昭和のスキー場へタイムトラベル　　　　　　　還暦の望羊荘　　　

2024/01/06 - 2024/01/07

今年も引き続き親孝行な娘とニセコスキーにやってまいりました。
航空運賃の高い正月は外して成人式の三連休。
昔から時々お世話になっている望羊荘に泊まりました。

コロナ明けのインバウンド復活元年、グラン比羅夫はコロナ前に劣らぬバブル復活状態でしたが、望羊荘だけは昭和の時代のままでした（英語表記が増えて食券販売機も入りましたが・・）。

築60年の山小屋で、美味しい食事に暖かい広々とした和室・ゲレンデ＆羊蹄山ビュー（見えなかったけど）でニセコを満喫しました。

スキーの方はリフトが止まるほどの猛吹雪で、写真もほとんど取れずです（ホントは去年活躍したウェラブルカメラを実家に忘れたため）

エリア 比羅夫（ひらふ）(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

関空→（Jet Star）→新千歳→（札樽道）→小樽（1泊）→ニセコ

まずは雪道の高速道路を運転したいというペーパードライバー娘を千歳空港から運転指導！

まずは小樽へ。こちらはほとんど車道に雪無しで雪道初心者でも問題なし。（雪道の練習にはならない・・1月に道に雪が無いなんて、地球温暖化すざまじい・・・）

翌朝、スキーを積んで小樽からニセコへ。こちらは路面は見えているものの轍ぼれ有りの上級者向け。春なら１時間のところを厳冬期なので初心者×安全運転で２時間かかりました。

いつものサンモリッツ大橋を渡ると１泊７２万円とい言われる高級コテージ？？？が見えてきます。

どちらの大富豪が泊まるのでしょうか？
スキー場からはちょっと離れてますが晴れていれば羊蹄山ビューは確かに価値ありますね。でも今回は天気悪かったから大富豪も平民も平等ビューでしたね。残念！

大富豪の心配などしていたので登攀リフト選択を誤って、一発目をフード無しのリフト・今年が最後のお勤め予定のセンターフォーに乗ってしまいました。
（※センターフォーには当然フードが付いていると思ったら実はフードは無かった！！）
やはりいつもの、この比羅夫ゴンドラにしとけばよかった・・・
顔面凍傷になるくらいの吹雪でした。
センターフォーは来年からは１０人乗りゴンドラに生まれ変わるそうです。
センターフォー。今までありがとう、ってあんまり乗ってないけど。
https://www.grand-hirafu.jp/blog/hirafu-news/wp-content/uploads/sites/2/2023/04/221005_C4chang_ENG.pdf

以下センターフォーの公式解説：（熱がこもった解説に激しく賛同・あんまり乗ってないけど・・・）https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000548.000055787.html

「日本トップクラスのナイターゲレンデ」
ナイターは極寒です。十分すぎる厚着をしてリフトを待ちます。センターフォーは、1,700ｍの長距離路線でありながら、フード付きリフトの許認可以前の建設の為フードがありません。乗車中は常に凍てつく風雪にさらされます。その極寒に耐えた者だけが、照明に輝く広いコース・雪面に着地したてのパウダーなど日本トップクラスのナイターゲレンデが味わえます。

二日間、吹雪の中を滑りまくりましたが、悪天候のため今回のニセコスキー写真はこれ一枚！ウェラブルカメラを小樽に忘れてきたのも一因ですが。
それに、せっかくニセコユナイデッドの二日券（全てのスキー場を滑れる）を買ったのに、あまりの悪天候でてっぺんのリフトがすぐに止まりそうな感じで、連絡コースで移動する場合は遭難しそうな感じだったので、お隣のニセコビレッジの山頂リフトを１回滑っただけで撤退。もったいなかった・・・

花園ゲレンデにもルイ・ヴィトン仕様のゴンドラもできたみたいだけど途中のリフトの営業時間が終わってしまって結局、ヴィトンゴンドラも乗れなかった（-_-)
https://hanazononiseko.com/ja/newsrelease/louis-vuitton-niseko-hanazono-2023-12-15
「リフト代、もと取れんかったぞーっ・・・↓下げ↓」

