【東京良爺散歩　Tokyo Easy Sampo　冬の港区】麻布台ヒルズ・東京タワーから～の梅見物の巻

2024/01/25 - 2024/01/25

今日は病院の定期検診。
院外処方の薬をもらいに麻布台ヒルズに行きます。
それでせっかくなのでそろそろ咲いているはずの銀世界の梅を見ようと思いました。

春はそこまで来たかしら～の旅のはじまりはじまり～

エリア 浜松町・竹芝(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

2024年1月25日（木）　晴
【1月25日の歩行数　　未測定】

今日は私の通院している数ある病院の中の一つの病院の定期検診の日。

病院の帰りに院外処方の薬を出してもらいに麻布台ヒルズにやってきました。

なんかすごいなー。

これ、どうなってんの～？

とかなんとか言いながら薬屋さんにきました。

そうごう薬局 麻布台ヒルズ店

今日からここにお世話になろうと考えています

今までの薬局にはちょっと行きにくい状況になってまして～w

まぁ、私がルーズなせいなんですけどねw（←懲りてない）

スタッフはとても親切な若いお姉さんでした。
今度からはキチンとしますのでよろしくお願いします。

この薬局の横には大きな郵便局がありました。

そういえば現在このビルが建っている場所には郵政省の大きな建物があったんですよね。
クラシカルでなかなかかっこいい感じの建物でしたよ。
無くなってしまったのでちょっともったいない気もしますね。

薬ももらったので何か食べて行こうかな～

ここで軽く食べましょう

東京タワーのフードコートに来ました

あれこれ探すのが面倒な時はここに来ちゃいます。

店内は満員。
大部分が中国からのお客様。

やかましいったらありゃしない～w
あちらの国の方々は口に物入れてしゃべる文化なんだねー。
しかも全員テーブルに肘ついて食べてるし～。
トドメが盛大なクチャラー音～～w
クッチャ、クッチャ、クッチャ、クッチャ。

まぁ、文化の違いだからどっちが正解って無いけどね。

今日は
丹波屋 東京タワー店
で食べることにします。

とんかつ屋さんだけどカレーをチョイス。

ビーフカレー　1100円

お肉がトロトロで美味しいです。


私の座った席の正面に中国のファミリーがカレーを食べていたのですが最初にルーとご飯を全て混ぜていました。
例えるなら大阪の自由軒のカレー状態にして食べているんです。
ヘェ～って思いました。

そう言われてみれば、
パスタは日本ではソースを最初に全て混ぜる派と食べながらチビチビ混ぜる派がありますよね。
欧米では最初に混ぜる派が多い感じですもんね。

なんか、新しい発見をした感じです。
真似しないと思うけどw

次にデザートはここで。

サーティワンアイスクリーム 東京タワー店

スタッフさんがいません、、、
しばらくカウンターで突っ立ってました、、、

やっとお兄さんスタッフが奥の扉から出てきたので注文しました。

スモールダブルコーン　600円

ベリーベリーストロベリー
ポッピングシャワー

をチョイスしました。

美味しかったです～～

スタッフのお兄さんはワンオペみたいです。
時々奥に引っ込んでしばらく出てこないこともあり注文にちょっと時間がかかりました。
書類とか色々バックヤードの仕事があるんでしょうね。

まぁ、こちらは急いでないので問題は無かったのですけどね。

東京タワーを出て芝公園に来ました。

ここは 芝公園19号地 (もみじ谷 )という公園です。

芝公園は元は増上寺の敷地でしたが、今ではいくつかに分散しているのでちょっと面倒な公園です。

元々の話は時は江戸から明治になり近代的な公園を作ろうということで1873年（明治6年）に日本全国で25箇所の近代公園が作られたようです。

この芝公園もその一つで増上寺の敷地をそのまま１号地から25号地までの25区画に分けたそうです。
でもその時点では特に整備などはしなかったようです。

この芝公園19号地は1881年（明治14年）に整備されたもみじ谷が起源となるようです。

その後、第二次大戦のアメリカ軍の爆撃で増上寺の本堂、五重塔、霊廟そのほか何もかも全てが灰燼に帰してしまいました。

日光にあるような建物がここにズラリと建ち並んでいた様は、現在の我々には想像もできないほど壮麗だったそうです。
私の祖父母の年齢なら実際に知っているくらいの近い過去の話です。

