富士と桜を味わう＆ちょっぴりリニアも

2022/04/12 - 2022/04/12

SNS映えする富士山と五重塔が一緒に画面に収めることができる新倉山浅間神社。シーズン中は大混雑するということで夜明け前からの待機と日の出後の美しさ、訪問を検討されている方へのアドバイスをまとめてみました。
その後は周辺の道の駅を回りつつ道志みちを経由してリニア見学センターへ。こちらの様子も紹介していきます！

エリア 山梨

時間は朝の4時半。やってきたのは山梨県の新倉山浅間神社。
数年前にSNS映えで一躍有名になった桜と五重塔と富士山を一緒に収めることができるスポットがあるということで遠路はるばるやってきました。

かなり有名になったこともあり、日中時間帯は駐車場に入るための渋滞が周辺道路にまで延びる始末。朝早い時間なら多少はマシかなと思い夜明けを目指して登山を開始します。(登山というよりかはひたすら階段で約400段あるので訪問予定者はそれなりの覚悟をもっておくのが良さそうです)

ずーっと富士山には背を向けて登っていく形になるのですが、途中でふりかえるとこんな景色が。雲一つない快晴で期待に胸が躍ります。

富士山 自然・景勝地

えっちらおっちら登ること10分。ようやく展望台に到着しましたー！

あとは太陽が昇ってくるのを待つばかりですが、このタイミングでも周囲には20名以上の同業者が。みなさん、三脚にカメラを括り付けて日の出の瞬間を待っているようです。
後からもどんどんやってきて、展望台は徐々に足の踏み場がなくなってきました・・・(ほぼ全員が三脚を使っているため、通常よりもスペースを使ってしまうのです)

新倉山浅間公園 公園・植物園

おぉーっと！？
ここで雲が乱入か！？

こーれはちょっとどころか、かなりいただけないですねぇ・・・


周りからもため息が聞こえてきます?

ただ、この日は運よく風がありサーっと流されていきました。

綺麗に撮れるのはありがたいのですが、風があると新たな雲が入ってきそうでそこがすこしばかり気になるところです。

到着してから待つこと40分ほど。
ようやく日の出の時刻を迎え、富士山の頂上から徐々に太陽の日に照らされていきます。
その姿はなんと神々しいか・・・と思ってしまうほど。周囲にはシャッター音がいつまでも響き渡ります。

展望台は階段状になっており多くの人を収容できるようになっているのですが、人気の最前列は同じ人が独占状態で後から来ると入る余地なしという状態。個人的にはどこで撮ってもそこまで構図に変わりはないのですが、こだわりたいという方はとにかく早い時間に到着するのは必須です。

そこから更に15分ほどたち、私たちがいる場所にも太陽の陽がまわってきました。
塔の位置の関係で手前側までは陽が当たらないので、構図を工夫するとより良い1枚にすることができそうです。

それにしても、文句のつけどころがない快晴。遠方から訪れる人が多いと思いますが、開花具合も含めてここまで綺麗に見られるかどうかは運になってしまうのが悩みの種ですね?

時刻は朝5時50分を過ぎたタイミングで一度全員撤収せよとの指示が警備員から出されました。どうやら、朝6時からは事前に予約した人のみがこの場所に立ち入ることができるようになっているとのこと。「それじゃあ一般人は？」となるのですが、予約対象が6-8時となっておりそれ以降は入替制で入ることができるのでご安心を。
「長い待ち時間なく入りたい！」という方には(事前予約が)オススメの
方法かもしれません。

写真のように展望台は5段構成。一度に多くの人数が撮れるように整備してくれているので、焦らず順番を待って、譲り合いの心を持ち合わせていきたいところです。

時間になり一度追い出されたので別の場所から。

手前の桜と雄大にそびえ立つ日本の宝・富士山。
日本に生まれてきて良かったとさえ思える瞬間です。

いや～、どう切り取っても絵になりますね?

塔までは全てが階段というわけではなく、回り道にはなりますが緩い坂道で桜を楽しみながら歩いて向かうこともできるようになっています。

一度、外に並びなおしもう一度展望台へ。
太陽はすっかり回り、手前側は真っ暗になっていました(苦笑)

やはり朝早い時間というのは勝負なのだなと改めて実感します。。。

展望台も(予約時間終了後も)入替制となっているので、出入り口が別になっている・警備員の誘導が的確でルール破りができないようになっているなどしっかりやっているなという印象を受けました。
日本人だけではなく外国人も来ることから、お互いルールを守れる仕組みを作ることは大切だなと思うところです。

ちなみに、事前予約制による入場が終了すると一般客が入ることができるのですが、入替制とはいえかなりの待ち時間になっていたのが印象的でした。軽く1時間くらい待つような人もいたんじゃないかな・・・？(ちなみに時刻はまだ朝の8時過ぎ)

