初めての猿ヶ京温泉

2024/02/02 - 2024/02/03

寒くなると恋しくなる温泉。
今年も夏旅でじゃらんの期間限定ポイントが貯まったのでどうしようかなと宿重視で検討し、クチコミの良い猿ヶ京温泉の三河屋さんにお邪魔することに。
時期は年明けの方が落ち着いた気持ちで行けるかなと2月にしました。

群馬への小旅行はこの4年で4回目か。何気に多い。
群馬は母の実家があって馴染みがある県とはいえ、その実家にはもう何十年も行ってないので…（汗）。
今は都心からのアクセスが適度で、混雑し過ぎない温泉郷がたくさんある「関東の温泉県」というイメージが強いかも。
相対的に見て宿のコスパも高い感じ。再訪したい宿もあるし、まだまだ新しい所も開拓してみたい。

エリア 猿ヶ京温泉(群馬)

行きは期間限定の苗場ホワイトスノーシャトルを利用（写真なし）。
始発からそんなに遠くないバス停からの乗車だったのだけど、バスが10分遅れてちょっとハラハラした。
バスの遅延なんて当たり前とはいえ、本数のない高速バス＋2年前鉄輪温泉で高速バスを乗り逃したトラウマがあるもので…。

乗ってしまえば猿ヶ京温泉まで1本なのは楽ー。
ただ、指定で窓際席にしたら通路側の子が私が乗る時も降りる時も立ってくれず、サービスエリアの休憩で外に出るのも諦めた。

猿ヶ京温泉に着いたら、まずは日帰り温泉：まんてん星の湯へ。11時前に到着。
思ったより小さ目というか、中規模程度のスーパー銭湯という感じ。
入館券は1番短時間なのが3時間で次が5時間。
4時間が良かったのだけど、3時間＋延長1時間より5時間券の方が安かったので5時間券に。

まんてん星の湯 温泉

早速お風呂へ。
行った当初は一番風呂あがりの方が数名いたけど、そのうち貸切状態に。贅沢！！
一人だったので1枚だけ（すみません）。

お風呂は毎日男女入替だそうで、この日の女子風呂は七夕の湯。
一番奥がジャグジーで、その隣はちょっと熱めのお風呂、さらに隣が足湯で、手前が適温なお風呂…という感じ。
赤谷湖は合間からちょこっと見えるかなぁ～くらい。もう一つの方のお風呂だともう少し見えるのかな。

サウナも完備なので入ってみたけど、水風呂はキンキンに冷たくて肩まで浸かれなかった（汗）。
まぁ無理して頑張るものでもなす。旅の疲れと足のむくみをとるのが今回の目的なのでね。

まんてん星の湯 温泉

お風呂をたっぷり満喫した後は、併設のお食事処で昼食。

上州麦豚とんかつ定食。
なかなかボリューミーだったけど、衣がサクサク軽くておいしかった。

ホワイトスノーシャトルで猿ヶ京温泉で降りる人用にここのお食事処の20％割引＋1ドリンクサービスのクーポンを頂いたのでお得に頂けました。

かざ車 グルメ・レストラン

2階の休憩処。
広々してるのにだーーれいない！！
一人でゴロゴロしちゃいました。

休憩処からの眺めは抜群。

赤谷湖がキレイに見えます。
お天気良いなー。

空いた時間でコイン式のマッサージチェアでも使ってみようかと思ったけど、宿にもマッサージチェアがあるんだったと思い出しここでは控えることに。

宿のチェックイン時間が近づいてきたので向かいます。
まんてん星の湯からは徒歩5分ちょっとくらい。

道中にあった手湯。温かかった！

宿に到着。
クチコミで決めた三河屋さん。
ちょっと奥まった入口から風情があります。

大浴場がない分、貸切風呂が複数あるのが売りのお宿。
やっぱり貸切って魅力よねー。「（いつ誰が入ってくるかわからなかったけど）結果的に貸切」とは気持ち的に全然違う。
予約も追加料金もなしで貸切風呂を使える、かつ、こぶりなお宿だから待ったり待たせたりもほぼなしって贅沢ー。こういうのを味わってしまうとね…。

私が行った時期は5つある貸切風呂のうち1つが工事中ということで、少しお安めな値段設定になってました。
私はお風呂が複数あると全部制覇しないと落ち着かない「我ながら疲れてしまう性分」なので、4つもあれば充分かなと。

