飲茶を堪能する香港・マカオ3連休一人旅

2023/12/09 - 2023/12/11

「飲茶（やむちゃ）を食べたい」

最近この欲望に駆られていたところ、たまたま月曜日に有休を取れることになり、土日と合わせて2泊3日で香港・マカオを巡る弾丸一人旅に出かけてきた。
コロナ前の中国駐在中は頻繁に香港を訪れていたが、約3年ぶりの香港（＋マカオ）。
3日間香港とマカオで、名店からローカルまで思う存分に飲茶を食べ歩いて過ごした。
やはり本場の飲茶は美味しい！

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

2023年12月9日。今回は朝6時35分発の香港エクスプレス（LCC）に搭乗。

この便に乗るためには始発電車では間に合わず、かといってタクシーや前泊だと大金がかかってしまう。

私は9時に寝て深夜2時半に起き、都内の自宅からシェア自転車に乗って羽田空港に向うことにした。
自宅そばのシェア自転車のスタンドに向かい、アプリで予約した電動自転車に乗車。そこから1時間15分かけて（思ったよりも早く着いた）羽田空港の第3ターミナル付近の駐輪場に向かった。都内から羽田の早朝便に乗る際、このシェア自転車戦法は意外におすすめだ！

午前4時前にチェックインを済ませ、制限エリアで待機。搭乗開始時刻には日が上り始めた。朝日と共に今回の香港旅行はスタート。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

香港エクスプレスに5時間ほど乗って香港国際空港に到着。半袖でも十分なくらい暖かい。いや、暑い。3年ぶりの香港到着。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

到着したターミナルからシャトル電車に乗って入国審査のターミナルへ向かう。ユリカモメと同じ自動運転スタイル。

無事入国審査を済ませ、香港上陸！
空港はクリスマス仕様になっていた。

ここからエアポートエクスプレスに乗って香港島に向かう。

エアポートエクスプレスの車内。
乗車率は3割ほどだった。

エアポートエクスプレスから見えた風景。
狭い平地に高層マンションが立ち並ぶのが香港あるあるだ。

エアポートエクスプレスの香港駅を出て、中環（ツンワン）付近を散歩。
いかにも香港らしい景色が広がっていた。
ここから徒歩で飲茶の名店「居香蓮」へ向かう。

トラムと高層ビル群。

途中、路地裏におしゃれな壁画が書かれていた。

ビルの隙間からカラフルなビルが見える。

香港は選挙シーズンのようで、いろんな候補者の演説が行われていた。

日本の選挙ポスターよりもスタイリッシュ。

この派手な色とごちゃごちゃしている感じが香港ぽくていいな。

蟹推しの看板。
上環（ションワン）のこの一角だけやたら蟹のお店が多かった。

が、ここでアクシデントが発生。
なんと飲茶の名店「居香蓮」が超満員で全く入れず・・・

居香蓮をあきらめて、ネイザンロードの「倫敦大酒楼」に向かう。

倫敦大酒楼に到着するも、こちらも席がいっぱい。
店員さんに1人座れるところあるか？と聞くと、日本から旅行にいらしていた日本人女性お2人と相席させてただくことになった（このお店の飲茶の注文の仕方を教えてくれてありがとうございました！）。

倫敦大酒樓 (ロンドンレストラン) 中華

自分の大好きな飲茶の一つ、大根餅をカウンターで注文。
ジャガイモのようにほくほくしていてとても美味しかった！

続いてエビ餃子をワゴンで注文。
これもエビのうまみが詰まっていてとても美味しかった！
やっぱり本場の飲茶は美味しい。

ちなみにこれが注文票。
あらかじめ商品ごとに価格のランクが決まっており、注文するとおばさんがハンコを押してくれるスタイル。これを基に会計を行う。

相席させていただいたお二人と別れ、一人尖沙咀のアベニュー・オブ・スターズへ向かった。何度見ても香港島のビル群は圧巻。でも日本企業の広告が年々少なくなっているのは残念なところ・・・

狭い平地にこれでもかとビルがひしめき合っている。

このアベニュー・オブ・スターズの裏側にはデパートのK11がオープンしており、積み木のような面白い形をしていた。

K11 Musea ショッピングセンター

3年前は工事中で見れなかったブルース・リーのモニュメント。
やっと見ることができた。

ここからスターフェリー乗り場へ向かって再び香港島へ。
入口にはチケット購入の長蛇の列ができていたが、自分はオクトパスカード（香港版Suica）を持っていたのでスルー。ほぼ待たずに乗船できた。

スターフェリー (天星小輪) 船系

スターフェリーの車内。
レトロな感じで趣がある。

スターフェリーから香港島を望む。

15分ほどで香港島に到着。対岸にはスカイ100が見えた。

スターフェリーを降りたところから徒歩で「港澳碼頭」に向かい、マカオに向かうジェット船に乗車。普通席で190香港ドル（3500円くらい）だった。まあ揺れる揺れる。結局1時間ほど揺られてマカオに到着。