今となっては非常にもったいない話ですね。
ただ当時のアメリカ軍の攻撃のポリシーはなかなか白旗を上げない日本人の気持ちを削ぐという部分もあったので、こういった精神的な支柱になるものは徹底的に破壊されました。

そういった攻撃対象選定の情報は日系アメリカ人が日本人捕虜から収集したものが多いようです。
日系アメリカ人は日系人とはいっても日本人ではなくアメリカ人なのでその行為は責められるところではないと思います。
問題は捕虜となった日本人が同じ姿かたちのアメリカ人にペラペラ国内の情報を話したことです。


その後1947年（昭和22年）に政教分離の考えから芝公園中心部分の増上寺部分は公園から切り離されました。

それで現在の芝公園が増上寺を取り囲むグリーンベルト状態で残っているという流れです。

1958年（昭和33年）に完成した東京タワーは芝公園旧20号地に建てられました。

ここには紅葉館という会員制の高級料亭があってたいそう人気だったそうです。
紅葉の装飾を施した豪華な内装の和風建築と、紅葉をあしらった着物姿の美人女中たちの接待が評判だったようで文士や政治家たちが、サロンとして頻繁に利用していたようです。
鹿鳴館なき後の政治の裏舞台としても使われたほどだったようです。

1881年（明治14年）にできて以来1945年（昭和20年）にアメリカ軍の空襲で焼失するまで長きにわたって愛されていたようです。

崖に沿って公園を歩いて行くと右手に高さ10メートルの２段のもみじの滝があらわれます。

この公園は2017年12月から2020年2月まで2年以上かけて大規模な修復工事が実施されました。

それで明治の頃にあったこの風景を復元したそうです。

日本で初めての公園デザイナーの長岡安平（ながおかやすへい）さん。

当時公園という概念がない時代にこの方が公園の概念を作り上げたようです。
この方はその後数多くの公園を手がけますが、時代の変遷で多くが原型を失いいまだに当初の形を残しているのはこのもみじ谷だけだそうです。

この公園には紅葉も植えられていてその時期になると名の通りの紅葉谷を見せてくれています。

サラサラを流れる音を聞いていると都心にいることを一瞬でも忘れることができる感じになります。

公園を抜けると東京タワーが背後に見えてきます。

次に来たのが

ザ・プリンス パークタワー東京

の、裏にあるプリンス芝公園。

この辺りはバラ園ですね。

プリンス芝公園からは東京タワーが綺麗に見えます。
最近では麻布台ヒルズも景観に仲間入りしました。

ここは海外からの観光客が結構来ていてここからの風景をバックに自撮りしています。

みなさんよくご存知で。

ここは以前は芝ゴルフ場があったんですよねー。

でも元々は徳川家霊廟の一部だったんですよね。
全部アメリカ軍の空襲で焼けてしまったんですけどね。

ここには２代秀忠の台徳院殿や2代秀忠夫人の崇源院などがあったそうです。
特に２代秀忠の台徳院殿の宝塔は装飾華麗で当時の芸術の粋をつくしたものだったようです。
でもぜーんぶ焼けちゃいました。

次に来たのが今回の目的の場所です。
そろそろ梅が咲いているかと思い来てみました。

都立芝公園梅林

別名銀世界とも呼ばれていますね。

梅はちょっとだけ早く来すぎたようです。
本格的な開花はこれからのようですね。

この芝公園の梅林、銀世界は西新宿３丁目にあった梅屋敷「銀世界」にあった梅のようです。
その頃から評判の梅で歌川広重の絵にも登場していたようです。

その場所が東京ガスのものになり伐採の危機から他所へ移設。
明治４１年~４２年ごろ芝公園の17号地に移植されたようです。

その場所も道路拡張のため再び1966年（昭和41年）に現在の場所に移設という流転の人生だったようです。

現在はお手入れの具合に多少の不安が残る感じもしますが毎年花を咲かせてくれています。
今年はあともう数日後が見ごろでしょうね。
ちょっとフライングしてしまいました。

まぁ、少しですが梅の花も見られたので良しとしなくては。

ではではお薬を持ってお家に帰りましょう。