センター 散歩・街歩き

本日はバダット村のライステラスをトレッキング予定。
タッピヤ滝まで行くとなるとガイド代は1200ペソ(約3000円)かかるようです。
出費はデカいですが、ケチっても仕方無いですね。　ガイドは現地で手配するようです。
建物の前にいたトライシクルのドライバーを捕まえて一路バダット村の入口を目指します

バナウェ観光センター 散歩・街歩き

バナウェの町

バタッド村へ向かう途中の展望台からの眺め
これだけでもスゴい!

バダット村の入口サドルポイントに到着
道路はここまでで、ここからは徒歩です。
トライシクルが着くと、一人の男性が寄ってきました。
どうやら彼がガイドのようです。　タッピヤ滝まで少し値切って1000ペソ(約2600円)でお願いしました。

今日はどこかに泊まるのか？と聞かれ、「バダットトランジェントハウスに泊まるよ」と答えたところ、「あれ？今日そこで結婚式やるから、泊まれないんじゃないか」と言われました。
え～そんな事言われても予約しとるんだが…
取り敢えずガイドさんが話ししてくれるみたいなので、先ずは泊まる予定のゲストハウスへ。
ちなみにガイドさんはケーキを持ってます。

坂を下ること20分ほどで村の入口に到着

ここで入域の手続き

いよいよバダット村の棚田が目の前に現れてきました。
もう期待しかありません

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★
そして目の前に夢にまで見た光景が(*´▽｀*)
あ～俺今幸せだ～

バタッド ライステラス 山・渓谷

先ずは泊まる予定のバダット・トランジェントハウスに到着。
ガイドさんと宿の主人らしき方が何やら話しをしていましたが、どうやら予約客がいた事を失念している様子　えっマジ？
でも何とか部屋確保してくれるみたいなので、取り敢えず一安心
大きい荷物を預かってもらい、身軽になって出発します。

★バダット村　ライステラス★
フィリピンのコルディリェーラの棚田郡はルソン島の北部、バナウェ周辺に点在する棚田で、バダット、バンガアン、フンドアン、ナガカダン、マヨヤオという5つの地域にあります。
「コルディレラ」はスペイン語で「山脈」を意味し、山脈に切り拓かれた棚田は、それを全部つなげると地球半周の約2万kmにも及ぶと言われるとてつもない規模を誇ります。

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★
展望台に辿り着きました
田植えは１～２月で苗が植わっているところや、水が張っている田んぼなど様々

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★
この景色を見ていても、「すげ～」なんて陳腐な感想しか言えない自分が悲しい・・

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★
この想像を絶する異次元な棚田群を切り拓いたのは、この地で古くから暮らしている少数民族イフガオ族の人たち。
今から2000年以上も前からこの地を耕し、ほぼ人の手だけで作り上げたという人間離れした神業はもはや畏怖の念を禁じえません。

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★
途中こんなすれ違う事の出来ない小路を歩いて向かいます

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★
反対側の展望台からの景色

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★
ここから一気に下りますが、すれ違いもできない小さな石段が積み重なっているだけです

バタッド ライステラス 山・渓谷

★バダット村　ライステラス★

バタッド ライステラス 山・渓谷

滝へ向かいます。
行きはどんどん下って向かいますが、当然帰りはこの階段をえっちらおっちら上らないといけないのね…
今は考えないでおこう

タッピヤ滝に到着　落差は30mほどだそうです。
滝自体は特筆すべき点は無いですが、日本だとここまで近付ける滝は少ないですね
マイナスイオンたっぷり浴び英気を養った後は、地獄の階段登りが待ってます(TдT)

タッピア滝 滝・河川・湖

12時半過ぎに戻ってきました。　結構脚ガクガクです　日頃の運動不足が身に沁みました
結婚式は宴もたけなわのようです。　
参列者は勿論、村の人や小生のような旅行客まで入り乱れて大賑わいです。
一昔前の日本の結婚式もこんな感じで村中総出で祝っていたのでしょうね
むしろ底が抜けるんじゃないかとハラハラしました(；´∀｀)