猿ヶ京温泉　温宿　三河屋 宿・ホテル

お部屋は中2階にある「胡蝶」。
お部屋には拘りがなかった…というか、一人宿泊では中2階の2部屋いずれかしか選べなかったはず。

華美ではないけど、2人までなら充分な広さかと。炬燵もウレシイ。
最初からお布団が敷かれているので、チェックイン後は散らかそうが裸になろうが自由。気兼ねなく過ごせる。

テレビは普通のサイズ。
DVDプレーヤーが通常設置なのは珍しい。

テレビの側に「よろしければお使いください」とお香が用意されていたのだけど、私には使えないライターで残念。
ワンプッシュ式のじゃないと火がつけられないのよ…（汗）。もちろんマッチも無理。

お部屋の入口側（炬燵の手前側）にマッサージチェア。
まぁまぁの存在感（苦笑）。

正直ものすごく良いものではないけど、まぁでもやっぱりこういうオプションは嬉しい。
使い方のコツを掴むのに少し時間が掛かった。

温かいお茶と炭酸せんべい。

洗面台は大き目。

アメニティは雪肌精。
全ての貸切風呂の脱衣所にも置いてあったので、惜しみなくたっぷり使わせて頂きました。

お部屋で一息ついたら早速お風呂へ。
お風呂の空き状況は廊下2カ所のランプでわかります（光っていると使用中）。

クチコミや旅行記を見て、空いてたら即入ろうと思っていた「福寿草」が空いてる！

↓公式HP写真
https://www.yado-mikawaya.com/spa/index.html?selectcatno=001

脱衣所からして大きくておしゃれで綺麗。そして温かい。
貸切風呂のものとは思えないクオリティに早速テンションが上がる。

手前に十字形の内湯があって…うんうん…その奥に丸い露天が…

…ん？
あれ？？

…な、なんか違う…

いや、お風呂は同じ。間違いなく同じ…
でも、なんでしょう。目隠し壁の圧迫感がすごい。
公式写真の枝垂桜のような木はあったとして季節的に花はある訳ないってわかってたし、木々や葉の有無によって雰囲気が違うことは覚悟してたけど、それどころじゃない感じ。
一般人の方が撮られた写真（旅行記やクチコミに掲載されているもの）でも奥に小さな庭がある感じだったので印象がかなり違ってちょっとがっかり。
隣のお風呂工事と関係しているのか、ずっとこういう仕様なのか？？

露天なのに空もほとんど見えず、まだ明るい時間だったのに暗いのも残念。
明るいうちは陽射しを感じながらお風呂に入りたかったので、写真だけ撮って移動！

次に気になっていた「二輪草」が空いていたのでこちらへ。
福寿草より少しこぶりだけど、こちらも綺麗な脱衣所。
シンクの形が花びらみたいでかわいい。

内湯（手前）＋露天（奥）。
湯気で窓が曇ってしまってるけど、内湯からも眺めが良くて良き。

露天のお湯がちょっとぬるめだったので、内湯でよーーく温まってから露天へ。

この露天はイメージ通り！
明るい陽射しを感じられて気持ち良いし、小さなお庭があって圧迫感なし。ステンドグラス調の小窓もかわいい。

湯舟に浸かると空も見えて良いー
浴槽の上には屋根があるから、お天気が悪くても大丈夫。

湯出口には温泉の結晶みたいのがこんもり。

このお風呂はとても気に入ったので、ゆーっくり長湯しちゃいました。

「二輪草」からあがったらお風呂はしご。
お隣の「都の忘れ」へ。

脱衣所は一番こぶり。

窓が大きいので、開けると半露天のようになるお風呂。
洗い場とかは小さいけど、湯船からも小さなお庭が見えるし、ただただゆっくりお湯に浸かるなら悪くないですな。

部屋に戻る前に「月見草」が空いていたのでさらにはしご風呂。
長細い浴槽の真ん中に扉がある変わった形状で、扉を閉めると手前が内湯・奥が露天…って分かれる感じ。

ただこのお風呂も公式写真との違いが…（右が公式）。
光の加減・植物とかじゃなく、お風呂の奥の空間なのよね。
「福寿草」と同じく、目隠しの衝立がバーンっという感じで、これまた一般の方（撮影のプロではないという意味）の写真ともだいぶ印象が違った。