写真取れなかったので昔の私が撮影した旅行記から全景をアップ。
冬の天気の良い時のView は以下からご覧ください。
https://bo-yo-so.com/

泊ったのは最上階（３階）の真ん中の部屋。「羊蹄山ビュー」です。吹雪だったので７２万円の宿の方と同様に何も見えなかった・・・　

カレー・うどん・そば　カタカナ・ひらがな　外国人（中華系含む）は読めるのだろうか？？

さて、今回の旅行記の主役は望羊荘、2014年で50周年だから、今年で還暦ですね。おめでとうございます。
この雰囲気を保って長く営業が続いてほしいです。

まるで本物の山小屋風！って築６０年の本物の山小屋です。

連休中日なのになぜか宿泊客は我々のみ。ゲレンデ下の比羅夫の通りには大勢外人ばかりで店にも入れない「夕食難民」も出ていると報道されているのに、このギャップは何なんだ（＠＿＠）
たぶんAgodaや楽天トラベル経由では予約できないので穴場になっているのだと思われます。望羊荘のホームページからメールか電話した人しか予約できないです。。
ちなみに予約は以下のメールでできます。返事はすぐに来ます。
[e-mail]
ただし以下のホームページの予約フォームは機能していないようでした。
https://bo-yo-so.com/

食堂中央にあるこのストーブは望羊荘の心臓のように赤々と熱を放って、山小屋全体を温めてます（まるでハウルの城のよう）

燃料はコークス！

昔は石炭だったような気がします。でも結構よい色してますね。

晩御飯です。
これで温泉があったら最高なんですが・・・ということで１㎞下ったプリンスホテルに温泉入りに行ってまた今度はゴンドラに乗って戻ってきました。温泉入ってポカポカでしがたが流石に冷えた・・けど鍋食べたらまた復活！

ホッケの開きに、カニ鍋です。一泊二食付一万円・・・。

カニはちょっと前に米子でたらふく食べたところですが問題ありません。

ニセコのど真ん中で地酒「NISEKO」を飲む幸せ！！！
ニセコ・サイコー！！！（ラベルの写真は羊蹄山です！）

これは昼用のメニューです。昼は外国人でごった返して座ることができません。
ニセコのカツカレーが3200円と生ビールが1200円と全国報道される中、望羊荘のカツカレーは1500円！生ビール800円。小樽で食べたら4000円はするカニイクラ丼が2880円。日本の「ゲレ食定価」も下回る価格設定ですね・・・ここはホントに2024年のNISEKOなんだろうか？？さすが還暦の望羊荘はブレないです。

缶ビールだけははちょっと高めかな？まあここまで持ってくるのは結構大変ですね。

1階に降りる螺旋階段。雰囲気良いですが、スキー靴だと転げ落ちる危険もあるけど、歩幅が小さいので逆に降りやすいかも。

「管理人室」というのが昭和な感じですね。

食堂全体が木の温もりを感じる最高の空間です。
ホントにユックリさせていただきました。

３階の客室の廊下です。昭和の民宿です。真ん中のレンガ部分がさっきのストーブの煙突と連結していてレンガがポカポカして暖かいです。

1階には乾燥室も完備。朝には乾いた気持ちいいスキー靴が履けます！

スキーのチューニング台も完備、60年の経験と歴史は素晴らしい。

長期宿泊客のため、洗濯機もあります！

お風呂もちゃんとあります。温泉じゃないけど。いつも下界の温泉に入ってから来るのでまだ入ったことないので次回からは使わせて頂きます。

翌朝！　の食堂の窓からの眺め。
今や超贅沢な木窓の全面窓。
窓の外は蝦夷松かな？トドマツかな。？
新雪30㎝ほど積もってました。

朝食です。ごはんも味噌汁もお代わり自由

朝食から大好物のイクラ丼です。朝ごはんもお腹いっぱい食べました。

一晩、望羊荘に泊まって吹雪の中滑って、翌夕方に駐車場まで降りると車の上には新雪が３０㎝くらい積もってました。小樽では24時間で５０㎝積もって、観測史上最高だったようです。（昔は70ｃｍくらい１日で積もることは結構あったような気もするけど・・ホントに新記録なの？）
とはいえニセコから小樽の帰り道の峠道（赤井川村⇒小樽）で猛吹雪にあって、スピードも出せずに「こりゃあマジで遭難するかも」と思って峠超えを諦めてUターンしたところ、運よく除雪車が来てくれたので、またUターンしてその後を走って何とか小樽に到着。山道は走破できた・・・！が、なんと小樽の我家の車庫入れするときにスタックしてしまいました！！
トホホの大油断でしたね。娘に運転変わってもらって、私が超人ハルクのように車を押して脱出・・・大雪のなか大汗かいて超恰好悪かったです。