香港 港澳碼頭 船系

今回は港の目の前にある「金龍酒店」に宿泊。
ホテルの目の前にある食堂で水蟹粥を食べた。
蟹のダシが効いていてとても美味しかったが、蟹の身に食べるところがあまりなかったのは残念。完全にダシ用の蟹のようだ。

翌朝、マカオの市街地を散歩してみた。
カジノ以外のローカルな一面もマカオにはある。

マカオの交差点の信号待ち。
ビルも看板も、この雑多な感じが絵になる。

マカオには薬局がやたら多い。
陳列の仕方もカラフルで面白い。

ポルトガル風の古い建物が並ぶ「新馬路」からホテルリズボアが見えた。

新馬路（亞美打利庇盧大馬路） 散歩・街歩き

街を歩いていたらマカオの歌謡ショーのポスターを見つけた。
ベテラン勢が勢ぞろいする中、右下の唐突な「Fatao」が異色を放っている。
彼のTシャツには「TAKE ME OUT FOR A WALK（私を散歩に連れてって）」と謎のメッセージが書かれている。

マンションが連なるマカオの街角。

ちょっと朝ごはんがてら、地元民でやたらと賑わっていたローカルのお店「添發茶館」でシュウマイと牛肉を蒸したやつを食べた。
地元民で賑わっているだけあって、なかなか美味しい！

飲茶を食べた後、再びマカオの街を進む。

マカオの「白鴿巣公園」の頂上から街を見下ろしてみた。海の向こう側に見えるのは中国の珠海だ。

再びマカオの住宅街を潜り抜けていく。

途中、壁一面が黄色のエリアにでた。
なぜか出店では日本のアニメグッズが売られており、やたらとカードキャプターさくらのフィギュアなどが売られていた、マカオでも人気なのかな。

ポルトガルっぽい壁。みんな記念写真を撮っていた。

塩気のあるものを食べたからか、なぜかアイスクリームが食べたくなった。
ネットで調べたところ、マカオには「記禮」というアイスクリームの名店があるらしく行ってみることに。

店内はなかなかレトロな雰囲気だ。

自分はメロンアイスを注文。甘すぎずさっぱりとした味わいで美味しかった！

アイスを堪能した後は、今SNSで話題の東望洋街へ向かった。
ここは住宅街の間からホテルリズボアがいい感じに見えることで有名になった映えスポットだ。

自分も若い女の子たちと同じく写真を撮ってみた。なかなかの迫力。

ホテルで少し休んだ後、金龍酒店の4階にある金龍軒で飲茶を注文。
エビの蒸餃子と小籠包を食べた。やっぱり本場の飲茶は美味しい！

ゴールデン ドラゴン ホテル ホテル

しばらく昼寝をした後、夜ご飯を食べにマカオの街へ。
バスから見たセナド広場はクリスマス仕様になっていた。

セナド広場 広場・公園

まず向かったのはマンゴースイーツで有名な「楊枝金撈（ヤムジーガムロー）」。

看板メニューのマンゴーアイスとマンゴー、タピオカなどが入ったやつを注文。さっぱりとした甘さでとても美味しかった！。

順番が逆なような気もするが、続いてメインの主食を食べに行く。先ほどのお店のそばにはお粥や麺の名店、「六記」もあったが、混んでいたため断念。

結局、ワンタン麺の名店「黄枝記」の本店の席が一つだけ空いており、そこで食べることに！

黄枝記粥麺店（本店） 地元の料理

まず挙げワンタンを注文。サクサクしていておいしい。あとこのチリソースがよかった。

続いて名物のワンタンメンも到着。
さっぱりとしたスープで、麺にコシがありとても美味しかった。
この日の食べ歩きはここで終了。お腹いっぱいになった。

翌朝、朝6時に起き、金龍酒店の近くのバス停から路線バス102Xに乗り、港澳珠大橋へ向かう。マカオの出境を済ませた後、専用のバスに乗り橋を渡って香港に向かう。

この橋は世界一長い橋なんだとか。結局40分ほど走って香港に到着。
香港の入境手続きを済ませた後、香港の路線バスに乗り香港国際空港へ向かった。
10時50分発の香港エクスプレスで東京に帰る。

香港国際空港に戻ってきた。

出国審査を済ませた後、最後の飲茶、「腸粉」を食べる。これはチャーシューなどを小麦粉のクレープで巻いたもの。

香港国際空港には展望台があり、飛行機の離着陸を目の前で見ることができる。

ちょうどキャセイのボーイング747が轟音と共に飛び立っていった。
これで弾丸の週末旅行は終了。

最後まで閲覧いただきありがとうございました！