原宿界隈散歩

2023/08/29 - 2023/08/29

「歴史と文化の散歩道」は、都内に残されている歴史的・文化的資源を系統的に結ぶ散歩道として、昭和５８年から平成７年にかけて東京都が整備しました。
原宿界隈散歩コースは、「歴史と文化の散歩道」の中の渋谷コースの一部です。
東京メトロ千代田線表参道駅前に「表参道」交差点からＪＲ山手線渋谷駅までの約２．７㎞の散歩道です。
人気の原宿、渋谷近辺で、繁華街の喧噪と点在する史跡を味わいつつ歩きます。

エリア 原宿(東京)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

「表参道」交差点の一角に昔からある商店、山陽堂。
訪問時はポスターで隠れていましたが、壁に谷内六郎の壁画があることで有名です。
店内にギャラリーもあります。

ギャラリー山陽堂 美術館・博物館

「表参道」交差点近くにある秋葉神社。
青山の鎮守です。
ビルに飲み込まれそうなロケーションが面白い。

秋葉神社 寺・神社・教会

表参道のすぐ裏にある善光寺。
山門は１６０１年のもの。

善光寺 寺・神社・教会

善光寺本堂。
善光寺は信州善光寺の別院です。

善光寺 寺・神社・教会

「表参道」交差点から始まる表参道。
両脇にある灯籠で、ここが名神宮の表参道であることを思い出します。

途中の歩道橋からの表参道の眺め。
冬のイルミネーションはここから見るのがベストです。

表参道に昔からあるキディランド。
子供が小さい時はよく行きました。

表参道の同潤会アパート。
表参道ヒルズができる前は、今のヒルズのエリアはこのような古めかしいアパートが並んでいました。
原宿なのに味があって良かったんですが。
一部だけでも残されたのが救いです。

そしてできたのが表参道ヒルズ。

表参道ヒルズ ショッピングモール

表参道の南側、明治通りと平行して渋谷に向かいのがキャットストリート。
渋谷川が暗渠化された上に造られた通りです。
こだわりの強い、洒落た店が並びます。

原宿キャットストリート 市場・商店街

表参道を隔てて反対側、やはり渋谷川の暗渠の上の通りを中心としたエリアが裏原宿と呼ばれます。
こちらも若者受けする店が多数。

原宿のショッピングセンターといえばラフォーレ原宿。
昭和５３年（１９７８）からある老舗です。

ラフォーレ原宿 ショッピングモール

２０１２年開業の東急プラザ表参道原宿。
新参ですが、ラフォーレと張る存在感です。

東急プラザ 表参道原宿 ショッピングモール

竹下通りの東側にある、東郷平八郎を祀る東郷神社。
骨董市が有名でしたが、平成２１年をもって終了しています。

東郷神社 寺・神社・教会

原宿とは思えない風情ある池があります。
混んでいる竹下通りを避けて明治通りに抜けるのに便利な参道です。

東郷神社 寺・神社・教会

東郷神社拝殿。

東郷神社 寺・神社・教会

若者のメッカ、御存知竹下通り。
インバウンドも溢れています。

竹下通り 名所・史跡

ＪＲ山手線原宿駅前にそびえる新しいランドマーク、WITH HARAJUKU。
地上１０階建てのビルの中に１０数店の店舗と最大３００人収容可能なホールがあります。

２０２０年にリニューアルされた、ＪＲ山手線原宿駅。
リニューアルは仕方ないとは思いますが、昔の駅が好きでした。

原宿駅前にある明治神宮の第一鳥居。
こちらも２０２２年にリニューアルしました。
インバウンドの人たちのフォトスポットになっています。

「渋谷区神園町」交差点近くにある五輪橋。
１９６４年東京五輪の際、国立屋内総合競技場、選手村、岸記念体育会館など代々木エリアの施設と、国立霞ヶ丘競技場、東京体育館といった明治公園エリアを結ぶ道路整備の際、山手線をオーバーパスするために架けられたのが五輪橋です。
欄干の地球儀が目印です。

五輪橋 名所・史跡

明治神宮に隣接する代々木公園。
木々が多いので、散歩やジョギングに最適です。

代々木公園 公園・植物園

代々木公園から車道をはさんで対岸にある代々木競技場。
こちらも１９６４年のオリンピックの為に建てられました。
今見ても流線形のフォルムが格好良いです。

代々木屋内総合競技場 名所・史跡

代々木公園から渋谷公園通りに向かう途中にあるケヤキ並木。
その脇にあるＮＫＨホールでのコンサートを夢みながら、まだ売れていない頃のももクロのメンバー達が練習していた場所です。
今や、ＮＨＫホールどころか武道館も満杯にするスーパーアイドルですね。

渋谷にも史跡が点在します。
渋谷税務署近くにある二・二六事件慰霊像。
「昭和維新」を唱える青年将校らが政府要人を殺害した「二・二六事件」の犠牲者と処刑者を弔って建てられた観音像です。
２０１５年頃、なぜか女子高生の間で人気の告白スポットになっていました！！？

二二六事件慰霊像 名所・史跡

日本アムウェイ本社前にある国木田独歩居住跡。
作家国木田独歩が一時移り住んだ場所で、当時は小川や林がある自然豊かな土地だったそうです。

公園通り入口にあるＬＩＮＥ　ＣＵＢＥ　SHIBUYA。
渋谷公会堂が、ＬＩＮＥ株式会社の命名権獲得に伴ってＬＩＮＥ　ＣＵＢＥ　ＳＨＩＢＵＹＡに名称変更されていました。
建物も２０１９年にリニューアルしてスタイリッシュになりました。
個人的に、外タレのコンサートに初めて行ったホールなので思い出深いです。

LINE CUBE SHIBUYA 名所・史跡

渋谷公会堂から「神南一丁目」交差点を結ぶ渋谷公園通り。
昔から公園通りというとテレフォンボックスを思い浮かべます。

渋谷公園通り 名所・史跡

こちらも公園通りの象徴、渋谷ＰＡＲＣＯ。

渋谷ＰＡＲＣＯの裏手にあるスペイン坂。
ここにあった喫茶店の、スペイン好きの店主が坂の命名を依頼されて付けた名です。

渋谷スペイン坂 名所・史跡

渋谷ＰＡＲＣＯの南を東西に通るペンギン通り。
通りの名は単なるイメージのようです。

井の頭通りのＢＥＡＭというビルに裏手にある「竹久夢二居住地跡」碑。
画家竹久夢二が４年ほど住んでいた場所です。
誰も目にとめない碑ですが、碑のある通りは夢二通りと名付けられています。

いつの時代も若者が闊歩する渋谷センター街。
かつて「バスケットストリート」に改名したと記憶しますが、全く浸透しなかったので立ち消えになったのでしょうか？
コロナ禍の年を挟んでここ数年はハロウィンの騒擾でニュースを賑わせています。

渋谷センター街 名所・史跡

御存知、渋谷駅前のスクランブル交差点。
学生時代、この交差点の一角のビルの４，５階あたりにあった喫茶店から交差点を行き来する人の流れを見るのが好きでした。
最近は信号点滅もお構いなしに交差点の真ん中で写真を撮るインバウンドが散見されて危ないです。

スクランブル交差点からはいくつもの工事用重機が見えました。


渋谷駅前近くは、いつ来てもどこかしらで工事しています。
留まるところを知らない、進化を続ける街です。