帰宅後に旅館の見取り図をよくよく見たら、福寿草も月見草も浴槽が工事中のお風呂（水芭蕉）向きに設置されてるのね。
目隠し衝立はこの工事の影響なのか、今後もそうなのかでリピートしたいかだいぶ変わるような…。

工事に伴う一時的なものなら公式に説明しておくべきだったのでは？という気がする。
今回、工事中で1つのお風呂が入れないのは承知しての予約だったけど、それによって他のお風呂の景観が変わるとは思ってなかったし。
一時的ではなくこの景観が恒常的に続くなら公式写真は変えるべき。

お風呂メインで宿を選んだので、ちょっとモヤっとしてしまった。

漫画やDVDの貸出場所。
漫画喫茶のようにたくさんある訳じゃないし、ラインナップも古めだけど、まぁサービスなのでね。

この部屋の手前側にコーヒーなどの抽出機があって自由に使えるのも良かった。
アイスコーヒーを淹れてお部屋に戻り、夕食までマッサージチェアで寛ぎつつ頂きました。

お待ちかねの夕食は個室でウレシイ。
ただ、上が開いているのでお隣の会話は丸聞え。
まぁ会話くらいなら良いのだけど、隣の方が体調が悪かったようで、ずっとえづくような咳払いをしていたのが気になってしまった（汗）。

食前酒と先付。
　舞茸の卵巻・八朔と独活の酢の物・胡麻豆腐・白和え・きのこの南蛮

器がかわいくてセンスの良さを感じるバランス。
一口ずつ全部おいしかった。一番気に入ったのは胡麻豆腐かな。

箸置きにかわいい子を発見。

海老しんじょの湯葉巻の入ったお吸い物。
お上品で美味～…

ちょっとリアルな盛り付けのお刺身。
両脇の小皿は湯葉と、群馬らしい刺身蒟蒻。
お刺身が川魚のみなのはちょっと寂しい…

炭火焼プランだったので、溶岩プレートが熱々に。
まずは大きな椎茸と分厚い深谷ねぎ。

上州豚肉をイン。
焼く前のお肉の写真を撮るのを忘れてしまった（汗）。

1人分だと画的に少し寂しいけど、このサイズのお肉が6枚でボリュームは満天。

お肉はあっという間にレア状態になるのですぐ頂けます。
ポン酢・梅だれ・岩塩で。
やわらか～くて美味！深谷ねぎもジューシーだったなぁ。

箸休めは柚子のシャーベット。
オレンジの器がかわいい。

牛肉の赤ワイン煮込み。
炭火焼でお腹は限界に近かったけど、ペロッと頂ける量。
濃厚な味付けもおいしかった。これメインの洋食も頂きたいくらい。

虹鱒の塩焼き。
これまたちょっと迫力のある盛り付け。
尻尾の方にあるのは蒟蒻の天ぷら。

〆は焼きおにぎり。だし茶漬けにして頂きます。
これも一口サイズで、女性でも無理なく完食できる量（ちょっと苦しくはなったけど）で良かった。

丸っこい焼きおにぎりがかわいい。

変に急いだり、逆に間が開いたりしないよう、
食事を終えてデザートをお願いするタイミングをこちらに任せてくださるのは嬉しいお心遣いだった。

デザート。
器に入ってるのはりんごのヨーグルト和え、真ん中のは薄いアップルパイ的な焼き菓子、右上はオレンジ…じゃなくてオレンジゼリー、そして普通のいちご。

満腹×満足でお部屋に戻り、マッサージチェアと炬燵でしばしお休み…。

まんてん星の湯で髪まで洗ってたけど、その後何度もお風呂に入って汗もかいていたので、もう一度髪も身体も洗ってから寝ようと夜のお風呂へ。
明るい時間は写真を撮っただけの「福寿草」へ。

露天側の丸いお風呂はぬるくて寒かったので手前でゆっくり温まった。
整った脱衣所で髪を乾かして…

この日最後のひとっぷろは「都忘れの湯」で。

暗くなると雰囲気が変わりますなー。
お庭のライトアップがもうちょっとあるとまた違うかも。

自動販売機でチューハイを調達してお部屋に戻ります。

テレビでいつも見る番組を見ちゃうと、私～テレビの間は自宅と同じ環境になってしまうのでDVDを借りてみた。
映画とか見る気にならなかったのでバラエティ。まぁまぁ古い。
アメトークは2のみがあった。