階段を降りるだけでは味気ないので、遊歩道を経由しながら下山することにしました。
「どれだけ桜の木を植えとんねん！！！」とツッコミを入れたくなるほどの圧倒的な量。でもその多さが満足度の高さにつながっているのかもしれませんね。

桜だけではなく富士山も顔をのぞかせます。

朝は時間がなかったので帰りに本殿へと立ち寄り。
「良い写真を撮らせていただきありがとうございました！」とお礼を伝えて外へと向かいました。

神社の鳥居越しに望む富士山。
構図は良いなと思うのですが、手前が日陰で真っ暗に・・・(苦笑)

駐車場では料金の1,000円を支払い、残していた周辺の道の駅スタンプ収集へ。
正直、あんまり書くことないんですよね・・・
特色がある場所もありますが、大体は地域の物産店とレストランがあるくらいなので、、、

道の駅 かつやま 道の駅

そのまま富士五湖から離脱し道志みちを東進。山梨県内では最東端にある道の駅「どうし」へ。
ここも桜が綺麗に咲いていました?

道の駅 どうし 道の駅

道志みちはツーリングに人気の場所ということもあり、平日の昼間でしたが多くのライダーの姿が。

お互い事故がないように安全運転で行きましょう！

小休憩をはさみつつ次に立ち寄ったのは中央道の谷村PA。
ここで遅めの昼食を取ることにします。

谷村パーキングエリア 道の駅

「高速のPAなんて高いんでしょ・・・」と思っていましたが、意外と安くラーメンが600円台～、定食でも700円～と嬉しい誤算。
種類も多く美味しく頂戴しました！
(料理の写真は撮り忘れました。すみません）

谷村パーキングエリア(下り) フードコート グルメ・レストラン

谷村PAを出て最後に立ち寄ったのはこちら「リニア見学センター」

某県知事とのトラブルが盛んに報道されている中ですが、こちらでは建物脇にある実験線をリニアが通過する様子を見ることができる他、リニアモーターカーの仕組みや鉄道ジオラマなど子供から大人まで楽しめる施設となっています。

山梨県立リニア見学センター 美術館・博物館

建物に入ると出迎えてくれるのはリニアの先頭車両。
これまで映像でしか見たことが無いのでいきなり大興奮！

まじまじと見ると、近未来的な乗り物だな～と感じるところです。

やってきたのはジオラマのエリア。
中央にドーンと構えているのは山梨県駅。確か仮称で同じ名前が使われていますがそれを模しているのでしょうか・・・？

街中のレイアウトも精巧に作られており、よく見ると右下では大名行列が行われています???
リニアが走る時代に大名行列・・・ シュールでしかないですね(笑)

ミニリニアの体験ということでこんなものもありました。
実際にレールの上を「走らない」のでめっちゃ面白そうでしたが、一人で恥ずかしかったので遠慮・・・

他にもリニアの技術「超電導」に関する実演や映像シアターなどもありましたが、やっぱりメインは実際に走っているリニアをこの目で見ること。

訪問日は運が良かったようで、すぐ脇にある実験線を5-10分に1回というかなりの高頻度で通過していく様子を見ることができました。スタッフ曰く「1回も走らない日もあるし、朝に1回だけなんて日もあるのでみなさんラッキーですよ～」なんて話も。通過する数分前には全館放送で教えてくれるという神対応でみんなが見学できるようにしてくれていました。
(走行時間については公開されていませんが、日程については同センターのHPに掲載されているので事前に確認してからの訪問がオススメです)

実験線自体もほぼトンネルで地上に出る場所はかなり限られているのもこうした画面から分かりますね！

いよいよやってきます・・・！











※何度も往復しているので上野原市側からやってきた際に撮影しています。悪しからずご了承ください。

ビューーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

・・・いや、ほんとに一瞬です。1秒ちょっとで目の前を通過してしまうので瞬き厳禁です！
(我ながらよくカメラで撮れたなぁと感心してしまいました(笑))

建物の東側は少しではあるものの開けているので、トンネルを過ぎ橋を渡ってくる様子を見ることができる・・・かも？

最後に入り口部分に置いてあったリニアの車内へ。
座席は既存の新幹線と変わりなさそうですが、実際に量産化された際にどうなるのかが今から楽しみです！

地震などの災害時における避難方法などまだまだ課題は多いと思いますが、技術革新につながることは間違いないので今後も頑張って開発を進めてほしいなと。アクセスも悪くはないので山梨観光のついでに立ち寄ってみるのも面白そうです。


今回は新倉山浅間神社の忠霊塔＆桜＆富士山とリニア見学センターの様子をお届けしました。
これから訪問を検討されている方にとって少しでも参考になれば幸いです！