食事が振る舞われてました。
部外者なのにいいの？と聞いたら、遠慮せずにどんどん食えと言われたので、ご相伴に預かる事に

正に家庭料理
初めて水牛の肉食べました。　結構硬かったな～
この後ケーキやらライスワインやら色々と振る舞われました。

新郎新婦を囲んで
小生もお祝いの言葉と素晴らしい体験をさせて頂いた謝意を述べました。

午後バダット村の集落をノンビリ散策

バタッド ライステラス 山・渓谷

しばらくビール飲みながら読書したりとボンヤリと過ごしていました。
結婚式の会場ではまだガンガンに音楽が流れていて盛り上がってました

バタッド ライステラス 山・渓谷

フィリピンではどんなに小さな村にも教会と学校はあります。
それに引き換えジャップではどこに行っても、寺社仏閣と老人ホームがあります。

バタッド ライステラス 山・渓谷

イフガオ族の伝統的家屋

バタッド ライステラス 山・渓谷

村の小学校
子ども達が多いと活気があって賑やかでいいですね
それに引き換え少子化の進むジャップは老人ばかりで死に体です

バタッド ライステラス 山・渓谷

この後宿に戻ると「ごめんね～部屋満室になっちゃった～　代わりに親戚のゲストハウスに部屋とったからそっちに移って　この子たちが案内するから～」
と言われました。　こんなハプニングもあるやね(^_^;)
という訳でこちらのゲストハウス「バダット・トップビューポイント・ゲストハウス」にご厄介になることと相成りました
この辺りのゲストハウスではシャワーは勿論、お湯も期待できないですね
冷え込んだ中、手桶で水を浴びました

フィリピン6日目　3月3日（日）
昨晩はかなり激しい雨が降りましたが、明け方には上がったようです
朝雲海が広がっていました
この絶景を眺めながら飲んだコーヒーは最高でした

ところで一つ問題が発生　予定では9時にバタッド村からバナウェへ行く公共ジープニーに乗る予定でしたが、土日は運休との事(*´Д｀)
この日はハパオ村のライステラスへ行こうと考えたのですが、どうしようか宿の主人に相談すると、「うちの甥っ子がバイクでハパオ村を案内するよ～　2,500ペソ（約6,500円）でどう？」と言われました
正直高いな～と思いましたが、折角ここまで来てケチりたくも無いし、ガイドしてくれるなら妥当な金額かな～と思い承諾しました。
朝7時に出発です　この後ちょっとしたトラブルが起きました

バイクは125㏄のスクーターでした。　荷物を背負ってニケツし、バナウェの街を通りフンドアンの街に入りました。
フンドアンの入り口にあるこの管理棟で受付　ここで入域料70ペソを支払った後、ガイド代として700ペソ（約1,800円）が別途かかることを言われました。　「あれ？彼がガイドしてくれるって聞いたんだけど・・」と言うと、「いや、彼はここの地区の人間じゃないからガイド出来ない、現地でガイド雇え」との返答　　困ったな～2,500ペソ払ったからすっからかんですよ・・
まあ出たとこ勝負で取り敢えず先に進みます

フンドアン 観光案内所 散歩・街歩き

少しややこしいのですが、世界遺産に登録されている「フンドアン」ですが、見どころのある個所は、管理棟からさらに20分ほど進んだハパオ村の事を指します
途中の展望台から見たフンドアンの棚田　昨日のバタッド村に比べると、緩やかな傾斜にのっぺりと広がっているイメージです。

ハパオ ライステラス 山・渓谷

途中お兄ちゃんは道を尋ねながら、ハパオ村の入り口に到着
ここから目的地ボギャ温泉までは歩いて目指します　朝まだ9時前だからかガイドらしき人はおらず、こうなら行くとこまでいってダメならそん時考えよることにします

ここでも兄ちゃんが住人に道を尋ねながら誘導してくれました。
こんなあぜ道を通ります
多分彼も人生で初めて来たのだと思います

ハパオ ライステラス 山・渓谷

秘湯ロマンですかね

ハパオ ライステラス 山・渓谷

歩くこと約40分弱で目的地のボギャ温泉に到着
結局ガイド雇わなかったな～

さてお目当ての温泉！　と思ったのですが、残念な事に清掃作業中でお湯を張っているところでした

という訳で足湯を楽しみました
ほんのり硫黄の香りがいたします

元来た道を戻ります　ガイドの件何か言ってこないか心配でしたが、杞憂に終わりました。　結局何だったんだろう？　まあ余計なお金払わなくて済んでよかったけど

バナウェに戻りました
ここは街の市場

両側にゲストハウスや食堂が立ち並んでいます
本日のマニラ行きのバスチケットと引き換え　出発は17：30ですが現在まだ11：30
あと6時間あります( 一一)

こちらの眺めのよさそうなカフェで食事をとります
「セブンスヘブンカフェ」

やはりここでもチキン
チキン　210ペソ
ビール　85ペソ

眺めの良いこのカフェでバスの時間までノンビリ過ごさせていただきました

17：30発ohayami trans社のバスでマニラへ向かいます
チケットはオハヤミ社のHPから予約　880ペソ（約2,300円）
車内は満席でした マニラからは10時間の道のりのようです

https://www.phbus.com/