ということで、お酒飲みつつアメトーク視聴。
「高田純次と絡みやすい仲間たち」、あまりのくだらなさに声出して笑った。
テレビO.A.は2006年の12月…もう17年ほど前なのか。
確かに時代の流れを感じるわー。このあたりはもう地上波で見ないなっとか、今も見る芸人さん達もみんなわっかいわー＋ほっそいわー…とか。

…そんな感じで夜が更けていきました…

自然と早目に目が覚めて、当然の朝風呂へ。
前日4種類のお風呂に入って一番気に入った「二輪草」へ。

ちょっと曇っちゃってたけど、朝からのんびり貸切露天…贅沢～。

朝風呂から戻ってくるとお部屋の前にクーラーボックス。

中身は飲むヨーグルト。まだ冷え冷えでした。
濃厚でとっってもおいしかった～。

朝食も夕食と同じ個室食事処にて。
この日も隣はえづいていた（汗）。
あそこまで大きなえづきを聞き続けるの初めてだったわ。宿は悪くないけど、食事時にはちょっとキツイ…。
とにかくお大事に。

朝もたくさんのおかずが一口ずつ。やっぱり器がかわいーな。
こういうちょこっとずつ品数勝負の定食って適当な料理が含まれてることが多いけど、ここのはどれもしっかり美味でした。
納豆も大粒でおいしかったー。いつも食べてる安物とは大違い（当たり前）。

朝食全体図。
朝からフルーツまでたっぷり。

左の豚ときのこの蒸し物や赤い器のなめこのお味噌汁は着火剤が点いてたり、
だし巻玉子＋焼鮭や煮物は後から持ってきてくださったりと、
熱々で食べられるよう工夫してくださってたのも嬉しかったな。

朝食後はお部屋でカスカスTVを見ながらのんびりと。
チェックアウトが10時なのはちょっと早いなぁ。もっとゆっくりしたいわー。

そして9:55のバスに合わせてギリギリチェックアウト。
バス停は旅館の目の前。乗る時はちょこっとだけ雪がちらついてました。

バスで上毛高原駅に出て新幹線で帰ることもできたのだけど、あえての遠回り。
後閑駅から在来線で高崎へ。
交通費をけちりたかった訳じゃなく、お目当ては…

高崎パスタ！！
2年ほど前に食べた高崎パスタが忘れらなくてもう一度食べたいなと。
行きに寄るとチェックイン前に微妙な空き時間ができそうだったので帰りにしたのでした。

土曜の12時頃到着だったので、覚悟していた長蛇の列。
クチコミで列の進みは早いと見ていたので、30～40分くらいかな？と思いつつ列に着いたところ、結局約1時間待った…疲れた…。

海老系と迷いつつ、注文したのは1番人気の赤唐辛子とにんにくのトマトソース。
前回と同じののつもりだったけど、帰宅後確認したら前回はトマトクリームの方だったんだな。

飲み物だけつけるよりランチセットの方が安かったのでセットに。
やっぱり多かった～…元々パスタの量が多いものね。
ハーラーパンパンでもー苦しかったー。でもおいしかった～。

はらっぱ 駅ビルモントレー店 グルメ・レストラン

そして高崎線。初めてグリーン車にしてみた。
4年前老神温泉の行きに普通車で行った際（2月）あまりに寒かった＋去年四万温泉の帰りの草津号が運休になった時も普通車乗車で異常に疲れたので、次に高崎線を使う時は絶対グリーン車と思ってたのよね。

やっぱり普通車と全然違って快適だった～。
最初はガラガラだったからリクライニングもできたし、何より温かったし。
2階席で目線が高いのも気持ち良かった。

ただ、Suicaを持ってないので磁気券を買ったのに車掌さんが車内改札をしに来てくれなかったので、私の頭上ランプはずっと赤のまま。
東京に近づくにつれて混んできたのに赤ランプのまま座ってるのが申し訳ないような気分になったりして落ち着かなかった。ちゃんとグリーン券買ってたのにー…。

…と思いきや、今さらながらよくよく調べたらPASMOでもSuicaシステムが使えた??
JR東日本のQAを確認したはずだったのに。なんだー。
また次に機会があれば…っていつになることやら。グリーン車料金も上がるみたいだし、まぁまたその時に考えよう。

JR高崎線 乗り物