翌朝の小樽の家の前はこんな感じ。
ニセコより新雪の積雪が多い！でも軽い雪だったのと、除雪車がタイミングよく来て雪かきの手間が省けて助かりました。除雪車こなければ今度は車庫から出れないところでした。

おまけ画像/笑激のバリウム画像
前回の「衝撃の衝撃映像」でジャンプ失敗で腰から落ちて整形外科へ行ったのですが、3カ月以上経って突然うずいたので、念のためもう一度「診てもらえなかった」整形外科へ行きました。
レントゲン技師さんも覚えていてくれて「今日はバリウム飲んで無いよね」と確かめて再レントゲン（左写真）。
５月にとった写真（右）と並べてスマホ写真まで撮らせていただきました。
右写真の真ん中あたりの袈裟懸けの真っ白なのがバリウムです。バリウムって３日経ってもお腹に居残ってるんだ！・・・（下剤飲んでみんな出て行ったと思っていたのに！）
鮮明な写真でお医者さんの判定の結果、特に問題無しとのこと。安心しました。。
追伸：
スキー旅行なのにスキーの写真1枚だけの旅行記となってしまいました・・。

この旅行記へのコメント （8）

• かれんさん 2024/03/24 07:12:37

  nksssさん　おはようございます！

  いつも　つたない私の旅行記を見てくださり　ありがとうございます。娘さんに　運転指導　いいですね。私の娘は　先ごろ　運転免許を自主返納しました。私自身には　免許がないので、もっぱら　旅行には　交通機関を頼っています。元気であれば、まだまだ　旅行が楽しめます。お互い　健康でいましょうね！今後とも　よろしくお願いします

  nksssさん からの返信 2024/03/24 22:08:33

  かれんさん　こんばんわ！

  いえいえ、こちらこそお世話になっています。
  なんとうちの娘は免許取るのに1年以上もかっかったんです。便利なところに住んでいると車は必要無いから、必死に取ろうという気持ちにかけていたのかも・・・。
  こちらとしては、将来はいろいろと送り迎えしてもらいたいので、なんとか雪道・山道でも安心して運転できるようになってもらいたいです。
  では、またちょくちょくお邪魔させていただきます。
  nksss

• ねもさん 2024/02/28 21:25:12

  ニセコ

  nksssさん　お久しぶりです。
  今のニセコと私が知っている昔のニセコの対比が面白いです。宿の食事が美味しそう！
  カツカレー3,200円(；∀；)　私なら、カップヌードルとお湯を持参して、ゲレンデで自炊かな(笑)
  
  悪天候は残念でしたが、愛しのお嬢さんとご一緒で気分最高と推測します。
  なんか全国的にスキー場がかなり混雑のようで、今季は娘とのスキー見送りました。

  nksssさん からの返信 2024/02/29 00:57:46

  Re: ニセコ

  ねもさん
  ご無沙汰しております。
  ニセコにもやっとスキー客が戻ってきて、久しぶりに「リフト待ち」を体験しました。比羅夫地区はもちろん、ニセコ付近のホテルや旅館はバブる復活で入力間違ってるんじゃないかという価格でしたが、望羊荘は昭和時代の値段でしたので助かりました。
  志賀高原や白馬や安比などいろいろと行かれているようで羨ましいです。
  今回は旅行記に乗せてませんが、小樽の家から10分の朝里川温泉スキー場にも行ってきましたが、こちらは外国人もおらずリフト待ちも無でした。
  地球温暖化で雪が無かったり冷や冷やした今シーズンですがGWまで何とか持ってほしいものです・・・
  nksss

• picotabiさん 2024/02/24 15:59:42

  いいもの見させていただきました

  nksssさん　こんにちは
  
  ニセコ、雪質いいですよね
  ウィンタースポーツはずいぶんまえに卒業してしまいましたが
  スノボに以前はまりまくっていて、関東住みになってしまってからも
  ニセコにはたまに行っていました。
  
  で、ゲレ食のカツカレーのお値段。驚愕です・・
  やっぱそうなってしまいますよねぇ・・　そんななか望羊荘さんのお食事のお値段、ほんとうにありがたい! しかも一泊1万円?二食つき?蟹鍋?　すごーい
  
  スキーの写真はあまり撮れなかったかもしれませんが、楽しかったのは十分伝わってきましたよ。小樽の雪もすごい・・ぱふぱふですね
  
  最後のバリウムのお写真もなかなか見られないもので大変勉強になりました。
  襷掛けみたいになってるのは腸なのでしょうか。驚愕です

  nksssさん からの返信 2024/02/24 22:45:11

  Re: いいもの見させていただきました

  picotabi様　こんばんは。
  コメントと「いいね」ありがとうございます。
  「いいもの」なのか「げてもの」なのか分かりませんが 、変なものをアップしてしまって申し訳ありません（^^）
  バリウム画像は、撮影のタイミングからして大腸のような気がするのですが、右側が高い位置にあり胃の位置のようにも見えます。
  レントゲン技師さんの話しでは、バリウムが何日か残る事例がたまにあるらしいです。でも3カ月後の画像では綺麗さっぱり無くなっていたので、腰と共に安心しました。
  
  地球温暖化のおかげで、ニセコでも昔のようなパウダースノーは減ったようにも思えますが、お客さんはコロナも収束して夜の望羊荘以外には戻ってきたような感じです。（昼間は大繁盛！）
  望羊荘はニセコバブルとは関係なく末永く営業していてほしいと心から願っております。
  nksss
  

• こたままさん 2024/02/23 19:21:29

  小樽の雪すごっ！バリウム画像もすごっ！！

  nksssさん
  こんばんは！
  今年もお嬢さまとのニセコスキーを堪能されて、良き新年のスタートとなられたたことでしょう。
  
  真冬のゲレンデ、寒そうですね~((((*_*)
  吹雪の中のリフトなんてゴンドラ見えてるのに何であっちにしなかった？？？と思いましたよ。
  …からの望羊荘のストーブは、とても力強い炎で暖かそうです。
  コークス燃料は初めて聞きました。
  エアコンとか石油ストーブなどでは事足りないのでしょうね。
  
  広~い望羊荘に一組だけなのもとても贅沢ですね。
  昭和的テーマパークコテージを貸し切ったと思えば72万円の価値アリ、大富豪に負けてませんよ。
  おっきなカニの足と爪の入ったカニ鍋も美味しそう！です。
  
  で、サラッと「米子でカニをたらふく食べた」とか書いてらっしゃいますが、聞き捨てなりませんね。
  羡まし過ぎです≡・x・≡
  そちらの旅行記のご予定はないのでしょうか？
  こたまま
  
  

  nksssさん からの返信 2024/02/23 23:31:26

  Re: 小樽の雪すごっ！バリウム画像もすごっ！！

  こたまま様
  ご無沙汰しております。
  nksssです。今年も何とか娘のスケジュールを無理矢理キープしてニセコスキーでスタートできました。
  しかし最近はなかなか天気に恵まれません。
  猛吹雪で山頂リフトはすぐに止まってしまったので、ニセコ全山滑れる二日券を買ったけれども、隣のスキー場（ニセコビレッジ）は1本のみ・隣の隣（ニセコアンヌプリ）は到達不可のため滑ることができませんでした・・・
  また、小樽への帰り道では大雪警報が出ていて、除雪車が来なければ危うく立ち往生しそうな感じでした。
  
  望羊荘は大手旅行サイトには登録していないし、車では行けない、夜に飲みにバブルな比羅夫坂にも行けないので、ニセコの穴場になっています。
  ちなみに北海道ではエアコンで暖房すると、電気料金で破産するので、主に石油スト―プです。望羊荘までは冬は給油車がこれないので、たぶんリフトでコークスを運んでるのかと勝手に想像しています。
  
  米子のカニは食べるのに忙しくて写真が取れなかったので次回に回します・・・・。
  
  おまけのバリウム画像も楽しんで頂けて嬉しいです（＾＾）
  
  nksss